賃貸アパートで高速インターネットを使いたい場合、光回線に申し込む必要があります。
ですが、アパートで光回線を利用する場合には、さまざまなハードルがあるので注意が必要です。
- 大家さんの許可を取らずに光回線を契約して開通工事をしてしまった
- 光回線に詳しくない大家さんに現状確認して気分を害してしまった
についてご紹介します。
目次
アパートに対応している回線があるか確認しよう

賃貸アパートで光回線を利用する場合、まずは住んでいるアパートに対応している光回線があるかどうかを確認しなくてはなりません。
大家さんや管理会社にに連絡をして確認をするのもよいですが、対応していなかったらわざわざ連絡をするのも取り越し苦労になってしまいます。
対応している回線があるかどうかはネットで簡単に確認ができます。以下3つの回線の確認方法をご紹介します。
これら3つは回線の種類が違うため、フレッツ光は対応していなくてもauひかりは対応しているというケースがあります。3つともチェックをしておきましょう。
確認すべきことは2つ。
- アパートが対応エリア内か?
- マンションタイプが使えるか?
回線によってはマンションタイプ(集合住宅タイプ)が対応していなくてもホームタイプが利用できることもあります。
⇒大家さん・管理会社への許可について先に知りたい場合はこちら
NURO光のエリア検索

「NURO光」は対応エリアこそ狭いものの、
- 速度が業界最速
- 月額料金が安い
- 高額キャッシュバック
- 高速ルーターが無料
- セキュリティソフトが無料
などのメリットが多いため、現在非常に人気のある光回線です。
NURO光の対応エリアは非常に狭いので、以下の地域に住んでいる人はNURO光公式サイトのエリア確認ページでチェックしておきましょう。
【NURO光対応エリア】
北海道 | 札幌市、小樽市、千歳市、恵庭市、石狩市 |
関東 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 |
東海 | 愛知、静岡、岐阜、三重 |
関西 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 |
中国 | 広島、岡山 |
九州 | 福岡、佐賀 |
エリア検索はNURO光公式サイトの「新規申し込み・エリア確認」をクリックし、アパートの住所を入れて確認しましょう。

エリアが対応していれば下画像のように○が付きます。

もし対応していたらラッキーです。高速のインターネットが利用可能なので候補に入れておきましょう。

申込み画面ではボタンが2つ出ますが、こだわり無ければG2Tプラン(3年)で大丈夫です。
auひかりのエリア検索

「auひかり」はキャッシュバック金額が大きく、よりお得に契約できる可能性が高い回線です。auのスマートフォンを使っている場合はスマホの料金もお得になります。
こちらも公式サイトで簡単にエリア確認ができます。

【エリア確認の流れ】
- 新規申し込みボタンを押す
- 「エリアを検索する」というボタンを押す
- 流れに従ってエリアを確認する

ドコモ光、ソフトバンク光などのエリア検索

NURO光・auひかりと比べて対応エリアが広いため、NURO光とauひかりがエリア外でもドコモ光、ソフトバンク光ならOKというケースも多いです。
ここではNTTのフレッツ光回線を使っている代表的な回線としてドコモ光やソフトバンク光をとりあげていますがビッグローブ光・So-net光プラスといった回線もエリアは同じです。
対応エリアは下記URLから検索ができます。


アパートなのに戸建てタイプが契約できる?

