光回線

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ネット回線でよく聞くプロバイダとは何か?選び方までわかりやすく解説

インターネット、光回線等の契約について調べているとよく目にするプロバイダという単語

「自宅でネットを使うためにはプロバイダを契約しないといけない」

プロバイダはたくさん種類がある?」

プロバイダ不要という情報もあるけど…」

知っていて当たり前のように使われていますが、こう思うこともあるのではないでしょうか?

「プロバイダって一体なんなんだろう??」

プロバイダという用語は実は人(情報の発信元)によって解釈が変わって来たり、捉え方が違っていたりするために、ネットで調べてもよくわからないと感じる人も多いのです。

そこで本ページでは「ネット用語とか全然わからない!」という人にも極力わかりやすく、「プロバイダとは何か?」について解説します。

ねとみ
ねとみ
これを読めばプロバイダという言葉が分かるようになりますよ!

プロバイダとはインターネット回線を提供する会社

プロバイダの正式名称はISPInternet Service Provider – インターネットサービスプロバイダ)。

直訳すると、インターネットサービスの提供会社という意味です。

小林
小林
もっとザックリ言うと、「インターネット回線の販売業者」だね。

つまり一般的に私達がインターネットを利用できるようにするための会社のことで、インターネットを利用したければプロバイダと契約する必要があります。

インターネットを利用するなら必ず契約する必要がある

私たちは一般的に、かつ合法的にインターネットを利用したければ原則プロバイダと契約する必要があります。

例えば自宅の光回線やADSL、スマホやタブレットのモバイル回線(LTE)等を利用したければプロバイダと契約して、月額料金を支払う必要があります。

小林
小林
インターネットを使いたい場合、基本的にはプロバイダと契約して、月額料金を払って使うんだね。

例外としてあるのは、コンビニやファミレス、カフェ等で提供されている無料Wi-Fiスポット。これは企業やお店がプロバイダと契約して、私達利用者に無料でWi-Fiを使えるようにしてくれているのです。

ねとみ
ねとみ
無料で使えるインターネットというのはこれのことなんですね。

広い意味ではドコモもプロバイダである

一般的にドコモやau、ソフトバンク等携帯電話会社をプロバイダと呼ぶことはありませんが、広い意味ではプロバイダ業者になります。

ねとみ
ねとみ
スマホや携帯からインターネットを使うことはできるので、「インターネット回線を使えるようにしている業者」という意味ではプロバイダと言えますね。

ただし大手携帯電話三社はインターネットの提供者、というよりも携帯電話会社、携帯電話回線業者(キャリア)の側面が強いため、一般的にプロバイダと呼ばれることはありません。

小林
小林
たしかにauやドコモ・ソフトバンクをプロバイダとはあまり言わないよね。

プロバイダは提供者を意味する用語なので本来会社を指す言葉であるはずです。しかしNTT関連会社が提供するOCNやぷらら、ソフトバンク社が提供するyahooBB、ソニー系のso-net等のサービス名もプロバイダと呼ばれたりします。

ねとみ
ねとみ
NTTやソフトバンク・ソニーなどの大会社はインターネットプロバイダと呼ぶには業務内容が多すぎるからでしょうね。

わかりにくいプロバイダと回線業者の違い

プロバイダはインターネットを提供する会社(と言ってもサービスの名称を指すことが多い)ということが分かりました。

ここでネット回線業者とプロバイダの違いについて触れておきましょう。

フレッツ光もNTTもプロバイダではない

フレッツ光はNTTが提供している光回線のサービス名ですが、プロバイダの名称ではありません。

実はこれがプロバイダという用語をややこしくする元凶でもあります。

おそらくフレッツ光というネット回線サービスがなければここまでプロバイダという言葉が人によって解釈が変わったり、プロバイダが不要だとかいう情報が出回ったりすることはなかったはずです。

小林
小林
そうだったんだ…

フレッツ光はインターネット提供サービスではない

意外と知られていませんが、フレッツ光はあくまで光回線の名称であって、インターネットサービスの名称ではありません。

フレッツ光はNTTの回線サービスの名前。

なので、フレッツ光を使うためには

  1. NTTとフレッツ光を契約
  2. プロバイダと契約し自宅でインターネットが使えるようにしてもらう

という2段階の手続きが必要になります。

しかし実際にはNTTだけ、またはプロバイダだけ契約ということはありません。

申込用紙も一枚だけなので自動的に利用者は二社と契約することになります。

二社と契約しているので月額料金の引き落としは二社から、また解約時も二社ともに手続きを行う必要があります。

豆知識:フレッツ光のみ契約するとどうなる?

