フレッツ光にはファミリータイプやマンションタイプ等のプランがあって、各プランによって月額料金等が変わってきます。
普通、プランと聞けば私達利用者が選ぶのかなと思いがちですがフレッツ光の場合、住んでいる場所や建物によって自動で決定されます。
フレッツ光は実は一世代前の古いサービス
フレッツ光という名前はNTTのCMの影響もあってとても有名です。
今でも「光回線といえばフレッツ光」と思っている方も多いのですが、実は2015年に光コラボレーションというサービスが始まったことによりフレッツ光は一世代前の古いサービスになっています。
今でもフレッツ光はサービスとしては提供されているのでこちらのページではフレッツ光について説明しますが、値段・利便性ともに光コラボレーションのほうがお得です。

フレッツ光の基本的なプラン
フレッツ光のプランは大きく分けると2つに分かれます。
- 一戸建て向けのファミリータイプ
- 集合住宅向けのマンションタイプ
一戸建てに住んでいる人は無条件でファミリータイプとなり、マンションやアパート等の集合住宅に住んでいる人はマンションタイプに。
更にそれぞれWi-Fiルーター付きや定額プランと従量制プランとでわかれ、更に西日本と東日本でプランがわかれるので多岐に渡ります。
詳しくは後述しますが、プランは原則自分で選択できるわけではありません。
フレッツ光東日本のプラン
まずは東日本エリアのプランをまとめました。
住居の種類 | プラン名 | 説明 |
---|---|---|
一戸建て | ファミリー ・スマートタイプ | ファミリータイプ 下り最大1Gbps Wi-Fiルーター付き |
ファミリー ・ギガラインタイプ | ファミリータイプ 下り最大1Gbps Wi-Fiルーターなし | |
ファミリー ・ハイスピードタイプ | ファミリータイプ 下り最大200Mbps Wi-Fiルーターなし | |
フレッツ光 ライト | 2段階定額プラン 下り最大100Mbps | |
集合住宅 | ギガマンション ・スマートタイプ | マンションタイプ 下り最大1Gbps Wi-Fiルーター付き プラン1、プラン2、 ミニに細分化 |
マンション・ ギガラインタイプ | マンションタイプ 下り最大1Gbps Wi-Fiルーターなし プラン1、プラン2、 ミニに細分化 | |
マンション・ ハイスピードタイプ | マンションータイプ 下り最大200Mbps Wi-Fiルーターなし プラン1、プラン2、 ミニに細分化 | |
フレッツ光 ライト マンション | 2段階定額プラン 下り最大100Mbps |
基本的には、
- Wi-Fiルーター付きプラン
- Wi-Fiルーターなしプラン
- 従量制プラン(2段階定額)
の3つがあり、下りの最大速度がやや遅い200Mbpsのハイスピードプランがあるというイメージです。
マンションタイプはマンションの規模に応じて更に「プラン1」「プラン2」「ミニ」に細分化されます。
ライトプランはあまり使わない人には安いですが、毎日ネットを触るくらいに使うと高くなります。
フレッツ光西日本のプラン
続いて西日本向けのプラン。
住居の種類 | プラン名 | 説明 |
---|---|---|
一戸建て | ファミリー・ スーパーハイスピード 隼 | ファミリータイプ 下り最大1Gbps |
ファミリー・ ハイスピードタイプ | ファミリータイプ 下り最大200Mbps | |
ファミリータイプ | ファミリータイプ 下り最大100Mbps | |
ファミリー光ライト | ファミリータイプ 従量制プラン | |
集合住宅 | マンション・ スーパーハイスピード 隼 | マンションタイプ 下り最大1Gbps プラン1、プラン2、 ミニに細分化 |
マンション・ハイスピードタイプ | マンションタイプ 下り最大200Mbps プラン1、プラン2、 ミニに細分化 | |
マンションタイプ | マンションタイプ 下り最大100Mbps プラン1、プラン2、 ミニに細分化 | |
マンション光ライト | マンションタイプ 従量制プラン |
それぞれ速度に応じてプランが変わりますが、(ライトプランを覗いて)月額料金は同じです。
マンションプランはマンションの規模に応じて「プラン1」「プラン2」「ミニ」にわかれます。
なのでプランはかなり多岐に渡ります。
一戸建てはファミリータイプ

