「自宅でWi-Fi環境を整えたいけど、工事って必要なのかな?」
「出来れば家に人をあげたくないんだけど…」
「工事ってどんなことをするの?」
Wi-Fi環境を自宅で構築するにあたって、気になる点は色々とありますよね。
本ページではそんなWi-Fiを設置する際の疑問、工事内容やその手順について詳しく解説していきます。
もし「工事ができません」と言われてしまったときの対処法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
自宅でWi-Fiをつかうためには工事が必要?
自宅でWi-Fiを利用する方法は「光回線」「ポケットWiFi」「ホームルーター」の3種類。
種類によって、工事が必要かどうかがかわってきます。
光回線の場合は工事が必要
一方、光回線は光ファイバーを経由して通信するものです。家やオフィスなどに光ファイバーを引き込む必要があるため、光回線の利用は工事が必要です。
ただし、「光回線導入済みマンション」等の場合、訪問不要の簡易的なものになったり、全く不要な場合もあります。
光回線の工事不要のマンションの見分け方はこちらで解説しています。
また光回線を引いただけではWi-Fiはまだ使えません。光回線を引いたときに設置される「ONU」に「Wi-Fiルーター」を接続することで、無線でインターネットができるようになります。
なお、戸建てを新築した場合はインターネット環境がないので、光回線を使うには工事が必要です。
一方でマンションやアパートで前に住んでいた人が光回線を使っていた場合、工事が不要になる可能性もあります。
工事は一般的に自宅での立ち会いが必要で、1日(おおよそ1時間~2時間程度)かかり、日程は申込後数日中に電話にて打ち合わせを行います。
光回線の工事費用についてはこちらで解説しています。
ポケットWiFi・ホームルーターの場合は工事が不要
「ホームルーター」や、持ち運びできる「ポケット型WiFi」があります。は携帯電話と同じように端末で電波を受信しWi-Fiに変換するため、工事の必要はありません。
ホームルーターは「ドコモ home 5G」、ポケット型WiFiは「MugenWiFi」がおすすめです。
光回線の工事の流れ

自宅でインターネットを快適に利用したい場合は光回線の利用をおすすめします。
特に、
- 日常的に動画を視聴する
- オンラインゲームをする
- 家で家族でネット接続を行う
などの場合は光回線の契約をしてWi-Fi接続することを強くおすすめします。なぜなら、光回線は現在の通信環境で最も通信速度が速いためです。
光回線のおすすめは下記ページで紹介しています。

オンラインゲームはプレイ中はそれほど通信速度を必要としませんが、アップデート時には大量の通信が行われます。このとき、通信速度が遅いとアップデート完了に時間がかかってしまうのです。
光回線は導入する際に工事が必要ですが、戸建てとマンションとで工事の流れは異なります。
この章では戸建てとマンションでの工事の流れについてそれぞれお伝えします。
戸建てで光回線の工事をする流れ
戸建てでの工事の流れは以下の通りです。
光ファイバーケーブルの引き込み
まず最初に、光回線のもとになる光ファイバーケーブルを自宅に引き込むところから始まります。

上の図のように光ファイバーケーブルは自宅近くの電柱から引き込まれ、電話用の配管かエアコンダクトを利用して自宅の屋内まで引っ張ってきます。
光コンセントの設置
次に、屋内に「光コンセント」というものを設置し、引き込んだ光ファイバーケーブルを接続します。
多くの場合、光コンセントは壁に設置する「一体型」です。住宅状況によっては光コンセントが壁から独立した「分離型」になり場合もあります。
光コンセントについては、次の記事で詳しく解説しています。