先述したとおり一般的にフレッツ光のみ契約することはありませんが、実は出来なくもないです。

その場合インターネットは使えませんが、光回線は利用出来るので、契約さえすれば光回線を利用したオプションサービスを利用することが出来ます。

例えば光電話はインターネットの接続が不要なので、光回線だけ契約しておけばフレッツ光の月額料金(5,000円前後)と光電話の月額料金、500円で利用することが可能です。

ただ、これってあんまり意味がありませんよね…

なので詳しくは後述しますがフレッツ光とプロバイダをわざわざ二つに分けて契約する必要がないように、現在は一本化されたサービスが主流になっています。

小林
小林
NTTの回線の場合はわかったけど、au(KDDI)の場合はどうなるの?

auひかりもau(KDDI)が提供している光回線の名称ですが、プロバイダ名ではありません。

小林
小林
NTTがフレッツ光という回線を提供していて、KDDIはauひかりという回線を提供しているんだね!

auひかりの利用時もプロバイダとの契約が必要です。ただしauひかりはフレッツ光と違い、プロバイダが回線提供もしています。そのため、回線業者・プロバイダ2社との契約ではなくプロバイダのみの契約で済みます。

要点まとめ
  • フレッツ光⇒光回線の名称だがプロバイダ名ではない
  • auひかり⇒同上
  • フレッツ光⇒プロバイダと契約が分かれているのでその気になれば光回線のみ契約することが出来る
  • auひかり⇒プロバイダと契約が分かれておらず、プロバイダとの契約で自動的にauひかりを利用する形となる

フレッツ以外はプロバイダが回線を提供している

先述したように、auひかりを始めとする一般的な光回線はプロバイダが回線も提供しています。

auひかり以外だと以下のような回線が有名です。

小林
小林
NTTとKDDI以外にもいろんな回線業者があるんだね。
ねとみ
ねとみ
NTTのフレッツ光以外の光回線サービスはプロバイダが回線も提供しています。

フレッツ光の煩わしさが改善された光コラボレーションサービス

2016年頃から光コラボレーションと呼ばれる光回線が急速にシェアを伸ばしてきました。

代表的なものを上げるとドコモ光ソフトバンク光OCN光等です。

光コラボレーションはフレッツ光の回線をプロバイダが買い取って再販しているサービスで、端的に言えばこれまで二箇所で契約していたフレッツ光が一本化されたような回線です。

プロバイダとのみ契約でOKなのでフレッツ光のように請求書が分かれていたり、解約時に二箇所に電話する必要はありません。

  • OCNとフレッツ光(OCN光withフレッツ)⇒OCN光に
  • ぷららとフレッツ光(ぷらら光withフレッツ)⇒ぷらら光に
  • yahooBBとフレッツ光(yahooBB光withフレッツ)⇒ソフトバンク光に
小林
小林
フレッツ光の契約の煩わしさを解消したのが光コラボレーションなんだね!
ねとみ
ねとみ
回線をプロバイダが買い取ることで契約の一本化に成功したと言えますね。

光回線の代表的なプロバイダについて

プロバイダがどういうものか分かったところで、ここからは代表的な光回線のプロバイダについて、

「どのような会社が提供しているのか」

「どのようなサービスを提供しているのか」

等を解説します。

NTT関連会社が提供するOCN

OCNは光回線のシェアダントツNo.1だったフレッツ光のプロバイダの中でも会員数が最も多いプロバイダです。

知名度もナンバーワンでしょう。

OCNはNTTの関連会社、NTTコミュニケーションズが提供するプロバイダサービスの名称です。

フレッツ光を除く光回線としては主に、OCN光(光コラボレーション)やドコモ光を提供しており(ドコモ光はプロバイダを選択できます)、またOCNモバイルONEという格安SIMも提供しています。

ソフトバンクが提供するyahooBB

Yahoo!BBはソフトバンクが提供するプロバイダサービスの名称です。

こちらはフレッツ光のプロバイダとしてOCNに次ぐシェア第二位で、知名度も非常に高いです。余談ですがOCNとYahooBBのシェアが大きいのはヤマダ電機を始めとする大型家電量販店の影響が大きいと言われています。

かつてヤマダ電機でフレッツ光が販売されていた頃、取り扱いをしていたプロバイダはOCNとYahooBBの二社のみだったため、全国展開していた家電量販店がフレッツ光を多く獲得していました。そのためその二社は大きくシェアを伸ばしたわけです。

YahooBBが提供している光回線はフレッツ光を除くと現在ソフトバンク光のみです(表向きにはソフトバンクが提供している回線なのでYhaooBBが提供している感じにはなっていませんが)。

ヤフーは光回線以外にも、YahooWi-FiSoftbank Air等無線の回線も提供しています。

元NECグループのビッグローブ

ビッグローブは元NECの一部門だったプロバイダで、現在は独立を経てKDDIの子会社となっています。会社名はビッグローブ㈱。

現在提供している光回線はフレッツ光を除くと、

等で、それ以外にもWiMAX格安SIMまで取り扱っています。

ソニー関連会社が提供するso-net

so-net(ソネット)はソニーのグループ企業の一つであるソニーネットワークコミュニケーションズが提供するプロバイダの名称です。

現在提供している光回線はフレッツ光を除くと、

等で、それ以外にもWiMAXや格安SIMまで取り扱っています。

中でもNURO光はso-netが独自に提供する光回線で、国内最速の通信速度を誇っています。

小林
小林
ずいぶんいろんなプロバイダがあるんだね。
ねとみ
ねとみ
ここに挙げた4つのプロバイダは超有名プロバイダです。この他にも多くのプロバイダが存在します。

