インターネット無料のマンションが増えてきており、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
インターネットが無料なのは嬉しいですが、ネットに繋がらないと意味がないですよね。
本記事では、マンションの無料ネットに繋がらない原因と対処法をご紹介します。
なお、「ネットには繋がるけど速度が遅い……」という場合は、下記の記事を参考にしてみてください。

目次
マンションの無料ネットに繋がらない4つの原因
まずは、マンション・アパートの無料ネットに繋がらない原因を見ていきましょう。
主に考えられる原因には、下記の4つが挙げられます。
マンション全体で利用できるデータ容量が超えている
マンションの無料ネットが繋がらない原因の1つは、マンション全体で利用するデータ容量が超えているからです。
光回線を個人で契約してネットを利用する場合は、光回線をマンションへ引き込み、各部屋に分配されます。

一方で、マンションの無料ネットは、マンション全体のデータ容量をマンション全体の利用者で分けて利用します。
なので、もしマンション内の住民で大量のデータのやり取りをする人がいる場合、マンション全体のデータ容量を超えてしまうため、ネットが繋がらなくなってしまう原因に。
マンションのネット無料は、住民にとって嬉しいオプションです。
しかし、
- 自分でマンションに引き込む回線速度を選べない
- 他の住民の利用頻度に左右される
などのデメリットがあります。
自分のスマホやパソコンに問題がある
使っているスマホやパソコンに問題がある場合も、Wi-Fiに繋がらない原因の1つです。
パソコンは繋がるけどスマホは繋がらない、もしくはその逆の場合などは、利用している端末の不具合が考えられます。
そんな時は、スマホやパソコンを再起動してみると、マンション・アパートの共有回線に繋がるかもしれません。
意外とよくあることなので、端末の再起動はまずはじめに行ってみると良いでしょう。
モデムやルーターに問題がある
モデムやルーターに不具合があってWi-Fiに繋がらないことも考えられます。
スマホやパソコン、タブレットといった端末すべてがWi-Fiに繋がらない時は、モデムやルーターに問題がある可能性が高いです。
モデムやルーターが古いものの場合は、故障の可能性も考えられるので、その場合は修理や買い替えの検討も必要になります。
住んでる部屋の構造に問題がある
あなたがお住まいの部屋の構造的に、マンション・アパートの無料ネットに繋がりにくいこともあります。
例えば、ルーターを置いているリビングではWi-Fiに繋がるけど、自室では繋がらないなどですね。
回線は壁や扉が電波を遮ってしまうので、離れた場所で接続しようとしても繋がらないことはよくあります。
使いたい場所の近くにルーターを置くことで、今よりもネットに繋がりやすくなる可能性が高いです。
ルーターの置き場所については、下記の記事で詳しく説明しているので、よければ参考にしてみてくださいね。

あまり考えずに、Wi-Fiルーターを選んでしまってはいませんか?
マンション・アパートで無料ネットを利用するのであれば、対応したルーターを使うのがおすすめです!
マンションに最適なWi-Fiルーターについては、以下の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