あまり知られていないのですが、光回線のアパート・マンションタイプが対応していなくても、戸建ての光回線を入れられる可能性があります。
アパート・マンションタイプはその物件の共有施設に回線を引き込み、そこから各部屋へネット回線を分配して利用するので専用の設備が整っていないと契約ができません。
それに対し、アパートで戸建てタイプを利用する際には各部屋に直接光ファイバーを引き込むため、マンションタイプのような制約がないのです。
ただし、個別に光回線を導入することになるので開通工事が必須となります。
工事を行う際には物件のオーナー(大家さんや管理会社)との相談次第ではありますが、問題がなければ戸建てタイプが導入できます。
なお、月額料金はたとえマンションやアパートに住んでいても戸建てプランのものが適用されるので覚えておきましょう。
アパートで利用する光回線の選び方
アパートで利用する光回線を選ぶためには、全部で3つのポイントがあります。
1つ目のポイントから順番に手順を踏んでいくことで自分にピッタリの光回線を選べるようになるので、ぜひ参考にしてください。
1.自分が住んでいる物件で利用できる光回線を把握する
光回線を選ぶ際は、はじめに自分が住んでいる物件で利用できる光回線の種類を知るところから始めましょう。
光回線には大きく分けて4つの種類があり、それぞれで利用できるエリアが異なります。
- フレッツ系光回線(フレッツ光、光コラボ)
- KDDI系光回線(auひかり、auひかりちゅら)
- ソニー系光回線(NURO光、FON光など)
- 電力系光回線(コミュファ光、eo光など)
フレッツ系光回線は日本全国の幅広いエリアで利用できますが、その他の光回線は一部の地域でしか利用できません。
また、サービスエリア内だったとしても一部の地域では提供されていなかったり、住んでいる物件に回線設備が導入されていなかったりするケースもあります。
自分が住んでいる物件で利用できる光回線の種類は、各光回線のサービスエリアマップで確認ができるので、上記の項目を参考にして事前に確認しておきましょう。
いま使っているのがフレッツ系光回線なら開通工事費を節約できる
いま使っている自宅のWi-Fiがフレッツ系光回線の場合、光コラボへの乗り換えで開通工事費を節約できます。
光コラボレーションは、NTT東日本/西日本が日本全国に敷設する光ファイバー網を利用してインターネットへ接続しています。
つまり、フレッツ光や光コラボの利用者が、別の光コラボに乗り換える場合は同じ回線設備を流用したまま接続先だけを変えられるので、新たな開通工事費が発生しません。
光回線の開通工事費はキャンペーンで「実質0円」になるパターンが多いですが、これは工事費の分割代金と同額の割引が適用されてプラスマイナスゼロになっているだけです。
割引が適用されている最中に解約してしまうと、本来なら支払うはずのなかった開通工事費を突然請求されるハメになってしまいます。
転用や事業者変更なら最初から開通工事費が発生しないので、仮にいつ解約しても工事費が請求されることにはならないので安心です。

