So-net光プラスは、リーズナブルな価格設定でインターネットを利用できるとあって、高い人気をほこっています。
より便利に使うために、ルーターにこだわることも重要です。
実際にSo-net光プラスを使用する場合、レンタルと購入どちらがお得なのでしょうか?
また、購入する場合にどのルーターがおすすめなのでしょうか?
そこで本記事では、So-net光プラスで使用するルーターについて、ルーターの選び方やおすすめのルーターを紹介します。
- 多くのデバイスを接続したのであれば購入がおすすめ
- 使用するシーンを想定して、最適な性能のルーターを選ぶことが重要
- So-net光プラスに適したルーターがある

目次
So-net光プラスのWiFiルーターはレンタルと購入品のどちらがいい?
So-net光プラスでは、ルーターをレンタルする方法と購入する方法があります。
それぞれにメリットもデメリットもあるので、内容をしっかり理解した上で、どちらを選択するか決定する必要があります。
レンタルと購入品の違いやそれぞれの特徴について、詳しく解説します。
レンタルのメリットとデメリット
レンタルでは、Wi-Fiルーターを月440円(税込)で借りれます。
しかも、次世代通信である、「v6プラス」対応のWi-Fiルーターをレンタルできます。
v6プラスとは平たく書くと、下記の通信方式を提供しているものを示します。
- IPv6 IPoE
- IPv4 over IPv6
IP(インターネットプロトコル)には、古い方式の「IPv4」と新しい方式の「IPv6」があります。
インターネットが普及したことで、IPv4のIPアドレス枯渇化による回線の混雑が生じています。
そういった背景もあり、実質無制限に近い数のIPアドレスで混線を回避できるIPv6への移行が進んでいます。
「IPv4 over IPv6」は、IPv4とIPv6の両方に対応できる技術のことです。
通常、新しい方式のIPv6でIPv4のサイトは見られませんが、IPv4 over IPv6に対応していることで、どんなサイトでも見られるようになります。
つまり、v6プラスを利用すれば、どんなサイトも問題なく閲覧できて、速度の改善も期待できます。

レンタルで使えるルーターは、NECプラットフォームズの「Aterm WG1200HS4(NE)」です。
引用:aterm
v6プラス対応ルーターではあるものの、最新テクノロジーを搭載しているわけではなく、良くも悪くもふつうのルーターです。
月額利用料金は1ヶ月無料で利用可能ですが、もし解約する場合は返却が必要となります。
返送できない場合は未返却違約金が6,200円(不課税)、故障した場合は有償交換手数料6,820円(税込)がかかります。
とはいえ、中継器としても使用できるなど、その用途の広さも魅力であり、初心者でもかんたんに設定できる点も評価できます。
ただ、長期間使用し続ける場合、購入したほうがお得になるのが難点です。
購入品のメリットとデメリット
自身でWi-Fiルーターを購入して使用する場合、最新スペックの機種を選べる点がメリットです。
Wi-Fiは常に進化し、通称「Wi-Fi6」と呼ばれるIEEE802.11ax規格が登場しました。
Wi-fi6では、より高速で同時接続しても安定してインターネットを楽しめるようになりました。
レンタルで提供されているAterm WG1200HS4(NE)は、残念ながらこのWi-Fi6に対応していません。
自分でルーターを調達すれば、Wi-Fi6対応ルーターも当然選べるわけで、より高速にインターネットを楽しむことができます。
また、レンタルは毎月のランニングコストがかかりますが、購入品だと初期投資だけでそれ以外の費用は発生しません。
ただし、Wi-Fiルーターによっては、複雑な設定が必要になり、初期設定だけでも時間がかかるという場合も想定されます。
高価な機種を購入する場合は、レンタルで毎月費用を支払った方がお得になるケースもあります。
たくさんの機器を接続する人には購入品がおすすめ

レンタルするか購入するかで決めかねる場合、接続する機器数によって判断するのもおすすめです。
レンタルルーターのAterm WG1200HS4(NE)は、Wi-Fi接続台数が15台、利用人数は5人までとなります。
これはあくまでも目安であり、実際はもう少し少ない台数を接続しても、処理が追いつかずに回線遅延が発生する可能性があります。
また、6人以上の家族で利用する場合、レンタルでは物足りなさを感じてしまいます。
したがって、より多くの機器を接続したい場合、必然的に購入して利用することを選択する必要があります。
So-net光プラスにおすすめのWi-Fiルーターの選び方
ここでは具体的に、So-net光プラスにおすすめのWi-Fiルーターの選び方について解説します。
v6プラス対応であること

