光回線を利用するにあたって、通信速度が速いに越したことはないですよね。
ですが、光回線は膨大なサービスがあり、どれを選べばいいかが分かりにくいことが問題です。
- 一般的な光回線(ドコモ光やソフトバンク光など)は最大1Gbps
- 「NURO光」は普通の光回線より安くて最大2Gbpsの速度を誇る
- 世界最速の光回線「NURO光20Gs」は注意点あり
通信速度の速い光回線を選びたいと検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次
最も速いのはNURO光20Gbpsプラン
通信速度が最も速い光回線サービスは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「NURO光20Gs」です。

通信速度はなんと世界最速の最大20Gbpsで、その最大速度は一般的な光回線の約20倍にも及びます。
2021年5月からスタートしたサービスで、利用できるのは東京都豊島区と港区の戸建てまたは5階建て以下のマンションとなっています。
利用できるエリアが超限定的ではありますが、これほどの通信速度をほこるサービスは他にありません。
上記エリアに居住中または引っ越しの予定があり、超高速通信に興味がある方は検討の余地ありです。
光回線 | 月額料金 | 初期費用 | 提供エリア |
---|---|---|---|
NURO光20Gs | 8,517円 ※契約期間なし | 事務手数料:3,300円 工事費:66,000円 | 東京都豊島区、港区 ※戸建て、5階建て以下のマンションのみ |
NURO光20Gsの注意点
世界最速のインターネットが楽しめるNURO光20Gsですが、以下の注意点もあります。
- 利用できるエリアが超限定的
- 最大20Gbpsはネットワークから宅内終端装置までの技術時規格上の数値
- 有線接続・無線接続時の平均速度がNURO光G10Tと変わらない
- 新しすぎて口コミがない
上述の通り、利用できるエリアが東京都豊島区と港区の2エリアのみで、かつ該当エリアでも一部の地域では提供されていません。
また、最大20Gbpsの通信速度は「ネットワークから宅内終端装置までの技術時規格上の最大値」です。
通信速度の平均値としてはNURO光の10ギガプランとほとんど変わらないのでご注意ください。
オンラインゲーム特化した最大10Gbpsの光回線

料金(税込) | ホーム:6,160円 マンション:4,840円 |
---|---|
速度 | 下り速度750Mbps 上り速度510Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 2年 |
違約金 | ファミリータイプ:5,600円 マンションタイプ:4,400円 |
hi-hoひかりwith gamesは、オンラインゲーム向けの光回線です。速さを重視している方におすすめです。
hi-hoひかりwith gamesには、2種類のプランがあります。「hi-hoひかりwith games」と「hi-hoNET with games」です。
「hi-hoひかりwith games」は、光回線とプロバイダサービスをセットにした光回線です。フレッツ回線を使うため、フレッツ光導入済みマンションなら工事費なしで使えます。
また最大10Gbpsの「フレッツ 光クロス」が利用可能エリア内だと、「hi-hoひかりクロスwith games」も利用することができます。通常1Gbpsの約10倍の超高速通信できるプランも契約することができます。
「hi-hoNET with games」は、プロバイダサービスのみ提供するプランです。フレッツ光を契約している人が、プロバイダのみをhi-hoに切り変える方法で利用できます。
また各プランには最上級のゲーミングルーターがセットになったルーターパックも用意されています。
hi-hoひかりwith gamesは、通常の光回線と違い専用帯域を利用できるため、混雑時間帯であってもラグが少なく快適に利用できます。
次に速いのは種類も豊富な各光回線の10Gbpsプラン
次に速い光回線は、種類が豊富な各光回線の10Gbpsプランです。
従来ではNURO光とauひかり、一部の電力系光回線のみが提供していた10ギガプラン。
