フレッツ光にはインターネットの通信をあまり利用しない人向けに「ライトプラン」という半従量制のプランがあります。
このプランは一般的なプランと違い、インターネットの使用量によって利用料金が変動します。
「実際ライトプランっていくらかかるの?」
「複雑でよく分からない」
という人もいるのではないでしょうか。
本ページではフレッツ光ライトプランの概要や料金システム等を分かりやすく解説します。
結論からいうと、ライトプランはインターネットをあまり利用せずフレッツテレビや光電話をメインに使う人にお勧めです。
フレッツ光ライトの料金プラン

フレッツ光ライトはインターネットをあまり使わない人向けの半従量制プランです。
通常のフレッツ光は定額制で、毎月決まった月額利用料を支払う代わりに高速な光回線を無制限で使用することできます。
定額であればどれだけ使用しても値段は一緒です。インターネットを日常的に利用する方にとってはで非常にお得です。
しかし、あまり使わなくても料金は一緒なので、普段インターネットをそこまで利用しない人からすると割高に感じることもあります。
そんな方のためのプランがフレッツ光ライトです。フレッツ光が定額なのに対してフレッツ光ライトは基本料金が安く、使った分だけ加算される「従量制」となっています。
インターネットをあまり使わない人ほど安くなるということですね。たとえ使いすぎてしまっても、上限額が決まっているので安心です。
フレッツ光は基本料金の他に、プロバイダに支払う料金もあるので注意しましょう。
フレッツ光ライトの月額利用料は東日本と西日本で少し差があります。以下に東日本と西日本の料金プランをまとめました。
フレッツ光東日本のライトプランについて
フレッツ光は西日本と東日本に分かれていて、それぞれ月額料金が微妙に変わってきます。
下の表がフレッツ光東日本ライトプランの料金表です。
タイプ | 200MB以下 | 200MB ~1,200MB | 1,200MB以上 | プロバイダ料 |
---|---|---|---|---|
ファミリー | 3,080円(税込) | 3,080円(税込) +33円/10MB | 6,380円(税込) | 539円(税込)~ |
マンション | 2,200円(税込) | 2,200円(税込) +33円/10MB | 4,730円(税込) |
東日本のホームタイプの場合、基本料金は3,080円(税込)、上限が6,380円(税込)となっています。週に1回メールやホームページ閲覧程度にしか使わない場合は200MBに到達しないので、基本料金のみの支払いになります。
また、動画を視聴したりオンラインゲームをしたりして使用量が1,200MBを越えても、上限である5,200円以上はかからないようになっています。
つまり、1,200MBまでは従量制でそれを越えた場合は定額制に変わるという仕組みになっています。
例えばホームタイプで上限まで使用すると、税込6,380円(基本使用料)+税込550円(プロバイダ料金)=税込6,930円の料金がかかります。
この場合通常のプランよりかなり高くなってしまうので、上限まで使用するならフレッツ光ネスクトなどの他のプランに加入する方がお得です。
フレッツ光西日本のライトプランについて
次に西日本のライトプランについて説明します。
タイプ | 320MB以下 | 320MB ~1,320MB | 1,320MB以上 | プロバイダ料 |
---|---|---|---|---|
ファミリー | 3,520円(税込) | 3520円(税込) +30.8円/10MB | 6,600円(税込) | 539円(税込)〜 |
マンション | 2,200円 | 2,200円 +30円/10MB | 4,400円 |
西日本のホームタイプの場合、基本料金は3,520円(税込)、上限が6,600円(税込)となっています。
こちらも東日本とほぼ同じですが、基本料金が少し高い代わりに上限が1,320MBで東日本よりも100MB高く設定されています。
またマンションタイプは基本料金が2,860〜5,940円(税込)で、上限が1,110MBとホームタイプより200MB少なくなっているので注意が必要です。
西日本も上限まで使用してしまうと税込6,600円(基本料金)+税込539円(プロバイダ料金)=税込7,139円の料金がかかり、かなり高値になってしまいます。
他のプランであれば通信量無制限で利用ですることができるので、上限まで使用するなら他のプランを選んだ方がいいでしょう。
2段階、従量制とは?
フレッツ光ライトは「2段階定額」と従量制を組み合わせた「半従量制」となっています。
2段階定額とは、下限額と上限額の2つの定額料金が設定されている定額サービスです。
下限額より少なかった場合は使用量に関係なく下限額だけ支払いますし、上限額より多くなった場合はどれだけ多く使っても上限額しか払いません。
そして下限額と上限額の間は使えば使うほど料金が加算される従量制になっています。
下記の画像は東日本ファミリータイプの料金表です。

