光回線を使っていて「速度が遅い」「接続が途切れる」などの不満を感じたことはありませんか?
通信速度が遅いとネットを使っていてもイライラしますよね。
光回線の速度が遅い場合、利用環境や回線自体の要因、パソコンや通信機器の問題など、様々な原因が考えられます。
そこで今回は、速度が遅い・繋がりにくい原因を切り分け、対処する方法をわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
速度が遅い原因① 光回線や利用環境の問題
実際に、光回線が遅い原因についてひとつずつ切り分けていきましょう。
まずはじめに確認するのは、光回線や利用環境に速度が遅くなる要因はないか、ということです。
そもそも光回線自体の速度が遅い
NTTのフレッツ光や光コラボを使っている場合は、NTTの公式サイト内でNTTの回線網だけの速度を測定できます。
NTTの回線網にはフレッツ網とNGN網の2種類があり、Bフレッツ・光プレミアムなど従来の光回線はフレッツ網、フレッツ光ネクストは、NGN網を経由して通信を行っています。(下の図は光ネクストのイメージ図です。NGNと書かれた部分だけの速度を測定します)

Wi-Fiで接続している方は、ONUやホームゲートウェイとパソコンをLANケーブルで繋ぐシンプルな配線に変更できると、より正確な速度が測定できます。
【対策】
上記の速度測定を試した結果、速度があまり出ていなければ光回線自体の速度が遅い可能性が高くなるので、NTTに問い合わせてみることをオススメします。
配線の変更が難しく、精度の高い速度測定ができない方も、NTTの故障受付に相談するとNTT側からの速度をチェックしてくれますのでお願いしてみましょう。
【NTT東日本 故障受付窓口】0120-000-133
受付時間:24時間受付
※午後5時~翌日午前9時までは、録音にて受付しており順次対応いたします。
※故障修理などの対応時間は午前9時~午後5時となります。
【NTT西日本 故障受付窓口】 0120-248-995
受付時間:24時間受付(一部時間帯は録音受付による応対となります)
※故障修理などの対応については午前9時~午後5時とさせていただきます。
IPv4で接続で回線が混雑している
光回線を古くから利用している場合、従来のIPv4という接続方式でネット接続している可能性が高いです。
IPv4接続の場合、プロバイダのIDとパスワードで認証するPPPoE方式を利用してネットの世界に入るため、つなぎ目である網終端装置の部分で混雑が発生して速度が遅くなります。
特にインターネット利用する人が多い時間帯は、速度が遅くなる事例が頻発します。では、IPv6接続なら確実に時間帯による速度低下がないのか、というとそうではありません。
IPv6接続には、IPv4接続と同じプロバイダの認証を経由するPPPoE方式と、プロバイダを経由しないため、混雑時の影響を受けないIPoE方式という2つの方式があります。
IPv6接続 PPPoE方式の場合は、IPv4接続よりは速度は出ますが、基本的な接続方式は同じなので、混雑時の速度低下が起こる可能性は否めません。
【対策】
ストレスのない高速通信を希望する方は、IPv6 IPoE方式への切り替えで速度が改善する可能性が高いため、前向きに検討することをオススメします。
利用環境の問題
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、建物の共有部分まで引き込まれた光回線を各部屋に分配してインターネット接続を行います。
そのため、同時刻にネットを使う人が多ければどうしても通信速度が遅くなってしまうのです。
また、集合住宅では配線方式も速度に影響します。共有部分から各部屋に分配する際、電話線を利用するVDSL方式の建物では、速度低下は避けられません。
このVDSL配線による速度低下は、設備側の要因なのでどうすることもできません。パソコン本体や周辺機器を見直して、可能な範囲で速度改善に努めましょう。
新しいマンションでは部屋まで光ファイバーが届いている光配線方式も増えてきているので、次に部屋を探すときには、入居前に配線方式を確認しておくと良いかもしれません。
速度が遅い原因② 周辺機器の問題
光回線や環境の要因が確認できたら、次は周辺機器やパソコン本体に原因がないかチェックしていきましょう。
周辺機器全体の問題
ONUやルーターが高温になっていると、機器内部に熱がこもってインターネットの通信速度が遅くなることがあります。
【対策】
ONUやルーターが熱いと感じたら一度電源を切ります。機器を複数台つないでいる場合は、①ONU②ルーターの順番に電源を切ります。
機器が冷めるまで時間をおいてから、電源を抜いたときと逆の順番でそれぞれの機器の電源を入れなおすと速度が改善する場合があります。
有線接続の問題
LANケーブルが劣化していたり古い規格だった場合、速度低下の原因になります。
特に古いLANケーブルを使っている方は、インターネット回線の速度に対応していない可能性があります。
【対策】
LANケーブルの規格がケーブルや外装に記載されているので確認してみてください。もしCAT5であれば、古い規格なのでCAT5eやCAT6の規格のケーブルに買い替えましょう。
無線(Wi-Fi)接続の問題
無線LANが原因で、通信速度が遅くなっている可能性もあります。
無線LANルーターの規格が速度に対応しきれていない
無線LANルーターの規格がインターネットの通信速度に対応しきれず、速度が低下しているケースは意外と多いのです。
フレッツ光の場合、下りの最大速度が1Gbps(1000Mbps)となっていますが、無線LANルーターが100Mbpsまでしか対応できなければ、速度が遅くなってしまいます。
特に古い規格の無線LANルーターを使っている方は、要注意です。
【対策】
まずは、現在使っている無線LANルーターの規格を確認しましょう。古い無線ルーターでも型番をネットで検索したり、メーカーに問い合わせるとわかります。
もし、現在契約している回線の最大速度に対応していなければ、ルーターの入れ替えを検討しましょう。
可能であれば、ルーターとパソコンをLANケーブルで接続してみましょう。有線接続で速度が改善するようであれば、無線LANが原因であることがわかります。
無線LANルーターを電波が飛びにくい位置に配置している
無線LANルーターを水槽や電子レンジなどの電子機器のそばに配置していると、ネットの通信速度が遅くなる可能性があります。
Wi-Fiの電波は、水や他の電磁波を発する機器に弱いため、通信の妨げになることがあるので注意しましょう。
【対策】
無線LANルーターの設置場所を移動させてみましょう。Wi-Fiの電波は、基本的に下方向と横方向に飛びやすいので出来るだけ部屋の中心かつ高い位置に設置するのがオススメです。
速度が遅い原因③ パソコン本体の原因
パソコン本体の原因で、通信速度が遅くなっていることがあります。
OSが最新の状態になっていない
使っているパソコンのOSが最新の状態になっていないことで、通信速度が遅くなっている可能性があります。
【対策】
持っているパソコンのOSが最新の状態になっているか確認をして、最新の状態にしましょう。OSを最新の状態にすることで通信速度が速くなる可能性があります。
メモリが不足している
パソコンのメモリが不足していると、インターネットの速度が遅くなります。
【対策】
使っているパソコンに対応したメモリを購入してメモリの増強を試みましょう。メモリの容量が増えることでパソコンの処理速度があがり、速度が改善する可能性があります。
まとめ
今回は、光回線の速度が遅い・繋がりにくい原因とその対処方法について解説しました。
光回線の速度が出ない原因には、回線・環境・周辺機器・パソコン本体など様々です。場合によっては1つだけでなく、複数の要因が重なる可能性もあります。
また、集合住宅のVDSL配線のように、個人ではどうすることもできない原因もあるのですが、多くの原因については改善できる可能性があります。
通信速度でお悩みの方は、ぜひ今回紹介した原因の切り分けと対処方法を試して、改善に役立ててみてくださいね。
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