ですが、フレッツ光が2020年4月1日から10Gbpsプランの提供を開始したことで、今では数多くの光回線でこれまで以上の速度でインターネットを楽しめるようになっています。
- ドコモ光10ギガ
- auひかりホーム10ギガ
- ソフトバンク光ファミリー・10ギガ
- enひかりクロス
- NURO光G10T
数の多い10Gbpsプランですが、その中でも特におすすめの光回線に絞って月額料金や提供地域、各サービスの評判をご紹介していきます。
各サービスのプラン内容
まずは10Gbpsプランを提供している光回線の月額料金や初期費用、提供地域から確認していきましょう。
光回線 | 月額料金 | 初期費用 | 提供エリア |
---|---|---|---|
auひかりホーム10ギガ | 1年目:6,468円・2年目:6,358円・3年目:6,248円・4年目以降:6,798円 ※3年契約 | 事務手数料:3,300円・工事費:41,250円 | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県 ※一部のエリアを除く |
ソフトバンク光ファミリー・10ギガ | 2年間:6,820円・3年目以降:7,480円 ※2年契約 | 事務手数料:3,300円・工事費:26,400円 | 東日本:東京都23区・狛江市・調布市・三鷹市 西日本:大阪市・名古屋市 ※一部のエリアを除く |
enひかりクロス | 5,445円 ※契約期間なし | 事務手数料:3,300円・工事費:工事費無料キャンペーン | 東日本:東京都全域、神奈川県、千葉県、埼玉県 各一部エリア 西日本:大阪府、和歌山県、京都府、滋賀県、兵庫県、愛知県、静岡県、岐阜県の各一部エリア |
NURO光G10T | 5,700円 ※3年契約 | 事務手数料:3,300円・工事費:66,000円 | 北海道・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・静岡県・大阪府・兵庫県・奈良県・福岡県 ※一部のエリアを除く |
ドコモ光10ギガ | タイプA:6,930円・タイプB:7,150円 ※2年契約 | 事務手数料:3,300円・工事費:19,800円 | 東日本:東京都23区・狛江市・調布市・三鷹市 西日本:大阪市・名古屋市 ※一部のエリアを除く |
最大速度が同じ10Gbpsであっても、光回線によって月額料金は大きく違います。
各光回線でスマホとのセット割を提供しているので、どのサービスにすべきか迷ったときはご自身が契約中のスマホキャリアに合わせて選ぶのがおすすめです。
一部の地域で提供されていない理由
上述の通り、各光回線の10Gbpsプランは利用できるエリアが限定的です。
また、サービスエリア内であっても一部の地域では10Gbpsプランを利用できない場合があります。
auひかりとNURO光はそれぞれが独自の回線設備を利用していますが、一部の地域ではNTTの光ファイバーを使う「シェアド回線」を利用しています。
局社内の設備や宅内の機器は、それぞれの事業者が開発したものを使用しますが、主体となる光ファイバーがNTTのものであることから仕様が異なり、一部の地域では10Gbpsプランが利用できません。
また、ドコモ光やソフトバンク光などのフレッツ回線を利用する「光コラボレーション」でも同様で、設備の仕様上の問題でサービスエリア内であっても10Gbpsプランを利用できない場合があるのです。
ご自身のお住まいで10Gbpsプランが使えるかどうかは、各光回線の公式サイトで確認できるので事前にチェックしておきましょう。
ドコモ光10ギガの速度評判
ドコモ光10ギガの速度評判は以下のとおりです。
ルーターのスペックにもよるものの、総じて通信速度は良好のようです。
ドコモ光クロス@Plala
この時間でも早い~
端末が1Gbpsなのでこれ以上出せないの。ブロードバンドスピードテスト(回線速度・通信速度測定診断サイト) https://t.co/CErwH8jE60 pic.twitter.com/ZwseGtc2G7
— daisakamoto (@daisakamoto) September 10, 2020
ドコモ光10ギガの回線を導入したので、マザーボードをAquantia 10G LAN搭載のX570 Creatorに換装。ドコモ光10ギガ+Intel Gigabit LANだと2.0 Gbpsくらいまでしか出なかったけど、いきなり倍のスピードが出て感動。 pic.twitter.com/NP5VAm3U1M