ONUの設置
最後に、設置した光コンセントとONU(回線終端装置)をケーブルで接続します。
ONUとは光信号とデジタル信号を変換する機械で、光回線でインターネットを使うのに必要なものです。
ONUの設置が完了したら、光回線の工事は完了です。
マンションで光回線の工事をする流れ
マンションの場合は、すでにマンション内の共有スペースに引かれているケーブルを部屋の中に引き込む工事を行います。
専用のコンセントを設置し、回線終端装置とつなぐ工程は一戸建てと同じです。
そもそもマンション自体に光回線のケーブルが引かれていない場合は、管理会社や大家さんが工事をするかどうかを決めます。
自分の部屋まで回線を引き込むにはマンション自体に回線がきている状態にしなければならないため、現時点で光回線がないマンションの場合は、部屋の工事までに時間がかかります。
自分で勝手にマンションに光回線を導入できないケースも多いので注意しておきましょう。
工事後は光回線にWi-Fiルーターを接続して自宅をWi-Fi化
光回線の工事が完了すればインターネットに接続できます。ここまでは工事業者がやってくれます。
しかし前述の通り、LANケーブルを使ってインターネットに接続できますが、Wi-Fiルーターを接続しなければWi-Fiは利用できません。
回線終端装置(モデム)とWi-Fiルーターを繋ぐことで、家庭内でWi-Fiが利用できるようになります。

一般的なWi-Fiルーターはアマゾンや家電量販店で5,000円前後で購入出来ます。
BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター ¥3,580
プロバイダによってはレンタルも可能です。
光回線の工事費用を比較
光回線の工事は業者によりますが一戸建ての場合10,000円~20,000円程度かかります。
回線によっては実質無料になるケースも多く、分割で支払うことが多いので実際の初期費用はそこまで掛かりません。
代表的な光回線業者における、工事費用は以下の通りです。
回線名 | 月額料金 | 工事費 |
---|---|---|
Softbank光 | 5,720円(税込) | 2,200〜26,400円(税込) ※光コラボ転用の場合無料 |
ドコモ光 | 5720円(税込) | 16,500円〜19,800円(税込) ※現在キャンペーンにて無料 |
auひかり | 3,800円〜(税込) (3年目まで) | 税込678.5円×60ヶ月 ※3年目まで実質無料 |
So-net光プラス | 3,780円(税込) (2年目まで) | 26,400円(税込) |
enひかり | 4,730円(税込) | 2,200〜16,500円(税込) |
NURO光 | 5,217円(税込) | 44,000円 ※実質無料 |
ビッグローブ光 | 5,698円(税込) | 2,200円〜19,800円(税込) ※実質無料 |
OCN光 | 5,610円(税込) | 19,800円(税込) |
また、キャッシュバックなどで工事費の負担を軽減できるキャンペーンを実施している光回線もあります。
光回線の工事費用については、次の記事で詳しく解説しています。

光回線の工事期間
光回線の工事は申込みしてから完了するまで、早い場合で2週間程度、遅い場合で半年以上かかる場合があります。
主要プロバイダごとの目安はこちらです。
NURO光:2か月~半年
auひかり:1か月前後~3ヶ月
光回線工事の注意点
光回線の工事には、3つの注意点があります。
エリア外の場合は工事ができない
光回線にはそれぞれ提供エリアが決まっています。もしお住まいのエリアが光回線の提供エリア外の場合、その光回線を導入できないため、工事もできません。
光回線のエリアは、それぞれの公式ページに記載があるため必ず事前に確認しましょう。
住宅内に入る工事には立ち合いが必要
前述の通り、光回線の工事は屋内に設置する工程があります。
このように工事で屋内に入る場合、誰か1人が立ち会わなければなりません。
しかし、次の内容に当てはまる場合は工事が不要になる可能性もあります。
- マンションやアパートで既に光コンセントの設置まで済んでいる
- フレッツ光やフレッツ光から移行した回線を乗り換えする
土日祝の工事を希望すると別途料金が発生する場合がある
光回線の工事は基本的に平日に行われます。
もし平日に誰も立ち合いができない場合、土日祝で工事を依頼することも可能です。しかしその場合、別途料金が発生する可能性があります。
多くの光回線では土日祝の工事にすると3,300円(税込)が工事費用に上乗せされるため、なるべく平日に立ち合いするようにしましょう。
工事不要のLTE回線で自宅をWi-Fi化
以前は光回線が主流でしたが、最近は無線のインターネットの進化に伴って、工事不要ですぐにWi-Fiが接続できるLTE回線回線のインターネットが増えてきています。
こちらは無線タイプなので商品が届けば電源を入れてすぐにWi-Fi接続することが可能です。