ルーター選びの大前提として、v6プラスに対応しているかどうかで選ぶことが重要です。
従来のIPv4の場合、IPアドレスがすでに枯渇し始めていることもあり、インターネット速度の遅延が見られる場合があります。
一方、v6プラスを利用することで、安定したインターネット接続が可能となります。
So-net光プラスでは、v6プラスの設定費用や月額費用も無料で利用できるので、ぜひ利用したいサービスです。
ただし、Wi-Fiルーター側でもv6プラスに対応していなければなりません。
とはいえ、v6プラスに対応しているWi-Fiルーターは決して珍しいものではなく、最新機種であればエントリーモデルでも対応しているものが多いです。
利用できるWi-Fi電波帯が豊富であること

現行のWi-Fiルーターでは、以下の電波帯を使用しています。
- 2.4GHz:11n/g/b
- 5GHz帯:11ac/n/a
2.4GHzは、安定して障害物にも強い反面、高速性では物足りないのが事実です。
一方、5GHzは高速通信が可能なものの、障害物に弱く、遠くまで電波を飛ばしにくい弱点があります。
最新のWi-Fiルーターは基本的に、2.4GHzと5GHzに対応しているデュアルバンドモデルが大半です。
また、2021年時点で最新規格となる11axが利用できる機種であると、より高速通信が可能です。
11axは前述のとおり「Wi-Fi6」とも呼ばれている規格で、以下の特徴があります。
- 通信環境の効率化が実現できる
- 複数台利用の品質が向上する
- 混み合った環境での品質が向上する
- 接続する機器のバッテリー残量を節約できる
Wi-Fi6対応ルーターは高価ですが、それだけの性能は有し、充分検討する価値があります。
複数同時接続に強いこと
最近では、IoTの普及によって家電でもWi-Fi接続できる機器が増えてきました。
接続する機種が多いと、その分だけWi-Fiルーターに負担がかかります。
Wi-FiルーターにはそれぞれCPUを搭載し、安価なモデルだとCPUのクロック数も低くなり、一度に処理できる台数がかなりしぼられます。
したがって、多くの機器を接続したい場合は、高スペックのWi-Fiルーターを選びましょう。
なお、各機種で同時接続台数の表記があるので、内容をしっかりと確認して自分に合ったモデルを選んでください。
また、Wi-Fi6は同時接続に強いので、選ぶ際に11ax対応であるかもチェックしましょう。
So-net光プラスにおすすめのWi-Fiルーター
先に紹介した、Wi-Fiルーターを選ぶポイントを加味して、So-net光プラスにおすすめの機種を5つ紹介します。
Wi-Fiルーターを選ぶ際に、ぜひ参考にしてくださいね。
レンタル機種の最新版!Aterm WG1800HP4

引用:aterm
Aterm WG1800HP4は、So-net光プラスが提供しているレンタル機器の最新バージョンとなります。
したがって、So-net光プラスにも適したルーターといえます。
3ストリームスタンダードモデルであり、独自技術で電波強度がアップしたハイパワーシステム搭載によって、遠くの部屋でも安定した接続が実現可能です。
最大1300Mbps(5GHz帯)+450Mbps(2.4GHz帯)の超高速通信で、動画もサクサクと再生できます。
デュアルコアCPU搭載によって、処理速度も速い点も評価できます。
機器名 | Aterm WG1800HP4 |
---|---|
使用電波帯 | 2.4GHz(11n/g/b) 5GHz(11ac/n/a) |
同時接続機器台数 | 18台 |
実効スループット | 842Mbps |
11ax対応のルーター!エレコム WRC-X3200GST3-B

引用:エレコム
WRC-X3200GST3-Bは、Wi-Fi6対応によって安定した高速通信が可能です。
複数台同時接続に強いために、テレワークやオンライン学習にも最適です。
独自機能である「らくらくQoS」によって、Web会議やオンライン学習の通信を自動で最適化してくれます。
ハンドステアリング機能によって、電波状況を把握して最適な帯域に誘導する機能も有能です。
サポート体制も充実しており、初心者にも安心して導入できます。
機器名 | WRC-X3200GST3-B |
---|---|
使用電波帯 | 2.4GHz(11n/g/b/ax) 5GHz(11ac/n/a/ax) |
同時接続機器台数 | 36台 |
実効スループット | 783Mbps |
DXアンテナ搭載で安定感あり!エレコム WRC-2533GSTA

