PCやデジタルカメラ、スマートフォンなど多くの機器で使用されているSDカードですが、突然認識されなくなってしまうケースは少なくありません。
SDカードが認識されなくなってしまう原因は複数あり、それぞれの原因ごとに正しく対処することが重要です。誤った対処を行ってしまうとデータが完全に消えてしまうリスクもあります。
この記事では、SDカードが認識されない原因とその対処法について解説します。
SDカードの仕組み
SDカードはSDメモリカードとも呼ばれ、フラッシュメモリに分類されるメモリカードです。
SDカードはHDDとは違い、モーター回転部分が搭載されていないため、小型かつ軽量で持ち運びやすいのが特徴です。
ただし、SDカードにはデータの書き換え回数に上限があり、長期間でのデータ保存や書き換え頻度が高い用途には適していません。
SDカードとmicroSDカードの違い
SDカードは大きく以下の2つに分類することができます。
- SDカード
- microSDカード
種類 | カードの規格 | 主な使用機器 |
SDカード |
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microSDカード |
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SDカードが認識しない原因
SDカードが認識しない原因は以下の通りです。
・規格が異なっている
・接触不良
・論理障害
・物理障害
規格が異なっている
SDカードには「SD」「SDHC」「SDXC」の3つの規格が存在します。
規格 | 容量 |
SD | 128MB~2GB |
SD High Capacity (SDHC) | 4GB~32GB |
SD Extended Capacity(SDXC) | 64GB~2TB |
上記の表のように規格は容量ごとに分けられています。
規格によってSDカードに保存されたデータの管理や操作を行う「ファイルシステム」が異なるため、対応した規格のSDカードを使用していない場合、SDカードを認識することができません。
接触不良
SDカードは機器との接触部分がむき出しになっているため、汚れや摩擦により接触不良を起こす場合があります。
またSDカードがしっかり機器に差し込まれていないために認識されないケースもあります。
論理障害
論理障害とは、SDカード本体の破損ではなく、SDカード内で保存されたデータにエラーや破損が生じて起こる障害を言います。
SDカードで論理障害が起こる原因には以下のものがあります。
- フォーマットを行ってしまった
- ファイルシステムの破損
- データを誤削除してしまった
- 作業中にSDカードをPCからはずしてしまった
- SDカードを正しい方法で取りはずさなかった
SDカードで論理障害が発生すると、「フォーマットしますか?」といったフォーマットを要求するエラーメッセージが表示されたり、ファイルを開けないといった状態になります。
このような症状が現れた際は、すぐにSDカードの使用をやめましょう。無理な操作を続けるとデータの上書きなどが進み、データの復旧が困難になる恐れがあります。
また、軽度な論理障害の場合、Windowsに搭載されている修復ツールやデータ復旧ソフトを使用して対処できる場合があります。ただし、重度の論理障害が生じたデバイスを個人で復旧することは困難であるため、確実にデータを復旧したい場合は、無理な操作は控えましょう。
修復ツールやデータ復旧ソフトを使用できる場合でも、操作を誤るとデータが完全に消えてしまうなど、更なる状況悪化を招く恐れもあるため注意して下さい。
物理障害
物理障害とは、直接的衝撃や水没、経年劣化などにより、SDカード本体が破損して起こる障害を言います。
SDカードの物理障害には以下のものがあります。
- 接触部分の傷や破損
- 折れ曲がり
- 水没
- 静電気
- 経年劣化
- 書き換え回数の上限
物理障害が発生したSDカードを個人で復旧することは困難です。物理障害が起きている状態で無理に操作を続けると更なる状況悪化を招き、最悪の場合データが完全に消えてしまうケースもあります。
また、物理障害の症状には折れ曲がりなどの分かりやすい症状の他にも、論理障害の症状と同じ「エラーメッセージ」や「認識されない」といった症状があります。そのため、個人で障害の判断を行うのが難しいのが現状です。