でも、ルーターの場所を変えるのはちょっと難しいんだけど……。
中継機とは、Wi-Fiルーターから離れた場所で使うスマホやパソコンへ、Wi-Fi電波を中継し、接続できるようにする機械のことです。
中継機を置くだけでネットに繋がりやすくしてくれるので、ルーターの場所を移動できない人は利用を検討してみると良いでしょう。
無料ネットを使っている人の口コミ
前章で、マンションの無料W-Fiに繋がらない原因についてお話ししました。
実は、あなたにようにマンション・アパートの無料ネットに繋がらないと悩んでいる人は多くいます。
ここでは、実際にマンションの無料ネットを利用している人の口コミを集めました。
回線が重すぎる
こちらは、回線が重すぎるという口コミです。
おはよーございます!!
それすごいわかります。私もマンションで一時期無料回線使ってたんですけれど、重すぎて独自でプロバイダー契約して回線ひきましたね。お金はかかるけどネットするならそれのほうが絶対いいなぁ~ってね— 家政婦 (@Kaseifu208) April 10, 2021
マンションのWi-Fiは1Gって謳ってる癖に2Mbps(Wi-Fi、有線共に)でキレそう。
ここ最近めちゃくちゃ遅い…
— いづな (@Izumaki8) February 7, 2021
やはり、マンションやアパートは多くの人がネットを使うことから、重くなりやすい傾向です。
口コミのように、自分でプロバイダーを契約して回線を引いた方が良いという意見がありました。
ネットを快適に使いたいのであれば、マンションの無料ネットはおすすめできないようです。
前の家より遅くない
一方で、前の家よりは快適に使えているという口コミもありました。
私も引っ越した先、じぇーこむ使えるらしいけど契約してないし、元々、WOWOWとスカパーで1つだけチャンネル契約してるから、してないよー。ネットはマンション無料のやつ使ってるけど前の家より遅くないしありがたい。
— 沙良は本 丸に帰りたい (@saraaa6825) April 4, 2021
住んでいる場所やマンションの構造によっては、快適に使えているケースもありそうですね。
この辺りは人や環境によりけりなので、一度無料ネットを使ってみて「繋がらない」と感じたら、個別で回線を引いても良さそうです。
2.4GHzから5GHz帯に切り替えたら速度が安定
こちらは、周波数を変更したことで速度が安定したという口コミです。
うちのマンションで無料で使える jcomネットが夜にやたら遅くなるからソフトバンク光申し込んだけど、Wi-Fiの周波数を2.4GHzから5GHz帯に切り替えたら飛躍的に安定した。ソフトバンク光申し込んだの要らなかったな、、。
— 🌙田端誠 (@iys871371303902) April 6, 2021
接続する周波数帯を変えることでも、マンションの無料Wi-Fiが快適に使える可能性もあります。
簡単に、2.4GHzと5GHzの違いを説明すると、下記の通りです。
- 5GHzよりも電波が遠くまで届く
- 電波干渉が起きて通信が不安定になりやすい
- 電波干渉が少ないため通信が安定している
- 障害物(壁・扉・天井など)に弱い
- 2.4GHzよりも電波が遠くまで届かない
このように、場所によって周波数帯を切り替えてみても、マンションの無料ネットが快適に使えるかもしれません。
まずは自力で解決できるか試してみよう
口コミ・評判のように、マンション・アパートの無料ネットは繋がりにくかったり、自力で解決できる場合があったりします。
この章では、自力で解決できる方法を見ていきましょう!
各種機器を再起動する
まずは、使っている各種機器を再起動してみましょう。
- スマホ
- パソコン
- モデム
- Wi-Fiルーター
上記のようにネットに繋いでいる端末や、モデムやルーターなどの機器が対象です。
混雑する時間を避ける
マンションやアパートで共有回線が混雑する時間を避けてみるのも、1つの方法です。
具体的には、夜の時間帯(18時〜)が混みやすい時間帯と言われており、多くの人がネットを使います。
また、土曜・日曜などの休日もネット利用者が増えるので、お昼の時間帯でも混みやすいです。
そのため、平日のお昼時や深夜帯など、可能であれば利用者が少なそうな時間に使ってみると良いでしょう。
ルーターの周波数を変えてみる
口コミにもあったように、ルーターの周波数を切り替えてみることでも改善する可能性があります。
今まで、あまり考えずに接続していたのであれば、一度試してみると良いでしょう。
バッファロー製のルーターの場合、Wi-Fiルーターの周波数帯は下記のようになっています。
- Buffalo-G-XXXX:2.4GHz帯
- Buffalo-A-XXXX:5GHz帯
管理会社に連絡してみる
ここまで紹介した方法でWi-Fiになかなか繋がらない場合は、一度管理会社に連絡してみるのも1つの手段です。
管理会社にもよりますが、利用している回線を変更してくれる可能性もあります。
ただし、そもそも対応してくれるのかは不明確ですし、すぐに解決は難しいと考えておきましょう。
ここまで、マンションの無料ネットに繋がらない場合の、自力でできる解決策を紹介しました。
マンションの無料ネットに繋がらない場合の対処法
本章では、マンションの無料ネットに繋がらない対処法をまとめました。
ネットに繋がらない原因が一時的な物であれば、少し待てば改善される可能性もあります。
しかし、頻繁に繋がらないのであれば別の回線を利用するしかありません。
別の光回線を引き込む
自宅マンションで動画編集やWeb制作などネットの仕事をしており、回線速度を求めている方は、信頼性のある光回線を契約するのがおすすめ!
なぜなら、光回線は高速通信が可能で通信も非常に安定しているからです。
自宅で仕事をしていてネットが繋がらなかったり、速度が遅かったりすると、仕事がまったく捗りません。
他にも、オンラインゲームを楽しみたい方も光回線の契約を検討してみてください。
マンションで利用する光回線の選び方は、下記で詳しく解説していますのでぜひご一読を!

置くだけWi-Fiを利用する
普段のネット利用が動画視聴やSNSなどであれば、工事不要でコンセントに差すだけでWi-Fi環境を実現できる、置くだけWi-Fiがおすすめです。
置くだけWi-Fiは、ポケット型WiFiよりも通信が安定していますし、PCやスマホ以外の家電なども最大30〜60台ほど同時接続できます。
そのため、家族と暮らしていて、複数の端末から接続や複数の部屋でWi-Fiを利用する方におすすめな選択肢です。
置くだけWi-Fiは、光回線よりも速度が遅かったり、速度制限があったりとデメリットもありますが、工事不要ですぐに利用できる点が魅力的!
おすすめなプロバイダなどは、以下の記事で詳しくご紹介しています。

ポケット型WiFiを利用する
外出先でも頻繁にネットを利用し、スマホのデータ通信量だけでは足りない方はポケット型WiFiがおすすめです。
光回線や置くだけWi-Fiより回線速度や安定性は劣りますが、動画視聴やWebサイト閲覧であれば十分使えます。
エリアで変動はありますが、数Mbpsから30Mbps程度の通信速度なので問題ありません。
外出先でも頻繁にWi-Fiを使う機会があれば、ポケット型WiFiをおすすめします。
おすすめのポケット型WiFiとその理由は、下記で詳しく解説しています。

改めて、マンションのネット無料が繋がらない場合の対処法を整理しました。
- 自宅でネットを利用して仕事をする人:別の光回線を引き込む
- 家族と暮らしており複数の端末を接続する人:置くだけWi-Fi
- 外出先でもWi-Fiを頻繁に利用する人:ポケット型WiFi
まとめ:頻繁に繋がらないのであれば別の回線を契約すべき
本記事では、マンション・アパートで無料ネットが繋がらない場合の原因・対処法を紹介しました。
- マンションの無料ネットに繋がらない原因にはさまざまある
- 実際に繋がらないと悩んでいる人は多い
- 端末の再起動や混雑する時間帯を避けることで解決する場合もある
- マンションの無料ネットが頻繁に繋がらない場合はWi-Fi環境を用意するのがおすすめ
マンションの無料Wi-Fiはお得ですが、そもそもの設備や他住民の通信量など、自分ではどうしようもない部分も多々あります。
その場合は、別の回線を契約するのがおすすめです。
もし、マンション管理者の許可が取れず、光回線の工事ができない場合は、置くだけWi-Fi・ポケット型WiFiの導入も視野に入れましょう。
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!