LTE回線を使ったWi-Fi環境には次の2種類があります。
ここではそれぞれのメリット・デメリットをご説明します。
ホームルーターのメリット・デメリット
ホームルーターのメリットは次の通りです。
- コンセントに差すだけでWi-Fi環境が構築できる
- 光回線よりも安価
まずホームルーターは、コンセントに差すだけでWi-Fi環境が作れます。工事をしてWi-Fiルーターと接続する必要のある光回線とは異なり、その手軽さがメリットです。工事が不要なので、引っ越し先でも利用できます。
さらにホームルーターは光回線よりも安価に使えます。光回線の料金は月額平均5,500円程度で、この料金に工事費用が上乗せされます。しかしホームルーターは月額平均4,400円程度で利用できます。
一方で、ホームルーターには次のようなデメリットもあります。
- 光回線より通信速度や安定性に乏しい
- 大容量の通信をすると速度制限がかかる可能性がある
ホームルーターは外部からの電波を受信する必要があるため、電線から光ファイバーケーブルを直接引き込んでいる光回線よりも通信速度が遅く、通信が不安定になりがちです。
またホームルーターは大容量の通信をした場合、通信速度が制限される可能性があります。光回線は通信速度の制限はないため、容量を気にせず使えます。
ポケット型WiFiのメリット・デメリット
ポケット型WiFiのメリットは次の通りです。
- Wi-Fi環境の中では最安
- 持ち運び可能で外出先でも通信できる
ポケット型WiFiは最安クラスだと3,718円で利用でき、Wi-Fi環境の中では最も安く使えます。
また工事やコンセントを必要とせず、端末自体も小さいため外へ持ち出して外出先でもWi-Fi環境を構築できるのがポケット型WiFi最大の特徴です。
一方で、ポケット型WiFiには次のようなデメリットもあります。
- 光回線やホームルーターより通信の安定性に乏しい
- 大容量の通信をすると速度制限される
ポケット型WiFiは機動性が高いがゆえに、他のWi-Fi環境と比べると通信が安定しづらいという特徴もあります。
またホームルーターと同様に大容量の通信をすると速度制限がかかります。「3日で10GBまで」「月に100GBまで」など商品によって異なりますが、2021年5月現在では無制限で通信できるポケット型WiFiはありません。
おすすめWi-Fi
工事不要のWiFiは以下の2つ。
- ホームルーターならドコモ home 5G
- ポケット型WiFiならMugenWiFi
工事して使える光回線のおすすめも紹介します。
- 工事は必要だか安定した通信速度を誇る光回線
工事不要| ホームルーターのおすすめドコモ home 5G

料金(税込) | 4,950円 |
---|---|
速度 | 上り:218Mbps 下り:4.2Gbps |
契約手数料 | 3,300円(オンラインなら無料) |
契約年数 | なし |
違約金 | なし |
ドコモが提供するhome 5Gは、無線タイプのインターネットでありながら5G通信にも対応した最新のホームルーターです。
ドコモ home 5Gの月額料金は、光回線のホームタイプと同じくらいで4,950円(税込)です。
契約期間の縛りや解約金がなく、光回線とは異なり工事が不要なので、本体が届いたらコンセントに指すだけですぐに利用可能。
引っ越しの際には、設置場所の住所変更手続きを行うだけで続けて使うこともできます。
そのため、工事ができない物件に住んでいる人や引っ越しが多い方などにおすすめです。
現在キャンペーン中で、GMOとくとくBB経由で「home 5G」を契約すると18,000円分Amazonギフト券のプレゼントが行われています。
「MugenWiFi」は持ち運び可能かつ30日の無料お試し期間あり

