「急につながらなくなったり、接続が途切れやすい」
「光回線を使っているのに、速度がぜんぜん出ない」
このようなインターネット接続のトラブルで困ったことはありませんか?
インターネット接続に関するトラブルは様々で、原因によって対処方法もバラバラ。身近に詳しい人がいれば心強いのですが、実際には、なかなかそうもいきませんよね。
接続設定や、トラブルの対処って知識がないと難しそうですよね?でも実は、機器の電源を入れなおすなど「こんなことで改善するの?」ということも珍しくないのです。
もちろん、接続設定の作り直しなど作業が必要な場合もあるので、知識がない人にはハードルが高いかもしれませんが、正直、一度覚えてしまえば、そんなに難しくはありません。
そこで、今回の記事では、インターネット接続設定やよくあるトラブルと対処方法をわかりやすく解説します。ポイントをしぼってまとめますので、参考にしてみてくださいね!
目次
インターネットの接続方法って何があるの?
インターネットの接続方法には、「有線接続」と「無線接続」の2種類があります。
有線接続
ルーターやONUなどの機器とパソコンをLANケーブルでつないでインターネットに接続する方法です。
【メリット】
- ルーターとパソコン間が近いほど、速度がでやすい
- 比較的通信が安定しやすい
【デメリット】
- 複数のパソコンをつなぐ場合、台数分のLANケーブルが必要。
- 1つのルーターで接続できる最大数は4台
- 配線がぐちゃぐちゃになりやすい
- ルーターとパソコンの間の距離が離れるほど、速度低下が起こる
無線接続(WiFi)①:ルーター
室内に設置したWiFiルーターからワイヤレスで通信を飛ばしてインターネットを接続する方法です。
【メリット】
- パソコンだけでなく、スマホやタブレット、ゲームなど多種多様な機器に同時接続できる
- ケーブルを使わないので、見た目がすっきり
- 契約する回線にもよるが、1契約で接続可能な台数が多い(例:フレッツ光ネクスト⇒制限なし)
【デメリット】
- 通信が不安定になりやすい
- 速度がでにくい
無線接続(WiFi)②:ポケット型WiFi
持ち運び可能なポケットサイズのWiFiルーターを通じてインターネットに接続する方法です。モバイルWiFiともいいます。
メリット・デメリットについては、室内型のWiFiルーターと重複する部分もあるのですが、ポケット型WiFi特有の良し悪しがあります。
【メリット】
- パソコン、スマホやタブレット、ゲーム、など多種多様な機器に同時接続できる
- 持ち運びできるサイズなので、邪魔にならない
- 自宅や外出先など、提供エリア内なら、場所を選ばずどこでもインターネットが楽しめる
【デメリット】
- 利用する場所によってはつながらなかったり、速度がでない
- 契約プランによっては上限を超えると低速通信になる
- 無制限に使えるプランでも、3日間の累計によって速度制限を受ける場合がある
基本的な接続設定のパターンをおぼえよう
NTTのフレッツ光の開通工事では、室内に設置したONU(回線終端装置)に光回線が届いたことを確認して終了となります。
でも実は、この状態ではインターネットはまだつながりません。別途、接続設定が必要なのです。
・・・インターネットの接続設定って、難しそうですよね? 身近にインターネットに詳しい人がいれば、さくっとお願いすればよいのですが、なかなかそうもいきません。
オプションで接続サポートを頼むこともできますが、有料の場合、1万円を超えることも。
接続設定なんて無理!と思う気持ちもわかりますが、基本のパターンさえ覚えてしまえば、そんなに難しくはありません。とりあえずチャレンジしてみましょう!

