WiMAX

WiMAXのWi-Fiルーター機種はどれがオススメ?業界人が本音で解説

ポケットWi-Fiとして人気の高いWiMAX。現在多くの機種(ルーター)が発売されています。

「ネットで調べてもよく分からない」

「最新機種って結局どれを選べば良いの?」

と疑問に思っている人も多いでしょう。

今回は最新機種W06WX05・HOME L02・HOME01の4機種を中心に機能を紹介し、オススメのWiMAXルーターを解説します。

結論から言ってしまうと、持ち運びが出来るモバイルタイプ(W06とWX05)のものと据え置きたタイプ(HOME)のものでは大きく違いがあるものの、それ以外には大きな違いはありません・・・

よって「キャンペーンで選んでしまって良い」というのが結論です。

WiMAXのWi-Fiルーター比較表

WiMAXのモバイルルーターは大きく分類すると下記のようになります。

持ち運びできるタイプ

  • 「W」シリーズ(HUAWEI製)
  • 「WX」シリーズ(NEC製)

据え置きタイプ

  • 「HOME L」シリーズ(HUAWEI製)
  • 「HOME」シリーズ(NEC製)
ねとみ
ねとみ
なるほど。持ち運びタイプと据え置きタイプを中国系企業と日本企業がそれぞれ両方とも作っているんですね! 

下の表ではそれぞれの最新機種と現在でも取扱いのあるW05を比較しています。

厳密にいうと他にも古い機種はあるのですが、扱っているプロバイダーはごく少数なので性能的に比較する必要はありません。

機種名通信速度
(ベストエフォート)
特徴
W06
(HUAWEI)
下り:1.2Gbps
上り:75Mbps
・下り最速
WX05
(NEC)
下り:440Mbps
上り:75Mbps
・室内に強いWiMAXハイパワー対応
・長時間連続通信
W05
(HUAWEI)
下り:758Mbps
上り:112.5Mbps
・上り最速、下りも速い
HOME L02
(HUAWEI)
下り:1.0Gbps
上り:75Mbps
・据え置き型
・最大同時接続数40台
HOME 01
(NEC)
下り:440Mbps
上り:75Mbps
・据え置き型
・最大同時接続数22台
※ 5機種ともWiMAX2+/auLTE回線使用可能

WiMAXのルーターに大きな違いはないというのが本音

これはまさに業界人の本音なわけですが、正直WiMAXのルーター本体に大きな機能差はないと言えます。

実際に横に並べて同時に利用したこともありますが、違いがほとんどわかりません・・・

回線速度はどれもほとんど変わらない

上記表では回線速度に大きな違いがあるように見えますが、表記はいずれもベストエフォート(理論上の最大値)となっており、実際はほとんど違いがわかりません。

例えば最新機種の1つであるW06は下り最大1.2Gbpsとなっておりますが、もちろんそんなに出るはずもありません。

NECの最新機種、WX05は下り最大440Mbpsとなっており、W063分の1程度の速度となっていますが、実際の速度に3倍の開きがあるかというとそんなはずもなく・・・

実際に横に並べて使ってもW06の方が速いということはありません。

最大速度は「見せたいだけ」である

W06の下り最大1.2Gbpsは以下の条件を満たした状態での理論上の最大値となります。

最大1.2Gbpsの条件
  • 東京都、埼玉県、愛知県、大阪府の一部対応エリアで利用
  • ハイスピードプラスエリアモード(有料)、ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMO設定オンで利用
  • USB(Type-C)接続
  • 接続するWi-Fi端末もビームフォーミングに対応

これら条件を満たした上で、「技術的に可能」という数値が下り最大1.2Gbpsです。

もちろんこれらを満たしたからと言って1.2Gbpsの速度が出るわけではありません。

ただ購入する人(消費者)にわかりやすい数値を伝えたいがために「下り最大1.2Gbps」「業界初のギガ対応」という表記をするのです。

実測値はもちろん条件にもよりますが、最大値100Mbps程度の他のポケットWiFiと並べて必ずしも「速い」とはならないレベルです。

それくらい最大値は参考にならないのです。

最新機種、W06の詳細

2019年1月にHUAWEIから発売されたWシリーズの最新機種です。

W06の特長はWiMAX端末で最も速い通信速度を出せるというところです。

  • ハイスピードプラスエリアモード:
    下り最高1.2Gbps
  • ハイスピードモード:
    下り最高867Mbps

WXシリーズにはない最高速度を出すことができるのは、256QAM変調方式と呼ばれる同時受信できる情報の量を増やす技術のおかげです。

ただし上述した通りここに書かれている通信速度は、システム上の下り最大速度であり、ご利用機器や提供エリアの対応状況により異なります。

ねとみ
ねとみ
でも回線を束ねる特別な技術があるから速くなることは分かったわ

Speed Wi-Fi NEXT W06のポイント

「機種に機能差はほとんどない」

ということを踏まえてW06のポイントを解説すると、W06は専用アプリでWiMAXの操作が出来るところが特徴です。

ただ、正直WiMAX自体、電源の入切を除けばそれほど操作する機会がないので、あまり使う機会はないかなと思ってしまいます・・・

WX05の詳細

2018年11月にNECから発売されたWXシリーズの最新機種です。

現在WiMAX端末で2番目に新しい機種となっています。

下り最大440Mbpsの通信なので特別スピードが速いわけではないのですが、こちらの端末は送信パワーを約20%上げて通信品質を向上させるWiMAXハイパワーに対応しているのです。

