愛用しているHDDから突然「カチカチ」「カタカタ」「カチャカチャ」「シャー」というような音が聞こえたことはありませんか?
このような音が聞こえた場合、HDDに重度の損傷が発生している可能性があります。
HDDの寿命は約3~5年であり、衝撃に弱い大変繊細な機器です。
そのため少しぶつけたり落下させたりするだけでデータを保存している部分に傷がつき、データが破損する恐れがあります。
今回は、HDDからカチカチ・カタカタと異音がするときの原因や注意点・対処法について解説します。
目次
HDD(ハードディスク)から発生する音の種類
HDDから「カタカタ」「ブーン」というような音が聞こえたことはありませんか?
これらの音の中には正常な音と異常を知らせる音があります。
以下ではHDD(ハードディスク)から発生する音の種類を紹介します。
・正常な音
・異常な音
・HDD(ハードディスク)の動作音が全くしない
正常な音
HDDが正常に作動している場合「カリカリ」「ジージー」「ブーン」という音が聞こえることがあります。
これらの音が聞こえても故障している可能性は低いです。
・カリカリ、ジージー
・ブーン
カリカリ、ジージー
HDDから「カリカリ」「ジージー」という音が聞こえるのは、HDDがデータの読み書きを行っている証拠です。
これらの音が聞こえても、HDDに問題が発生しているわけではありません。
ただし「カリカリ」「ジージー」などの音が聞こえるときに衝撃や振動を与えたり強制的にシャットダウンをしたりすると、HDD内部が損傷する恐れがあるため注意しましょう。
ブーン
「ブーン」という音が聞こえるのは、パソコンから熱を逃がすファンが回転するときに音が鳴るためです。
HDDから音が発生しているわけではありません。
異常な音
ご使用のHDDから「シャー」「カチカチ」「カチャカチャ」というような異音が聞こえた場合は、HDDが故障している可能性が高いです。
少しの衝撃や振動で症状が悪化する恐れがあるため、取り扱いには注意しましょう。
・シャー、シーッ
・カチカチ、カタカタ、ガキッ、キュルキュル、カコンカコン
・カチャカチャカチャ、カックンカックン
シャー、シーッ
「シャー」「シーッ」という異音が聞こえる場合はHDDの内部の部品同士が擦れてディスクの回転に支障をきたしている可能性があります。
ディスクに大きな傷がついている恐れもあり、これ以上被害を広げないためにも機器の操作は控えましょう。
カチカチ、カタカタ、ガキッ、キュルキュル、カコンカコン
HDDから「カタカタ」「キュルキュル」「カコンカコン」などの異音が聞こえることがあります。
この場合、磁気ヘッドの故障・プラッタとの接触が生じている可能性が高いです。
また、これにより保存データに傷がついている恐れもあります。
カチャカチャカチャ、カックンカックン
HDDから「カチャカチャ」「カックンカックン」というような異音が聞こえる場合はHDDが故障寸前である可能性が高いです。
むやみにアクセスすればするほど状態が悪化し、データを取り出すのが困難になってしまいます。
HDDのデータが必要であれば、できるだけ早く業者に依頼するようにしましょう!