— にしかわ (@MiyuWestriver) October 11, 2020
通りすがりですがドコモ光10ギガ+ドコモnetの実測値の一例を置いていきますね pic.twitter.com/b0mkWndJBC
— みょーん (@myoonlight) September 3, 2020
auひかりホーム10ギガの速度評判
auひかりホーム10ギガの速度評判は以下のとおりです。
独自回線を利用することから開通工事費がかさみがちですが、通信速度は概ね良好のように見受けられます。
auひかり 10ギガ回線 pic.twitter.com/y3KBfTFOiC
— 烏龍茶@ごっどうーろん (@GOD_U_RON) July 6, 2021
auひかりの10Gbps回線を起こした
KDDI網内ならまあまあでるね pic.twitter.com/O44OFq81lO— 電波やくざ (@denpa893) November 22, 2020
https://twitter.com/tres_imas/status/1196977805948440577?s=21
ソフトバンク光ファミリー・10ギガの速度評判
ソフトバンク光ファミリー・10ギガの速度評判は以下のとおりです。
仕様上は他の10Gbpsプランと大差ないはずですが、口コミや評判を見るかぎり、他よりも若干速度が遅めなように感じられます。
Softbank光 ファミリーハイスピード(200Mbps)からSoftBank光 ファミリー10G(10Gbps)のプランに変更したら爆速になった!これでいつでも快適!夜はまだ分からないけど。これは17時の環境 ちなみにデバイスはPCの規格Wi-Fi5を使用してます。LANだと2Gbps以上は行きそうな予感だね。 pic.twitter.com/u4CEeI9YAz
— 悠真 (@yuuma_SNS) April 14, 2021
ソフトバンク光の10Gbpsのやつにしたけどめっちゃ速い
←ビフォー アフター→ pic.twitter.com/7FirmxhX2p— ぬこ (@nemuiofuton77) March 3, 2021
enひかりクロスの評判
月額料金が安い上に、契約期間や違約金といった縛りが設けられていない「enひかりクロス」。
2020年8月24日にスタートしたサービスで口コミは少ないものの、通常プランの「enひかり」の評判が非常に良いので合わせて紹介しておきます。
enひかりってahamoやUQモバイルとのセット割り、enひかりクロス(10Gbos)、v6プラスとtransixどっちも対応、そして業界最安値。
意外といろいろやっているのに全然有名じゃない。もう2年以上使っているけど満足しかない。
— sio (@sio_629) June 24, 2021
UQモバイル、ahamo、povoを使っていると、enひかりクロスの料金が安くなる「スマホとのセット割」が適用されて非常にお得です。
enひかりについては以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

NURO光10Gsの速度評判
現在のNURO光では、10ギガプランの名称は「NURO光G10T」に統一されています。
過去では「NURO光10Gs・6Gs」や「NUOR光10G」といったプランが提供されていたので、これらのプランも含めて速度評判をご紹介します。
DMM光(IPv6プラス)
NURO(10G) pic.twitter.com/iMxCNdID17— しかこう(ふけんこう) (@amatun9) December 2, 2019
https://twitter.com/nisi2460/status/1121085915093278720?s=21
最近はネットの渋滞も緩和されましたね(以前は最大DL2.5Gでした)。
契約時に見落としていましたが、NURO光10Gはメールサービスがありません。必要な場合は別途ご用意していただく必要があります。 pic.twitter.com/TJsepBmLAD
— カッパ先輩 (@yamakin4649) June 9, 2020
結局どれを選ぶべき?おすすめのサービスはコレ!
