「オンラインゲームに必要な速度ってどのくらいなのかな?」
「ゲーム中にラグが出て困る」
こんな疑問や悩みをお持ちではありませんか。
オンラインゲームの世界では「速度が命」といわれていますが、実際どのくらいの速度があれば良いか、という点はあまり知られていません。
また、通信速度が遅くて、ゲーム中に遅延や停止など不具合が出るため、プレイをあきらめたという人もいるかもしれません。
今回はそんな人向けの記事です。
【一目でわかる結論】
オンラインゲームに必要な通信速度:約30Gbps
通信速度の遅延の原因や解消法なども解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
目次
回線速度に関わる用語を解説
回線速度について解説するうえで、知っておくべき単語が2つあります。
それぞれについて解説していきます。
bpsとは通信速度を表す単位
bpsとは、「bits per second」の略で、bit(ビット)とは情報量の単位のこと。
bpsは1秒あたりに通信できるデータの量を表します。つまり、bpsが大きいほど多くの情報を転送可能です。
bpsの単位には、他に「Kbps(キロビーピーエス)」「Mbps(メガビーピーエス)」「Gbps(ギガビーピーエス)」などがあります。
- 1Kbps=1,000bps
- 1Mbps=1,000Kbps
- 1Gbps=1,000Mbps
つまり、次の順に通信速度が早いことになります。
Gbps > Mbps > Kbps
Ping値とはデータの送受信にかかる時間を数値化したもの
Ping値(ピン値)とは、一言で表すと「応答速度」のこと。データを送信してから受信するまでの速度です。
Ping値が小さいと、応答速度が遅い=タイムラグが大きい、データのやりとりに時間がかかることになります。オンラインゲームをするうえでPing値も重要な要素です。
オンラインゲームに必要な通信速度の目安は30Mbps
冒頭に結論付けたように、速度がそこまで重要視されないゲームの場合、最低限必要とされる通信速度の目安は約30Mpbs。
もちろんゲームの特性によって、要求される最低限の速度は異なります。
どのくらいの速度があれば満足なのか、速度ごとの使用状況の目安を作成しました。
速度 | 詳細 |
---|---|
30Mbps以上 | とても快適に使える。 |
10~30Mbps | 快適に使える。 |
5~10Mbps | まあまあ快適だが、使い方によっては満足できないかも |
1~5Mbps | PCだと動画が止まる時が出てくる速度。 |
1Mbps以下 | 動画の視聴が困難。高画質画像の表示が遅い。 |
ラグの原因は、通信速度だけではなくping値が影響
ラグが発生する要因には、データの通信速度以外に、Ping値(ピン値/ピング値)も大きく影響します。
単位は「ms」で、一般的に数値が小さいほどレスポンスが速く、タイムラグが少ないということですね。
- FPS、TPS、格闘ゲーム・・・15ms以下
- MOBAなど速度が重要視されない対戦ゲーム・・・30ms以下
- MMORPG、CPUと戦うゲーム・・・50ms以下
- TCG、囲碁、将棋・・・100ms以下
通信速度の確認方法
オンラインゲームをするのにどれくらいのbps・Ping値が必要なのか分かったところで、
それぞれで通信速度を計測する方法をご紹介します。
PS4の場合は「インターネット接続を診断する」で計測できる
PS4で通信速度を計測する手順は次の通りです。
- ホーム画面の「本体設定」を選択する
- 「ネットワーク」「インターネット接続を診断する」の順に選択する
Nintendo Switchの場合は「接続テスト」で計測できる
Nintendo Switchで通信速度を計測する手順は次の通りです。
- ホーム画面で「設定」を選択する
- 「インターネット」「接続テスト」の順に選択する
Xboxの場合は「ネットワーク速度テストと統計情報」で計測できる
Xboxで通信速度を計測する手順は次の通りです。
- Xboxボタンを押す
- ガイドを開く
- 「プロファイルとシステム」「設定」「全般」「ネットワークの設定」「ネットワーク速度テストと統計情報」を選択する
PCの場合は「Fast.com」で計測できる