2.月額料金を比較して安い光回線を選ぶ
自分が住んでいる物件で利用できる光回線の種類がわかったら、続いて各サービスの月額料金を比較していきましょう。
回線名 | マンション(税込) | ホーム(税込) | キャンペーン等 |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 4,400円 | 5,720円 | ・キャッシュバック2万円 ・dポイントプレゼント ・ドコモスマホ割引 |
ソフトバンク光 | 4,180円 | 5,720円 | ・キャッシュバック最大3.6万円 ・ソフトバンクスマホ割 |
auひかり | 3,740円〜5,500円 ※物件によって変動 | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目以降:5,390円 ※光電話なしの場合 | ・キャッシュバック最大52,000円 ・auスマホ割引 ・工事費実質無料 |
NURO光 | 2,090円~2,750円 ※導入数少 | 5,200円 | ・キャッシュバック最大4.5万円 ・ソフトバンクスマホ割 ・工事費実質無料 |
enひかり | 3,520円 | 4,620円 | 最低利用期間なし 解約違約金なし |
ご覧の通り、光回線によって月額料金は大きく異なります。
ですが、月額料金が高いからといって通信速度が速い・品質が良いというわけではありません。
自分が住んでいる物件が複数の光回線に対応している場合は、月額料金が安い光回線を選ぶようにしましょう。
スマホとのセット割が使える光回線も候補
大手キャリアの光回線を使っている人は、セット割が使える光回線を選ぶのもおすすめです。
- ドコモ:ドコモ光
- auひかり:auひかり、So-net光プラス、ビッグローブ光など
- ソフトバンク:NURO光、ソフトバンク光
- 楽天モバイル:楽天ひかり(1年間無料)
楽天モバイルを除く大手キャリアでは、セット割を使うことで毎月のスマホ代から最大1,100円の割引がなされます。
楽天モバイルの場合は楽天ひかりとセットで利用することで、楽天ひかりの月額料金が1年間無料となります。
また、格安SIMとのセット割(OCN光とOCNモバイルONEなど)が使える光回線もあります。
セット割を活用することで毎月の通信費を大幅に節約できるようになるのでぜひ覚えておきましょう。
3.キャッシュバック・キャンペーン特典を比較する
月額料金を比較して自分が申し込むべき光回線が決まったら、あとは契約する窓口を選ぶだけです。
光回線は公式サイトから申し込みができますが、それ以外に家電量販店や代理店のWebサイトからも申し込みが可能です。
特に、代理店のWebサイトで申し込む場合は窓口によってキャッシュバックの金額が数万円以上も変わるので注意が必要です。
たとえば、auひかりの窓口別のキャッシュバックを比較してみると以下の通りになります。
会社名 | キャッシュバック | 条件、内訳など |
---|---|---|
フルコミット | 最大131,000円 | auひかり回線(ずっとギガ得プラン)+ひかり電話+当社指定プロバイダ(So-net)+当社指定オプション(カスペルスキー、安心サポート、住まいと暮らしの相談、えらべる倶楽部、らくらくバックアップ無制限、ライフサポートパック)+即日申込完了+auひかりスタートサポート最大3万円還元 |
ブロードバンドナビ | 最大110,000円 | 代理店30,000円、プロバイダ25,000円、au公式55,000円(乗り換え他キャンペーン合計) |
25 | 最大131,000円 | au光回線(ずっとギガ得プラン)+ひかり電話+弊社指定プロバイダ(BIGLOBE)+弊社指定オプション(セキュリティセット・プレミアム、BIGLOBEお助けサポート、あんしんバックアップ、エンジョイプラス、暮らしのあんしん相談)+ 即日申込+auひかりスタートサポート |
auひかり公式 (KDDI) | 10,000円 (au one net) | auひかりスタートサポート、初期工事費相当割、 |
申し込む窓口によってキャッシュバックや適用されるキャンペーンが違うので、特典を比較して自分が申し込むべき窓口を選びましょう。
アパートにおすすめの光回線を紹介!
それではここまでにお伝えしてきた内容を踏まえて、アパートにおすすめの光回線をご紹介します。
それぞれの光回線の特徴や概要について簡単にご紹介していくので、アパート暮らしで光回線選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
1位:ドコモ光
アパート暮らしで利用するのにおすすめの光回線は「ドコモ光」です。
ドコモ光はフレッツ回線を利用する「光コラボ」の内の1つで、全24社の提携プロバイダから好きな事業者を選ぶことができます。
マンションタイプの料金は4,400円からと光回線の中で標準的な価格ですが、最大のメリットは自分の好きなプロバイダを選べる点にあります。
ドコモ光のプロバイダはそれぞれが独自の特典を用意しており、自分好みのキャンペーンを選んで申し込むことが可能です。
光回線の速度が遅い場合の原因はプロバイダにあるケースが多いですが、提携プロバイダの数が多いドコモ光なら事務手数料だけで手軽にプロバイダを変更できるのも特徴です。
料金面・速度面の両面においてバランスが良いサービスといえるので、アパート暮らしで光回線選びに悩んだときはドコモ光をご検討ください。
項目 | ホームタイプ | マンションタイプ |
---|---|---|
月額料金(税込) | 5,720円 | 4,400円 |
下り最大通信速度 | 1Gbps | |
v6プラス | 標準対応 | |
新規工事費(税込) | 19,800円 | 16,500円 |
契約期間 | 2年(自動更新) | |
違約金(税込) | 14,300円 | 8,800円 |
キャッシュバック | 最大20,000円 | |
特典・キャンペーン その他 | Wi-Fiルーターレンタル無料 dポイント2,000ポイントプレゼント 工事費無料 | |
対応エリア | 全国 | |
オプション | 光電話、ひかりTV、セキュリティ、Wi-Fiルーターなど | |
スマホ割引 | ドコモセット割引 | |
Wi-Fi | GMOとくとくBBなら無料でレンタル可能 | |
回線 | フレッツ |

