多くの会社が無制限Wi-Fiサービスを展開する中、株式会社ハイホーが2020年6月に発表したのが「hi-ho Let’s Wi-Fi」です。
このWi-Fiサービスは、1日7GBまでのデータ通信容量が設けられています。月額料金は税込4,730円と安くはないですが、信頼度の高いWi-Fiを探している人にはおすすめできます。
この記事では、hi-ho Let’s Wi-Fiの概要や評判、口コミについてまとめてみました。
hi-ho Let’s Wi-Fiはデータ通信容量が明記されており、運営元も通信業界の実績があるため信頼できるWi-Fiが欲しい人にはおすすめ。
※記事内の料金は全て税抜表示です。
目次
hi-ho Let’s Wi-Fiの概要
まずはhi-ho Let’s WiFiの概要について見ていきましょう。hi-ho Let’s Wi-Fiを提供している会社は、プロバイダサービスや光回線事業を展開している「株式会社ハイホー」です。
同社はもともとパナソニックが作った子会社で、設立が2007年と10年以上の運営実績を誇ります。
よって最近できたよく知られていない会社ではなく、信頼度の高い会社がhi-ho Let’s Wi-Fiを提供しているのです。
運営元について説明したところで、hi-ho Let’s Wi-Fiの料金や特徴などをまとめてみました。
hi-ho | 詳細 |
---|---|
月額料金 | ライトプラン:税込3,828円 通常プラン:税込4,730円 |
事務手数料 | 税込3,300円 |
最大通信速度 | 下り150Mbps/上り50Mbps |
データ通信容量 | 1日7GBまで |
低速時通信速度 | 128kbps ※1 |
端末 | U2s |
端末代 | 無料 |
端末保証 | 月額 税込550円 |
契約期間 | 2年間(自動更新) |
違約金 | ライトプラン:税込10,450円 通常プラン:〜11ヶ月税込19,800円 12〜 税込10,450円 どちらも更新月なら0円 |
初期契約解除 | 可能 ※2 |
回線 | クラウドSIM |
海外利用 | 世界100か国で使用可能 |
※1:データ通信容量を超えた翌々日に低速化
※2:端末受け取り日から8日以内に申請をし、申請から7日までに端末の返却が必要
hi-ho Let’s Wi-Fiは「クラウドSIM」を搭載しています。これにより、Softbank・au・docomoのうち、通信が最も安定している回線を自動で選択して通信を行えます。
また、hi-ho Let’s Wi-Fiの最大通信速度は下り150Mbpsと、WiMAXの最大下り速度867Mbpsに比べて遅めです。
しかし、hi-ho Let’s Wi-Fiの下り通信速度は、動画を見たりオンラインゲームをする分には問題なく使えます。
通信速度による快適さについては、こちらの記事をご覧ください。

hi-ho Let’s Wi-Fiのメリット・デメリット
では次に、hi-ho Let’s WiFiのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
hi-ho Let’s Wi-Fiのメリット
まずはhi-ho Let’s Wi-Fiのメリットをまとめました。
1日7GBまで通信できる
多くのモバイルWi-Fiルーターは「1ヶ月で○GBまで」というデータ通信容量の制限があります。
データ通信無制限を謳うものもありますが、実際には「3日で7GBまで」という制限が付いている「実質無制限」のものがほとんどです。
また「どんなときもWiFi」や「THE WiFi」など、完全無制限のモバイルWi-Fiルーターも存在しますが、その多くが無制限プランを終了・一時停止しています。
一方hi-ho Let’s Wi-Fiには「1日で7GBまで」のデータ通信制限があります。毎日の通信量に制限があるのはデメリットに感じるかもしれません。
しかし、先述の「3日で7GBまで」の制限と比べると、hi-ho Let’s Wi-Fiは1日で7GBを超えなければ、3日で21GB通信できるのです。
1日7GBの通信は、動画の場合は14時間見てようやく使い切るほど。多くの人は1日7GBあれば十分そうですね。
クラウドSIM搭載で通信が安定しやすい
概要でお伝えしたように、hi-ho Let’s WiFiはクラウドSIMを搭載しています。
Softbank、au、docomoの回線から最も安定している回線を自動で選択してくれるので、通信が安定しやすいのです。またクラウドSIMにより、幅広い範囲での通信ができます。
世界100か国で使える
hi-ho Let’s Wi-Fiは、日本だけでなく世界100か国で使用できます。特に申請がなくても、海外で電源を付ければWi-Fi環境を構築できるのです。
しかし、海外利用は国内での利用と比べて、料金とデータ通信容量が異なります。
月額料金の4,300円に加えて、地域に応じて970円もしくは1,600円が毎日加算されます。
またデータ通信容量は1日に1GBまで。その容量を超えると256kbpsに速度制限されます。
端末代が無料
hi-ho Let’s Wi-Fiは、モバイルWi-Fiルーターの端末代が無料です。
他社の場合は月額料金とは別に端末代がかかるものもあるため、無料で端末を使えるのは大きなメリットです。
しかし、端末が故障した場合は修理代として15,400円(税込)かかります。オプションの「hi-ho Wi-Fi端末補償」に加入すれば、月550円(税込)で毎年1回は修理代が無料、2回目は3,300円(税込)で修理できます。
hi-ho Let’s Wi-Fiのデメリット
