いまやどの会社にも必須となっているネット回線。とにかく速い法人向けネット回線をお探しの会社におすすめなのが「NURO Biz」です。
NURO Bizは、個人向けネット回線である「NURO光」の法人向けプラン。とはいえ、その内容は通信速度だけでなくセキュリティやクラウドサービスにおいても充実しています。
この記事では「NURO Biz」について、そのサービス内容やNURO光との違いについて解説します。
目次
NURO Bizは光回線やセキュリティを含めたソリューションサービス

「NURO Biz」は、単なる光回線のサービスではありません。セキュリティサービスやクラウドサービスを含めた、総合的なソリューションサービスがNURO Bizです。
具体的には、NURO Bizには次のサービスがあります。
サービス名 | サービス内容 |
---|---|
NUROアクセス | インターネット接続サービス |
NUROリンク | 社内向けネットワークサービス |
NUROモバイル | モバイルデータ通信サービス |
NUROセキュリティ | 社内外からの脅威に対応できるセキュリティサービス |
NUROクラウド | 各種クラウドサービスを提供 |
これらのサービスはそれぞれに料金が設定してあり、全て契約する必要はありません。逆に会社の弱みをカバーできるように、さまざまなサービスを組み合わせることも可能です。
またNURO Bizは法人向けのプランであるため、個人事業主は利用できません。
NURO光とは何が違うの?
NURO Bizを運営するソニービズネットワークス株式会社は、個人向け光回線サービスの「NURO光」も運営しています。
NURO光と比較するために、NURO Bizのインターネット接続サービスである「NUROアクセス」において、NURO光にはない特徴をまとめました。
- 帯域確保、帯域保証がある
- 下り最大10Gbpsのプランがある
- 固定IPアドレスが付与される
- 24時間365日の保守対応サービスがある
順番に掘り下げていきましょう。
帯域確保、帯域保証がある
NURO光を含めた光回線は、通信速度の保証がない「ベストエフォート型」です。
一方、NUROアクセスの「スタンダード」プランでは通信速度が確保されており、一定より遅くなることはありません。
また通信速度が遅くなり、稼働率が低くなったときには、状況に応じて料金の一部を返金するサービス品質保証(SLA)も付帯してます。
下り最大10Gbpsのプランがある
また下り最大10Gbpsの「NURO アクセス」には「NEXT 10G」というプランがあります。
個人向け光回線のNURO光では、通信速度が下り最大2Gbpsとかなりの速さを提供しています。「NURO アクセス NEXT 10G」では、その最大5倍ものスピードで通信できるのです。
10Gbpsも必要ない会社も多いでしょうが、接続台数が多いところやトラフィック量が多い通信をする場合にはこのような速度の需要があるでしょう。
固定IPアドレスが付与される
IPアドレスは、通常ではプロバイダ接続の度に変わってしまうもの。しかし固定IPアドレスを保有すれば、何回プロバイダに接続しても変わりません。
固定IPアドレスを取得する大きなメリットは次の2点です。
- VPNを構築できる
- 不正アクセスを防げる
VPNとは、特定の人だけが接続できるネットワークのことです。会社内で秘匿性の高いファイルを共有するときに、VPNがあると非常に便利です。
またWebサイトを特定のIPアドレスからしかアクセスできないように設定することで、サーバーへの不正アクセスを防げることも、固定IPアドレスを保有することのメリットです。
その他にも、固定IPアドレスのメリットには自社でサーバー構築ができる、外部からでも会社のパソコンを遠隔操作できるというものがあります。
24時間365日の保守サービスがある
今やどの会社でもインターネット回線は必須となっています。そこでもしネット回線にトラブルが起きて、使えなくなると売り上げや運営に大きな影響が出る場合も。
法人向けのネット接続サービスの「NUROアクセス」は、そのような事態にも対応できるように24時間365日の保守サービスが付いています。
NURO Bizの導入事例
NURO Bizは、このような会社で導入されています。
NURO Bizの導入事例
- SBI証券
- キングソフト
- GEO
- 島村楽器
- 専修大学
- NAVITIME
- JAL
このようにNURO Bizは証券会社やソフトウェア会社、教育機関、航空会社でも使用されており、多くの企業・業態で使われているのです。
NURO Bizのネット接続サービス「NUROアクセス」について
続いて、NURO Bizのメインサービスでもある「NUROアクセス」について詳しく深堀りしていきます。
