持ち運びが出来るインターネットと言えばおそらくワイモバイル(旧イーモバイル)か、WiMAXを思い浮かべる人が多いかと思います。
どちらもモバイルルーターの先駆者で、特にLTEがなかった時代に重宝されてきました。
LTEが普及して動画もサクサク見れるようになりましたが、スマホのパケットで動画を見るとすぐに制限をこえてしまいます。そのため通信制限のないWiMAXやワイモバイルを使う人は多いです。
本ページではモバイルルーターで最も人気のあるワイモバイルのポケット型WiFiとWiMAXではどちらがコスパが良いか?をまとめたいと思います。
結論から言うとWiMAXの方がお得です。
キャッシュバック、月額割等のキャンペーンがあるだけでなく、解約条件もやさしいです。
ワイモバイルとWiMAXを比較する
さっそくワイモバイルとWiMAXを比較していきましょう。
ワイモバイルはネット使い放題の「Pocket WiFiプラン2」。
WiMAXは月額料金の安い「Broad WiMAX」「BIGLOBE WiMAX」の使い放題プランを選出しました。
各代理店が独自の価格とキャンペーンを行っています。
WiMAXの場合はキャッシュバックがあるプランもありますが、ワイモバイルがキャッシュバックを行っていないので月額料金割引キャンペーンプランで比較します。
比較項目 | Broad WiMAX | BIGLOBE WiMAX |
---|---|---|
月額料金(税込) | 1~2カ月:2,998円 3~24カ月:3,752円 25カ月目以降:4,412円 | 4,378円 |
キャンペーン | 月額料金割引 | 17,000円のキャッシュバックあり ※データ端末同時申し込み時 |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps | 下り最大1.2Gbps (W06の場合) |
通信制限 | 3日間で10GB | 3日間で10GB |
利用場所 | 屋内及び屋外 | 屋内及び屋外 |
契約期間 | 3年 | 1年 |
月額料金はBroad WiMAXが圧勝
最初の2ヶ月の料金はBIGLOBE WiMAXが安いですが、トータルではBroad WiMAXが段違いに安くなっています。
次いで安いのがBIGLOBEのWiMAX。ワイモバイルはキャンペーン期間が終了したWiMAXと同じくらいの価格水準となっています。
WiMAXのキャンペーンがなければワイモバイルも検討しても良いと思うんですが、価格面では明らかにWiMAXに軍配が上がります。

長期的に使うならどれか?
契約から3年経って最初の契約月を過ぎると月額料金が上がります。
では5年、10年使おうと考えている場合はどれが得かというと、その場合でも最も安いのはBroad WiMAX(月額4,413円(税込))となっています。
次いでBIGLOBEのWiMAX(4,818円(税込))、ワイモバイル(4,818円(税込))となります。3年以内でも、3年以降でもBroad WiMAXが一番お得です。
解除料金や解約条件を比較する
月額料金の次に気になるのが解約に関する条件、違約金ですよね。
こちらもそれぞれ表にまとめました。
プラン名 | 契約期間 | 解除料金等 (税込) |
---|---|---|
Pocket WiFiプランL | 3年で自動更新 | 10,450円 +機種代分割残額 |
Broad WiMAX | 3年で自動更新 | 12ヶ月以内:20,900円 13~24ヶ月以内:15,400円 26ヶ月目以降:10,450円 |
BIGLOBE WiMAX | 3年で自動更新 |
ワイモバイルのポケット型WiFiはWiMAXと比べて違約金が安いように見えますが、実は機器代金が分割払いになっているため、分割代金が払い終わっていないと残額を支払う必要があります。
たとえばWiFiプラン2で使用する機種・601ZTの場合、1,026円(税込)を36カ月の分割で支払うという形になっているので、契約期間を12カ月残して解約すると、解除料金10,450円(税込)に機種代金の残額12,312円(税込)が上乗せされ、22,762円(税込)が解約時に請求されます。
違約金はワイモバイルの方が厳しい
ワイモバイルは一見WiMAXと比べて違約金が安いように感じますが、3年以内に解約すると機種代がかかってしまうため実際はWiMAXより高いです。
WiMAXをちょうど1年で早期解約すると解約料は20,900円(税込)ですが、ワイモバイルの601ZTを1年で解約すると33,022円(税込)です。
契約更新月がワイモバイルの方が長い
契約期間はWiMAXもワイモバイルも3年で同じ。
ただワイモバイルは更新月(違約金が発生しない月)が2カ月あるのでその点においてはWiMAXよりも優しいと言えます。
WiMAXの更新月は1ヵ月間のみ。うっかり解約を忘れてしまうと解約料がかかるので注意が必要です。
対象エリアの比較
最後にそれぞれの対象エリアですが、どちらも人口カバー率90%を超えているためよほどの限界集落にでも住んでいない限りほぼエリアは対象内となるでしょう。
参考に関東地方エリアマップをで比較してみます。
ワイモバイルの対象エリア

青が無制限高速通信エリア(アドバンスモードエリア)、赤が標準モード(LTE)のエリアです。
WiMAXの対象エリア

WiMAXは最新規格であるWiMAX2+でもエリアがかなり広いので安心して使えそうです。
ただ、WiMAXはワイモバイルの標準モード(LTE)ほどエリアが広いわけではないので過疎地では全く繋がらなくなってしまう恐れもあります。
※WiMAXもオプションでLTEを導入することは出来ます。
まとめ・総評
これまでワイモバイルとWiMAXを比較してきましたが、以上をまとめると、
- 月額料金はWiMAXが安い
- 通信速度はWiMAXが速い
- WiMAXはキャッシュバックがある場合もある
- 解除料金はワイモバイルの方が厳しい
- 更新月はワイモバイルの方が長い
- よほどの限界集落でもない限り両方ともエリア対応している
となります。
総合的にWiMAXの方が買いであると言えますね。
WiMAXはまだまだユーザー数を伸ばしていて満足度も非常に高いサービスです。
ぜひご検討ください。