「マンションのネットが遅い…」
「どうやったらネットの速度は速くなる?」
マンションに住んでおり、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ネットが遅いと、YouTubeやWEBサイトを見ていて反応が遅く、ストレスを感じてしまいますよね。
そこで今回の記事では、マンションのネットが遅い原因とその解決策について解説していきます。
目次
マンションのネットが遅くなる4つの原因
マンションのネットが遅い原因は、主に以下の4つに分類されます。
ネットが遅い原因への対策方法は、それぞれ異なります。
ネットが遅くなる原因を、詳しくみていきましょう。
同時利用者が増えると遅くなる
マンションのネット回線は他の住民と回線を共有しているため、同時利用者が増えすぎるとネットの速度は遅くなることがあります。
マンションの住民が同じ時間帯に同時にネットを利用すると、一本の回線にかかる負担が大きくなるからです。

平日帰宅してからや休日など、特定の時間帯だけ遅くなる場合は、マンションの他の住民と回線を共有している可能性が高いです。
光ケーブルが自室まで届いていない
光ケーブルが自室まで届いていないと、ネットが遅い原因の一つになります。
古いマンションの場合、光ケーブルが引かれているのは電線から配電盤までで、配電盤より先は電話ケーブル(VDSL)が使われている事があります。こういった配線をVDSL方式といいます。
VDSL方式の場合、光回線を契約していても電話ケーブルの速度しか出ません。
端末やケーブルなどに原因がある
ネットを繋ぐための端末やケーブルが古い場合、本来の回線速度を出すことができずにネットが遅くなることがあります。
理由としては、ルーター端末やケーブルなどの最大速度が光回線の速度に対応していないからです。

どれだけ光回線の最大速度が速くても、それを発揮するためのルーターがなければ本来の光回線の速度を出せません。
WiFiルーターには規格が設けられており、「IEEE802.11」の後に書かれた「ac」や「n」などのアルファベットにより規格が分かります。
現在多くのWiFiルーターで使われている通信規格は次の通りです。
規格名 | 通称 | 最大通信速度 | 周波数帯 |
---|---|---|---|
IEEE 802.11ax | Wi-Fi6 | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE 802.11ac | Wi-Fi5 | 6.9Gbps | 5GHz |
IEEE 802.11n | Wi-Fi4 | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE802.11g | – | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE802.11a | – | 54Mbps | 5GHz |
IEEE802.11b | – | 11Mbps | 2.4GHz |
もしお持ちのルーターが「a」や「g」、「b」などの規格であれば、古い規格なので買い替えたほうがよいでしょう。
このように、自宅のネットが遅いと感じた時は、利用しているWi-Fiルーターやケーブルなどを確認してみましょう。

プロバイダーに問題がある
ここまで紹介してきたマンションの回線状況やルータなどの周辺機器が問題ないのに、ネットが遅い場合は、プロバイダーに問題がある可能性が高いです。
プロバイダーとは、インターネットを提供する事業者のことです。
回線に問題がなくても、プロバイダーが対処できない場合はネットが遅くなってしまいます。
そのため、周辺機器やマンションの回線に問題が無い場合、プロバイダーに問題がある事を疑うと良いです。
主要各社の通信障害情報はこちら「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」「楽天ひかり」
引用:楽天ひかり障害情報
「じゃあ、どのプロバイダーがいいの?」という疑問に対しては、下記記事の後半で主要光回線ごとに詳しく解説していますので、ぜひご一読を。

