「パソコンの電源が入らない」「エラーメッセージが表示される」といった症状が発生することはありませんか?
この場合、ご使用のパソコンに何らかの不具合が発生している可能性があります。
パソコンにトラブルが発生した際はなるべく早く対処することでデータを復旧できる確率が上がります。
ただし誤った対処をしてしまうとデータが消えてしまう恐れがあるため注意しましょう。
今回は故障したパソコンからデータを取り出す方法について解説します。
パソコンが故障したときの症状
パソコンが故障したときの主な症状は以下のとおりです。
・電源が入らない
・異音がする
・誤って削除した
・エラーメッセージが表示される
・パソコンがフリーズする
電源が入らない
「パソコンの電源が入らない」「パソコンが起動しない」といった症状が発生することがあります。
この場合、電源周りやハードウェアが故障している可能性が高いです。
むやみに再起動を繰り返したり、自力で復旧しようとしたりすると症状が悪化する恐れもあるため注意しましょう。
異音がする
「カチカチ」「カタカタ」「シャー」などの異音がすることがあります。
この場合、HDDが物理的に破損している可能性が高いです。
個人で復旧するのは難しく損傷を拡大させる恐れがあります。
そのためパソコンから異音がする場合は、データ専門復旧業者に相談しましょう。
誤って削除した
誤って削除した・フォーマットしたというケースがあります。
この場合、削除後すぐに対処すれば高確率でデータを復旧することが可能です。
エラーメッセージが表示される
「フォーマットする必要があります」というエラーメッセージが表示されることがあります。
その指示に従ってフォーマットしてしまうと、保存されていたデータがすべて消えてしまいます。
パソコンがフリーズする
パソコンには電源が入るものの、メーカーやOSのロゴから先に進まない場合は、Wnidowsのシステムファイルが正常に読み込まれていない可能性があります。
パソコンがフリーズするときのよくある原因は以下のとおりです。
・内蔵HDD/SSDの部品破損
・部品の経年劣化
・パソコンの強制終了
・ウイルス感染
Windowsには修復ツールが搭載されていますが、原因や故障個所を理解していない状態で使用すると、かえって状態を悪化させる恐れがあります。
そのためパソコンがフリーズする際はデータ専門復旧業者に相談しましょう。
パソコンが故障する原因
パソコンが故障する主な原因は以下のとおりです。
・論理障害
・物理障害
論理障害
論理障害とは、HDDのデータやシステムファイルが破損することによって生じるデータ障害のことです。
データの読み込み中に強制終了したり、誤操作によってデータを破損したりすることで発生します。
論理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため、確認してみましょう。
・フォーマットを要求される
・ブルースクリーンが表示される
・勝手にファイル名が書き換わる
・ファイルやフォルダが開けない
軽度の論理障害は個人で復旧できることもあるのですが、重度の場合は復旧が難しく、データが消失してしまうことがあります。
したがって、論理障害が疑われる場合はデータ専門復旧業者へ依頼することをおすすめします。
物理障害
物理障害とは、HDDやSSDを構成している部品が、熱劣化や経年劣化、衝撃などによって物理的に破損していることを指します。
経年劣化や物理的破損が原因でパソコンが故障しデータが消失する可能性があります。
物理障害が疑われる場合は、下記のような症状が発生することがあるため確認してみましょう。
・カチカチ、カタカタという異音がする
・認識しない
・読み書きできない
・異臭がする
・フォーマットを促される
物理障害は専門業者でも対応するのが難しく、復旧難易度が高いと言われています。
そのため、個人での復旧は極めて困難であり、最悪の場合データが全て消えてしまう可能性も考えられるのです。
そのため、データを確実に取り出したいのであれば、データ専門復旧業者へ相談しましょう。
パソコンが故障したときの注意点
パソコンが故障したときの注意点は以下のとおりです。
・強制終了しない
・フォーマットしない
・通電しない
強制終了しない
パソコンに不具合が発生した際、強制終了しようと考えるかもしれませんが、これらが繰り返されるとPCに大きな負荷がかかってしまいます。
負荷がかかるとHDD内部のデータを保存している部分が傷つき、状態がさらに悪化してしまう可能性があるのです。
また、HDDは常にデータの読み書きをおこなっていますが、その更新途中で負荷がかかると、データが消失する恐れもあるのです。
フォーマットしない
パソコンに不具合が生した際に「フォーマットしますか?」というエラーメッセージが出現することがあります。
この指示に従ってフォーマットしてしまうと保存されていたデータが消えてしまいます。
通電しない
パソコンの故障が疑われるときに通電し続けてしまうと、データの上書きが行われて状況が悪化する可能性があります。
また、データの破損につながる恐れもあるため、通電をすることは控えて下さい。
パソコンに不具合が発生したときは、機器の電源を切って電源コードを抜いておきましょう。
パソコンが故障したときの対処法
パソコンが故障したときの対処法は以下のとおりです。