2位:ソフトバンク光
「ソフトバンク光」は、ドコモ光と同様でフレッツ回線を利用する「光コラボ」の内の1つです。
マンションタイプの月額料金は4,180円で、新規契約をする人に向けてキャッシュバックやキャンペーンが充実しています。
また、ソフトバンク光の最大の特徴は、ソフトバンク光への乗り換えで発生した違約金や撤去工事費用などを最大10万円までの範囲内で全額負担するキャンペーンがある点です。
他社でも違約金を補填するキャンペーンを行っているケースはありますが、最大10万円と超高額な還元額は他にありません。
開通工事費が実質無料になることにくわえ、窓口によってはオプションなしで数万円にも上るキャッシュバックがもらえることも多いので、特典重視で光回線を選びたい人におすすめです。
項目 | ホームタイプ | マンションタイプ |
---|---|---|
月額料金(税込) | 5,720円 | 4,180円 |
下り最大通信速度 | 1Gbps | |
IPv6 | 対応 ※オプション機器レンタルが必要 | |
新規工事費(税込) | 26,400円 | |
契約期間 | 2年(自動更新) | |
違約金(税込) | 10,450円 | |
キャッシュバック | 最大37,000円 | |
特典・キャンペーン その他 | 転居時、乗り換え時初期工事費実質無料 乗り換え時の違約金還元 | |
対応エリア | 全国 | |
オプション | 光電話、TVサービス | |
スマホ割引 | ソフトバンクおうち割 | |
Wi-Fi | 有料オプションで対応 | |
回線 | フレッツ |

3位:auひかり
「auひかり」は、KDDIが独自に敷設する光ファイバー網を利用する光回線です。
数ある光回線の中でも超高額なキャッシュバックが受け取れることが特徴で、申し込み窓口によっては10万円を超えるキャッシュバックを受け取れる場合もあります。
また、開通工事費無料キャンペーンや他社の違約金負担など特典面も豊富で、auスマホを使っていればauスマートバリューで割引まで受けられます。
一方、アパートで利用する場合はその物件に最初からauひかりの回線設備が導入されている必要があるので、利用できる人は限られている点にご注意ください。
項目 | ホームタイプ (ずっとギガ得プラン) | マンションタイプ |
---|---|---|
月額料金(税込) | 1年目:6,160円 2年目:6,050円 3年目:5,940円 | 3,740円〜 ※マンションにより異なる |
下り最大通信速度 | 1Gbps | |
IPv6 | 標準対応 | |
新規工事費(税込) | 41,250円 分割:687.5円×60回 | 33,000円 分割:1,375円×24回 |
契約期間 | 3年(自動更新) | 2年(自動更新) |
違約金(税込) | 16,500円 | 7,700円 |
キャッシュバック | 最大52,000円 | |
その他キャンペーン | 乗り換えの場合、他社ネットの解約金相当額+25,000円キャッシュバック | |
対応エリア | 全国 (関西、中部で一部対象外) | |
オプション | 光電話、TVサービス、セキュリティ | |
スマホ割引 | auスマートバリュー | |
Wi-Fi | レンタルのみ | |
回線 | auひかり |