ここまで、マンションのネットが遅い原因をご紹介しました。
改めてまとめます。
- 同時利用者が増えると遅くなる
- 光ケーブルが自宅まで届いていない
- 端末やケーブルを使用している
- プロバイダーに問題がある
続いて、マンションの回線速度がどれくらい遅いのかを調べる方法をご紹介します。
具体的にどれぐらい遅いのかを調べる方法
マンションのネット回線速度を調べるには、以下のサイトを使うことで調べられます。
どちらのサイトも、利用中のネット回線に接続し、計測ボタンを押すだけで回線速度の速さを計測できます。
一般家庭の平均速度は約20Mbps。
20Mbps程度の速度が出ているのにネットが遅い場合は、閲覧しているサイトや利用している端末に問題がある可能性が高いです。
マンションのネットが遅い場合の4つの解決策
マンションのネットが遅い原因が、端末やケーブルなどのハード面の問題であればそれらを変えるだけで済みます。
しかし、環境やプロバイダーに原因がある場合は、少し手間がかかります。
解説策としては、以下の4つ。
ここでは、光回線の乗り換えの負担を少しでも負担を減らす為の光回線も合わせて紹介します。
それぞれの解決策を詳しくみていきましょう。
回線の障害状況を確認する
マンションのネット回線速度が遅い場合は、まず利用している回線会社の障害状況を確認しましょう。
同じ時間帯に多くの人のネット利用が重なると、回線障害が引き起こされるため、ネットの遅延が発生します。
もし回線の障害状況が一時的なものであれば、しばらく待てば改善します。
回線会社の障害状況は、公式ホームページから確認しましょう。
端末やケーブルをチェックする
続いて、自宅の端末やケーブルの状況をチェックしましょう。
確認したい点は、主に以下のような点です。
- ケーブルが最後まで刺さっているか
- 経年劣化していないか
- そもそも性能が低いものではないか
アナログな方法ですが、端末を再起動しコンセントを抜き差しするだけで状況が改善する事もあります。
すぐに確認しやすいポイントなので、ぜひチェックしてみてください。
別の光回線を検討する
端末やケーブルの問題ではなく回線自体に原因がある場合は、回線を変えるのが得策です。
回線を乗り換えるといっても、提供している会社が多く、どれを選んだらいいか迷ってしまうのではないでしょうか。
光回線は速度の速さやキャッシュバックの手厚さ、エリアの広さなど、各業者ごとに特長があります。
手持ちのスマホとのセット割引が効くかどうかも重要です。
まずは光回線の提供エリアの確認をしてみましょう。
マンションでおすすめなプロバイダーの選び方やエリアについて、関連記事で詳しく解説しています。

ポケット型WiFiを利用する
自宅でそこまでがっつりネットを使わないのであれば、固定回線ではなく、ポケット型WiFiを利用するのも一つの手段です。
普段のネットの利用が動画視聴やSNSぐらいであれば、ポケット型WiFiで十分です。また料金面でもポケット型WiFiの方が安く済みます。
ポケット型WiFiであれば持ち運びができるため、外出先でも利用できます。また光回線のように工事も必要ないため、ポケット型WiFiが届いた日から利用可能です。
ポケット型WiFiの選び方やおすすめのWi-Fiについては、関連記事で詳しく紹介しています。