HDDから異音が発生している場合、すぐにでも対処しなければデータが消失してしまう可能性が高いです。データが必要な場合は業者に依頼しましょう。
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HDD(ハードディスク)の動作音が全くしない
HDDの動作音が全くしない場合、ディスクを回転させる「モーター」や、モーターなどの動作を指示・命令する「PCB基板」に不具合が発生している可能性があります。
電源を入れると、まずモーターがディスクを回転させますが、モーターやPCB基板にトラブルが生じるとディスクの回転が不安定になります。
周辺機器や電力供給に問題はないものの「動作音が全くしない」「モーター音が不安定」であるときはモータ障害やPCB基板の不具合を疑いましょう。
HDD(ハードディスク)から異音がする原因
HDD(ハードディスク)から異音がする主な原因は以下のとおりです。
・磁気ヘッド障害
・ファームウェア異常
磁気ヘッド障害
磁気ヘッドに不具合が発生することで異音がすることがあります。
磁気ヘッドとはデータの記録面である「プラッタ」という部分に読み書きを行う装置のことです。
この部分が破損するとHDDを動作させる「ファームウェア」が読み込まず同じ場所を繰り返し往復し続けます。
このときに磁気ヘッドが搭載されたアームがストッパーに当たることで「カチカチ」という異音が生じるのです。
また、磁気ヘッド障害がさらに悪化し、磁気ヘッドがディスクに接触している場合は「シャー」という擦れた音が聞こえる可能性があります。
ファームウェア異常
ファームウェアとは、HDDの動作を制御するプログラムです。
経年劣化や不良セクタが発生しファームウェアが破損すると、磁気ヘッドは正常にデータを読み込むことができません。
この際に「カチカチ」「カタカタ」という異音がすることがあります。
磁気ヘッド障害とファームウェア障害は、異常を知らせる音が似ていることもあり、区別することが難しいです。
個人や技術力が足りない業者がデータ復旧を行うと、不必要な開封作業が行われデータが破損する危険性があります。
HDD(ハードディスク)に異音がするときの注意点
HDD(ハードディスク)に異音がするときの注意点は以下のとおりです。
・電源のON/OFFを繰り返さない
・通電しない
・他のパソコンにつながない
・HDD(ハードディスク)を分解・開封はしない
・HDD(ハードディスク)を叩かない
・修復ツールを使用しない
電源のON/OFFを繰り返さない
電源を繰り返しON/OFFしたり再起動を繰り返したりするのはやめましょう。
HDDから異音がする状態で再起動などを行うと、HDDに大きな負担がかかり、新たな障害が発生してしまう可能性があります。
通電しない
HDDから異音がするときに通電し続けてしまうと、データの上書きが行われて状況が悪化する可能性があります。
また、データの破損につながる恐れもあるため、通電をすることは控えて下さい。
異音が聞こえるときは、機器の電源を切って電源コードを抜いておきましょう。
他のパソコンにつながない
HDDが正常に起動するか他のパソコンにつないで確かめるケースがあります。
しかし接続すると通電され、HDDに大きな負荷がかかってしまいます。
症状が悪化する恐れがあるため、他のパソコンにはつながないようにしましょう。
HDD(ハードディスク)を分解・開封はしない
HDDなどの機器に異音が発生している場合、機器の開封や部品の交換が必要になることがあります。
しかし、これらの作業は非常に難易度が高く、誤った操作をすると状態の悪化やデータ破損が起こりかねません。
最悪の場合、修復不可能になる危険性があるため注意しましょう。
HDD(ハードディスク)を叩かない
HDDは衝撃や振動に弱く、大変繊細な機器です。
HDDを叩くなどして衝撃を与えると、内部のパーツやデータが破損する恐れがあります。
異音が発生している場合はすでにHDD内の部品が物理的に破損している状態であり、その取扱いには注意が必要です。
修復ツールを使用しない
Windowsには、HDDに不具合が発生したときにエラーを検出・修復する「チェックディスク」や「デフラグ」などの修復ツールがあります。
しかし異音が発生しているHDDに修復ツールを実行しても対応できません。
それどころかデータ復旧が不可能になる危険性もあるため修復ツールは使用しないようにしましょう。
HDD(ハードディスク)から異音がするときの対処法
HDDに異音が発生した場合は個人で復旧するのは難しいです。
損傷が拡大し取り戻しがつかなくなる前に専門業者に相談しましょう。
HDD(ハードディスク)から異音がするときの対処法は以下のとおりです。
・修理業者に相談する
・データ復旧業者に相談する
修理業者に相談する
HDDに異音が発生したときの対処法として「修理業者に相談する」という方法があります。
しかし、修理業者はHDDの「動作」の修復に特化しているため、データの復旧までは保証されません。
初期化されたり部品を丸々交換されてデータが消失するケースも多いです。
そのため、HDDの動作を優先して回復したい場合のみ利用するようにしましょう。
データ復旧業者に相談する
異音が発生したHDDからデータを復旧する有効策として「データ復旧業者に依頼する」という方法があります。
データ復旧業者は復旧のプロであるため、データを確実に取り戻すことができます。
ただし、異音がするHDDからデータを復旧するのは非常に難しく、限られた技術力の高い業者しか対応できません。
そのため実績のある業者を選ぶことで安心して任せることができます。
大切なデータを復旧したい場合は、データ専門復旧業者に相談しましょう。
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500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
まとめ
今回は、HDDからカチカチ・カタカタと異音がするときの原因や注意点・対処法について解説しました。
HDDから異音が聞こえるときは電源のON/OFFを繰り返したり個人でHDDを開封したりするのはやめましょう。
状態が悪化しデータの復旧が困難になる恐れがあります。
HDDから異音が聞こえる場合は、なるべく早く対処するのが大切です。
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