東日本のホームタイプの場合は、使用量が200MB以下の場合は基本料金(税込3,080円)を支払います。逆に上限である1,200MB以上の場合はどれだけ使っても税込6,380円を支払います。
そして200MB~1,200MBの間なら10MBにつき30円ずつ加算される、ということになります。
ただ、200MBとか1,200MBとか言われても具体的にどういったことができるの?と思う方も多いかもしれません。
目安ですが、だいたい100MBでメールが80通、ホームページが約60ページ閲覧できます。なので200MBはネットで動画を見るとすぐに超えてしまう通信量といえます。
ひかり電話、フレッツテレビは加算されない
フレッツ光に加入する方の中には同時にフレッツテレビやひかり電話にも加入する方もいると思います。フレッツ光ライトでもひかり電話やフレッツテレビに加入することができます。
また、ひかり電話とフレッツテレビはどれだけ使ってもフレッツ光ライトには加算されないので、安心して使うことができます。
ただし、光テレビはフレッツ光ライトでは利用できません。
ひかりTVを利用したい場合はフレッツ光ネクストを申し込む必要があります。
ライトプランはネットを使わない人向け

現在は通常のウェブサイトでもHD画像や動画を使用しており使用量が多くなってしまいます。
多少でもネットを使う場合は通常の定額コースを利用したほうがお得です。途中でフレッツ光ライトから乗り換えることも可能ですが、最低でも税込2,200円の工事費が発生します。
やはり、フレッツ光ライトはインターネットをあまり使わない人向けだといえます。
ひかり電話、フレッツテレビメインなら

フレッツ光ライトはネットをほとんど使わずひかり電話やフレッツテレビをメインに使う、という方におすすめです。
ひかり電話はフレッツ光の電話サービスです。月額利用料も550円(税込)と割安で、今使っている電話機や電話番号をそのまま使えます。
フレッツテレビは光ファイバーを使ったテレビサービスです。家中のテレビで地デジ・BS/CS放送を視聴できるようになります。光ファイバーなのでアンテナがいらず天候や周囲の環境の影響も受けません。月額利用料も660円(税込)とリーズナブルです。
ひかり電話もフレッツテレビも使用はライトプランには加算されません。インターネットを使わないけど、ひかり電話やフレッツテレビを使いたいという人にはライトプランはオススメです。
ひかりTV、ひかり電話を使わないなら不要
ひかりTVやひかり電話などフレッツのサービスを使うのであればライトプランはおすすめできます。
しかし「ネットしか使わない」という場合はフレッツ光ライトを契約するメリットがありません。
というのも、「あまり使わない」というのであればフレッツライトより、mugen WiFiなどのモバイルWi-Fiの方が安くてメリットも多いからです。

料金(税込) | 3,328円~ |
---|---|
速度 | 上り:50.0mbps 下り:150.0mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約年数 | 2年間(オプションで縛りなし) |
違約金 | なし(端末返却日を過ぎたら9,900円) |
Mugen WiFiの最大の魅力は月額3,328円という安さです。
端末料金は無料で、オプション加入していれば契約期間の縛りや違約金もなくなります。
100GBの大容量通信であることに加え、30日間の返金保証付きお試し利用が可能。
30日間のお試しが終わってから契約ができるので、興味のある方はまずお試し期間での利用をおすすめします。
まとめ
ここまでフレッツ光ライトのサービス内容や料金について解説してきました。フレッツ光ライトは使った分だけ支払う半従量制になっています。
インターネットを毎日使う人はすぐ上限に達してしまい、通常のプランより高くなってしまいます。
そのためインターネットをあまり使わない人向けのプランと言えます。
また、ひかり電話・フレッツTVといったフレッツのサービスはライトプランの使用量に含まれません。なのでインターネットは使わないが電話やテレビを安く使いたいという方にフレッツ光ライトはおすすめです。
現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
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