4位:NURO光
「NURO光」は国内最速の光回線で、ソフトバンクスマホとのセット割が使えます。
本家のソフトバンク光に比べて月額料金が安いので、ソフトバンクスマホの利用者であればNURO光を先に検討すべきといえるでしょう。
また、公式サイトから申し込みをすればオプション不要で4万円を超えるキャッシュバックまでもらえるので非常にお得です。
NURO光のマンション専用プランは、auひかりと同じようにその物件内に最初から専用の回線設備が導入されていなければ利用できません。
それ以外の物件でNURO光を利用する場合、戸建てタイプの月額料金で利用することになるので、他の光回線と比べて毎月の通信費が高額になってしまいます。
回線設備の導入工事が必須であることから物件のオーナーから工事の許可を得る必要もあります。
これらの理由から、時間と手間をかけてでも国内最速の通信速度を味わいたいという人だけ検討するのが良いでしょう。
項目 | ホームタイプ | マンションタイプ |
---|---|---|
月額料金(税込) | 5,200円 ※3年契約の場合 | 1,760円~ ※導入数少ない ※未導入の場合ホームタイプと同契約 |
下り最大通信速度 | 2Gbps | |
IPv6 | 標準対応 | |
新規工事費(税込) | 44,000円 ※実質無料 | |
契約期間 | 3年(自動更新) ※2年の自動更新も選択可能 | |
違約金(税込) | 10,450円 | |
対応エリア | 北海道、関東、東海、関西、九州(一部エリアを除く) | |
キャッシュバック | 45,000円 ※NURO光 for マンションの場合なし ※マンションでホームタイプを契約した場合はキャッシュバックあり | |
その他キャンペーン | 初期工事費実質無料 初期設定サポート無料 | |
オプション | 光電話、ひかりTV、セキュリティ、Wi-Fiルーターなど | |
スマホ割引 | ソフトバンクおうち割 | |
回線 | フレッツ ※切り替えでも工事必要 |

戸建てタイプならenひかり
住んでいる物件に光回線の設備が導入されておらず、戸建てタイプに申し込む場合は「enひかり」がおすすめです。
enひかりはフレッツ系光回線の内の1つで、契約期間や違約金といった縛りがついていません。
また、月額料金も非常に安いので、毎月の通信費をとにかく安く抑えたい人に向いています。
ただし、開通工事費の割引キャンペーンやキャッシュバックなどは用意されていないので、特典面を捨ててでも費用面を重視したい人が検討すべき光回線といえるでしょう。
項目 | ホームタイプ | マンションタイプ |
---|---|---|
月額料金(税込) | 4,620円 | 3,520円 |
下り最大通信速度 | 1Gbps | |
IPv6 | 対応 ※オプション契約が必要 | |
新規工事費(税込) | 16,500円 | |
契約期間 | なし | |
違約金 | なし | |
キャッシュバック | なし | |
その他キャンペーン | なし | |
対応エリア | 全国 | |
オプション | 光電話、TVサービス | |
スマホ割引 | UQモバイル ahamo ※スマホ代金ではなくenひかりの料金割引 | |
Wi-Fi | 別途用意が必要 | |
回線 | フレッツ |

大家さん、管理会社の許可について

エリア検索の結果、光回線がマンションタイプに対応している場合はそのまま契約して工事を進めても問題ありません。
ただしマンションタイプが入っていない物件で、個別で戸建てタイプを契約する時は必ず大家さん・管理会社の許可を取るようにしましょう。
無許可で契約を進めてしまうと、トラブルの元になるので絶対にやめましょう。

※賃貸の契約時に了承を得ている場合は問題ありません
今ではほとんどのアパートで光回線を利用している人が住んでいるので、大家さんも回線については聞かれ慣れていることが多いです。管理会社の場合は対応にマニュアルがある場合も多いので、話がスムーズに進むことがほとんど。
大家さんの許可が取れない場合はモバイルWi-Fiを使おう

もし、マンションタイプが入っておらず大家さんや管理会社から回線を通す許可が取れなかった場合は、モバイルWi-Fiを使ってインターネットを利用しましょう。
モバイルWi-Fiとは持ち運びができるモバイルルーターサービス全般のことを指し、最も有名な「WiMAX2+」をはじめ、昨今話題の「クラウドSIM」も含まれます。
許可がもらえなければ勝手に工事をして回線と通すことはできませんが、モバイルWi-Fiなら工事不要で許可を得る必要もありません。
モバイルWi-Fiのおすすめは最大速度が速い「WiMAX」

昨今では数多くのモバイルWi-Fiが登場していますが、その中でもダントツでおすすめのモバイルWi-Fiは「WiMAX2+」です。
WiMAXは最高1Gbpsの高速通信が可能で基本的には月間の使用制限などはありません。
工事も不要なので、申込み後数日で使うことができるのも魅力のひとつです。
WiMAXを3日で10GB以上使った場合、ゆるい通信制限がかかります。