一戸建ての場合、ほぼ無条件でファミリータイプのネクストハイスピード(西日本は隼・東日本はギガファミリー)になります(一部エリアによって隼未対応の場合もあります)。
ファミリータイプはマンションタイプに比べて割高ですが、回線を引き込むだけの工事なので基本的に最新の回線(ギガ回線)が使用できます。
※マンションの場合はマンション全体の専用機器を更新しないといけないため、古いタイプしか選べない場合があります。
集合住宅には様々なプランがある

上の表の通り、集合住宅(マンション、アパート等)では住んでいる建物によって回線のタイプが違います。
集合住宅の場合、電柱から光回線が引き込まれ、各部屋に分配されることによって各家庭で使用出来るようになっています(下図参照)。

そのため分配する機器や建物内のケーブルの種類によってタイプが変わってきます。
最新で最も通信速度の速いネクストハイスピード隼・ギガ(1GB)が使用出来る場合もあれば、通信速度100MBのプランしか使えない場合もあります。
更に通常の光回線に比べて比較的遅いとされる、建物内の通信を電話ケーブルで行うVDSL方式の場合もあれば、工事不要とされるLAN配線方式等もあります。
そして更に西の本の場合はマンションの住戸数(世帯、部屋の数)によって「プラン1」、「プラン2」、「ミニ」に分かれます。
たくさん部屋がある大規模なマンションの場合は「プラン2」、中規模マンションが「プラン1」、小規模マンションやアパート等は「ミニ」が入っています。

利用できるタイプとエリアの確認方法
少し触れましたが、それぞれのプランは自分で選択出来るわけではありません。
1Gbpsが利用出来るエリアもあれば100Mbsのエリアもあります。
どのタイプが利用出来るかは西日本、東日本の公式ページからある程度確認が可能です。
⇒フレッツ光東日本の公式ページはこちら
⇒フレッツ光西日本の公式ページはこちら
トップページにある「お申し込み」ボタンを押して、「かんたんお申込み」を押すと以下のような画面が出てきます。