ここまで各光回線の10Gbpsプランにおける速度評判をご紹介してきました。
その理由は、スマホとのセット割が適用されて毎月の通信費を節約できるからです。
スマホとのセット割が適用されることで1,000円ほどの割引が受けられるので、年間で12,000円以上も通信費を節約できます。
どの光回線を選んでも仕様上の最大値は変わらないので、どれにすべきか迷ったときは携帯キャリアに合わせて選ぶようにしてみてください。
- ドコモ:ドコモ光10ギガ
- au:auひかりホーム10ギガ
- ソフトバンク:NURO光G10T
- ワイモバイル:ソフトバンク光ファミリー・10ギガ
- UQモバイル:enひかりクロス
3番目に速いのは最大2GbpsのNURO光

料金(税込) | ホーム:5,200円 マンション:2,090円 |
---|---|
速度 | 下り速度459Mbps 上り速度436Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 3年 |
違約金 | ■NURO 光 2ギガ(3年契約)の場合 ・契約解除料:3,850円 ■NURO 光 2ギガ(2年契約)の場合 ・契約解除料:3,740円 ※NURO 光 2ギガ(契約期間なし)は契約解除料なし |
キャッシュバック | 45,000円 |
NURO光は高速の光回線で、ソフトバンク利用者はセット割でよりお得に使えます。
ソフトバンク光より月額料金が安く、ソフトバンク利用者ならNURO光の方がおすすめ。
公式サイトから申込めば、45,000円の現金キャッシュバックがもらえるため非常にお得です。
速度が仕事や動画視聴はもちろん、オンラインゲームも問題なく楽しめる光回線なので、通信速度に悩んでいる方におすすめです。
- 45,000円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金を上限20,000円まで負担
- ソニー製WiFi6対応ルーター貸し出し
- オプション申し込みで最大20,000円キャッシュバック
- 契約解除料が無料(条件あり)
※なお、安定感に関する口コミが不安な方は、ソフトバンク光も安定感がありおすすめです。
ただ、NURO光は以下のように提供地域が限られていることが欠点と言えます。
NURO光は公式ページから1分で対応エリアかどうかを確認することができます。
- 申し込みボタンを押す
- 郵便番号とマンション名を入力
- 結果表示
基本的にNURO光は下記エリアが対応エリアのため、エリア外の場合は他の光回線を選択してください。
◉北海道全域
◉関東
東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城、栃木、群馬
◉東海
愛知、静岡、岐阜、三重
◉関西
大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
◉中国
広島、岡山
◉九州
福岡、佐賀
1.申し込みボタンを押す
最初に申し込みボタンを押す必要がありますが、この時点で申し込みがされることは一切ありません。

2.郵便番号とマンション名を入力
次の画面で郵便番号を検索し、住所の番地とマンション名を選択します。

3.結果表示
〇が表示されれば対象となります。

おすすめのNURO光(月々5,200円)
速くて安い!高品質な光回線
・回線速度が速い(2Gbps)
・月額料金が安い
・Wi-Fiルーター無料
・ソフトバンクとセットで安い
・キャッシュバック最大4.5万円!
申込み画面ではボタンが2つ出ますが、こだわり無ければG2Tプラン(3年)で大丈夫です。
NURO光の速度評判
NURO光の速度についてのTwitterでの評判をみてみましょう。
NURO 光 for マンションでも素晴らしい速度 pic.twitter.com/RKnhFEp2QG
— メロンソーダ (@MelonSoda0716) February 7, 2019
#NURO光 で過去最高速度が出たので晒してみる。 pic.twitter.com/1TYeyBfDOJ
— 先村 昌浩 (@sakimura) February 4, 2019
速度が速いという書き込みが数多くあり、評判はかなり良いですね。
NURO光はマンションでも速い
NURO光はホームタイプとマンションタイプのどちらにおいても最大2Gbpsの高速回線が利用できます。
他の光回線は最大1Gbpsなので、NURO光はマンションで使う場合の最も速い光回線となります。
マンションやアパートでNURO光を利用するには、建物の階数や総戸数、建物内の契約数に応じて「NURO光」または「NURO光 for マンション」のどちらかへの申し込みが必要です。
NURO光 for マンションは、「3階建以上で40戸数以上かつ4世帯以上の契約数があること」という条件がありますが、利用可能な物件であれば月額料金を抑えながらストレスフリーの高速回線を楽しめます。
もうひとつのNURO光プランは「戸建てまたは7階以下のマンション」という制約がありましたが、2019年1月より8階以上の高層階でも1名から利用できるようになりました。
ドコモ光やソフトバンク光などの光回線は最大1Gbps
「ドコモ光」や「ソフトバンク光」は、プランや料金体系などのサービス内容は全て各事業者、光回線のみNTTの「フレッツ光」を利用しています。
回線速度は「最大1Gbps」で、他の多くの回線事業者と横並びですが、「IPv6」の接続方式を使うことで、混雑している時間も関係なく、安定した高速通信が実現されました。
「IPv6」については、後ほど詳しく説明していきます。
ドコモ光の回線速度の評判
Twitterでの「ドコモ光」の速度についての書き込みを見てみましょう。
ドコモ光 GMOとくとくBB 契約してv6プラスが開通したよ!
下り460Mbps 上り421Mbpsで凄く速い♪
最新のNEC Aterm WG2600HP3も一緒に買った効果があって嬉しいな!