障害の判断を誤り、操作を続けてしまうとデータの復旧が完全に不可能になってしまう恐れもあるため、確実にデータを復旧したい場合はデータ復旧業者に相談しましょう。
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SDカードが認識しない際の注意点
SDカードが認識しない場合は、以下に注意して操作しましょう。
・通電を避ける
・SDカードを無理に差し込まない
・むやみにフォーマットを行わない
再起動を繰り返さない
再起動は機器にとって非常に負荷のかかる行為です。特に、既にSDカードに不具合が生じてる状態で再起動を繰り返すと、更なる状況悪化を招き、データ復旧の難易度が上がってしまうリスクがあります。
再起動を行うことで、問題が改善されるケースもありますが、1度再起動を行い変化が見られない場合は、再起動を繰り返さないようにしましょう。

通電を避ける
既に異常が起こっているSDカードで通電を続けることはやめましょう。通電を続けることで、上書きが進みデータ復旧が困難になってしまう恐れがあります。
SDカード認識されないなどの不具合が生じた場合は、速やかに使用をやめ、機器からSDカードを取り外しましょう。
SDカードを無理に差し込まない
SDカードが認識されないからと、SDカードを無理に機器に差し込むことはやめましょう。
無理に差し込もうと力を加えると、SDカードはすぐに破損してしまいます。
また、何度も差し抜きを繰り返す行為も、データが消えてしまったり、SDカードが破損する原因となるため注意しましょう。
むやみにフォーマットを行わない
SDカードが認識されない場合、SDカードを接続している機器でフォーマットを要求するメッセージが表示されることがあります。
フォーマットを行ってしまうと、SDカードに保存されたデータへのアクセスができなくなってしまうためフォーマットの許可をしないように注意しましょう。
また、フォーマットを行う場合は、確実にバックアップが取れていることを確認してから行うようにして下さい。
SDカードが認識しない場合の対処法
SDカードが認識しない場合の対処法は以下の通りです。
・適切なSDカードを選ぶ
・汚れやホコリを取る
・別のデバイスで試す
・再起動する
・ドライバーを再インストールする
・チェックディスクを実行する
・データ復旧ソフトを使用する
・データ復旧業者に依頼する
適切なSDカードを選ぶ
使用する機器に対応する規格のSDカードを選んで使用しましょう。
規格に対応していない機器を使用していた場合は、規格に対応した機器に接続することで、SDカードを認識できることも多くあります。
汚れやホコリを取る
目立つ汚れやホコリが付着している場合は、一度取り除き再度接続してみましょう。
ただし、汚れを取り除く際にSDカードに傷をつけないよう注意して行って下さい。
別のデバイスで試す
SDカード本体の問題ではなく、接続機器に問題があり認識できない可能性も考えられます。
SDカードを別のデバイスに接続し、認識されるか確認しましょう。
再起動する
SDカードを接続する機器側の不具合により、SDカードが認識されない場合、接続している機器の再起動を行うことで問題が改善されるケースがあります。
ただし、再起動はとても負荷のかかる行為であるため、1度再起動を行い改善がない場合は、繰り返して再起動を行うことは避けましょう。
ドライバを再インストールする
ドライバを再インストールすることで問題が改善される場合があります。
ドライバの再インストールを行う方法は以下の通りです。
- Windowsマークをい右クリックし、「デバイスマネージャー」を開く
- デバイスの一覧から、SDカードまたはSDカードリーダーのアイコンメニューを右クリックする
- 「デバイスのアンインストール」をクリックする
- アンインストールが完了したら、SDカードまたはSDカードリーダーを取り外す
- しばらく待ち、再度SDカードまたはSDカードリーダーを接続する
チェックディスクを実行する
SDカードに論理障害が生じている場合、チェックディスクを実行することで、修復が可能な場合があります。
チェックディスクの実行方法は以下の通りです。
- 検索バーに「cmd」を入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックする
- 「管理者として実行」をクリックし、コマンドプロンプト画面を開く