集合住宅でもマンションタイプ未導入なケースがある
特に小規模なアパートなどはマンションタイプが導入されていない場合があります。
そういった物件でエリアを確認すると、
「エリアは対応しているが確認が必要」
などと表示されます。
フレッツ光は提供エリア内になっていても、マンションタイプの設備が導入されていない物件はマンションタイプを利用することができません。
その場合は個別でファミリータイプを引くことも可能です。
フレッツ光の月額料金表
フレッツ光には様々なプランがあり非常にわかりにくいです。
しかしプランといえど基本的に自分で選ぶわけではないので自分の住む場所がどのタイプに当てはまるか販売店に確認し、それを契約する形になります。
さらにフレッツ光は西日本、東日本で料金が違うので分けて考えます。
東日本の月額料金
もっとも一般的なネクスト光の料金表です。価格は2年割などおそらくほとんどの人が加入するであろう割引サービス適用後の実質価格です。
プロバイダ料金(月額500円~1000円程度)は含んでいません。
タイプ | プロバイダ料別(税込み) |
---|---|
ファミリー・ スーパーハイスピード 隼 | 6,270円 |
ファミリー・ ハイスピードタイプ | 5,940円 |
ファミリータイプ | 5,720円 |
ファミリー光ライト | 3,080円~6,380円 ※利用量で変動 |
マンション・ スーパーハイスピード 隼 | 3,685円~4,455円 ※導入プランで変わる |
マンション・ハイスピードタイプ | 3,355円~4,455円 ※導入プランで変わる |
マンションタイプ | 3,135円~4,235円 ※導入プランで変わる |
マンション光ライト | 2,200円~4,730円 ※利用量で変動 |
上記の料金に工事費(19,800円(税込み))を分割した金額(初回3,300円(税込み、2ヶ月目以降550円(税込み)を加えた金額がフレッツ光東日本の実質の月額料金です。
これにプロバイダ料金(最安値550円(税込み)が上乗せされますので、ファミリータイプを利用している人はルーターなしで月額6,270円(税込み)+工事費550円(税込み)が月額料です。
西日本の月額料金
西日本のフレッツ光の月額料金は下記の通り。
タイプ | プロバイダ料別(税込み) |
---|---|
ファミリー・ スーパーハイスピード 隼 | 5,940円 |
ファミリー・ ハイスピードタイプ | |
ファミリータイプ | |
ファミリー光ライト | 3,080円~6,160円 ※利用量に応じて変動 |
マンション・ スーパーハイスピード 隼 | 4,070円~4,950円 ※導入プランによって変わる |
マンション・ハイスピードタイプ | |
マンションタイプ | |
マンション光ライト | 2,420円~4,840円 ※利用量に応じて変動 |
上記の料金に工事費(19,800円(税込み))を分割した金額(初回3,300円(税込み)、2ヶ月目以降550円(税込み))を加えた金額が西日本のフレッツ光の月額料金です。
これにプロバイダ料金(最安値550円(税込み))が上乗せされますので、ファミリータイプの人は月額6,490円(税込み)+工事費550円(税込み)が最安の月額料となります。
マンションにファミリータイプは引けないの?
集合住宅の場合、建物の管理者がNTTと契約していないとフレッツ光のマンションタイプが利用できません。
その場合は管理者の了承を得られれば、集合住宅でも一戸建てと同じようにファミリータイプを個別で引くことも出来ます。
しかし本来ファミリータイプは一戸建て用のプランなので環境によっては工事が出来ないと断られることもありますのでNTTに確認を取りましょう。
ちなみにフレッツ以外の光回線(au光やその他電力系)の多くはファミリータイプを集合住宅に引いてはくれません。
他社と比較して安い?
フレッツ光は他社の光回線と比べて安いのか?
ファミリータイプを比較してみてみましょう。
下の表は現在人気のある光回線の月額料金とキャンペーンを比較したものです。
回線名 | 月額料金(税込) | 特典・割引等 |
---|---|---|
フレッツ光東日本 (Wi-Fiなしプロバイダ料込) | 6,490円 (+工事費550円) | ギガ押し割、にねん割 |
フレッツ光西日本 (プロバイダ料込) | 6,820円 (+工事費550円) | 割引プランあり |
auひかり | 5,610円 | ・光電話同時申込で工事費無料 ・他社乗換時サポート ・販売店によるキャッシュバック ・auスマートバリュー (モバイルとセット割) |
auひかり×so-net | 3,850円 (3年間の料金) | ・光電話30か月無料 ・auスマートバリュー (モバイルとセット割) ・セキュリティソフト12か月無料 |
ソフトバンク光 | 5,720円 (+工事費1,100円) | ・キャッシュバック ・おうち割(スマホセット割) |
ドコモ光 | 5,720円 | ・キャッシュバック ・ドコモスマホとセット割 |
NURO光 | 5,217円 | ・キャッシュバック最大3.5万円 ・月額工事費相当割引 |
フレッツ光は他社と比べて現在やや高めな設定となっています。
工事費割引やモバイルとのセット割引、キャッシュバックキャンペーンがないため他社にかなり見劣りしてしまいます。
フレッツと違ってNTTとプロバイダーの2重契約をする必要がなく、キャンペーンなどが充実しているのでお得です
モバイルセット割引を考慮しよう
現在光回線はモバイルとのセット割引が可能なタイプが非常に多いです。
多少月額料金が安くても、ドコモならドコモ光、auならauひかり、ソフトバンクならソフトバンク光を利用した方が総合的にお得になる可能性は高いです。
割引額は対応するスマホ1台に付き1,500円前後とバカにならないものです。
例えばauのスマートバリューの場合、データ定額5GBのスマホとセット割引で2年間1,551円(税込み)割引がされます。
auを利用していてスマートバリューが適用されれば実質auひかりが一番安い回線となるわけです。
キャッシュバック・キャンペーンを考慮しよう
フレッツ光は現在月額料金割引のキャンペーンしか行っていませんが、他社にはキャッシュバックキャンペーンを行っているものも多いです。
特にauひかりやニューロ光等はキャッシュバック金額が高額で、総合的にお得に契約出来る可能性が高いです。
中には3万円以上のキャッシュバックを得ることも可能なので新規、乗換問わず出来るだけ多くのプランを比較してみてみましょう。

