借家で光回線が使えないと聞いて、お困りの方もいらっしゃるでしょう。
確かに、光回線をひくためには、回線工事が必要となるため、戸建てを借りる場合は、無理な印象がありますよね。
ですが本当は「無理」ではなく、「大家さんや管理会社の許可がなければダメ」というのが、正解なんです。
【1秒でわかる結論】
光回線を引くカギは大家さんが握っている
現実には最初から交渉の余地がない借家もあるのですが、交渉が可能であれば、最初から諦める必要はありません。
今回の記事では、大家さんからOKを貰うコツも伝授しますので、上手に活用していただけたらと思います!
大家さんに上手に交渉するコツ
光回線の導入について交渉すらできない物件も多々あるので、交渉のチャンスは最大限に活かしたいところです。
そこで、筆者のプロバイダ勤務時代に聞いた成功事例をもとに、上手に交渉するポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
1.相手に合わせて会話をすすめる。難しい言葉は使わない
交渉する相手に合わせて話をすることが基本です。
特に年配の大家さんなら、難しい言葉はNG。出来る限りわかりやすい言葉を使って、まずは心を開いてもらいましょう。あくまでもお願いするというスタンスで。
2.建物には傷が付かないことをアピール
大家さんや管理会社は引き込み工事によって建物に傷がつき、物件の価値が下がることを嫌うため、とにかく、心配を取り除くように丁寧に説明しましょう。
もし仮に、壁に穴を開けることになっても、退去工事の際、しっかりと補修され、元の状態に戻ることを伝えましょう。
3.大掛かりな工事ではないことをしっかり伝える
回線工事という言葉自体が、大掛かりなものを連想させるため、「インターネット回線の配線作業」や「光回線の導入作業」というような言葉に置き換えるのも、意外と効果的です。
実際、光回線の工事は以下3つのうち、いずれかの方法を使いますが、優先順位は①→②→③となり、壁に穴をあけるのは最終手段です。
- 電話の配管に通す
- エアコンのダクトを利用する
- 壁に穴をあける
電話の配管やエアコンのダクトなど、あるものを利用する方法なら、時間もかからず簡単に終わります。
OKが出たら:開通までの流れはこうなる
交渉の結果、無事にOKが出た場合、光回線が開通するまでの流れは以下のようになります。
- 工事日を決定する
- 回線工事を行う(立ち合いが必要)
- 光回線の開通後、インターネットの接続設定をする
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1.工事日を決定する
光回線の導入許可がでるまで、手続きが停止している状態のため、NTTの担当窓口に「大家さんからOKが出た」ということを申告し、工事日を決定します。
3月~4月の移動時期などは、工事日がかなり先になる可能性もあるので、注意が必要です。
以下、問い合わせ窓口となります。
【NTT フレッツ光総合窓口】
0120-116-116(午前9時~午後5時・年末年始を除く土日祝も営業)
申し込んだ光回線業者にも確認してみてくださいね。
2.回線工事を行う(立ち合いが必要)
回線工事の場合、基本的に契約者本人または家族の立ち合いが必要となります。
所要時間は、すでにある設備を利用するかどうかによっても異なりますが、スムーズに進めば1~2時間程度で終わります。
3.光回線の開通後、インターネットの接続設定をする
宅内まで光回線が届いていることを確認できた時点で、開通工事は完了です。
ここからは自分でインターネットの接続設定を行いましょう。オプションで設定までお願いすることも可能ですが、設定用のCD-ROMを使えばさほど難しい作業ではありません。
OKがでなかったら:ほかのインターネット回線を検討する
もし大家さんの許可が出なかった場合は、ほかのインターネット回線の申込みを検討しましょう。
今回は以下の2通りの方法をご紹介します。
- ポケット型WiFi(モバイルWi-Fi)
- WiMAX
それぞれ詳しく解説しますね。
1.ポケット型WiFi(モバイルWi-Fi)
ポケット型WiFi(モバイルWi-Fi)とは、持ち運び可能なルーターを使ってインターネットを接続するサービスの総称。自宅や外出先など場所を選ばずにどこでもネットが使えます。
本来、ポケット型WiFiはワイモバイルが提供するモバイルWi-Fiの名称なのですが、最近では、モバイルWiFi全般=ポケット型WiFiという使われ方をしています。
ドコモやau、ソフトバンクなど携帯会社の回線網を使うため、利用可能なエリアの広さが特徴ですが、インターネット専用回線ではないので通信速度にはあまり期待できません。
近年、数多くの事業者が参入し、より安く魅力のあるサービスがたくさん出ていますので、コストを抑えてインターネットを楽しめるメリットがあります。
ポケット型WiFiについては、こちらの記事でも詳しく説明しています。

2. WiMAX
WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供するサービスです。
持ち運び可能なルーターを使って接続する仕組みなので、モバイルWiFiの1つではあるのですが、WiMAX専用回線を利用するため、高速通信が可能です。
その他のモバイルWiFiと比べると、料金が若干高め、契約期間の縛りがある、地下や郊外など接続できないエリアが多い点が、デメリットといえるでしょう。
といっても、上記のデメリットは少しづつ改善されており、提携するプロバイダによっては、モバイルWiFiと比べても遜色ないほど安いプランも出てきています。
モバイルWiFiの利用者が増えるにつれて、一時期は人気にかげりが出ていたWiMAXですが、利用環境やニーズが合うなら、選択肢の1つとして検討する価値はあります。
WiMAXと連携してサービスを提供するプロバイダによっては、かなりお得なキャンペーンも提供されているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
WiMAXについては、こちらの記事でもわかりやすく説明しています。

まとめ
今回は、借家で光回線を引くためにどうすれば良いか、要点をしぼって解説しました。
おさらいになりますが、とにかく大事なのは以下のみ。
光回線を引くカギは大家さんが握っている
「借家=光回線が使えない」というのは誤解であって、大家さんの許可さえもらえれば、光回線もひけるということは覚えておいてくださいね。
許可が下りた場合は、通常の戸建てタイプの申込み~開通までと全く同じなので、難しくありません。
大家さんに上手に交渉し、なんとかOKを勝ち取りたいところですが、ダメだった場合でも、他の方法でインターネットは使えます。
利用状況によっては、むしろ他の回線の方が合っているケースも多々あるので、安心して下さいね。
また、逆転の発想で、光回線がひけるという条件で借家を選ぶというのも、一つの方法ではないでしょうか。
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