・システム復元を実行する
・スタートアップ修復を実行する
・HDDを取り出してデータを移行する
・復旧ソフトを利用する
・データ専門復旧業者を利用する
システム復元を実行する
システムの復元とは、パソコンの設定情報を過去のある時点に戻すことです。
Windowsでは、パソコンを操作するために重要なパソコンの設定情報について、バックアップを取っている場合は、過去の設定情報を呼び出すことができます。
設定情報のデータが壊れてしまうと一部のソフトウェアやハードウエアが使えなくなり、最終的には起動そのものができなくなる可能性があります。
システムの復元機能は、このようなトラブルが発生した場合に有効な対処方法です。
以下の方法でシステム復元を実行することができます。
- 起動しているアプリケーションをすぺて終了する
- 「スタート」ボタンをクリックし、すべてのアプリの一覧から「Windows システムツール」→「コントロールパネル」の順にクリックする
- 「コントロールパネル」が表示されたら「システムとセキュリティ」をクリックする
- 「セキュリティとメンテナンス」をクリックする
- 「セキュリティとメンテナンス」が表示されたら「回復」をクリックする
- 「システムの復元を開く」をクリックすると「システム復元」が起動する
- 「推奨される復元」や「システムの復元の取り消し」と表示された場合は「別の復元ポイントを選択する」をクリックして、「次へ」ボタンをクリックする
- 「推奨される復元」や「システムの復元の取り消し」などの選択項目が表示されない場合はそのまま「次へ」ボタンをクリック
- システム復元が実行されます
システム復元を実行することで、Windows が正常に作動していたときにバックアップしておいた設定情報に戻すことができます。
ただし、システムの復元を実行することで、HDD(ハードディスク)やSSD内の情報の整合性に問題が発生し、システムが不安定になる可能性があるため注意しましょう。
スタートアップ修復を実行する
スタートアップ修復とは、正常に起動されない際に自動で修復を行う機能のことです。
スタートアップ修復を実行する手順は以下のとおりです。
- スタートアップ修復を実行する
- パソコンの電源を入れ、ログイン画面が表示されたら、ログインせずに画面右下のマークをクリックし「再起動」を、Shiftキーを押しながらクリックする
- 「オプションの選択」画面が表示されたら「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→ 「スタートアップ修復」の順にクリックする
- 画面が遷移した後、任意のアカウントを選択してログインパスワードを入力し「続行」をクリックする
- 画面が遷移するとスタートアップ修復が始まるため、処理が完了するまでそのまま待ちましょう。
- 修復に成功した場合Windows が起動されます。
ただし、この機能はソフトウェアの不具合の中でも起動に関する部分しか修復することができません。
全ての問題を修復できるわけではないので注意しましょう。
HDDを取り出してデータを移行する
「パソコンがそもそも起動しない」という場合は、HDDを取り出してデータを移行する方法があります。
ただし、この作業はパソコンを分解する必要があるため、リスクが非常に高いです。
あまり費用をかけず、自力でデータを取り出したいという場合のみ実行するようにしましょう。
安全かつ確実にデータを復旧したいのであれば、データ専門復旧業者に相談するのがおすすめです。
復旧ソフトを利用する
機器の不具合を解消しデータを復元するために、まず復元ソフトを利用するという方法があります。
価格も安価で気軽に始めることができるというメリットがある一方、データを正確に取り出せない確率が高く、物理障害には対応できないという懸念点があるのです。
復元ソフトを利用するとトラブルの原因を正確に特定できなかったり、複雑な作業を求められて操作を誤ってしまったりする可能性があります。
復元ソフトで一度失敗してしまうとデータの復元率が下がってしまう傾向があるため、復元ソフトを使用せず、データ専門復旧業者へ相談することをおすすめします。
データ専門復旧業者を利用する
大切なデータを復旧できる確率が最も高いのはデータ専門の復旧業者へ依頼することです。
個人で対処するのが難しい物理障害や重度の論理障害が発生している場合でも、正確に原因を見極め、適切に対処することができます。
また、高い技術力と専門設備が備わっている業者であれば、安心してデータ復旧を任せることが可能です。
そのため、安全かつ確実にデータを復旧したい方は、データ専門復旧業者へ相談しましょう。
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1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
まとめ
今回は故障したパソコンからデータを取り出す方法について解説しました。
パソコンの故障が疑われる際は通電したり強制終了したりするのは控えましょう。
データが破損する恐れがあります。
パソコンは繊細な機器であるため、慎重に取り扱い、なるべく早く対処しましょう。
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