まず、NUROアクセスの提供エリアについてまとめました。
地方 | 件名 |
---|---|
関東 | 東京、神奈川、茨城、千葉、埼玉、栃木、群馬 |
東海 | 愛知、静岡、岐阜、三重 |
関西 | 大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫 |
NURO光では北海道や九州地方でも提供しておりますが、NUROアクセスでは関東・東海・関西のみの提供です。
NUROアクセスにはさまざまなプランがあり、それぞれに特徴があります。まずは各プランの料金をまとめました。
プラン名 | 月額料金(税込) |
---|---|
スタンダード | 20,735円 |
プレミアム | 55,000円(30M) 165,000円(50M) |
エントリー | 5,217円(戸建) 6,809円(オフィスビル) |
NEXT 10G | 198,000円 |
ではそれぞれのプランについて深堀りしていきましょう。
スタンダード
「スタンダード」プランは、NUROアクセスの中でも最も標準的なプランです。概要については次の表をご覧ください。
プラン名 | スタンダード |
---|---|
料金 | 月額20,735円 |
通信速度 | 下り最大2Gbps/上り最大1Gbps |
帯域確保 | 最低10Mbps以上 |
SLA | あり |
保守サービス | オンライン・オンサイト共に24時間365日 |
固定IPアドレス | 1つ付与 |
初期費用 | 165,000円※実質無料 |
工事費用 | 55,000円 |
事務手数料 | 3,300円 |
最低契約期間 | 1年 |
またこのプランは、上で解説したNUROアクセスの特徴である「固定IPアドレス」「SLA(サービス品質保証)」「24時間365日の保守サービス」があります。このうち、保守サービスは電話でのリモート、現場に出張してくれるオンサイトの両方が含まれます。「スタンダード」プランは、最低10Mbps以上の帯域確保がされているのが大きな特徴です。
初期費用は15万円と割高です。しかし契約後24ヶ月間は毎月6,875円(税込)が月額料金から割引かれるため、24ヶ月利用すれば初期費用は実質無料になります。
最低契約期間は2年。2年以内に解約した場合は10,450円(税込)と初期費用の残債が一括請求されます。
プレミアム
「プレミアム」プランは、スタンダードプランよりも帯域保証の面で上のプランです。
またこのプランは、「30M」と「50M」の2プランに分けられます。この2プランは料金と帯域保証の面で異なります。
プラン | 30M | 50M |
---|---|---|
料金(税込) | 55,000円 | 165,000円 |
帯域保証 | 30Mbps | 50Mbps |
このように、それぞれ帯域保証されている速度が異なり、30Mプランより速い50Mプランの方が料金が高いです。
その他の概要については次の表をご覧ください。
プラン名 | プレミアム |
---|---|
通信速度 | 下り最大2Gbps/上り最大1Gbps |
SLA | あり |
保守サービス | オンライン・オンサイト共に24時間365日 |
固定IPアドレス | 1つ付与 |
初期費用 | 165,000円(税込)※実質無料 |
工事費用 | 55,000円(税込) |
事務手数料 | 3,300円(税込) |
最低契約期間 | 1年 |
このように、「プレミアム」プランは基本的な内容は「スタンダード」プランと変わりありません。
しかし、スタンダードプランより速度が速いことが保証されています。
エントリー
「エントリー」プランは、これまで紹介したプランよりも安価で手軽なプランです。
またこのプランは、戸建プランとオフィスプランに分けられます。
プラン | 戸建て | オフィス |
---|---|---|
料金(税込) | 5,217円 | 6,809円 |
保守サービス | オンラインのみ 9:30〜18:00 | オンライン・オンサイト共に平日9:30〜18:00 |
このように、エントリープランはスタンダードプランやエントリープランと異なり、料金は低めです。一方、エントリープランは保守サービスの対応時間に制限があります。
しかし、戸建てプランでも月額1,650円(税込)の「オンサイト保守オプション」に加入すれば、オンサイト保守サービスを受けられます。
そのほかの概要については次の表をご覧ください。
プラン名 | エントリー |
---|---|
通信速度 | 下り最大2Gbps/上り最大1Gbps |
固定IPアドレス | なし |
SLA | なし |
初期費用 | 3万円(税別)※実質無料 |
工事費用 | 5万円 |
