ネット回線を契約したら、Wi-Fiを導入して自宅のどこでもインターネットを使える状態にしたいですよね。
Wi-Fiを導入すればパソコンやスマホ、ゲームなどを無線で利用できるようになります。
ソフトバンク光をWi-Fi化する方法は2つあるのですが、複雑でどちらにすればいいかわかりにくいのが現状です。そこで今回はソフトバンク光をWi-Fi化する2つの方法を、メリット・デメリットとあわせて紹介します。
- これからソフトバンク光にしてWi-Fiを使いたい。
- すでにソフトバンク光にしたけど今のWi-Fiがお得なのかわからない。
という方は、どちらが最適なのか自分のケースに当てはめながら確認してみてください。
方法① オプションのWi-Fiマルチパックを利用する方法
Wi-Fiマルチパックとは面倒な配線をせずに、複数の端末から家中どこからでもパソコン・スマホ・ゲームなどでインターネットが楽しめるサービスです。
利用には無線を飛ばす光BBユニットという機器のレンタル(オプション)の申し込みが必要になります。
レンタルと、マルチパックに同時に加入することで初めてWi-Fiを家中に飛ばすことができるようになります。
Wi-Fiマルチパックのメリット
Wi-Fiマルチパックのメリットは以下の3つです。
すぐにWi-Fiが利用できる
設定が簡単で、すぐにWi-Fiが利用できるようになります。面倒な設定をするのがイヤだというかたにもオススメです。
おうち割 光セットでスマホ代が安くなる
Wi-Fiマルチパックに加入すると、「おうち割 光セット」が適応されます。
厳密に言えばWi-Fiマルチパックのサービスの中に含まれている「BBユニットレンタル」サービスがおうち割を適応させるために必ず必要になる条件となっています。
おうち割光セットが適応されれば、ソフトバンクスマホの月額料金が毎月最大1,100円(税込)割引となります。
ホワイト光電話に加入済みなら実質無料
Wi-Fiを使用するにはBBユニットのレンタル料金が必要ですが、ホワイト光電話に加入しているなら、加入料金は実質無料です。
<Wi-Fiマルチパック・BBユニットレンタル・ホワイト光電話>の3つのオプションはセットで月513円(税込)ですが、ホワイト光電話単体だけの料金も月513円(税込)で同額となります。
ホワイト光電話を契約している場合は、同料金でWi-Fiのサービスが追加されるような形になるため、実質無料でサービスが受けられると考えていいでしょう。
Wi-Fiマルチパックのデメリット
Wi-Fiマルチパックは以下の3つのデメリットがあります。
速度が速くはない
ソフトバンク光は有線接続なら比較的安定した速度のインターネットが利用できます。
しかし専用のルーターであるBBユニットの場合、無線LANの規格はIEEE802.11n(規格値300Mbps)までで、最新の11ac(ギガ以上)に対応していません。
そのため最新のWi-Fiルーターにはスペックそのものが劣ります。
月額料金がかかる
利用するにはBBユニットレンタル料金の月513円(税込)がかかります。
ソフトバンクスマホを利用していておうち割が適応されるなら月に約500円を払っても結果的にはお得になります。
しかしソフトバンクスマホではない場合や、ホワイト光電話が不要でおうち割が適応されない場合は毎月513円(税込)が追加で必要になるので注意しておきましょう。
機器が壊れると修理代がかかる
自然故障の場合は修理代はかかりませんが、自分の過失事故で壊してしまった場合や、火災・自身・落雷・水害などで壊れてしまった場合は修理交換料金7,143円および修理に必要になった作業費の負担が発生します。
この修理代についてあまり理解していないまま契約し、後から故障による修理代請求で困ってしまったといった声もあります。トラブルにならないように加入する際には場合によって修理費が必要になることを覚えておきましょう。
方法② 市販のWi-Fiルーターを利用する

ソフトバンクが提供しているBBユニットではなく、市販の無線Wi-Fiルーターを使用することでWi-Fiを利用することが可能です。
Wi-Fiルーターは3,000円~10,000円程度の価格のものが主流です。

市販のWi-Fiルーターを利用するメリット
市販のWi-Fiを利用すると月額料金がかからないことが大きなメリットです。
Wi-Fiマルチパックに加入してBBユニットをレンタルすると、月額料金513円(税込)がかかります。
しかしこの機器はWi-Fi接続を行うために必ず必要なものではありません。別途自分でルーターを用意すれば代用が可能です。
おうち割が適応されないのであれば、月額料金を支払ってまでBBユニットをレンタルするメリットは少なくなります。
その場合は市販のルーターで代用すれば月額料金を支払う必要がなくなり、月々約500円の節約ができます。
市販のWi-Fiルーターを利用するデメリット
しかし、市販のWi-Fiルーターにもデメリットはあります。
ルーター買い替えの必要が生じる
ルーターを自分で用意するとなると、レンタルではないので使い続けていると劣化や故障も起こります。その場合は自費で買い替えが必要になり、それに伴う費用が掛かります。
一方、Wi-Fiマルチパックに加入してBBユニットをレンタルすると月額料金はかかるものの、自然故障した分であれば費用を払うことなく新しい製品に交換することができます。
おうち割が適用されない
これが最大のデメリットです。
ソフトバンク光はスマホとセットで割引がされるおうち割が魅力的ですが、その条件として「光電話、BBユニット、Wi-Fiマルチパック」の3つのオプション(合計月額550円(税込))に加入する必要があります。
そのためスマホとセットで割引したい場合、どうしてもBBユニットおよびWi-Fiマルチパックの契約が必要になってきます。
ただ、条件はオプション加入なのでその気になればBBユニットを使わず市販のWi-Fiルーターを使っても問題はありません。
おうち割が適応されるかどうかでレンタルか購入かを選ぼう
それぞれの方法のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
Wi-Fiマルチパック
- 設定が簡単ですぐ使える
- おうち割が適応されてソフトバンクスマホが安く使える
- 光電話加入者なら実質無料
- 速度が遅いことがある
- 月額料金がかかる
- 自分の過失や災害などによる故障は修理費がかかる
市販のルーター
- レンタル料を支払わなくていい
- 機器の購入代金・買い替え代金が必要となる
- Wi-Fiマルチパックを契約しないとおうち割が適用されない
Wi-Fiマルチパックはソフトバンクスマホを使っていて、おうち割が適応されるならメリットの方が大きいためオススメの方法です。ルーターなどの設定が苦手で、市販のものを購入しても上手く設定をする自信がないという場合も、Wi-Fiマルチパックなら設定簡単なので安心です。
一方市販のWi-Fiルーターの場合は少しでも安く利用したい方にオススメの方法です。ソフトバンクスマホではない場合や、ホワイト光電話が不要でおうち割が適応されないなら購入してしまったほうが安くなるケースが多いので検討してみましょう。