WiMAXは無線タイプのインターネットですが、フレッツ光やauひかりのようにプロバイダを選んで契約出来るようになっています。
代表的なものを挙げると
- ビッグローブ
- So-net
- GMOとくとくBB
といった光回線でもおなじみのプロバイダ業者がWiMAXを提供しています。

結論から言うとWiMAXのプロバイダはキャンペーンや月額料金に違いはあるものの回線速度や品質の違い、差はありません。

新規申込キャンペーンが大きく違う
WiMAXは、契約先によってキャンペーン内容が大きく異なっています。
※キャンペーンは予告なく変更される場合があります。
自分が重視するものが何かによって、選ぶべきプロバイダは変わってくるものです。
例えばWiMAXサービスの本家であるUQ WiMAXは、商品券がもらえるなどのキャンペーンが行われることはあるものの、キャッシュバック制度は基本的に取り入れていません。
月額料金の割引や高額なキャッシュバックを受け取りたい場合は、UQ WiMAXではなく他のプロバイダの新規申込キャンペーンを利用しましょう。
どこで契約しても、通信速度などのサービスに違いはありませんので、ご安心ください。
キャンペーン比較表
WiMAXのプロバイダのキャンペーンを比較すると下記の通りとなります。
種類 | 月額料金 (税込) | キャッシュバック | 備考 |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 1~2カ月:3,969円 2~24カ月4,668円 25カ月以降:4,668円 | 30,000円 | |
ビッグローブ | 1カ月目〜:4,378円 | 17,000円 ※端末同時購入時 | 機種代880円別 |
So-net | 1~12カ月3,700円 13カ月目以降:4,817円 | なし | |
カシモWiMAX | 初月:1,518円 2カ月目〜:3,971円 | なし | |
Broad WiMAX | 1~2カ月:2,999円 2~24カ月:3,753円 25カ月目以降:4,413円 | なし |
各社それぞれキャッシュバック金額や月額料金が変わってきますが、どれもだいだい似たり寄ったりです。
現状では僅かながらですが、GMOとくとくBBのキャッシュバック金額が大きく、お得であると言えます。
高額キャッシュバックキャンペーンのあるプロバイダ
キャッシュバック額を基準に考えると、GMOとくとくBBのWiMAXを契約するのが良いでしょう。とくとくBBでWiMAXを契約すると最大30,000円のキャッシュバックがもらえます。
この他には、ビッグローブやniftyもキャッシュバックのキャンペーンを頻繁に行っています。が、その中でもキャッシュバック額が最も高いのはとくとくBBです。
GMOとくとくBBのキャッシュバックは難易度が高い?
GMOとくとくBBはキャッシュバック金額が30,000円と他社に比べて非常に高いですが、その反面受け取る難易度もかなり高めです。
GMOとくとくBBでキャッシュバックを得る場合、まずとくとくBBのプロバイダメールを使える必要があります。
受け取りまでの流れを具体的に書くと、
- 11ヶ月後にプロバイダメールに案内が届く
- とくとくBBにログイン→Webメールにログインでメール確認
- キャッシュバック受け取り口座の入力
が必要です。
普段自分が使っているメールアドレスではないですし、そもそも受け取りまでに11カ月以上掛かるのでキャッシュバックをしっかり受け取っている人は少ない可能性があります。
詳細はこちらのページでまとめています。
月額料金割引キャンペーン
プロバイダによってはキャッシュバックではなく月額料金で還元しているものもあります。
キャッシュバックキャンペーンの場合、受け取れるのは約1年先で手続きをしないと貰い損ねてしまう可能性がありますが、月額料金割ならそういったことはありません。
確実に特典を受け取りたいという人は月額割キャンペーンを行っているプロバイダを選びましょう。
月額割キャンペーンを行っているプロバイダとして有名なのは、Broad WiMAXです。

料金、キャッシュバック以外の違い
月額料金やキャッシュバック以外にも、WiMAXにはいくつかプロバイダごとの違いがあります。
契約時に入手できる端末(モバイルルーター本体)の違い