- コマンドプロンプトの画面に「chkdsk SDカードのドライブ名:/F」を入力する
- しばらく待つ→修復完了
チェックディスクによる修復は、SDカードに論理障害が生じてるいる場合のみ有効な方法です。物理障害が生じているSDカードでチェックディスクを行ってしまうと更なる状況悪化を招く恐れがあります。
データ復旧ソフトを使用する
軽度の論理障害の場合、データ復旧ソフトを使用してデータを復旧できる場合があります。
ただし、重度の論理障害や物理障害が生じているSDカードで復旧ソフトを使用してしまうと、最悪の場合データの復旧が困難になってしまう恐れがあります。
また、データ復旧ソフトを使用できる場合でも、誤操作によりデータの上書きや文字化けが起こるなど更なる状況悪化を招くケースもあるため注意しましょう。
データ復旧業者に依頼する
確実なデータ復旧を望む場合は、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
データ復旧業者には専門知識を有したエンジニアや、復旧に必要な専門設備が備わっており、より確実かつ迅速なデータ復旧を望むことが可能です。
大切なデータを確実に復旧したい方は一度データ復旧業者に相談しましょう。
おすすめのデータ復旧業者
データ復旧業者への依頼をお考えの方に、おすすめのデータ復旧業者を紹介します。
データ復旧会社を選ぶ際は、復旧率、復旧スピード、価格や特徴を比較しより確実にデータ復旧を望める業者に依頼しましょう。
ここでは国内100社以上あるデータ復旧業者を総合的に比較した結果から以下の業者を選定しました。
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— もか/うた*1/22アコスタ (@tarotantora2) April 8, 2020
デジタルデータリカバリー | |
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復旧実績 | ✓相談件数36万件以上(※2011年1月1日~) ✓95.2%(※2018年2月実績) ✓他社で復旧できない機器の復旧相談3,000件以上 ✓官公庁・法人取引10,000件以上 |
対応製品 | ■記憶媒体全般 NAS/サーバー(RAID構成対応)、ハードディスク、外付けHDD、パソコン(ノートPC/デスクトップPC)、SSD、レコーダー、USBメモリ、SDカード、ビデオカメラ、スマホ(iPhone/Android)、等 |
初期診断& 復旧スピード | 初期診断:最短15分 復旧:80%を48時間以内に完了 |
料金システム | ■成功報酬制 ・初期診断:無料 ・500GB未満:5,000円~ ・500GB以上:10,000円〜 ・1TB以上:20,000円〜 ・2TB以上:30,000円〜 |
復旧設備 | ✓クリーンルーム(クラス100) ✓ドナーHDD7,000台以上 |
ラボ公開/機器の持ち込みの可否 | 復旧ラボの見学OK |
営業時間 | 年中無休 24時間受付 |
セキュリティ体制 | ISO27001 Pマーク セキュリティゲート設置 |
従業員数 (エンジニア人数) | 164名(約40名) ※機器毎の専門エンジニアが在籍中 |
デジタルデータリカバリーの復旧費用
デジタルデータリカバリーの容量別の復旧費用は以下の通りです。無料で初期診断を受けた後、見積りが確認できます。
送料、特急費用、追加費用、初期診断費などをすべて無料で行っており、見積り以上の金額が請求されることはないため、安心の料金システムになっています。
500GB未満 | 5,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
まとめ
今回はSDカードが認識されない際の原因と対処法について紹介しました。
SDカード認識されなくなってしまった場合は、認識されない原因を理解し、原因ごとの正しい対処法を行うことが重要です。
ここで紹介した対処方法を行うことで、問題が改善される場合もありますが、どれもデータを失ってしまうなどの状況悪化を伴うリスクがあるのが現状です。
より確実にデータ復旧を望む場合は、データ復旧業者への相談をご検討下さい。
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