光回線のプロバイダやWiMAX、格安スマホ、その他にも家電製品や飲食店等を検討する際、真っ先に使っている人、購入した人、利用した人の評判を参考にするという人は多いです。
確かに何か購入を検討している再、実際に使っている人のその商品の評価を見ると信ぴょう性が高くとても参考になるケースも多々あります。
そのためこのサイトでも例えばauひかりって結局どうなのよ!?特徴と評判をまとめるのような記事には実際に使っている人達の声を参考資料として載せています。
ですがこの利用者の評判、評価は実は結構アテにならないことが多いです。
同じ商品でも評価が大きく分かれる理由

※画像はアマゾンのレビューの一例。全体的に高評価だが☆2つ以下が1割くらいある
楽天やアマゾン、価格.comといった販売サイトの他に食べログやぐるなび、yahoo映画のようなレビュー専用サイトもあるくらいネット上の口コミ、レビューは人気があります。
しかし上記サイトの口コミは不思議なことに全く同じ商品や飲食店、映画等のコンテンツでも☆が5つの人もいれば1つの人もいたりと驚くほどに評価が大きく分かれます。
そして評価が分かれることは珍しいことではなく、むしろ全評価が☆3つ以上だったりすることの方が稀です。
何故ここまで大きく分かれてしまうのでしょうか。
理由その1 期待値の違い
ネット上の口コミ、レビューは不特定多数の利用者によって書かれています。
そのため同じ商品でも買う前の心理状態が違っていたりします。
例えばAさんは商品(5,000円)を購入する前に友人から「とても良い商品だよ!絶対これを買うべき!」と知らされていたとします。Aさんは5,000円がちょっと高いと感じて迷っていたけど友人がそう言うならと思い購入しました。
そして逆にBさんは友人から「値段相応だよ。それほど良い商品じゃないけど安いから買いかもね」という意見を聞きました。Bさんは今まで一つグレードの高い商品を使っていたけど壊れてしまったのでとりあえず安価なもので対応しようと考えていました。
前者の期待値は非常に高いですが、後者の期待値は低いです。
そうするとAさんの場合は実際届いた商品がとても良い商品なら☆3つか4つ、予想をはるかに上回るものだったら☆5つ、友人から聞いていたほど良い商品ではなかったと感じたら☆2つ以下を付けるでしょう。
一方でBさんはそれほど良い商品じゃないけど価格相応と感じたら☆3つ、この価格にしては優れていると感じたら☆4つ以上、☆2つ以下を付ける時はこれは使えないなーと感じた時だけでしょう。
同じ商品5,000円でもまず5,000円を高いと感じるか安いと感じるかで期待値に差が生じ、更に前評判によっても期待値が大きく変わってきます。
期待値が高ければ高いほど優れた商品でなければ良い評価は付きません。逆に期待値が低ければ比較的高評価になりやすいです。
これが顕著に表れているのは映画のレビューサイトです。
映画のレビューサイトでは上映直後の評価がやたら低く、DVDやブルーレイ化した後の作品の評価は比較的高くなる傾向があります。
これはやはり映画館で観た場合とブルーレイでレンタルした場合の価格差、そして上映前の待ち遠しい状態だった人と、「話題になってたからとりあえず借りてみよう」程度で視聴した人で期待値に大きな差が出ているからだと予想します。
インターネット回線の評判もこれに大きく左右されます。
ADSL回線から光回線に乗り換えたという人は3Mbps~5Mbpsでも非常に快適に使えると評価することが多いですが、HDの動画やオンラインゲームでシビアな通信環境を要求している人は5Mbps程度になると低評価の対象となります。
理由その2 評価ポイントのずれ
インターネットの口コミをしている人は評論家でもなければ美食家でもありません。
評価の仕方が上手い人、詳しい人もいるかもしれませんが大多数は普通の人です。
そのため評価すべきところやポイントが人によって全然違ってきたりします。
食べログの評価は参考にならないことで有名ですが素人が付けた飲食店のレビューは評価ポイントが人によって全く違っているため人によって評価が大きく分かれています。
例えば香川県のさぬきうどんは美味しいと全国的に有名だと思います。
私も好きでよく食べるんですが、香川県の讃岐うどんの店はどこも質素でその多くがセルフサービスという形を取っています。