料金(税込) | 3,328円~ |
---|---|
速度 | 上り:50.0mbps 下り:150.0mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約年数 | 2年間(オプションで縛りなし) |
違約金 | なし(端末返却日を過ぎたら9,900円) |
Mugen WiFiの最大の魅力は月額3,328円という安さです。
端末料金は無料で、オプション加入していれば契約期間の縛りや違約金もなくなります。
100GBの大容量通信であることに加え、30日間の返金保証付きお試し利用が可能。
30日間のお試しが終わってから契約ができるので、興味のある方はまずお試し期間での利用をおすすめします。
工事は必要だか安定した通信速度を誇る光回線
ここからは光回線について解説していきます。
工事こそ必要にはなってしまいますが、安定した通信速度とキャッシュバックが魅力となっています。
ソフトバンク光
ソフトバンク光は、ソフトバンクユーザーにおすすめの光回線。
フレッツ回線を使うため、フレッツ光導入済みマンションなら工事費なしで使えるのも特徴です。
また、工事完了まで無料でWi-Fiレンタルもできるため、引っ越し直後のインターネットにも困りません。
- 最大63,400円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金を上限100,000円まで負担
- ネット開通までの期間Wi-Fiルーターを無料レンタル
- ソフトバンクまたはY!mobileユーザーならおうち割 光セットで「1台あたり」毎月月額最大1,100円もおトクに
※2023/9/13更新
ドコモ光

料金(税込) | ホーム:5,720円 マンション:4,400円 |
---|---|
速度 | 下り速度217Mbps 上り速度182Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 2年 |
違約金 | 14,300円 |
ドコモ光は、ドコモユーザーにおすすめの光回線。毎月最大1,100円(税込)の割引が受けることができます。
フレッツ回線を使うため、フレッツ光導入済みマンションなら工事費なしで使えます。
新規回線工事費用は無料です。
またdポイント2,000ptがプレゼント。
- 最大65,000円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金15,000円まで負担
- 10ギガプラン申し込み場合20,000円のキャッシュバック
- 「ドコモ光セット割」で毎月月額最大1,100円もおトクに
- dポイント2,000ptがプレゼント
※2023/9/13更新
auひかり

料金(税込) | ホーム:5,610円 マンション:3,800円 |
---|---|
速度 | 下り速度369Mbps 上り速度315Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 2年 |
違約金 | 16,500円 |
auひかりは、auユーザーやUQモバイルユーザーが毎月最大1,100円(税込)の割引が受けられるお得な光回線です。
独自回線で、混雑しやすい夕方〜夜でも速度が落ちにくいのも特徴。
優良代理店のGMOとくとくBB公式で申し込めば最大82,000円キャッシュバック。お得にauひかり使えます。
- 82,000円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金をさらに上限30,000円まで負担
- 高性能Wi-Fiルーター無料プレゼント
- auユーザーならauスマートバリューで「1台あたり」毎月月額最大1,100円もおトクに
※2023/9/13 更新
Wi-Fiの工事に関するよくある質問
Wi-Fi工事の費用と所要時間はどのくらいですか?
Wi-Fi工事を行う場合、1日(およそ1時間〜2時間程度)が必要です。
また、工事費用に関しては10000万円〜20000万円程度を見積もっておくとよいでしょう。工事が不要のWi-Fiもありますか?
あります。コンセントに挿すだけで使用できるホームルーターや、持ち運び可能なポケットWi-Fiが該当します。詳細やおすすめの工事不要Wi-Fiに関しては記事内で解説しています。
まとめ
Wi-Fi環境には光回線とLTE回線とがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。
安定して速く快適に使えるのは光回線、光回線より速度と安定性が劣るものの工事なしで手軽に導入できるのはドコモ home 5GやMugen WiFiです。
光回線の工事の内容は現在の回線の状況や一戸建てかマンションかによっても異なります。
業者によっては工事費無料キャンペーンなど実施しています。できるだけ費用をかけずにWi-Fiを利用したい方はキャンペーンを利用してお得に契約しましょう。
2023年7月最新|最も安い光回線と選び方のポイントを徹底解説'.光回線を安く契約したい方は、使っているスマホキャリアと合わせることがベストです。今回は、なぜスマホキャリアと合わせるべきなのか、各光回線の詳細とともに紹介します。.'...今なら55,500円分のキャッシュバックつき。さらに、ドコモユーザーは割引があり、dポイントも溜まるので、ドコモヘビーユーザーに非常にお得な光回線!
自宅のインターネット診断ツール 現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!
自宅でインターネットを利用する人数は?
あなた(及び家族の方)はインターネットの動画やゲームを利用しますか?
利用しているスマホの台数を教えて下さい(家族含む)
お住まいの自宅はどのタイプ?