フレッツ光の法人回線についてはこちら
フレッツ光のプランに関するQ&A
さいごにフレッツ光のプランについて寄せられた質問とその回答をまとめました。
ファミリータイプとマンションタイプってどうして値段が違うんですか?
ファミリータイプは戸建てタイプとも言われ、マンションタイプより少し高くなります。というのもファミリータイプの場合、家まで届けられた光ファイバーの回線を1軒で専有できますが、マンションタイプの場合は届けられた回線をマンション内でシェアする形になります。そのため、マンション内で多量のデータ通信をする家が多ければ多いほどスピードが遅くなる傾向があり、料金に違いが出るのです。
フレッツ光と光コラボレーションて何が違うんですか?
使っている回線も同じですし、料金もそれほど変わりません。違うのは
・契約と支払いの形態
・キャンペーンの有無
です。
フレッツの場合、NTTとプロバイダの二重契約になり、支払いも別々になりますが、光コラボはプロバイダで1本化されてシンプルになっています。またNTTは今はフレッツ光に力を入れてないためキャンペーンがほぼありませんが、光コラボでは各社が競争してキャンペーンを行っているため、契約時の特典が豊富です。2段階定額プランの3GBという容量はどのくらい使えるのですか?
YouTubeの標準画質で10時間ほど見れます。普通のウェブサイトだけを見るのであれば使い切ることはまずないでしょう。ただし、HuluやNetflixなどの動画配信サービスはYouTubeより多くのデータ通信を行うので3時間ほどしか見れません。
2段階定額プランはお得ですか?
月間3GBまでの基本料が4180円(税込み)で、10GB以上から6050円(税込み)になります。これにプロバイダ料金がかかるのでお得とは言えません。フレッツ光はもうお得なサービスではないので、他の光回線を検討したほうがいいでしょう。
マンション内の配線がVDSLになっていて遅いんですが、どうしたらいいですか?
VDSLというのは電話回線を利用した配線方式のため、光回線のスピードを活かせません。とはいえ集合住宅では個人の一存で変更できないのが現実…。NTTのフレッツ回線を使っていないNURO光やauひかりの場合はマンションであっても戸建てタイプの工事をしてくれる可能性があります。料金は戸建てタイプになりますが、フレッツ光よりも安いのでオススメです。
最高速度100Mbpsって実際にはどのくらい出るのですか?
1Gbpsの環境の10分の1となります。1Gbpsの場合で平均的に10Mbps〜100Mbpsなので、その10分の1、1Mbps〜10Mbpsくらいの速度しか出ません。YouTubeがギリギリ見れるくらいのスピードです。
Wi-Fiルーターつきのプランだと330円(税込み)アップになりますが、自分で用意したほうが得ですか?
2年以上使うなら自前で用意したほうがいいでしょう。5000円ほどで十分なクオリティのWi-Fiルーターが購入できます。
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仕事場が一戸建てなので、ファミリータイプの会員です。しかし、自宅がマンションなので、以前にマンションタイプの会員となったと思います。この度、マンションでのルータの買い替えを行い、再設定をするときにファミリータイプの会員証の通り登録しても、うまくいきませんでした。マンションでは、マンション用のIDとパスワードが別に発行されているのでしょうか?マンションの会員証が見当たらなく(ファミリータイプはあります)、困ってしまい質問しました。よろしくお願いします。
IDとパスワードがどうしてもわからない場合はNTTに問い合わせしてみましょう。