今やパソコンやスマホは一家に一台ではなく1人一台の時代。
一般家庭でも複数のパソコン/スマホをネットに繋げて使用することが当たり前となりました。
一つのインターネット回線を複数のデバイスで使う場合、ルータやハブ等の機器が必要になってきます。

だけどコンピュータ関連に詳しくない人にとってこのルータとかハブって何なの?ってなること多いですよね。調べても難しくてわからない。
この記事ではそんな人のためにわかりやすく解説します。
ルータとハブの違いとは
本来ルータとハブの明確な違いを判別するのは簡単ではありませんがここでは一般家庭で使用される一般的な分け方で考えます。
まずルータとハブそれぞれの役割をピックアップし、それぞれの違いをまとめます。
ルータの役割

※こういう機器です。

ルータはその名の通り通信のルート(道)を整理する役割を担っています。
私達はインターネットで例えばyahoo!JAPANにアクセスする際、それまでの道を作ってあげる必要があります。
下の図はパソコンからyahoo!JAPANにアクセスした場合のイメージです。

私達はインターネットを利用する時アクセスしたい住所を指定します。これをインターネット用語でURLとか言ったりします。
データの通り道を作るのがルーター
yahoo!JAPANのインターネット上の住所は『yahoo.co.jp』です。
yahooにアクセスすると同時に様々な情報を閲覧することが出来るわけですが、これは画像やテキスト(文字)をyahooから自分のパソコンが受信しているということです。

情報を受信するためにはあなたが今使っているパソコンがネットワーク上のどこにあるか分からないと送信できません。
ルータはあなたが使っているパソコンの番地を決定し、データのやり取りの交通整理を行い、目的のサイトに接続する役割を担っています。
ハブは複数のパソコンを回線装置とつなぐもの
※こういう機器です。

ハブは自宅につながっているインターネット回線を複数のパソコンに分配する役割を持っています。

上図を見るとインターネットとパソコンが繋がっているように見えますが、ルーターがなければ情報を受けとることができません。
線がつながっていても、
- パソコンの住所を決定
- 目的のサイトまでのルートを確保
ができていないとインターネットは使えません。
ルータがやってくれてはじめてインターネットから情報を受信できるのです。
複数台数のパソコンを設置したければハブが必要です。
終端装置(ONU)とは
この記事のメインテーマはルータとハブについて知ることですが、家に光回線を引くと機械が設置されます。
それが回線終端装置と呼ばれる機器です。

終端装置の役割はインターネットに送受信する情報をLANケーブルで使えるように変換することです。
終端装置はLANケーブルに変換するだけの機器が光回線サービスがはじまったころは主流でした。
しかし最近ではハブ機能やルータ機能が備わった終端装置もあります。フレッツ光と光電話を同時に申し込んだ時に設置されるホームゲートウェイ等がそれにあたります。
ハブ機能やルータ機能がある終端装置の場合、購入する必要はありません。
ルータとハブについてよくある質問とその回答
ハブだけではネットをつなぐことはできますか?
ハブのみでネットを繋ぐことはできます。しかし、複数台の利用は適していません。
ハブとルータと終端装置はどんな順番でつなぐのでしょうか?
「終端装置→ルータ→ハブ」といった順で接続します。しかし、ハブ機能が一体化したルータや、ハブ機能やルータ機能を備えている終端装置もあります。
ルータとハブは自分で用意しなければならないのでしょうか?
ルータやハブは必要に応じて用意しましょう。ハブ機能やルータ機能が一体化した終端装置もあります。ご自身でお持ちの終端装置やルータがどんな機能を揃えているかを確認しましょう。
ルータとハブの相場はどれくらいですか?
手頃なものだと、ルータもハブも2000円以下で購入ができます。しかし、安いものは通信速度や安定性が悪かったり、耐用年数が短かったりしてしまいます。どちらも5000円前後のものを選べば快適にインターネットが使えるでしょう。
ルータをハブ化する方法はありますか?
無線LANルータには「ブリッジ機能」が備わっている場合があります。ブリッジ機能を使えば、ルータがハブとしての役割を担ってくれます。
ルータとハブが一体化しているものはありますか?
ルータとハブがくっついているものはあります。家庭用の有線ルータの多くが、ルータとハブが一体化しています。ルータとハブの一体型を求めている場合は、複数の有線接続ができるルータかどうかを確認しましょう。
まとめ
道路に例えると
- 道がLANケーブル
- 交差点がハブ
- 目的地を設定したり交通整理をするのがルータ
- 道の上を走る車がデータ
というイメージです。
販売されている機器は
- ルータ機能のみ
- ハブ機能のみ
- ルータとハブ両方の機能あり
といったものがあるので、自分が必要な機能を理解した上で商品を見てみるとわかりやすくなります。
⇒Amazonでルーターを見てみるねとみルーターは目的地までのルートを作るもの。ハブは配線を分岐させるものと理解しましょう!⇒Amazonでハブを見てみる
自宅のインターネット診断ツール 現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!
自宅でインターネットを利用する人数は?
あなた(及び家族の方)はインターネットの動画やゲームを利用しますか?
利用しているスマホの台数を教えて下さい(家族含む)
お住まいの自宅はどのタイプ?