おすすめはMugenWiFi
ポケット型WiFiの中でも、特におすすめなのが「Mugen WiFi」。このポケット型WiFiのおすすめポイントは次の3つです。
- 実質、月額3,438円(税込)で業界最安クラス
- 月に100GBデータ通信可能
- 30日間のお試し利用ができる
Mugen WiFiの料金は月額3,718円(税込)。しかし最大10,000円のキャッシュバックがあり、2年間利用すると実質3,438円(税込)で利用できます。
またMugen WiFiは、月に100GBデータ通信ができます。100GBのデータ量は動画なら約200時間も再生可能で、1日あたり6時間以上見れる計算です。
また30日間のお試し体験期間が付いており、初めての人でも安心して使えます。
マンションの通信速度に関する質問
マンションに備え付けられている無料のネットが遅い場合はどうすれば良いですか?
無料で備え付けられているネットはそもそも通信速度が遅いことが多いです。こちらの場合な他社の光回線に乗り換えることをおすすめします。新しく光回線の工事ができない場合はポケット型WiFiなどで対応するしかありません。
関連記事:エイブルネットやレオネットなどの光回線が遅い時の対処法マンションの光回線が最大100Mbpsのものになっています。速くする方法はないでしょうか?
VDSL方式の回線やBフレッツなどかなり古くから使っている光回線は最大100Mbs以下で、今のデータ通信容量では遅くなってしまいがちですね。こちらは契約しているプロバイダに問い合わせして、最新の設備が使えないか確認してみましょう。または回線の乗り換えという方法もあります。
光回線の速度が急に遅くなりました。原因は何でしょうか?
急に遅くなる原因はほとんどが機器によるものです。利用している機器を再起動してみてください。また、接続しているケーブルに損傷がないか確認してみてください。特に問題点がない場合はマンション自体の設備か、プロバイダが原因の可能性もあります。こちらは管理会社、またはプロバイダに相談してみてください。
通信が時々途切れます。原因は何でしょうか?
電波障害の可能性があります。特に多いのは電子レンジやコードレス電話機による電波干渉です。ネットが途切れる際にそういった機器が使わていないか見てみてください。また、Wi-Fiルーターの不良によってたまに電波が途切れたりします。ルーターを数年使っている場合は交換も検討してみてください。
関連記事:Wi-Fiルーターを買い替える際におすすめの機種と設定方法について解説NURO光を利用していますが、遅いです。原因は何が考えられますか?
NURO光はプロバイダ自体が「遅い」という意見をほとんど聞いたことがありません。それでも遅い場合は機器(接続する機器やルーター、ケーブル)に問題がある可能性が高いです。特にケーブルに原因があることが多く、損傷すると接続が不安定になってしまいます。一度確認してみてください。後はそもそも接続する先のサイトに問題があるケースもあります。こちらはどうしようもありません。
ドコモ光を利用しています。夜になると遅いのですが対処法はありますか?
まずIPv6を利用しているかどうか確認してみましょう(https://test-ipv6.com/index.html.ja_JP)。
IPv4を利用している場合は、プロバイダに問い合わせしてIPv6に切り替えてもらうようにしてみてください。すでにIPv6を利用していて遅い場合は、マンションの設備に対して利用量が多すぎる可能性があります。こちらは他の住人に「ネットを使うな」とは言えないので、どうしようもありません。合わせてモバイルWi-Fiなどを検討してみてください。回線の乗り換えをせずにWi-Fiの速度を速くする方法を教えて下さい。
1.Wi-Fiルーターを最新(できればWi-Fi6、ac対応でも十分です)にします。
光回線向け!Wi-Fiルーターの選び方と目的別おすすめ機種5選
2.LANケーブルを最新のものにします。
3.Wi-Fiルーターの距離を出来るだけ近く、他の電波と干渉が起きない場所に設置してください。まとめ:機器の問題や一時的な物で無ければ乗り換えを検討すべき
今回の記事をまとめます。
- マンションのネットの速度が遅い場合はまず原因を確認
- 一時的な障害やWi-Fiルータなどのハードの問題であれば対応可能
- 自宅マンションまで光ケーブルが届いていない場合や、プロバイダーが遅い場合は乗り換えを検討するのがおすすめ
マンションのネットが遅いといっても原因はさまざまです。
もしマンション自体の問題や環境的な問題だった場合は、対策が難しいため、別の光回線への乗り換えやポケット型WiFiの導入を検討するのがおすすめです。
光回線をマンションで利用するときの選び方やオススメの光回線については、こちらの記事で紹介しているので是非チェックしてみてください。
簡単に光回線をマンションで利用したい!手順とおすすめ光回線をまとめる'.光回線をマンションで使いたいけれど、設定や契約などがめんどくさい…と思っていませんか? 確かに光回線をマンションで使用したい場合は.'...自宅のインターネット診断ツール 現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!
自宅でインターネットを利用する人数は?
あなた(及び家族の方)はインターネットの動画やゲームを利用しますか?
利用しているスマホの台数を教えて下さい(家族含む)
お住まいの自宅はどのタイプ?