自分で麺を温めて出汁を注いでネギなどの薬味を乗せる。席に座っても店員さんはお水一つ出してくれません。
讃岐うどんのセルフの店はその辺のファミレスと比べてずっとサービスが悪いです。
「だから評価しない。」
というようなことが食べログ等の口コミで書かれていたりするんですよね。
ここまで極端な例は珍しいかもしれませんが、よくあるのは少しクラスの高い料亭等に行った人が「料理が出てくるのが遅い」という理由で評価を下げたり・・・ということがあります。
速さが売りのファーストフード店ならその評価を付けるのは間違いではありませんがそれを全く売りにしていない料亭で「料理が出てくるのが遅い」と評価するのはマックに味のバリエーションが少ないと言っているようなもの。
評価すべきポイントがずれ過ぎなんです。
理由その3 評価先のずれ
これはアマゾンや楽天等の物販サイトに多いです。
「商品が届くのが遅かった」
「返金対応が悪かった」
というような理由で低評価を付ける人がいます。
が、これは商品そのものではなくその商品を提供する会社や運送会社等に対してのものです。
全体的に高い評価が多いのに何故か☆1つが数個付いているという場合はだいたいこの手のレビューが多いですね。
評価している人達は不特定多数の一般の人なので評価の付け方が分かりません。
そのため商品レビューに対して商品を販売する業者や運送会社の評価を付けてしまうわけです。
客観的な事実だけ信用しよう
では実際に使っている人のレビューや評価は全く参考にならないのかというとそういうわけでもありません。
やはり私達消費者は初めて購入する商品は購入するまで分からないわけですから買い物で失敗しないために実際に使っている人の意見を参考にすることは大事です。
しかしすべての意見を鵜呑みにしていては何が良くて何が悪いか、どれが本当でどれが間違いなのか分からなくなってしまうので、レビューや評価を参考にする時は極力客観的な数値等の事実のみ参考にしましょう。
客観的な事実と言っても単に調べれば分かる商品のスペックや寸法のことではありません。
例えばパソコンの「音がうるさい」や「起動が遅い」等もそれに入ります。
ですが音がうるさいとか起動が遅いというのはやはり利用者の主観的な要素が多いのでアテになりません。
が、同様の意見が数件~数十件あればそれは客観的であると判断することが出来ます。
スマートフォンの評価に「重い(動作の意味で)」という評価があったとします。
数十人のレビューのうち一人だけ「重い」という意見があった場合、そのレビュアーが単にそれ以前に使っていたスマートフォンと比べて「重い」と感じているだけかもしれません。
しかしこれが5人、10人「重い」という意見があるとそれは他の多数のスマホに比べて「動作が重い」可能性が高いわけです。
ネット回線の速度の評判について
ネット回線は固定回線、モバイル回線問わず同じ商品でも「速い」と「遅い」という意見が真っ二つに分かれてしまいます。
なので光回線や格安SIM等どれを選ぶべきか、どれが良いのか分からないと思う人も多いと思います。
正直私にもわかりません。毎日調べていても分からないんですよね。
ネット回線の通信速度はベストエフォート(最大限努力するという意味)で開示されているため実測値がどれくらいになるのか使ってみないと分かりません。
だから実際どれくらいになるのか使っている人のレビューや評価を見て調べるわけですが、同じ回線でも全然ダメっていう人もいれば高評価をしている人もいます。
だから全然分からないんですよね。調べれば調べるほどにどれが良いのかわからなくなっちゃいます。
なので私の場合はもう社風というか、会社で選んでいます。会社が信用できる会社かどうか。利用者から不満があった時に対応する会社かどうか。
誇大広告気味で再現性のないサービスを提供している会社のサービスは絶対使いません。他社と比べて極端に安いサービスとかね。
ネットの通信速度って目に見えない部分ですし、どんな仕組みで繋がっているのか表に出てきにくいんですよ。機密保持の分類なので。
だからどの業者の通信環境が良いのか調べても分からないんです。
分からないから会社を信用するしかありません。
信頼できる会社から申込みを行いましょう。
ガリバーのいい口コミ・悪い口コミや評判を徹底調査!高く売れる買取業者?
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!