近年スマホやタブレットが普及し、それにともなってどこでもWi-Fiが利用できるポケット型WiFiのサービスも続々と登場しています。
光回線で有名なフレッツ光も、実はポケット型WiFiのサービス「光ポータブルLTE」を提供しています。現在フレッツ光東日本では新規の申し込みが終了していますが、フレッツ光西日本では今でも利用が可能です。
光回線としては高品質で評判の良いフレッツ光ですが、ポケット型WiFiについては果たしてどうなのでしょうか?
今回は光ポータブルの概要や、利用するべきかどうかについて解説します。
結論から言うと全体的にメリットが少なく、おすすめ出来る要素がほとんどありません…

対応エリア最大級

料金(税込) | 3,328円~ |
---|---|
速度 | 上り:50.0mbps 下り:150.0mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約年数 | 2年間(オプションで縛りなし) |
違約金 | なし(端末返却日を過ぎたら9,900円) |
・月額料金も安い
・対応エリア最大級
・通信制限なし
などのメリットがあるmugen Wi-Fiは現在人気沸騰中のポケット型WiFiとなっています。
ドコモ、au、ソフトバンクのマルチキャリア対応のため、エリアが広くまた回線速度も安定していておすすめできます。

光ポータブルLTEの概要
光ポータブルLTEとは、どのようなサービスなのでしょうか。
まずは光ポータブルLTEの内容について説明します。
月額330円(税込)でレンタル、SIMカードは別途
光ポータブルLTEは高速通信「LTE」に対応したモバイルWi-Fiルーターをレンタルできるサービスです。
モバイルWi-Fiルーターはコンパクトで持ち運びが可能ですので、外出先でもLTEによる高速インターネットを楽しむことができます。
しかも光回線などの固定回線と違って工事などを一切する必要がなく、機器が届いたらすぐに利用することができます。
LTEに対応したWi-Fiルーターは市販もされていますが、購入する場合は1.5万~2万円ほどかかってしまいます。
対して光ポータブルLTEはフレッツ光もしくはコラボ光を契約している方なら月額330円(税込)でレンタルすることができます。
Wi-Fiルーターを購入するよりもずっと安く利用できるのでお得ですが、2年以内に解約すると7,700円(税込)の違約金が発生するので注意が必要です。
また、光ポータブルLTEではモバイルWi-Fiルーターを借りられるだけなので、外出時に使用するには別途SIMカードを契約する必要があります。
SIMカードがなくても自宅で据え置きのWi-Fiルーターとして使用することができますが、それならわざわざ本製品をレンタルしなくてもルーター機能だけのWi-Fiルーターを買えば済みます。
光ポータブルLTEを利用する際は基本的には別途SIMカードを契約する必要があるということを覚えておきましょう。
SIMカードとは

SIMカードとは、月額料金を支払うことでモバイルデータ通信を行うことができる小さなカードの事です。
携帯電話やスマホにも利用されており、通信ができるSIMカードを購入し端末の中に差し込むことで、インターネットが出来るという仕組みになっています。
近年ではこのSIMカードを利用してどこでも高速インターネットが楽しめるポケット型WiFiサービスが増えており、光ポータブルLTEもSIMカードを利用することでどこでも高速インターネットができるようになっています。
フレッツ光のSIMカードサービス
光ポータブルLTEを外出時に利用するにはSIMカードを用意する必要があります。
実は、フレッツ光西日本にはモバイルパックLTEというデータ通信サービスがあり、SIMカードを契約することが可能になっています。
光ポータブルLTEに必要なSIMカードもフレッツ光のサービスで契約することができます。
ただし、提供しているのはフレッツ光自体ではなくOCNやビッグローブといったプロバイダです。しかも現在フレッツ光で利用しているプロバイダとは関係なく契約することが出来ます。
OCNやビッグローブなどは独自のSIMカード、いわゆる「格安SIM」を提供している事業者なので、実質的には格安SIMを契約しているのと変わりません。
モバイルパックLTEの月額料金
そんなモバイルパックLTEですが、月額利用料はどういったものになっているのでしょうか。モバイルパックLTEの月額料金を表にまとめました。
プロバイダ | 月額料金 | 速度(下り) | データ容量 |
---|---|---|---|
ビッグローブ | 900円 | 262.5Mbps | 3GB/月間 |
OCN | 900円 | 262.5Mbps | 110MB/日 |
InfoSphere | 1,886円 | 262.5Mbps | 6GB/月間 |
InfoSphere | 1,686円 | 500kbps | 制限なし |
@モバイルくん | 3,619円 | 262.5Mbps | 10GB/月間 |
この表を見ると、月額料金は特別安くもなく高くもなく、といった印象です。各プロバイダが提供する格安SIM、OCNモバイルONEやビッグローブSIMを単体で契約するのとほとんど変わりません。
初期費用についても単体で格安SIMと契約するときと同額かかりますので、価格面ではわざわざモバイルパックLTEを契約するメリットはあまりなさそうです。
むしろOCNモバイルONEやビッグローブSIMなら単体で契約したほうがキャンペーンなどを受けられますし、契約期間の縛りも短くなります。
光ポータブルLTEがフレッツ光のサービスなので、SIMカードもフレッツ光のモバイルパックLTEで契約したものでないと契約できない、と思っている方もいるかもしれません。
しかし、光ポータブルLTEはSIMフリーといって基本的にはどんなSIMカードでも使用することができます。そのため、光ポータブルLTEがフレッツ光だからといってフレッツ光モバイルパックLTEを利用する必要はなく、自分の好きな格安SIMを自由に選択して使用することができます。
このことから、モバイルパックLTEは契約せずに別途格安SIMを契約したほうが良いでしょう。
まとめ
ここまでモバイルWi-Fiルーターの光ポータブルLTEと、フレッツ光でSIMカードが契約できるモバイルパックLTEについて解説してきました。
光ポータブルLTEについては数万円するルーターが月額330円(税込)という安さで使えるようになるので、利用する価値はあると思います。ただし、提供されるルーターの機種が少し古いため、あまりオススメできません。
光ポータブルLTEはフレッツ光を契約している方しか利用できないのもマイナスです。
フレッツ光の契約とは関係なく使いたい方、最新のモデルの機種を使いたい方は市販のLTE対応ルーターを使用しましょう。
その光ポータブルLTEを利用するために必要なSIMカードですが、フレッツ光のモバイルパックLTEは契約せず、別途格安SIMを契約した方が良いでしょう。
とくに価格面が優れているわけではなく、キャンペーンや特典があるわけでもありません。
ここ数年の間に格安SIMに参入する事業者が増えており、現在では多種多様な格安SIMサービスがあります。モバイルパックLTEで契約できるSIMはその中のほんの一部です。
光ポータブルLTEはSIMフリーなので、格安SIMの中から自分にあったものを選ぶ方が良いでしょう。
わざわざモバイルパックLTEを契約するメリットはありません。
他のポケット型WiFiを検討しましょう。
当サイトおすすめのポケット型WiFi
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!