PCで通信速度を計測する手順は次の通りです。
- 「Fast.com」を開く
- 「詳細を表示」をクリックする
スマホの場合は「Speedtest-インターネット速度」で計測できる

スマホで通信速度を計測する手順は次の通りです。
- 「Speedtest-インターネット速度」をインストールする
- 「スタート」をタップする
通信速度が遅くなる原因と対処法
通信速度が遅くなる原因には次のものがあります。
それぞれの対処方法についても解説します。
1.回線やプロバイダの問題
ひとつめに考えられるのは回線の問題。
光回線・ポケット型WiFiなど、インターネットを接続する回線側の障害等で、速度遅延が発生する場合があります。
また、インターネット接続の窓口となるプロバイダのサーバーが脆弱だったり、混雑していることで、速度低下が起こる可能性も。
【対処法】
◆回線側の要因
→IPv6接続のオプションをつけて改善できるか試す。または、高速通信に対応している回線に変える。
◆プロバイダ側の要因
→プロバイダにサーバー側でなんらかの遅延が発生していないか確認する。別のプロバイダの変更する
2.接続方法の問題
WiFiで接続している場合、ルーターとの距離や障害物、電波干渉、ファイアーウォールの設定によるものなど、さまざまな要因から速度低下がおこる場合があります。
【対処法】
◆ルーターとのパソコンの距離が離れている
→できるだけ距離を近づけるのが理想。難しい場合は、Wi-Fi中継機を入れて、速度が保てるよう試してみる
◆電波干渉が起きている
→通常、Wi-Fiで使う周波数帯は2.4GHz帯なので、5GHz帯に変更して改善するか確認する
3.周辺機器の問題
接続しているルーターやONUの問題も考えられます。機器本体の経年劣化などにより、速度が落ちたという事例もしくなくありません。
また、LANケーブルが原因となっている可能性もゼロとはいえません。古いLANケーブルを使っていた場合、上限100MBしか対応していないものがあります。
その場合、どんなに高速通信の回線を契約したとして、LANケーブルが高速対応していないため、上限は100MBしか出ないのです。
【対処法】
◆ルーターが原因の場合
→有線に切り替えて、速度に違いがあるか確認する。極端に違う場合は、ゲームの時のみ有線で接続するのも1つの方法。
→5年以上前のルーターの場合、規格そのものが高速に対応していない場合があるので、新しいルーターへの入れ替えを検討しよう。
◆LANケーブルの問題
→一定年数経過しているLANケーブルであれば、積極的に新しく入れ替えよう。
4.ゲーム側のサーバーの問題
ゲーム側のサーバーが不安定になっていることで、タイムラグが起こってしまうケースも考えられます。
その場合、自分の力ではどうしようもないので、ゲームサーバー側が安定するまで待ちましょう。
【対処法】
◆ゲーム提供元に問合せ可能であれば、サーバー上で何か不具合が出ていないか問い合わせをしてみよう。
特にサーバー側に問題がなければ、ほかの原因を疑い、対処法を試そう。
5.PCやゲーム機の問題
最後は、PCやスマホ、ゲーム機が問題となる可能性も考えられます。
PCのスペックが低いと、高速通信が必要とされる場面でも、能力が低いため処理しきれず遅延が発生します。
またゲーム機は、PCに比べると性能が元来低いので、ゲーム機の仕様上、ある程度のラグが発生しても仕方がない部分もあります。
【対処法】
◆PC側の要因
→視覚効果を削減、クリーンアップやデフラグを行い最適化を図る、セキュリティソフトの見直し、メモリ増設などでPCの処理能力をあげる
→オンラインゲームに特化したゲーミングPCへの入れ替えを検討する
まとめ:オンラインゲームに必要な最低限度の目安は約30Mbps
今回の記事ではオンラインゲームで必要な通信速度の目安を解説しました。
ラグの発生を解消する方法は1つとはいえませんし、そもそものパソコンのスペックによっても違ってきますので、今回紹介した方法で、劇的に改善するとはいえません。
ですが、試してみることで、現状よりは良くなる可能性はあるので、できることから試してみると良いでしょう。
少しでも状態を整えて、オンラインゲーム生活を楽しんでくださいね!
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