今までフレッツ光ネクスト200MB(プロバイダau one net)契約で下り100Mbps程度で満足してたのが嘘のようですね。 pic.twitter.com/s2ItixsrNU— うにまる (@umaumayu) November 6, 2018
IPv6を使っている人は、速度に満足している書き込みが見られるものの、IPv6に切り替えていない人からは、時間帯による速度低下を指摘する書き込みもあります。
ソフトバンク光の回線速度の評判
同じくTwitterで「ソフトバンク光」の速度についての評判をチェック。
ソフトバンク光の夜の混雑が酷くて回線速度が遅かったから、IPv6+IPv4ハイブリッドに切り替えた。結果はバッチリ。BBユニットの追加オプション契約が必要だけどその価値はあると思う。 pic.twitter.com/fdzVtRMc3L
— ぱー (@20per_asterisk) June 6, 2018
IPv6+IPv4ハイブリッドを導入した人は速度が上がり、満足している声があがっていますが、切り替えていない人は、時間による速度低下を指摘する書き込みが見られます。
IPv6で実測値が速くなる
IPv6という接続方式を使うと、通信速度の実測値が速くなります。
インターネットを使うにあたって「住所」の役割を果たす”IPアドレス”ですが、ネットユーザーの増加により、これまで使われてきた「IPv4」の”IPアドレス”が枯渇しつつあります。割り振る「住所」がないということですね。
住所(IPアドレス)が枯渇するほど多くのユーザーが利用すると、当然みんなが利用する時間帯は回線が込み合い、速度が遅くなるという事態が発生します。
この事態を解決するために、新しく「IPv6」というバージョンが登場し、割り振れる”IPアドレス”も一気に増えました。従来の「IPv4」と比較すると利用者が少なく、割り振れるアドレスもまだまた余裕があります。
そのため、「IPv6」で接続すると通信を妨げるものがないため、いつでも混雑を避けて快適に通信ができます。
速度を最大限に引き出す方法
ADSLやモバイルWi-Fi・ケーブルテレビのインターネットよりも遥かに高速な光回線ですが、利用する機器が適切でなければ本来のスピードを発揮することができません。
スピードの遅さに困っている場合は、以下のような自宅内の配線や機器の最適化で改善されることがあります。
Wi-Fi6対応のルーターを利用する
光回線にしたのに通信速度が遅い場合、Wi-Fiルーターの買い替えをご検討ください。
一般的によくいわれる「Wi-Fi」には規格が存在し、現時点での最速は「Wi-Fi6(IEEE802.11ax)」となります。
昔から同じルーターを使い続けている場合、Wi-Fi規格が今の光回線の速度に追いついていないことが考えられるので、Wi-Fi6対応のルーターに買い換えることで問題が解決する可能性が高いといえます。
Wi-Fi規格とそれに準ずる最大通信速度は以下の通りなので参考にしてください。
- Wi-Fi6(IEEE802.11ax):最大9.6Gbps
- Wi-Fi5(IEEE802.11ac):最大6.9Gbps
- Wi-Fi4(IEEE802.11n):最大600Mbps
- IEEE802.11g:最大54Mbps
- IEEE802.11a:最大54Mbps
- IEEE802.11b:最大11Mbps
- IEEE802.11:最大2Mbps
10Gbps対応のLANケーブルを利用する

LANケーブルには最大通信速度によって「カテゴリ〇〇」という規格名がついています。
今流通しているものだとカテゴリ5〜8の7種類ほどがありますが、数字が大きくなるほど最大通信速度も速くなります。

いま使っているLANケーブルが古い規格の場合は、10Gbps以上の最大通信速度に対応したケーブルに替えてみることをおすすめします。
Wi-Fiの場合はIPv6対応のルーターにする
古いWi-Fiルーターを利用している場合はIPv6に対応していないケースもあります。
その場合、せっかく光回線がIPv6に対応していても本来のスピードを発揮できません。
まずは下記サイトにアクセスし、IPv6で通信出来ているか確認しましょう。
IPv6で接続できていない場合は下記のようになります。

もしIPv6に対応していない場合は、
- 回線自体がIPv6になっていない
- Wi-FiルーターがIPv6に対応していない
ということが考えられます。
対応状況を確認して、回線が対応していないようなら申込みをし、ルーターが対応していない場合は交換することをおすすめします。
機器(スマホ)も対応していないといけない
回線もルーターもIPv6に対応しても、それでもIPv6にならないことがあります。
その場合はパソコンやスマホ、スマホの中のSIMカードが対応していないと考えられます。
現在ではほぼ全ての機器がIPv6対応ですが、スマホの場合は2016年より以前に大手キャリアから販売されていたものがそれに当たります。
光回線の速さに関するQ&A
さいごに光回線の通信速度について寄せられた質問とその回答をまとめました。
最も速度が速い光回線はどこですか?
