インターネットを利用するにはプロバイダ契約が必要です。
回線の種類によっては、複数のプロバイダがありプロバイダだけを変更することもできます。
「プロバイダを変更して月額料金を安くしたい」
と思う人は多いと思いますが、現状でプロバイダのみ変更するメリットはあまりありません。
本ページではプロバイダを変更するメリットとデメリットについて分かりやすく解説し、お得な光回線の選び方をお伝えします。
プロバイダの変更について
現在一般的に普及している光回線で、プロバイダのみを変更することができるのはフレッツ光だけです。
フレッツ光以外はプロバイダ契約がセットになっているので、プロバイダ契約だけを変更することはできません。

例えば回線をフレッツ光所有者であるNTTと契約し、プロバイダをOCNで契約しているという場合は、プロバイダのみをBIGLOBEやso-netなどに変更することが可能です。
しかし回線がauひかりでプロバイダをso-netで契約しているという場合は、auひかりのままプロバイダを変更するということはできません。変更をしたい場合は回線ごと乗り換えることになります。

つまり「プロバイダを変更する」という要望を満たすことが出来るのは原則フレッツ光だけです。
フレッツ光以外の場合は回線ごと乗り換えとなります。
プロバイダだけを変更するメリットはない
フレッツ光の場合はプロバイダのみの変更が可能ですが、変更するメリットはほとんどありません。
せいぜい月額料金が200〜300円安くなるだけです。
フレッツ光自体がひと昔前の光回線サービスなので、月額料金は割高。
そのためプロバイダを変更するよりも、回線ごと移行したほうがメリットが多くなります。
光回線の種類は大量にあるので移行先をどれにしたらいいのか最初は迷うと思いますが、選ぶ際の基本的な考え方というものがあるので、下記の記事を参考にしてみてください。

プロバイダだけを変更するデメリット
プロバイダのみ変更するメリットがほとんどない一方、デメリットはたくさんあります。
乗り換えに手間がかかる
プロバイダだけを変更するにはどうしても手間がかかってしまいます。
契約しているプロバイダを解約し、新しいプロバイダを契約するという手順になるのですが、切り替えるタイミングなどを間違えてしまうと、ネットが使えなくなってしまう時間帯が発生してしまうこともあります。
「簡単に乗り換えられる!」と書かれているプロバイダもありますが、トラブルが起きてしまった実例もあるので注意しておきましょう。
違約金が発生することがある
プロバイダによっては解約をする際に違約金が発生してしまうこともあります。
例えば大手プロバイダであるOCNの場合、契約から2年以内に解約すると5,000円の違約金が必要になります。
その他のプロバイダも2年以内を目安に違約金が発生するケースが多いので要注意です。
面倒な設定が必要
プロバイダを変更した場合は、インターネット機器にプロバイダの接続情報を入力しなくてはなりません。
意外に手間がかかりますし、忙しい中でわざわざ設定をし直すのは面倒です。
設定に不慣れだったり全く分からない場合は依頼する必要があるので、その分費用も手間も掛かります。
プロバイダのサービスが使えなくなってしまう
プロバイダが提供する独自のサービス、たとえば電話サービスやメールサービスなどがつかえなくなります。
特にメールサービスを利用しているという人は多いでしょう。
メールは使えなくなると連絡先を変更したことをお知らせする必要が出てきたり、メルマガなどに登録しなおさなければならないといった手間が発生してしまいます。
プロバイダではなく、回線ごと乗り換えよう
ご紹介したように、プロバイダだけを変更するメリットはほとんどなくデメリットばかりです。
しかし回線ごと一緒に乗り換える場合はメリットも多く、お得にネットができるようになることが多いです。
乗り換えの場合は新規契約になるので、お得なキャンペーン特典を受けることもできます。
他社回線も検討しよう
フレッツ光と同じNTT回線を利用しているサービスなら工事不要で非常に楽です。
「工事があってもいい」「よりお得な回線を使いたい」という場合は回線ごと乗り換えるともっとお得になることがあります。
例えばauひかりは新規契約の高額キャッシュバックが有名で4万円ほどもらえます。
また通信スピードの速さで有名なNURO光は4.5万円のキャッシュバックをほぼ無条件で得ることが出来ます。
光回線選びはスマホに合わせるのが基本
これらの光回線は自分の使っているスマホにあわせて選ぶのが基本です。
というのもドコモやau、ソフトバンクといった携帯キャリアにあった光回線を選ぶと通称スマホ割と呼ばれる割引が適用されるからです。
毎月のスマホ代が1台あたり500円〜2,000円ほど安くなります。
家族で同じキャリアのスマホを利用している場合などは全員のスマホに適用されるので非常にお得です。
下記の表を参考に選ぶとよりお得に使えます。
※en光はスマホ割はありませんが、2年縛りがなく月額料金も激安なため格安SIMユーザーに人気があります。
まとめ
プロバイダだけの乗り換えはフレッツ光なら可能ですが、ほとんどメリットがなくデメリットが多いです。
「もっと安く使いたい」「速度を改善したい」といった希望がある場合は、回線ごと乗り換えることをオススメします。
回線を乗り換えると工事費がかかってしまうという点が気になる場合は、NTT回線を使っているサービスを選ぶか、工事費無料キャンペーンを行っているサービスを選びましょう。

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