みんなのWiFiはレンタルWiFiサービスの1つで、国内用と海外用にわかれています。
正直なところ、レンタルWiFiサービスの名称は似たりよったりで、みんなのWiFiについても、他のサービスと混合している方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、国内用のみんなのWiFiについて、サービス内容や評判について解説していきます。
最近は、無制限のプランといいながら速度制限があるものが多いので、そのあたりもみていきましょう。
みんなのWiFiを検討している方、長期利用向けのレンタルWiFiを探している方は、参考にしてみてくださいね!
目次
無制限プランであっても、完全に無制限とはいえない
みんなのWiFiには「無制限プラン」の端末が複数あるのですが、実際には完全無制限とはいえません。その理由をあげてみます。
- WiMAXの場合:3日で10GBの上限があり、超過すると速度制限を受ける
- ドコモ・au・ワイモバイルの場合:明確な上限はありませんが、短時間に大容量のデータ送信を行うなど、利用状況によって速度制限を受ける場合がある
個人的な意見としては、「ほぼ無制限」というのが正解かな・・・という印象です。
長期利用向けかなと思わせておいて、特別安くない
公式サイトのトップページを開くと、「長期レンタルキャンペーン」というバナーが目に入ります。一見すると長期レンタル向けのサービスかな?と思ったりします。

しかしキャンペーンページを開いて詳細をチェックしたのですが、結論としてはあまりおすすめできません。
というのも、他社のレンタルと比較しても、特に安くもなく古い端末が多いので、選ぶメリットがほぼないです。
実際どんな点が劣るのか、WiFiレンタル業者の中でも人気の高いWiFiレンタルどっとこむと比較しました。以下の2点を前提条件においています。
- 2社の料金は、それぞれ現在(2020年1月)実施中のキャンペーン価格
- みんなのWiFiは税込価格、レンタルWiFiどっとこむは税抜価格での表示
ソフトバンク501HWで検証してみます。

この端末を2社でレンタルする際、注目してほしいのが通信容量です。みんなのWiFiは「100GB」なのに対しWiFiレンタルどっとこむは「無制限」と、この差は大きいです。
料金だけみると、そこまで極端に差はありません。1週間レンタルならみんなのWiFiの方が安いです。しかし、100GBなんですよね・・・。
みんなのWiFi (100GB) | レンタルWiFiどっとこむ(無制限) | |
---|---|---|
1日 | 400円(税込) | 495円(税込) |
1週間 (7泊8日) | 2,200円(税込) | 3,960円(税込) |
1ヶ月 (30泊31日) | 4,580円(税込) | 7,425円(税込) |
今回ご紹介したのは、あくまでも一例です。しかし他の端末を比較しても、データ量の上限に差があったり、機種が古かったりと、みんなのWiFiがお得と感じることはありませんでした。
みんなのWiFiの評判を見てみよう
ネット上でみんなのWiFiの評判を調べても、全然出てきません。Twitterでも見つけることができませんでした。
口コミの少ないレンタルWiFiサービスは他にもあるのですが、ここまで、実際にレンタルした体験談や評判が見つからないと、さすがに不安な面はあります。
したがって、おすすめできるかについては、材料に乏しく判断できないというのが率直な感想です。
みんなのWiFiのメリット
少々辛口の内容が続きますが、みんなのWiFiを利用するメリットがまったくない訳ではありません。みんなWiFiのメリットを2つご紹介します。
- 扱っている回線が多い
- 平日16時までなら当日に発送してくれる
扱っている回線が多い
みんなのWiFiでは、ドコモ・au・ワイモバイル・WiMAX対応の端末をレンタルしているので、選択肢が多いというのがメリットの1つです。
「どうしても利用したい端末がある」という場合、みんなのWiFiで探してみるのもおすすめです。
平日16時までなら当日に発送してくれる
申込み当日に発送してくれる業者は珍しくないのですが、その多くは12時~13時までの申し込みとなっています。
当日発送を希望するときに16時まで時間の猶予がある点は、ポイントが高いですよね。
また、大阪に営業所があるので、在庫があれば当日オフィスにて受け取りも可能です。事前に電話にて確認の上、来店しましょう。
みんなのWiFiのデメリット
続いてデメリットをあげていきます。みんなのWiFiのデメリットを4点お伝えします。
- 料金は特別安くない
- WiMAXの端末が古め
- 空港ではレンタルできない
- 口コミなどの情報がほとんどない
料金は特別安くない
ソフトバンク501HWの比較でもわかるように、レンタル料金は特に高くも安くもなく、平均的なものが多いです。
料金が安いものはデータ容量が少ない。または、旧端末など安いけど借りるには魅力が乏しいなどの理由があり、いずれにしてもコスパが良いとは言えません。
WiMAXの端末が古め
WiMAXやレンタルできる機種は「WX01」「W04」「W01」「L01」の4種類のみ。
WiFiレンタルどっとこむなど、他の業者では最新の「W06」のレンタルも可能なので、最新機種を試してみたい方には不向きです。
空港ではレンタルできない
海外でも併用して利用できるWiFiレンタルが増え、最近では空港でも借りられるサービスも珍しくありません。
しかし、みんなのWiFiは大阪の営業所のみ。空港でのレンタルできません。
レンタルWiFiをご自宅に届けてもらうことを前提としているなら問題はありませんが、空港で借りたいときには他のサービスを利用するのがおすすめです。
口コミなどの情報がほとんどない
上述したように、みんなのWiFiについては、ネット上の情報がほとんどありません。
公式サイトはいたって普通のつくりで、FAQもあるので一般的な疑問は解決できますが、利用する側としては、口コミが多く評判の良いところからレンタルしたいですよね。
まとめ
今回の記事では、みんなのWiFiのサービス内容について解説しました。
結論からいうと短期でも長期でもお得度は感じません。「長期レンタルキャンペーン」と銘打っていても、特に安くもないのです。
記事内でもふれたように、公式サイト上は平均的なサービスに見えるものの、口コミや評判がほとんど確認できないため、不安な面があることは否めません。
「みんなのWiFiならでは!」という特出したものがほぼありません。そのためキャンペーンなどで激安になるなどの大きなメリットがなければ、利用価値なしというのが個人的な感想です。
料金が安く知名度の高いレンタルWiFiサービスも増えている中で生き残るためには、1つの端末だけ激安にするなどと他社にはない思い切った施策がなければ厳しいかな、と感じました。
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