結論、NURO光となっています。NURO光は世界最速の最大20Gbpsで、その最大速度は一般的な光回線の約20倍にも及びます。続いてau光、ドコモ光などがランクインする形となっています。詳細は記事内をご覧ください。
安いサービスを申し込むとその分回線速度の質も落ちますか?
落ちません。基本的にサービス料金の安さと回線速度に相関関係はありません。実際、6000円代とお手軽価格で利用できるauひかりでは、10Gbpsもの高速回線を実現できます。
NURO光が最速だと知人に言われたのですが、違うのですか?
以前は光回線といえば最大1Gbpsと相場が決まっていましたが、NURO光が最大2Gbpsを標準装備してからはNURO光がダントツで速くなっていました。それに対抗してauひかりが5Gbps/10Gbpsのサービスを出した結果、現在はauひかりが最速となっています。
IPv6とv6プラスは違うのですか?
同じです。IPv6が正式名称でv6プラスはカジュアルな表現になります。
auひかりやNURO光の10Gbpsは将来的にどこでも使えるようになりますか?
NURO光の提供エリア拡大スピードを考えると、まずは政令指定都市の市街地に広がっていくと考えられます。そこが完全に埋まってから郊外に広がるとは思いますが、数年はかかると思われます。
普通のauひかりから「auホームひかりX」の10Gbpsに変えたらスピードは上がりますか?
速くなります。しかしLANケーブルがカテゴリ6A以上ではない場合は活かしきれないので、本記事のLANケーブル規格の部分を参考にしてみてください。
auひかりとNURO光の10Gbpsプランはどっちがお得ですか?
3年契約にすればauひかりのほうが圧倒的にお得です。基本料もNURO光より安いですし、割引期間が3年間なので期間が1年のNURO光より安くなります。
通信速度はどのくらいあれば快適に使えますか?
サイト閲覧やYouTube視聴をする分には10Mbpsもあればそれなりに快適です。20Mbpsあればかなり快適でしょう。しかしオンラインゲームやNetflixなどの動画配信サービスを使う場合は30Mbps以上は欲しいところです。
光回線でもマンションは遅いと聞いたのですがどうなんですか?
マンションは光ファイバーで届いた回線をマンション内でシェアするため、利用者が増える時間は混み合って遅くなります。またマンション内の配線が光ファイバーでないこともあります。メタルケーブルや電話線を使っている場合は光回線本来の力を発揮できません。とくにVDSL方式という電話線を使っている場合はかなり遅いので、auひかりやNURO光に戸建て用の回線契約ができないか相談しましょう。
まとめ
「最も速い光回線はどれ?」というテーマで、通信速度の速いオススメの光回線をご紹介しました。
- 一般的な光回線(ドコモ光やソフトバンク光など)は最大1Gbps
- 「NURO光」は普通の光回線より安くて最大2Gbpsの速度を誇る
- 昨今では各光回線で10Gbpsプラン(ドコモ光10ギガ、auひかりホーム10ギガなど)を選べる
- 世界最速の光回線「NURO光20Gs」は注意点あり
- どれにすべきか迷ったときは契約中のスマホキャリアに合わせて選ぶのがおすすめ!
高速通信でのインターネット接続というのは、ストレスフリーで最高に快適です。
回線速度を重視したい方は、本記事でご紹介した高速光回線への乗り換えも効果的な手段のひとつなので、ぜひご検討ください。
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あなた(及び家族の方)はインターネットの動画やゲームを利用しますか?
利用しているスマホの台数を教えて下さい(家族含む)
お住まいの自宅はどのタイプ?