Wi-Fiでインターネット接続をしていて遅くなってしまうこと、ありますよね。
使っていて不便なほど速度が遅い場合は、どうしたらいいのか頭を抱えてしまいますよね。
Wi-Fiが遅くなってしまう原因はさまざまです。単に機器の不具合で通信速度が遅いことも考えられます。
本ページでは自宅のWi-Fiを高速化する方法をまとめて解説していきます。
目次
機器の再起動
そもそもWi-Fiにつながらないという場合は、接続機器に一時的な不具合が起こっている可能性があります。
Wi-Fiにつなげて利用したい機器(スマホやタブレット、ゲーム機器など)を再起動してみましょう。
接続機器の不具合なら再起動をすれば元通りに通信ができるようになります。
Wi-Fiルーター・ONUの再起動
接続機器に問題がないなら、Wi-FiルーターやONUに不具合が起きている可能性があります。
Wi-FiルーターとONUを再起動して確認してみましょう。
ここでひとつ注意。
Wi-FiルーターとONUの電源を切るときには、
- Wi-Fiルーターの電源
- ONUの電源
この順番でそれぞれ電源を落としましょう。
手順を間違えると、うまくWi-Fiに接続できない場合があります。
もし順番を間違えた時は、一度電源を付けた後に正しい手順で電源を落としてやり直してください。
正しく電源を切り、ONUの電源を入れて1分ほど待ってから(起動に時間がかかるため)ルーターの電源を入れましょう。
ファームウェアの更新
機器もWi-FiルーターやONUどちらを再起動しても改善されない、という場合はシステムのアップデートが必要になっている可能性があります。
スマホやアプリにアップデート(更新)があるように、Wi-Fiルーターもシステムやデータのアップデートが行われます。
Wi-Fiルーターのシステムや動作に関わるファームウェアを更新することで、パフォーマンスが改善する可能性もありますので試してみましょう。
アップデートは以下の方法で行うことができます。
- パソコンとONUをLANケーブルで直接繋いで手動で行うアップデート
- オンライン上で行う自動アップデート
Wi-Fiルーターのメーカーによって多少異なる点はあっても、いずれかの方法でファームウェアの更新は可能です。
付属の取扱説明書や、Wi-FiルーターのHPに記載されているアップデート方法を参考に更新作業を行ってみてください。
DNSサーバーの設定変更
私たちがウェブサイトにアクセスしたりする際、「https://~~~.com」といったURLを入力する機会があると思います。
この「https://~~~.com」はドメインと呼ばれ、そのサイトのインターネット上の住所のような役割をしています。
私たち人間はこれをアルファベットや特定の言葉を指す言語として認識できますが、コンピューターは全ての情報を数字の羅列で認識・処理しているので理解できません。
そこで人間の言葉と機械の言葉を翻訳してくれるのがDNSです。
ちょっと分かりにくいですがDNSは「人と機械の翻訳家」のようなものです。
このDNSも無限にあるわけではないので、当然アクセスが集中すると混雑します。
DNSを変更してあげることで速度が改善される可能性があります。
通常は各プロバイダが提供しているDNSを利用しています。
これをGoogleなどが提供しているDNSサービスなどに設定変更することで速度が上がったという声もネットで見られました。
GoogleのDNSサーバーに設定変更する方法は接続機器によって異なります。
iphoneの場合の設定方法を一例としてご紹介します。
- 設定アプリを開く
- Wi-Fiをタップ
- 速度を上げたいWi-Fi名の右の「i」のボタンをタップ
- DNSを構成をタップし、手動に変更
- 既に設定されているサーバを削除
- サーバを追加をタップしDNSサーバーのIPアドレスを入力する
- 入力するのは「8.8.8.8」と「8.8.0.0」の2つ
- 入力したら保存をタップ
Wi-Fiルーターの買い替えを検討する
様々なことを試してみたけれど改善しない、という場合はもしかすると、今つかっているWi-Fiルーター本体が古いのかもしれません。
古いWi-Fiルーターだと性能そのものが現状の通信技術に対応していなかったり、消耗してしまっていることも考えられます。
Wi-Fiルーターは家電量販店であれば基本的にはどこでも扱っているので、自分の回線状況や、対応している通信規格、回線速度を確認して適切なルーターを選びましょう。
複数台をWi-Fiに繋いでいるのに、Wi-Fiルーターがその台数に対応できるものではないという可能性もあります。
スマホやテレビ、ゲーム機など一度に複数の機器をWi-Fi接続したい場合は、複数接続に適したWi-Fiルーターを選ぶ必要があります。
今使っているWi-Fiルーターのスペックなどを確認し、買い替えの必要があるかどうか検討してみましょう。

インターネット接続方式を最新(IPv6)に変更する
プロバイダによってはIPv6という最新の接続方式への変更が可能です。
近年ではGoogle HomeやAmazon echoといった電子機器が自らネットに接続することも増えてきました。
このまま一度に多くの人や機器がネットに接続していると、回線が混雑してしまいます。
そこでより快適に、より多くの人や機器がインターネットに接続できるように、新しい接続方式として考案されたのがIPv6通信です。
特別なことをしていない限り、現在はIPv6のひとつ前のIPv4で設定されているはずです。
IPv6は現在使用中のネット回線・プロバイダ・デバイス全てが対応してないと使用することはできないので、それぞれ確認してみましょう。
プロバイダによっては専用のWi-FiルーターがあればIPv6に無料で変更可能なケースもありますし、月額料金がかかるケースもあります。
まとめ:どうしても改善されない場合は回線の乗り換えも検討してみよう
Wi-Fiが遅くて困る・・・というときは、
- パソコンなどの本体を再起動
- Wi-Fiルーター、ONUの再起動
- ファームウェアの更新
- DNSサーバーの設定変更
- IPv6通信を試してみる
- Wi-Fiルーターを買い換える
などの手段がありますが、どうしてもWi-Fiの速度が遅いという場合は、回線自体の速度が遅いことが原因になっている可能性が高いです。
有線接続しても速度が遅いかどうか確認してみて、やはり速度が遅ければ回線自体を乗り換えることも検討してみましょう。

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