「使っていたら急にWi-Fiの速度が遅くなってしまった…」
「うちは何故かずっとネットの繋がりが悪い気がする…」
「回線速度をもっと速くしたい!」
そんな想いをしたことがある人は多いのではないでしょうか?
この記事ではそんなWi-Fiの接続に関する原因と解決策を解説しています。
Wi-Fiの速度が遅い原因は4つの観点から考える
自宅のWi-Fiが遅くなってしまうのにはいつくが原因が考えられますが、大きく分けて
- モデム、ONU、回線の不具合
- ルーターの不具合
- 接続端末が多く負荷が掛かりすぎている
- 自宅の環境による問題
- スマホなどの接続機器の問題
これら4つに分類して解説していきたいと思います。
モデム、ONU、回線の不具合
ルーターやモデム、回線そのものの不具合によってWi-Fiが遅くなっているケースは少なくありません。
回線そのものの場合やモデム、ONUの不具合はどうしようもないのでプロバイダに問い合わせしましょう。
回線そのものやONUに不具合がある場合はプロバイダが把握することが出来ます。その際はプロバイダに対応してもらう以外ありません。
しかしプロバイダに問い合わせして「問題ない」と言われた場合はそれ以外(ルーターや接続する機器など)に問題があるのでそれはこちらで対応する必要があります。
Wi-Fiルーターの不具合
Wi-Fiルーターに問題があってWi-Fiの速度が遅くなることもあります。
他の電子機器の集まっている場所にまとめて配置すると、熱暴走により不具合を起こしやすくなりがち。その際は場所を変えて一度電源を落として再起動してみましょう。
また、ルーターもスマホと同じようにソフトウェア(ファームウェア)の更新が定期的に行われるので、バージョンが古すぎて十分な性能を発揮できてないことも考えられます。
ファーウェアを更新するか、あまりにもルーターが古い場合には買い換えるのも選択肢のひとつです。
接続端末が多く負荷が掛かりすぎている
PCやスマホをたくさん接続して同時にデータ通信を行うとWi-Fiの通信速度が遅くなることがあります。
特に容量の多い動画を同時に視聴すると回線がパンクしていわゆるパケ詰まりを起こします。
光回線は大容量の通信を同時に行うことができますが、それでも高画質動画を複数同時に視聴すると、回線速度の低下につながりやすいです。
「回線速度が遅くなった」
という場合は他の端末(スマホやPC、テレビなど)が動画の視聴やダウンロードを行っていないか確認しましょう。
環境の問題による通信エラー
ルーターの設置場所場所や、建物の構造、周りの電子機器など環境によりWi-Fiの速度が遅くなっているかもしれません。
ルーターとの距離が遠い
Wi-Fiはルーターからの距離が離れると、電波は弱くなってしまいます。
なのでルーターをなるべく家の中心に設置してみましょう。
とは言っても構造上難しい家庭もあると思います。
中心への設置がこんなんであれば、中継器の購入し距離が離れても電波の強さを落さないようにするのもひとつの手です。
近隣の電波の干渉を受けている
住宅地が集中している場合には、複数のアクセスポイントが集中し回線が混雑していることも考えられます。
前述した5Ghz帯に変更するなど、異なるアクセスポイントへ接続を変更してみてください。
スマホ・タブレット・PCなど接続機器の問題
最後はWi-Fiを接続する機器側の問題です。
ファイヤウォールの設定によるエラー
ファイヤーウォールとは、セキュリティソフトやOSに備わっている昨日で、外部との通信を監視し、許可していない通信を遮断してくれます。
現在接続しているWi-Fiの通信が遮断されていないか、確認してみてください。
使ってないアプリを終了する
端末側に強い負荷が掛かっているのかもしれません。
使用していないアプリケーションは全て終了し、接続を確認してみましょう。
再起動する
それでもダメならデバイスの一時的なエラーかもしれません。
一度電源を落として、再起動して様子を見てみてください。
ポケット型WiFiが遅い原因について
ポケットの速度が遅いケースは通常以下の4つに限られます。
- 混雑などによって回線の速度そのものが遅い
- 電波が届きにくい場所で利用している
- 通信制限が掛かっている
- 接続するスマホ、PCの問題
混雑などによって回線の速度そのものが遅い
ポケット型WiFiは光回線に比べて回線速度が安定にしにくいものが多いです。
一般的に5Mbps程度あれば問題なく動画の視聴が出来ますが、利用者の多い時間帯は1Mbps程度しか速度が出ないことがあります。
1Mbps程度の速度では高画質の動画の読み込みが遅くなってしまうので「遅い」と感じるかもしれません。
これに関しては混雑時を避けて使うかポケット型WiFiの乗り換えを検討するしかないかも。
電波が届きにくい場所で利用している
ポケット型WiFiはその多くが人口カバー率90%を超えており、だいたいの場所で安定して利用することが可能ですが、場所によっては安定しないこともあります。
端末で電波の確認ができるので、通信が安定しないと感じる時は電波状況を確認しましょう。
通信制限が掛かっている
現在多くのポケット型WiFiが「月間通信制限なし」となっていますが、WiMAXやソフトバンクのポケット型WiFiなどいずれも「3日間で10GB以上で制限」などの通信制限が設けられています。
通信制限が掛かると非常に遅くなるので、「ポケット型WiFiの速度が急に遅くなった」という場合は制限が掛かっている可能性が高いです。
これについては制限が解除されるまで放置するしかありません。
接続するスマホ、PCの問題
こちらは固定回線と同じです。
そもそも接続する機器のWi-Fiで問題が起きていると通信が不安定になってしまいます。
複数接続してみて一台だけ問題が起きている場合は接続している機器の問題の可能性が非常に高いです。
まとめ:ひとつずつ原因を探り問題を探す
他にもプロバイダや回線業者のメンテナンスも可能性としては考えられます。
それぞれ契約先ホームページを確認してみましょう。
一時的に問題が解消してもすぐに接続が悪くなる、定期的に問題が起きる。
このような場合にはここまで解説してきたルーター・モデム、環境、接続機器のいずれかに根本的な問題が隠れている可能性が高いので、ひとつずつ順番に確認してみてください。
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