家で自由にネットをしたい人にとって固定回線は欠かせません。数ある回線の中でフレッツ光の導入を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、フレッツ光の導入で気になるのは工事費を始めとした初期費用です。どれぐらいかかるのか知りたいし、できれば安く抑えたいですよね。
今回はフレッツ光の実際の工事費・初期費用・注意点を紹介し、工事費を安くすることはできるのかを解説します。
フレッツ光の場合確実に工事費が必要となりますので、他の光回線の契約を検討しましょう
※光コラボレーションについては後述

フレッツ光の工事費は必ずかかる

フレッツ光は光回線を利用したインターネットサービスなので工事をする必要があり、契約する際には工事費が発生します。
以前は工事費無料キャンペーン等もありましたが近年は光コラボレーションへの移行を勧めているため、フレッツ光そのもののキャンペーンはかなり縮小されました。

フレッツ光にはNTT東日本が提供しているものとNTT西日本が提供しているものがあり、どちらも同じNTTという名前ですが全く別の会社です。
そのため、同じ「フレッツ光」というインターネットサービスでも東日本と西日本では工事費が異なります。具体的な工事費を以下の表にまとめました。
フレッツ東日本の工事費
工事費は一戸建ての家などを対象にしたファミリータイプと集合住宅を対象にしたマンションタイプで料金が変わってきます。
一般的にファミリータイプよりマンションタイプの方が安くなっています。
回線タイプ | 総額(一括払い) | 分割払い |
---|---|---|
ファミリータイプ (屋内工事有り) | 18,000円 (税込19,800円) | 初回3,300円(税込) + 2回目以降550円(税込)×30ヵ月 |
ファミリータイプ (屋内工事無し) | 7,600円 (税込8,360円) | 初回3,300円(税込) + 2回目以降187円(税込)×30 |
マンションタイプ (屋内工事有り) | 15,000円 (税込16,500円) | 初回3,300円(税込) + 2回目以降440円(税込)×30カ月 |
マンション (屋内工無し) | 7,600円 (税込8,360円) | 初回3,300円(税込) + 2回目以降187円(税込)×30ヵ月 |
東日本の場合は屋内配線の工程が必要かどうかで工事費が大きく変わります。屋内配線があると料金が高くなります。
屋内配線とは、屋外まで引いてきた回線を電話用配管などから通したり、壁に穴を開けたりして屋内に引き込む工事です。
以前光回線やフレッツ光の別プランなどを利用していたり、施工段階で配線が敷設されている場合は屋内配線の工程が不要になり、屋内工事ありに比べて料金が7,000〜10,000円ほど安くなります。
フレッツ西日本の工事費
西日本もファミリータイプ・マンションタイプに分かれています。
回線タイプ | 総額(一括払い) | 分割払い |
---|---|---|
ファミリータイプ | 18,000円 (税込19,800円) | 初回3,300円(税込) + 2回目以降550円(税込)×30ヵ月 |
マンションタイプ | 15,000円 (税込16,500円) | 初回3,300円(税込) + 2回目以降440円(税込)×30カ月 |
マンション (LAN方式) | 7,600円 (税込8,360円) | 初回1,760円(税込) + 2回目以降220円(税込)×30ヵ月 |
マンションタイプは各部屋への配線方法が光回線以外にも2つあり、そのうちLANケーブルを用いて配線する「LAN方式」の場合は工事費が7,400円安くなります。
ただ、LAN配線方式の物件は非常に少なく、一般的な光配線方式(15,000円の工事)がほとんどです。
また夜間、深夜指定も可能ですが、工事が1.3倍~1.6倍となるので注意しましょう。
実際の工事費はいくらか
フレッツ光は現在工事費無料のキャンペーンを行っていません。
なので、上記の表の工事費がそのまま実際の工事費にあたります。
他社の光回線の場合はキャンペーンで工事費が無料になったり、工事費相当のキャッシュバックや工事費相当額を毎月の月額料金から割り引くことで実質無料になったりします。