有線接続
【設定前の準備:配線】
フレッツ光の場合、宅内までの配線方式が3パターンあるので、以下から宅内の状態に合わせた配線を確認しましょう。
◆VDSL方式・LAN配線方式◆

◆ONU一体型ホームゲートウェイ(ひかり電話+インターネット)◆

配線は問題なさそうですか?では、インターネットの接続設定に進みましょう!
【接続設定】
接続設定の基本的な流れは、以下のような感じ。
【難易度:小(簡単)・・・設定用のCD-ROMを使う場合】
NTTからレンタルしたルーターの人は、付属の接続設定用のCD-ROMを使うのがもっともわかりやすくて簡単です。
基本的には、画面の案内に沿って必要事項を選択・入力していくだけ。
- ONU(回線終端装置)と自分で用意したルーターをLANケーブルでつなぐ。(ひかり電話も申込んだ人は、ONU一体型のWiFiルーターが提供されるはずなので、そのままで1台でOK。)
- ルーターとパソコンをLANケーブルでつなぐ
- パソコンを起動し、付属の設定用CD-ROMをインストールする
- 画面の案内に沿って進む。プロバイダ情報の入力も出てきます。
- ルーターの「PPP」ランプが点灯したら設定完了。
【難易度:小~中・・・ルーターの設定画面を手動で開く場合】
設定用のCD-ROMを紛失したり、CD-ROM自体がない場合、手動でルーターの画面を開いて接続設定をつくります。
ちょっとだけ難易度があがりますが、ルーターメーカーのサイトやルーターの機種名で検索すれば、たいていの場合、画面ショット付のやり方がのっていたりするので大丈夫です。
- ONU(回線終端装置)と自分で用意したルーターをLANケーブルでつなぐ。(ひかり電話も申込んだ人は、ONU一体型ルーターが提供されるはずなので、そのまま1台でOK。)
- ルーターとパソコンをLANケーブルでつなぐ
- パソコンを起動し、ルーターの設定画面のアドレスを入力。
- 設定画面が開いたら、プロバイダの情報(接続ID/接続パスワード)を入力
- ルーターの「PPP」ランプが点灯したら設定完了。
とにかく、ルーターの設定画面に必要な情報を間違えずに入力できれば、接続設定は完了です!
ルーターのメーカーや機種によって設定画面のアドレスやレイアウトは異なりますが、接続設定の大きな流れは同じなので、難しく考えないでくださいね!
無線接続(WiFi)①:ルーター
WiFiルーターの接続設定の場合も、基本的なイメージは有線接続と同じです。
付属の無線設定用CD-ROMがあれば簡単です。
- ONU(回線終端装置)とWiFiルーターをLANケーブルでつなぐ。(ONU一体型のWiFiルーターは1台でOK)
- 付属のCD-ROMがあればインストール
- SSIDやセキュリティキーなどの必要情報を入力
- スマホやパソコンで接続確認をして終了
もしCD-ROMがない場合は、コントロールパネル内のネットワークの設定(下記の例では「新しい接続またはネットワークのセットアップ」から進む)にSSIDやセキュリティキーを入力し、接続を確認して終了です。

上の図は、正常に接続できている状態ですが、つながらなくなったときは、「このコンピューター」から「インターネット」までの間に×印が表示されるので、チェックしてみましょう。
現在、自分が使っている無線の設定を確認したい場合は、画面右下の黄色で囲ったアイコンをクリックします。