アパートの光回線に関するQ&A
最後にアパートでの光回線利用について寄せられた質問とその回答をまとめました。
一人暮らしのネット回線はどうしたらいいですか?
動画やネトゲなど重いコンテンツをガンガン自宅で楽しみたいなら光回線を入れるべきでしょう。高速で容量制限を気にせず使えるためです。しかし
・それほどネットを使うわけでもない
・2〜3年で引っ越すかもしれない
そういう場合はモバイルルーター(ポケット型WiFi)のほうがいいでしょう。モバイルルーターなら外出先でも使えるというメリットがあります。アパートに光回線のインターネットを入れるときの注意点はなんですか?
1. マンションタイプが使えないことがある
→戸建てタイプになるので少し割高
2. 大家さんに連絡が必要
→導入に工事が必要な場合
→マンションタイプが使える場合は不要
3. 申し込みから工事まで数週間以上かかる
→引っ越しシーズンだともっと待つこともメゾネットに光回線を入れるにはどうしたらいいですか?
この記事にある手順でまずは使える光回線を調べることです。マンションタイプが利用可能であればスムーズに導入できますが、そうでない場合は戸建てタイプの工事が必要になります。開通工事をする場合は大家さんや管理会社の許可を取る必要があります。
マンションに光回線を入れるときも管理会社の許可が必要ですか?
光回線に問い合わせた結果マンションタイプ導入できると分かった場合は許可は不要です。すでに設備が建物内にあるので室内の光コンセントに機器を設置するだけだからです。しかしマンションタイプが使えない場合は戸建てタイプを入れることになり、工事が発生します。その場合は連絡が必要です。
市営住宅や県営住宅の場合、光回線導入の許可をどこに取ったらいいですか?
市営住宅の場合は市役所の市営住宅課、県営住宅の場合は県庁の公営住宅課に連絡して許可を取りましょう。
アパートにWi-Fiが欲しいのですがどうしたらいいですか?
手っ取り早いのはモバイルルーター(ポケット型WiFi)を契約することです。しかしモバイルルーターの場合
・光回線ほど通信速度は安定しない
・光回線は使い放題だが、モバイルルーターは利用制限がかかることがある
というデメリットもあるので、デメリットが気になる場合は光回線にしたほうがいいでしょう。アパートにすでにある光回線をWi-Fiにするにはどうしたらいいですか?
有線接続ではなく無線接続にしたい場合はWi-Fiルーターが必要になります。その場合やるべきことは
・Wi-Fiルーターを購入 またはレンタルする
・光回線のONUにWi-Fiルーターを接続
・Wi-Fiルーターにプロバイダ情報を登録
という流れになります。アパートでドコモ光が使えるか確認したいのですが…
ドコモ光はNTTのフレッツ光の回線を使っているため、フレッツ光東日本/西日本サイトのエリア検索から確認できます。本記事のこちらでも確認方法を説明しています。
アパートの光回線が遅いのですがどうしたらいいですか?
もしWi-Fiルーターを使っているなら原因がどこにあるか大雑把に把握しましょう。光コンセントに接続されているONUに直接LANケーブルを繋いでパソコンと接続する方法をとっても遅い場合には光回線に問題がありますが、そうでない場合はWi-Fiルーターに問題があります。
また最近は回線の混雑を回避させるIPv6という通信規格が使えるようになっています。回線とWi-FiルーターがIPv6に対応しているか確認してみましょう。
まとめ
アパートで光回線を使う場合の基本的な流れは以下のとおりです。
- マンションタイプが使える回線がないか確認 (→使える場合は大家さんの確認不要で契約可能)
- マンションタイプが使えない場合は戸建てタイプの導入を検討(→使える場合は大谷さんに確認)
- 大家さんの許可が取れない場合はモバイルWi-Fiを導入
マンションによって対応している回線が違うので、まずはネットで確認をしておきましょう。対応している回線がわかったら大家さんや管理会社に連絡をし、契約手続きに進みましょう。
契約手続きはショップや家電量販店等でも行えますが、ネットからなら自分の好きな時間に手続きを行えますし、ネット申し込みの方がよりお得なキャンペーンを行っています。

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