しかし、残念ながらフレッツ光は工事費無料キャンペーンをしていません。分割で支払うか一括で支払うかのどちらかとなります。いずれにしても支払う合計金額は同じです。
また、下記の追加工事を行った場合は別途使い料金の支払いが必要になります。
- ひかり電話の導入:3,300円(税込)
- 土日祝日の工事:3,300円(税込)
- 屋内配線の指定:その都度見積もり
※屋内配線の指定とは回線終端装置の設置場所等を指定する際に発生するものです。
例えば、フレッツ西日本のマンションタイプでひかり電話の導入・土日工事を行ったら、基本工事費19,800円(税込)+追加工事費6,600円(税込)=税込26,400円の費用が必要になります。
光コラボレーションについてはあとでご説明します
工事費は回避できるか

先述した通り、フレッツ光では現在工事費が無料になるキャンペーンは行っていません。
では、工事費を回避することは不可能なのでしょうか?
フレッツ光は回避できない
結論から言うとフレッツ光の場合は工事費を回避することができません。
工事を依頼する場合は上記のように工事費がかかりますし、すでにある配線設備を再利用して自分で装置を設置したりする場合でも税込2,160円の工事費がかかります。
他の回線のように無料キャンペーンやキャシュバックも行っていないので、フレッツ光を契約する場合は必ず工事費を払うことを頭に入れておいた方が良いでしょう。
光コラボレーション(ドコモ光、So-net光など)なら工事費無料
ただし、フレッツ光の回線を工事費無料で契約する方法もあります。
それは光コラボレーションサービスを利用することです。
光コラボレーションとはプロバイダや携帯電話会社といった事業者がNTTからフレッツ光の回線をレンタルし、そこに独自のサービスを追加して提供している光回線のことです。
現在フレッツ光は初期工事費キャンペーン等を廃止し、光コラボレーションへの移行を勧めています。
so-net光プラスは月額料金から工事費分が割引
この光コラボレーションでフレッツ光の回線を利用する場合は、事業者によっては工事費が無料になることがあります。
大手プロバイダであるso-netが提供する「so-net光プラス」では工事費が26,400円(税込)かかりますが、新規契約の場合は初期工事費分が割引されます。

ソフトバンク光は乗り換え、引っ越しで工事費無料
また、条件付きで工事費が完全に無料になるケースもあります。
大手携帯電話会社であるソフトバンクが提供する「ソフトバンク光」は他社の光回線からの乗り換えや、引っ越しにて新規申し込みをした場合、工事費を無料としています。

ドコモ光は新規申し込みで工事費無料のキャンペーンがある
同じく大手携帯電話会社であるドコモが提供する「ドコモ光」は新規契約の場合工事費が完全無料になるキャンペーンを定期的に実施しています。
2020年9月1日現在、工事費無料キャンペーン実施中となっています。
通常は税込16,500円〜税込19,800円の工事費用がかかるため、かなりお得に契約することができます。
終了時期は現在未定ですが、ドコモ光を検討されている方はキャンペーン中の申込がお得です。

ビッグローブ光も初期工事無料
大手プロバイダが提供するビッグローブ光も現在初期工事費実質無料となっています。
現在ビッグローブ光は工事費無料の他にキャッシュバックキャンペーンも行っているのでとてもお得に申込ができます。

まとめ
今回はフレッツ光の工事費についての紹介と、工事費を安くできるのかについて詳しく解説してきました。
フレッツ光はキャンペーンをやっておらず、工事費を無料にすることができません。フレッツ光を契約する場合は工事費が必ず発生するということを念頭に置いておきましょう。
また、工事費を無料にしたい場合はフレッツ光コラボレーションを利用するのも一つの手です。
回線自体はフレッツ光なので高品質ですし、それぞれの事業者が独自のサービスを展開しているので工事費無料以外でもお得な割引やキャッシュバックが得られることもあります。
ただし工事費無料のキャンペーンは適用条件があったり、一定期間契約しなければいけなかったりといった制約もあるので注意しましょう。

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