次にhi-ho Let’s WiFiのデメリットを見ていきましょう。
他のモバイルWi-Fiサービスと比べて料金が高い
hi-ho Let’s Wi-Fiは、他社モバイルWi-Fiサービスと比べると月額料金が高めです。各社の料金とデータ通信容量について比較しました。
モバイルWi-Fi | 月額料金 | データ通信容量 |
hi-ho Let’s Wi-Fi | 4,730円(税込) | 7GB/日 |
THE WiFi | 3,828円(税込) | 4GB/日 |
最安値保証WiFi | 3,611円(税込) | 100GB/月 |
Mugen WiFi | 3,718円(税込) | 100GB/月 |
このように、他社モバイルWi-Fiサービスと比較すると、hi-ho Let’s Wi-Fiは料金が高めに設定されています。
なるべく安くWi-Fiを使いたいと考えている人には、hi-ho Let’s Wi-Fiはおすすめできません。
更新月以外の解約は違約金が発生する
hi-ho Let’s Wi-Fiは2年の契約期間が設けられており、更新月以外の解約は違約金として税込19,800円または税込10,450円かかります。
しかし最近では、「最安値保証WiFi」や「縛りなしWi-Fi」など、契約期間の縛りがないものや、契約期間が1ヶ月だけなど、縛りが緩いWi-Fiが多く登場しています。
何かと変化が多い現代では、2年間同じWi-Fiを使う可能性はかなり低くなってきています。またWi-Fi業界は突然速度が遅くなったり、サービスが停止することも珍しくないです。
そんな中で2年間の縛りがあるのは、あまりおすすめとはいえません。
hi-ho Let’s Wi-Fiの口コミ
前章ではhi-ho Let’s Wi-Fiのメリット・デメリットについてお伝えしましたが、やはり気になるのは実際に使った人の感想です。
この章では、hi-ho Let’s WiFiの良い口コミと悪い口コミをそれぞれご紹介します。
hi-ho Let’s Wi-Fiの良い口コミ
まずは良い口コミです。
hi-ho Lets Wi-Fi 8/3 朝8時の通信速度は、下り39.2Mbps・上り0.91Mbps・Ping46msでした。本当に安定していていい感じです。使い放題よりおすすめ。https://t.co/mC2YJOvOTM#WiMAX #ポケット型WiFi #THEWiFi #クラウドWiFi pic.twitter.com/8e71ntPxYw
— ネット通 (@net_tuu) August 2, 2020
前述の通り、hi-ho Let’s Wi-FiはクラウドWi-Fiを搭載しているため、通信の安定性が期待できます。
上り0.91Mbpsは通信速度としては遅いほうですが、動画を見たりネットサーフィンをするのに使われる下り速度は安定しているようです。
hi-ho Let’s Wi-Fiの悪い口コミ
続いて悪い口コミについてです。
いまレビュー用で借りてる『hi-ho Let’s Wi-Fi』をモーニングタイムに速度テストしたらRakuten回線を掴んで激遅だった(汗)
ちなみに九州の田舎エリアだとRakuten回線遅いから注意しよう(速度制限かとおもったら違った)。#hihoレッツWiFi #クラウドSIM #速度https://t.co/elGeFQxtFT pic.twitter.com/AjKgkIEpPE
— スマネット探偵 (@kakuyasusumanet) July 5, 2020
クラウドSIMは周囲のWi-Fiで最も通信が安定しているものを自動で選択してくれるのですが、地域や時間帯によっては遅いものを選択してしまうようです。
hi-ho Let’s Wi-Fiはこんな人におすすめ
ここまでお伝えした内容を踏まえ、hi-ho Let’s WiFiは次のような人におすすめだと結論づけました。
- いくらデータ通信すれば速度制限されるのか明記されているWi-Fiを探している人
- 運営元が通信業界での実績があるWi-Fiを探している人
ここ数年で「どんなときもWiFi」「Mugen WiFi」など、データ通信無制限を売りにするWi-Fiが登場しましたが、そのほとんどが新規受付を停止しています。
これらの無制限Wi-Fiは、短期間で大量にデータ通信すると一時的に速度制限されることがあります。Wi-Fiとはその特性上、無制限で提供するのは難しいのです。
そのため、「○日で○○GBまで」と明記されている会社のほうが信頼できるといえます。hi-ho Let’s Wi-Fiは1日で7GBと明記されているので、信頼性は高いです。
また、冒頭でもお伝えしたようにhi-ho Let’s Wi-Fiを提供する株式会社ハイホーは、通信業界での実績が10年以上あります。
上記のような無制限Wi-Fiを提供する会社は、通信業界での実績が少ないので、運営元の信頼度が高いWi-Fiを探しているならhi-ho Let’s Wi-Fiはおすすめです。
まとめ:hi-ho Let’s Wi-Fiは信頼度は高いが、他にもおすすめはある
この記事では、hi-ho Let’s WiFiの概要や評判、口コミについてお伝えしました。
hi-ho Let’s Wi-Fiは、料金こそ高いものの、運営元やデータ通信容量が明確になっていることから、信頼性は高いといえます。
しかし、料金や通信速度面のメリットが薄いので、万人におすすめできるWi-Fiではありません。
信頼性・料金・通信速度の3点を総合すると「最安値保証WiFi」が最もおすすめです。

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