このWiMAXハイパワーはWiMAX 2+通信では初めて採用された技術で、従来だと弱くなりがちだった室内の電波をより強く安定したものにしてくれるため、快適なインターネットを楽しむことができるようになっています。

 

小林
小林
WXが最高速度追求型、Wが安定通信追求型という違いなのか!
ねとみ
ねとみ
ただこれも体感出来るほど大きな差があるのかどうかは微妙なところです・・・

WX05のポイント

こちらも大きな機能差がほとんどないので、「ここが良い」という点は特にありませんが、強いて挙げるならばW06に比べてバッテリ容量が若干大きいです。

  • W06:3000mh
  • WX05:3200mh

なのでわずかな差ですが、バッテリ容量は重要な要素であり、明確な差であると言えるので取り上げました。

また、WX05は国内メーカーであるNEC製であり、NECは「安さ」よりも「信頼性」を重要視しています。

「国内メーカーの方が安心」と感じる方はWX05を選ぶと良いと思います。

自宅据え置きタイプ2つはどう違う?

据え置き型2タイプの比較に入る前に、持ち運びできるタイプと据え置き型の違いについて触れておきましょう。

それは同時接続可能台数の違いです。

持ち運び可能なW06は最大16台、WX05は最大10台までなら同時接続可能ですが、据え置き型のHOME L02やHOME 01は20台以上接続可能なのです。

小林
小林
端末はでかいし家でしか使えないから「何がいいんだろう?」って思ってたけどそういうことだったのか!
ねとみ
ねとみ
ただし台数20台は相当な数ですし、そこまで接続するなら光回線にした方が良いのではないかと思ってしまいます・・・

また有線LANを接続するポートもついているため、無線ではなくパソコンに直接つなげて使えるところも大きな違いです。

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据え置き型のデメリット

HOMEシリーズは据え置き型なのでコンセントに接続しないと使えません。

持ち運びできないのは当然デメリットですが、他に大きな問題がひとつあります。

それはW06やWX05のような液晶ディスプレイがないことです。

そのため、設定を変更する時にはスマホやパソコンのブラウザからWiMAX端末にアクセスしなければいけません。

HOME L02とHOME01の違い

据え置き型2タイプの目立った違いはほとんどなく、特筆するとしたら下記の2点です。

  • HOME L02(HUAWEI製)の方が下りが速い(最大1.0Gbps)
    ※同時接続数 最大40台
  • HOME01(NEC製)の方が電波の安定性が高い。一回り小型(75Mbps)
    ※同時接続数 最大22台

ただこれもいずれも「見せたいだけのスペック」であり、正直参考になりません・・・

表記されているスペックよりも製造しているメーカーの企業体質を考慮して選んだ方が良いかもしれません。

WiMAXの機種はプロバイダのキャンペーンで選ぶのが良い

ここまで説明してきた通り、WiMAXの機種選びについてはそれぞれほとんど大きな違いがないため、正直どれを選んでも問題ありません。

あくまで個人的な感想になりますが、一世代前の機種以降であれば普通に使っていて性能差をほとんど感じません。

更にもう一世代前(WX03くらい)になると、3日間で10GBの通信計測ができなかったりするので、不便さを感じますがW04、WX04以降であれば全く問題ありません。

それくらい性能差を感じないので、選ぶ際は金額(キャンペーン)で選んで良いと考えます。

どの機種を選ぶかによってキャンペーンが変わってくる

WiMAXのキャッシュバックキャンペーンはプロバイダによっては機種でキャンペーンが変わってくることがあります。

具体例を挙げるとGMOとくとくBBのキャッシュバック金額は以下の通りとなっています。

機種キャッシュバック
W0634,500円
WX0534,500円
HOME 0131,600円
HOME L0231,600円

※2019年10月現在のものです。

→GMOとくとくBBの公式サイトはこちら

持ち運びが出来るW06、WX06とHOMEタイプでキャッシュバック金額が違っています。

この場合持ち運びの出来るタイプ(モバイルWiFi)とHOMEタイプの違いなので、キャッシュバック金額のみで決めてしまうわけにはいきませんが、どちらにするか決めかねているのであれば、判断材料にしても良いと思います。

また、時期によっては同じモバイルWiFiタイプでもキャッシュバック金額が変わってくることがあり、特に型落ちのものはキャッシュバック金額が大きくなる傾向にあります。

そういった際には、機種にほとんど機能差がないので、キャッシュバック金額のみで選んで問題ありません。

まとめ

ポケットWi-Fiを購入する際は十分な比較検討が必要になります。最新機種になるほどスペックは上がりますが、あまり気にする必要はありません。

WX05は通信速度はW06に劣りますが、実測値はほとんど変わりません・・・

端末の性能ではなくキャンペーンで決めてしまったほうがわかりやすくてお得です。

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ねとみ
フレッツ光販売、電気通信事業会社の営業経験あり。 光回線やWiMAX、格安SIMなどについて解説しています。 ご意見、ご質問、お問い合わせはTwitterのDM、リプライでお気軽にどうぞ!
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