事務手数料 | 3,000円(税別) |
契約期間 | 2年(自動更新) |
このように、エントリープランは通信速度は他プランと変わらず、月額料金や初期費用が安いため、導入しやすいと言えます。
しかし、その分保守サービスやSLA、固定IPアドレスの面で他プランに劣ります。
NEXT 10G
「NEXT 10G」プランは、これまで紹介したプランよりもさらに通信速度を重視したものです。概要を表にまとめました。
プラン名 | NEXT 10G |
---|---|
料金(税込) | 月額198,000円 |
通信速度 | 下り最大10Gbps/上り最大2.4Gbps |
帯域保証 | なし |
SLA | あり |
保守サービス | 24時間365日 |
固定IPアドレス | 1つ付与 |
初期費用(税込) | 165,000円※実質無料 |
工事費用(税込) | 55,000円 |
事務手数料(税込) | 3,300円 |
最低契約期間 | 1年 |
このように、通信速度が下り最大10Gbps、上り最大2.4Gbpsとなっており、ただでさえ速いと定評のあるNURO光よりも圧倒的に速いプランです。
帯域保証はありませんが、SLAや保守サービスが付帯しているため、業務に支障が出た場合のサポートは充実しています。
NURO Bizのその他サービス
前の章では、NURO Bizのインターネットアクセスサービスである「NUROアクセス」について解説しました。
冒頭でもお伝えしたように、NURO Bizには他にもさまざまなサービスがあります。
- NUROリンク
- NUROモバイル
- NUROセキュリティ
- NUROクラウド
この章では、これらのサービスについて掘り下げていきましょう。
NUROリンク
「NUROリンク」は、「閉域網」を利用できるサービスです。
閉域網とは、社内や部署内など、限定された空間でのみアクセスできるネットワークのこと。
閉域網は外のネットワークとは切り離されているため、ごく限られた人しかアクセスができません。そのため非常にセキュリティ面で優れています。
NUROモバイル
「NUROモバイル」は、法人向けのモバイル通信サービスです。
このサービスはドコモ回線のSIMカードを提供されるもので、それを会社にある端末に挿して使います。
プランによってデータ通信容量が決まっておりますが、会社内で容量をシェアすることもできます。また固定IPアドレスの設定も可能です。
NUROセキュリティ
「NUROセキュリティ」は9種類のセキュリティサービスが利用できます。
「UTM(統合脅威管理)」や「クラウド型サンドボックス」など最新のセキュリティ機器など、会社にとって重要なセキュリティ対策をこれひとつで行えます。
NUROクラウド
「NUROクラウド」は、さまざまなクラウドサービスを利用できるものです。
「Office 365」や「G Suite」、クラウド型セキュリティサービスなど、ビジネスの効率化に便利なサービスが充実しています。
NURO Bizのメリット・デメリット
最後に、NURO Bizのメリットとデメリットをまとめました。まずはメリットについて見ていきましょう。
- 他の法人向け光回線よりも通信が速い
- 帯域保証がある
- 稼働率の保証がある
- セキュリティ強化、クラウドの活用などの課題解決ができる
まずNURO Bizの「NUROアクセス」はNURO光と同様に、通信が速いというのが大きな特徴です。さらに帯域保証や稼働率の保証も付いており、通信が速い光回線を探しているならNURO Bizは強くおすすめできます。
また「NUROセキュリティ」や「NUROクラウド」など、通信サービス以外にもサービスが充実しています。そのため、デジタル面で課題を抱えている会社はNURO Bizを導入するメリットが大きいと言えるでしょう。
しかし、NURO Bizにはデメリットがあります。それは導入まで時間がかかるということです。
NURO Bizは、申し込みから利用開始まで1〜2ヶ月かかります。さらに東海・関西・九州では2〜4ヶ月かかることもあるようです。
そのため、とにかく急ぎで会社のネット環境を整備したい会社にはおすすめできません。
まとめ
この記事では、NURO光の法人向けプラン「NURO Biz」について解説しました。
記事内でもお伝えしたように、NURO Bizのインターネット接続サービスである「NUROアクセス」は下り最大2Gbpsと、通信が速い光回線をお探しの会社にはおすすめです。また他のサービスも充実しています。
通信環境や会社内のセキュリティ面などで課題を抱えている会社は、「NURO Biz」の導入を検討してみてはどうでしょうか。
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!