ソフトバンクが提供するスマートフォンとセットで適用される「おうち割」。以前はスマート値引きという名称でしたが、内容は変更ありません。
このサイトでもソフトバンク光やソフトバンクairに関する記事でも少し解説していますが、適用条件や割引金額が分かりにくいという意見がありましたので本ページで詳しく解説しようかと思います。
おうち割の概要
おうち割は基本的にソフトバンクのスマートフォンとその他ソフトバンクが提供するサービスをセットで利用することで毎月のスマホ代を値引きするというサービスです。
対象のサービスは主に、
- Softbank光(ソフトバンク光)
- Softbank Air(ソフトバンク エアー)
- Yahoo!BB ADSL
- ホワイトBB(最大2年間)
- Softbank ブロードバンド ADSL
- ケーブルライン
- NURO 光
などです。
ソフトバンクのスマホ、携帯を利用している人はこれらのサービスを現在利用している、または新しく利用を開始し別途手続きをすることでおうち割が適用されます。
※条件を満たしても自動で適用されるわけではありませんので必ずソフトバンクに申し出を行ってください。
おうち割の値引き額
上述した対象サービスを利用している人はソフトバンクのスマホ、携帯とセットで値引きが出来ます。
値引き額はセットとなる対象回線の種類ではなく利用しているスマホ、携帯のプランによって違ってきます。
下の表はスマ放題というプランを利用している場合の値引き額です。
スマ放題とはソフトバンクが提供している「通話し放題」、「ネットし放題(ただし容量の規制はあります)」のプランです。
新しく登場したプラン、5分以内の通話し放題のスマ放題ライトもこちらの値引き額が適用されます。
プラン | 割引額(税込) | |
---|---|---|
通話基本プラン | データ定額50GBプラス ミニモンスター | 1,100円 |
基本プラン(音声)(データ) | データプランメリハリ データプランミニフィット データプラン50GB+ データプランミニ | 1,100円 |
スマ放題 スマ放題ライト | データ定額ミニ 1GB (スマ放題の場合:1GB,2GB) | 550円 |
データ定額 5GB | 1,100円 | |
データ定額 20GB | 1,100円 | |
データ定額 50GB | 1,100円 | |
スマ放題 | データ定額 (3G ケータイ) | 550円 |
( iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE | 550円 | |
(タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G | 550円 | |
4G/LTEデータし放題フラット、4Gデータし放題フラット+(ポケットWi-Fi) | 1,100円 |
利用者の多いデータ定額5GBの値引額は1,100円(税込)です。
データ定額ミニやパケットし放題フラット for シンプルスマホなどの割引額は税込550円となっています。
詳しくは公式サイトのこちらのページに記載しています。
対象サービス適用例
おうち割の値引き額、適用サービスについては上記の通りとなります。
次に実際どれくらいの値引きになるのか多くの利用者が見込まれるパターンを注意点を踏まえながら解説します。
ソフトバンク光の場合
ソフトバンク光はソフトバンクが提供する光回線です。
同じくソフトバンクが提供するyahooBB光 withフレッツとは違いますのでご注意ください。こちらはおうち割は適用されません。
例えば家族で固定回線はソフトバンク光、お父さんのスマホはデータ定額標準5GBプラン、お母さんはデータ定額小容量2GBプラン、息子はデータ定額5GBプランを利用していたとします。
その場合、おうち割の最初の2年間の値引き額は
- お父さん:1,100円(税込)
- お母さん:550円(税込)
- 息子:1,100円(税込)
となり、合計で月額2,750円の値引きとなります。
もしこのような形で、家族3人でソフトバンクのスマホを利用していてフレッツ光などの他社の光回線を利用していた場合、ソフトバンク光に乗り換えるだけで毎月の通信費が大幅に削減出来ます。
ソフトバンク光はファミリータイプで月額5,720円(税込)なので今回の値引き額が適用されると月額2,970円(税込)で光回線が利用出来る計算となります。

ソフトバンク光はオプションが必須
他のサービスに特別な適用条件はありませんがソフトバンク光のみおうち割が適用される条件としてオプション加入が必要になります。
加入が必要なオプションは、
- 光BBユニット(Wi-fi、光電話などを利用する時に使う機器)
- Wi-fiマルチパック/Wi-fi地デジパック(無線LAN、地デジパックは地デジの無線化)
- 光電話/ホワイト光電話/BBフォン
の3種類です(/は選択が可能)。
これらを合計すると通常月額2,000円くらいになってしまいますがソフトバンク光を利用する場合これら3つのオプションをパック料金、月額550円(税込)~で利用出来ます。
なのでたとえおうち割が適用されるスマートフォンが1台でも標準プラン以上であれば月額1,100円(税込)以上値引きされるので十分お得です。
Softbank Airの場合
※画像はsoftbank公式サイトから
次にSoftbank Airを利用した時のおうち割について解説します。
Softbank Airの場合ソフトバンク光のようにオプション加入が必要になるわけではありません。スマホとセットで使うことで永年1100円割引(データ定額5G/20G/50G/50Gプラス/ミニモンスターの場合)または550円割引(3Gケータイの場合)されます。
Softbank Airの月額料金は通常は下記の通りです。
softbank air | 端末分割払い | 端末レンタル |
---|---|---|
月額料金 | 5,368円(税込) | 5,907円(税込) |
機種代 | 実質0円 ※月割によって実質無料 | レンタル料539円(税込) ※上記に含む |

ホワイトBB、ADSLサービスの場合
それ以外でまだまだ利用者の多いyahooBB! ADSLやソフトバンクのホワイトBBは特別な利用条件はなくおうち割を適用させることが出来ます。
ただしホワイトBBやyahooBB!のバリュープランではおうち割の適用期間が2年までとなっているので2年後は割引が終了してしまいます。
NURO光の場合
関東地方で人気のNURO光はソフトバンクの回線ではありませんが、ひかり電話を契約することでおうち割が適用されます。
NURO光は回線速度が国内最速で、月額料金も比較的安いので、エリアが対象であればソフトバンク光よりおすすめです。

利用条件や割引額などはソフトバンク光と同等で、ひかり電話の申し込みのみが条件となっています。
おうち割適用には別途申し込みが必要で、NURO光でんわとソフトバンクモバイルを利用するだけでは適用されません。
NURO光でSoftbankスマホが安くなるというのは意外と知られていない人もいるかもしれません…
まとめ
おうち割が適用されると利用しやすいデータ定額5GBプランでも月額1,522円の値引きがされます。
そして新料金プラン、スマ放題ライト(5分以内の通話し放題)が登場し、キャリアのLTE・カケホーダイのプランでも月額料金を5,000円程度に抑えることが可能となりました。
現在ソフトバンクを利用している人の中には「圧倒的に安い」とウワサされる格安スマホへの乗り換えを検討している方も多いかもしれませんが、

という記事に書いた通り、おうち割を駆使すると実は(格安スマホとの差は)それほど大きくはありません。
現在家族でソフトバンクのスマホを使っていて固定回線を利用している場合は格安スマホよりソフトバンク光に乗り換える方がトラブルも少なくオススメかなと思います。
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
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