一番上に表示されているのが、自分が今接続しているネットワークですね。

無線接続(WiFi)②:ポケット型WiFi
ポケット型WiFi(モバイルWiFi)の無線設定も、設置型のルーターの設定とほぼ同じ。スマホの場合は「Wi-Fi設定」から設定を作成します。
パソコンでもスマホでも、無線の設定画面に「SSID」「暗号化の種類」「セキュリティキー(暗号化キー)」などの必要な情報を入力するだけなので、仕組みは同じです。
接続トラブルが起こったら、消去法で原因を切り分ける
「急にネットにつながらなくなった」「接続が不安定で途切れやすい」などの接続トラブルが起こった場合、消去法で原因を切り分けることが解決への近道です。
基本的な考え方として、回線そのもの、ルーターなどの機器、周辺機器、パソコン本体というように、パソコンから遠いものから原因を切り分けるのが効率的。
1.回線そのものやプロバイダ側で障害がないか
まず、接続で使っている回線(光回線やドコモなど携帯会社の回線など)やプロバイダで障害が発生していないか確認しましょう。
スマホが使えるなら各社の公式サイトの「障害情報」を確認したり、サポートセンターに問い合わせするのが確実です。
とはいえ、今ならTwitterの書き込みをチェックするのが早いかもしれません。
2.ルーター・ONUなど機器が原因
次に全ての機器の電源を切り、少し休ませてから再起動をかけて、原因を切り分けます。
機器の電源入れなおす際、順番に気をつけなくてはなりません。パソコンから離れた機器から電源を落とし、パソコン本体から順に電源を入れなおします。
ルーターの「PPP」と書かれたランプが点灯していれば、接続設定に問題はなく、正常にネットがつながる状態のため、ルーターからパソコンまでの間に原因がある、というように切り分けできます。
3.LANケーブルなど周辺機器
有線接続の場合は、LANケーブルやHUBなどの周辺機器が起因して接続できないケースがあります。
LANケーブルの抜き差し、新しいケーブルに入れ替え、HUBを使わない状態では接続できるのかを試して、原因を切り分けます。
4.パソコン本体
回線やプロバイダ側に問題がなく、ルーターの「PPPランプ」が正常に点灯、無線接続にも問題がない(スマホなど別の端末はつながる)など条件が揃っている場合、消去法でパソコン本体が原因である可能性が高くなります。
接続の良くあるトラブルと対処法
トラブル対応については、チェックすべきこと・対処を何度か試して、改善しなければ、原因と推察できる部分(機器や回線)に対して、提供元に問い合わせするのが解決の早道です。
1.接続できない・不安定
インターネットが急につながらなくなった場合、上述のように原因を切り分けるのですが、その中でもまず確認・試してほしいのが以下の2つです。
- ONUやルーターのランプ状態の確認
- 全ての機器の再起動
【ONUやルーターのランプ状態の確認】
ONUやルーターのランプが消灯していた場合、機器本体もしくは回線自体のトラブルが考えられます。
ルーターの「PPP」ランプは、ルーター内でプロバイダのID/PWの認証が取れて、インターネットに接続できる状態を示しているので、このランプが消えていたら接続設定を確認する必要があります。
【全ての機器の再起動】
ONUやルーターなどの通信機器は、24時間通電している状態なので、内部に熱がこもって「熱暴走」と呼ばれる一時的な誤作動を起こす場合があります。
そのため、全ての機器の電源を切り、入れなおすことで改善するケースは意外と多いのです。
以上の2点で原因の切り分けや改善ができなかった場合は、そのほかの原因の切り分けを丁寧に行いましょう。
例えば、ルーターが原因の可能性が高ければ交換や修理で改善するかもしれません。提供元のメーカーに相談を行うことをおすすめします。
2.速度がでない
速度がでない原因は様々なので、確実な解決策をあげるのは難しいのですが、対処法をいくつか提案します。
【現在の回線そのものが遅い】
1.プロバイダが対応しているなら、IPv6接続のオプションに加入する。
2.高速回線を扱う別の光回線に乗り換える
【ルーターや周辺機器が古い】
1.レンタルの場合:高性能なルーターへの借り換えを相談する
2.自分が用意したルーターや周辺機器:買い替えを検討する
まとめ:接続設定やトラブルの対処は、情報検索で乗り切ろう
本記事では、接続設定の基本パターンやトラブル対処について、混乱しないようにダイジェストにまとめていますが、もし理解できなくても大丈夫。
もちろん、記事に書いたような基本の設定を知っているにこしたことはないのですが、実際は、情報検索さえできれば知識なんてなくてもいいくらいです。
接続設定の方法を知りたいなら「自分の使っているルーター名+接続設定」で、トラブルの対処方法を知りたいなら、「トラブルの内容+対処方法」検索して対処方法を調べるだけ。
知りたい内容について、自分が理解できるように書かれているサイトを見つけられればOKなのです。
当サイト内にも、接続設定についてわかりやすく書かれた記事もたくさんあるので、あわせてお読み下さい。
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