WiMAXの電波を受信するモバイルWi-Fiルーターには、沢山の種類があります。
それらの中から好きなものを選べるプロバイダもあれば、指定されているため自分で選べないプロバイダもあるのです。
例えばUQ WiMAXの場合は最新機種のWX06, HOME02を申し込むことができますが、プロバイダによってはW06までしか申し込めないところもあります。
最新の端末のみを選択できたり、少し前に発売された機能が異なる端末を契約できたりと、業者によって内容は様々です。
ただし基本的に契約者数の多い大手プロバイダ(so-net、ビッグローブ、とくとくBB等)は取り扱っている機種はほぼ同じです。
解約方法も、プロバイダごとに異なっている
WiMAXは3年契約なので、もし契約更新月(解約月)に解約し忘れると契約中の端末のままもう3年自動的に契約が更新されます。
解約月以外のタイミングで解約すると10,450円(税込)以上の違約金が発生します。違約金の金額は全プロバイダ共通です。
それを防ぐためには3年ごとに訪れる解約月で解約する必要があります。
解約方法は、プロバイダごとに若干違いがあります。
例えばUQ WiMAXは、インターネット上で解約することができません。解約届を送ることで解約手続きが行われるしくみです。
とくとくBBやso-net等は、ネット上のマイページから解約が可能です。
ラクーポンWiMAXも、現在はマイページより解約手続きが可能。
意外にも本家のUQ WiMAXより他のプロバイダの方が、解約方法はかんたんなのです。
ビッグローブWiMAXから1年契約プランが登場!
2019年10月からビッグローブWiMAXから1年契約プランが登場しました。
- 契約期間は1年間
- 1年以内解約しても解約違約金は1,100円(税込)
と縛りがゆるく手軽に契約できるのが特長です。
ただし、
- 1ヶ月にかかる費用は税込5,258円(初月のみ無料)
(月額料金4,378円+端末代880円=5,258円。※25ヶ月目以降は端末代の支払いがなくなります) - 端末代金は880円 x 24ヵ月払い
となっているため、月額料金は安くはありません。
「試しに1年だけ使ってみたい」
「1年未満で解約するかもしれない」
という場合にビッグローブはおすすめできます。
キャンセルは原則可能だが期間が変わってくる
WiMAXは以前は一度契約するとキャンセルをすることが出来ませんでしたが、2016年5月からスタートした初期契約解除制度により、契約から一週間前後であれば契約をキャンセルすることが可能です。
キャンセルは解約とは違い、「契約をなかったものにする」ことです。なので当然キャッシュバックキャンペーン等も受けられません。
キャンセル出来る期間は各プロバイダによって変わってきます。
ビッグローブやso-net等は期間に定めがありませんが、おおよそ一週間前後となっています。
GMOとくとくBBの場合は20日間までキャンセルOKとしているので安心出来ます。
通信速度に違いはある?
WiMAXはプロバイダによって速度が違うのか?
という質問は多いですが、基本的にプロバイダによって速度が変わることはありません。
というのもWiMAXは光回線や格安SIMと違い、通信業者(プロバイダ)が回線を買い取って再販しているわけではないからです。
光回線や格安SIMの場合はプロバイダによって速度が変わります。通信網を所有している回線業者から回線の一部を買い取ってそれを再販しているため、買い取った回線(厳密にはデータ容量で買い取っている)に対してどこまで利用者に割り当てていくか、等で速度に差が出てくるのです。
例えば100GBを100人に割り当てているA社と同じ100GBを150人に割り当てているB社ではB社の方が回線速度が劣ってしまうというイメージです。
しかしWiMAXの場合、キャンペーンを除く
- 月額利用料(キャンペーンを除けば同じ)
- プランの種類(ギガ放題または7GB)
- セット端末(販売状況によって変わることはある)
等がプロバイダによって変わるわけではないため、これら3点に関してはあくまで窓口としての違いしかないのです。
サービスの品質をプロバイダが独自に変更することが出来ることになっていれば品質を落として料金を安くすることや、7GB、無制限プランの他に3GBや5GBのプランを出すプロバイダが出てくるはずです。
格安SIMは各社様々なプランを自由に設定していますが、WiMAXはどこで契約しても基本的なプランは同じです。
利用できるエリアも同じ
電波が同じなので通信エリアも契約したプロバイダによって変わることはありません。
料金が安いプロバイダで契約したから電波が悪いなんてことはWiMAXの場合はないのです。
どのプロバイダで契約してもUQ WiMAXの公式サイトで公開されているエリアマップと同じです。
通信エリアは機種、契約内容で変わる
WiMAXは現在以下3つの回線があります。
- WiMAX2+(現在主流)
- 旧WiMAX(現在縮小中)
- au LTE(オプション)
どの電波が利用できるかは、モバイルルーター本体によって変わってきます。
このうち現在メインで利用されているのが下り最大1.2GbpsのWiMAX2+です。これは現行最速機種のW06を利用した場合の最大速度ですが、旧機種のW05でも最大758Mbps、WX06、WX05でも最大440Mbpsの速度が出ます。
旧WiMAX回線はWiMAX2+が普及する前の回線で、現在縮小傾向にあります。古い技術のため、新しいモバイルルーターでは利用が出来ません。
au LTEはオプション(月額1,105円)で付帯出来る回線です。利用できるエリアはWiMAX2+よりもずっと広いですが、月間7GBの制限があります。

