「IPv6にすることで回線速度が速くなるって聞いたけどOCNでも対応してるの?」
「設定したはずなのに速度が速くならない…」
OCNのIPv6に関してこのようなことでお困りではないでしょうか。
回線速度が大幅に改善される可能性の高いIPv6ですが、実は契約したタイミングによっては自分で設定しないといけなかったり、必要な機器を用意する必要があったりと、人によってやるべきことが変わってきます。
そこで、この記事では
- OCNでIPv6に接続するために必要な手続き
- うまく繋がらない時の対処法
それぞれ解説していきます。
ネットについてあまり詳しくない方でもわかるようにやさしく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
OCN契約中であればIPv6を利用可能です
OCNのサービスを契約している人であれば、IPv6を無料で利用することができますが、契約した期間によってはかんたんな手続きが必要です。
- 2017年7月25日以降にOCN光を契約した人
- 2017年9月1日以降にOCN for ドコモ光を契約した人
- 2018年6月15日以降にOCN光 withフレッツを契約した人
- 2017年7月25日以降にOCN光を契約した人
- 2017年9月1日以降にOCN for ドコモ光を契約した人
- 2018年6月15日以降にOCN光 withフレッツを契約した人
以上の期間であれば、既にIPv6を利用可能です。
機器に接続するだけでIPv6が利用可能で、設定は必要ありません。
IPoE提供前から継続して機器を使用している場合は、再起動を行うだけでIPoE接続が開始されます。
また、機器は以下のものであればOKです。
- ひかり電話対応ルーター
- フレッツv6オプション対応のブロードバンドルーター
対応機種は以下に詳しく掲載されています。
上記で解説した期間以外にOCNを契約した人に関しては、OCNメールアドレス宛てに送信されたメールから手続きを行う必要があります。
NTT東日本エリア・NTT西日本・OCN光の場合は手続きする必要はありません。
OCNforドコモ光・OCN光withフレッツを利用している方は、メールに記載されているURLからフォームにアクセスし、必要事項を入力して手続きを行います。
申し込んだのに速度が遅い時の解決策
「IPv6に申し込んだのに速度が変わらない」
「むしろ遅くなっている気がする…」
ここからはそんな時の解決方法をご紹介します。
ネットワークの接続状況を確認する
IPv6にしたのに遅い…そんな時はまずネットワークの接続環境を確認しましょう。
きちんと設定されておらず、IPv6方式になっていないかもしれません。
以下のページにアクセスすると、接続IPアドレスがIPv6かIPv4のどちらになっているか解ります。
接続機器の設定が間違ってないか確認する
機器の設定ができておらず、IPv6に接続されていない可能性もあります。
その場合はパソコンや各機器の設定を見直すことで速度が改善することもあります。
主要機器の設定方法を解説していきます。
iPhone
iPhoneでの設定方法は以下の通りです。
- 設定アプリからWi-Fiをタップする
- Wi-Fiの右側のボタンをタップしてWi-Fiを有効にする
- 接続可能なWi-Fi一覧からIPv6に対応したルーター名をチェックする
- ルーターに設定されているパスワードを入力して接続をタップする
- 接続ができたらWi-Fi名の右側にある青い〇のマークをクリックする
- 接続ができていたら、IPv4アドレスの下にIPv6アドレスという欄が表示される
また、iPhoneの場合はまずIPv6接続ができているか外部サイトで確認することができるので、アクセスしてチェックしてみましょう。
Android
Androidでの設定方法は以下の通りです。
- 設定アプリから無線とネットワークを選択
- モバイルネットワークを選択
- アクセスポイント名を選択
- アクセスポイントの編集からAPNプロトコルを選択
- IPv4/IPv6をチェック
これでサイトに合わせてIPv6での接続を自動的に行ってくれるようになります。
接続されているかどうかは上記のiPhoneの設定方法でも紹介したサイトにアクセスすることで確認できます。
Mac/Windows
パソコンでの設定方法をOS別にご紹介します。
Windows
- スタートボタンからネットワーク接続を選択
- ネットワーク設定の変更からあだぶたーのオプションを変更するを選択
- OCNと書かれている部分を右クリックしてプロパティを選択
- 全般タブのサービス名が空欄になっているかどうかチェックしてセキュリティタブを選択
- 「次のプロトコルを許可する」「暗号化されていないパスワード」「チャレンジハンドシェイク認証プロトコル」「MicrosoftCHAPVersion2」にチェックが入っているか確認
- ネットワークタブをクリックし、インターネットプロトコルバージョン6にチェックが入っているか確認
Mac
- Dockの「システム環境設定」を選択
- ネットワークを選択
- 画面の左側にある「Ethernet」を選択
- ネットワーク環境を自動に設定して詳細を選択
- 「TCP/IP」を選択し「IPv4の設定」を「DHCPサーバを使用」に変更
- 「IPv6の設定」を「自動」に変更
- 「DHCPクライアントID」を空欄にしてOKを押す
- 適用ボタンを押して設定画面を閉じる
IPoEに対応したルーターを使用しているか確認する
IPv6に設定するだけでなく、ルーターがIPoE方式に対応したものでないと速度は改善されません。
IPv6に接続できる環境だったとしてもルーターが対応していなければ意味がありません。
まずはルーターがIPoEに対応しているかどうか確認しましょう。
お持ちのルーターの説明書をチェックしたり、ルーターの名称で検索をかけてIPoE対応のものか確認します。
IPoE対応でない場合は、別途家電量販店やインターネットでIPoE対応のルーターを購入しましょう。
まとめ:IPv6を利用して快適なインターネットを楽しもう
現在はIPv6に対応した回線が多くなってきており、たくさんの人がIPv6接続に変更して快適にネットが使えるようになったと評価しています。
現在の通信速度に満足していない方は、ぜひIPv6接続方式での通信ができるよう、申し込みを行ってみましょう。
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!