引用:エレコム
エレコム WRC-2533GSTAは、DXアンテナの技術力を生かしたアンテナで、従来モデルから81%も実測速度がアップしています。
また、単に高速なだけでなく、トレンドマイクロのセキュリティ技術を使用して、安全性も確保しています。
5GHz帯と2.4GHz帯の同時通信時に発生する処理待ち時間を解消できる、デュアルコアCPUを搭載している点も魅力的です。
価格もリーズナブルであり、Wi-Fiルーター入門機としてもおすすめです。
機器名 | WRC-2533GSTA |
---|---|
使用電波帯 | 2.4GHz(11n/g/b) 5GHz(11ac/n/a) |
同時接続機器台数 | 18台 |
実効スループット | 398Mbps |
圧倒的なコスパが魅力的!BUFFALO WSR-1166DHPL2/N

引用:BUFFALO
BUFFALO WSR-1166DHPL2は、日本の主要なIPv6サービスに対応しているWi-Fiルーターです。
大容量データを高速で取り込める「Giga」ポートによって、光インターネットのスピードを存分に活用できます。
複数端末の同時通信を可能にするMU-MIMOに対応し、最大2つの機器で快適に通信できます。
無線引っ越し機能によって、BUFFALO製のルーターから乗り換える際に、複雑な設定は不要です。
機器名 | WSR-1166DHPL2 |
---|---|
使用電波帯 | 2.4GHz(11n/g/b) 5GHz(11ac/n/a) |
同時接続機器台数 | 14台 |
実効スループット | 不明 |
不正アクセス対策も万全!BUFFALO WSR-3200AX4S

引用:BUFFALO
WSR-3200AX4Sは、Wi-Fi6に対応したスタンダードモデルです。
動画再生に強い5GHz帯がさらに高速化できるために、高画質な動画配信サービスなど大きなデータを扱うコンテンツもサクサクと再生できます。
無線スループットが約2.0倍に向上している点にも注目です。
ネット脅威ブロッカー ベーシック機能1年間無料ライセンスが付いており、家庭にあるスマート家電をサイバー攻撃から保護してくれます。
その他、サイトフィルタリング機能もあって、セキュリティ面は万全です。
インテリアにもなじみやすい筐体デザインも魅力的ですね。
機器名 | WSR-3200AX4S |
---|---|
使用電波帯 | 2.4GHz(11n/g/b/ax) 5GHz(11ac/n/a/ax) |
同時接続機器台数 | 21台 |
実効スループット | 836Mbps |
So-net光プラスに最適なWi-Fiルーターを選ぼう!
So-net光プラスでは、レンタルでv6プラスを利用するのもいいですが、自分でWi-Fiルーターを選択して購入するのがおすすめです。
今後、新しいWi-Fi規格の登場も予定されていますが、現行の最新規格であるWi-Fi6対応機種を選ぶのがベターです。
対応機種の価格も徐々に落ち着いてきており、また接続できる機器も増加中です。
今回紹介したポイントを押さえ、So-net光プラスでインターネット接続を楽しみましょう。
関連コンテンツ | 記事 |
---|---|
回線速度 | so-net光プラスの回線速度はどう?リアルな口コミ、評判まとめ |
So-netとは? | So-netはどんなプロバイダ?プランや評判まとめ |
違約金 | 違約金が掛かる?so-net光プラスを解約する際の注意点について解説 |
遅い場合の対策 | so-net光プラスが遅い場合の原因とその対策について解説 |
電話勧誘 | ソネット光プラスの勧誘があったけど契約すべきなの?乗り換えるメリットはあるか |
So-net光withフレッツとSo-net光プラスの比較 | So-net光 with フレッツとSo-net光プラスはどちらがお得?料金やセット割を比較 |
工事 | So-net光プラスの工事内容・費用を解説!実質無料も注意点あり…! |
So-net光プラスとSo-net光の違い | So-net光プラスとSo-net光の違いはなに?結局どれがおすすめなのかも紹介! |
v6プラス | So-net光プラスはIPv6(v6プラス)に対応してる? 設定・確認方法をあわせて紹介! |
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!