いずれの回線もプロバイダによって変わってくるわけではなく、利用する機種や契約内容(au LTEオプションの有無)によって変わってきます。
おすすめプロバイダ4選
最後にWiMAXを契約する上でおすすめのプロバイダを紹介します。
これまで解説してきた通り、WiMAXはプロバイダによって品質が変わるわけではないので月額料金が安かったり、キャッシュバックキャンペーンが魅力的なプロバイダがおすすめです。


料金(税込) | 1~2ヵ月2,079円 3~36ヶ月目4,389円 37ヶ月目~4,444円 (初月:日割り) |
---|---|
速度 | 上り:112.5Mbps 下り:758Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約手数料 | 3年間 (36ヵ月) |
違約金 | 1~12ヵ月目:20,900円 13~24ヵ月目:15,400円 25ヵ月目以降:10,450円 |
WiMAXは、大容量プランでも安く利用でき、20GB以上使う方におすすめのモバイルWi-Fiです。
WiMAXは専用回線を持っているので通信の安定性が高く、モバイル回線よりも高速での通信が可能となっているので、速度も高速で安定しています。
料金が安いだけでなく、端末料金も一切かからないのでお財布に優しいモバイルWi-Fiです。
WiMAXは申し込み窓口でキャッシュバックなど特典内容が変わるので、申し込みの際には注意が必要です。


料金(税込) | 4,378円 |
---|---|
速度 | 上り:13.52Mbps 下り:53.59Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約手数料 | 1年間 |
違約金 | 1,100円 |
最初の2年間は、月額料金4,191円に端末代金の880円が足された5,071円となります。
端末代金は2年間の分割払いとなっており、3年目以降は支払う必要はありません。
そのため、3年目以降の月額料金は4,378円のみとなります。
最低利用期間は1年間となっており、1年以上利用すると、いつでも違約金なしで解約ができ、1年以内の解約にかかる違約金は1,100円(税込)です。
他のWiMAXは、通常1〜2万円程度の違約金が発生していたので、かなり負担が小さくて利用しやすくなっています。


料金(税込) | 4,708円 |
---|---|
速度 | 上り:112.5Mbps 下り:758Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約年数 | 2~3年 |
違約金 | 0ヶ月目~12ヶ月目: 契約解除料20,900円(税込) 13ヶ月目~24ヶ月目: 契約解除料15,400円(税込) |
Broad WiMAXは、WiMAXの正規プロバイダの1つであり乗り換えキャンペーンがあることが特徴です。
他社から乗り換え時に違約金最大19,000円キャッシュバックしてもらえるので、違約金がネックになっている方には特におすすめです。
申請6ヵ月後には、キャッシュバックを受け取れるので、早くキャッシュバックを受け取りたい方におすすめです。


料金(税込) | 利用開始月:無料 1~12カ月目:3,700円 13か月目以降:4,817円 |
---|---|
速度 | 上り:50.0mbps 下り:150.0mbps |
契約手数料 | 無料 |
契約年数 | 2~4年 |
違約金 | 1 年目 (サービス開始月から、翌月を 1 か月目とした 12 か月後の月末まで):20,900 円 2 年目 (13 か月目から 24 か月目):15,400 円 3 年目以降 (初回の契約更新月以降):10,450 円 |
光回線等のプロバイダとして知名度が高いso-netは利用開始から12カ月間は月額3,700円(税込)ととても安いため、総合的な費用は他社に比べてとても安くなっています。
1年間は通常料金(4,800円程度)に比べて大幅に安くなっています。
また、so-netは初月無料、セキュリティソフト(月額550円)を始めとするオプションが1年間無料となっています。
so-netは現在キャッシュバックキャンペーンはありませんが通常料金に比べて月額1,100円(税込)以上、しかも1年間ずっと割引されるので非常にお得です。
月額料金割引は契約していれば必ず適用されるので特典をもらい損ねることがありません。
もちろんオプション等は不要です。
まとめ
この記事のテーマは「WiMAXはプロバイダによって違いはあるのか?」でした。
まとめると、月額料金やキャッシュバック等の特典に大きな違いがあるが、他はほとんど違いがないということになります。
そのため、契約時の特典を重要視して、それが自分に合っているものを選ぶことが大事です。
まとめてキャッシュバックがもらえるシステムの場合はうっかり申請を忘れるとキャッシュバックがもらえません。結果として月額料金自体は高くなるので注意が必要です。
反対に月額料金の割引だと毎月の支払額が安くなりますが、3年間の契約期間中に解約すると満額の割引は受けられないことになります。
商品券やタブレットといった物が貰える場合は、キャッシュバックなどと比べると金額的にはイマイチです。
基本的にWiMAXのプロバイダの違いはキャンペーンの特典内容の違いなので、人気プロバイダの違いを徹底比較した下記の人気ランキングを参考にしてみてください。