正しいプロバイダの選び方

上記以外にもプロバイダは実はたくさんあります。

プロバイダ名
(運営会社)
提供する回線など
OCN
(NTTコミュニケーションズ)
フレッツ光、OCN光、ドコモ光
yahooBB
(ソフトバンク)
フレッツ光、ソフトバンク光、ADSL、ソフトバンクエアー
BIGLOBE
(ビッグローブ)
フレッツ光、ドコモ光、auひかり、ビッグローブ光、WiMAX
so-net
(ソニーネットワークコミュニケーションズ)
フレッツ光、ドコモ光、auひかり、so-net光、NURO光、WiMAX
ぷらら
(NTTぷらら)
ドコモ光、ぷらら光、ひかりTV
@nifty
(ニフティ)
auひかり、ドコモ光、nifty光、WiMAX
GMOとくとくBB
(GMOインターネット)
フレッツ光、auひかり、ドコモ光、WiMAX
楽天コミュニケーションズ
(楽天)
フレッツ光、ドコモ光、楽天コミュニケーションズ光、ADSL
DTIフレッツ光、ドコモ光、auひかり、WiMAX
docomo net
(NTTドコモ)
ドコモ光
au one
(KDDI)
auひかり
eo
(ケイ・オプティコム)
eo光

小林
小林
どれもテレビCMなどで見たことあるものばかりだ…

知名度の高いプロバイダだけでもこれくらいはあり、地域限定のものや法人向けのものを含めるともっとたくさんあります。

この中から自分にあった最適なものを選ぶのは苦労しそうですが、実はとても簡単でかつ最もお得な選び方が存在します。

それは自分が利用しているスマホ、携帯電話に合わせることです。

スマホ、携帯電話とセットで割引が出来るプロバイダを選ぶ

現在ドコモ、au、ソフトバンクの三社はいずれも対応する光回線とセットで割引がされるプランを提供しています。

具体的には、

です。

格安スマホ、格安SIMの場合は大きな値引きはありませんが、やはり光回線も統一することで若干割引がされます。

格安スマホ、格安SIMの場合は

といった感じで統一しましょう。

ドコモ光、auひかりはプロバイダが選べる

上表を見ての通りですが、ドコモ光とauひかりに関しては多数のプロバイダが提供しているため、プロバイダを選択することができます。

ドコモ光、auひかりいずれもプロバイダはどれを選んでもスマホ、携帯電話とセットで割引されるので、それぞれプロバイダはキャンペーンが充実しているお得な業者を選ぶことをおすすめします。

ドコモ光、auひかりのプロバイダについてはそれぞれ下記ページで解説しているので合わせてご一読ください。

ドコモ光おすすめプロバイダ2022
【2023年版】ドコモ光のおすすめプロバイダはコレ!失敗しない選び方'.2015年にスタートしたドコモ光は最も契約者数の多い光回線で、契約件数は700万件を突破しています。※ドコモ公式発表より そんなド.'...
auひかりのプロバイダ
auひかりのプロバイダによる速度の違いと特徴をわかりやすく解説!'.auひかりはプロバイダの選択ができます。「プロバイダによって何か変わるの?」と疑問に思うかもしれませんが、プロバイダによって大きく異なるのはキャンペーン内容です。料金や通信速度などは基本的に同じです。.'...

ソフトバンク光やNURO光、OCN光などはプロバイダを選ぶことができません。それらを契約する際はそれぞれ対応したプロバイダを選ぶことになります。

まとめ

上記をまとめると以下のようになります。

  1. プロバイダとはインターネットを提供する業者(またはサービスの名称)である
  2. ドコモやauも広い意味ではプロバイダの一つ
  3. フレッツ光はプロバイダではなく、別途プロバイダの契約が必要だった
  4. 現在は一本化した光コラボレーションが主流

インターネットを利用する場合、プロバイダとの契約が必ず必要です。

「プロバイダ不要」と言っている人がいるとすれば、それは「フレッツ光のように二箇所と契約する必要がない」という意味だと思ってください。

いろいろ複雑ですが、現在はとにかくフレッツ光以外ならプロバイダのみとの契約だけでインターネットが使えます。

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インターネット案内人
ねとみ
ねとみ
フレッツ光販売、電気通信事業会社の営業経験あり。 光回線やWiMAX、格安SIMなどについて解説しています。 ご意見、ご質問、お問い合わせはTwitterのDM、リプライでお気軽にどうぞ!
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