ビジネスシーンでメールやチャットツールが使われることが多い中、FAXの需要も根強く残っています。
「FAXを何百枚も送る機会はないものの、毎月FAX使う」という人におすすめなのが「インターネットFAX」です。インターネットFAXとは、その名の通りインターネットを介してFAXを送信できるサービスのこと。
インターネットFAXには外出先でも利用でき、また複合機を用意しなくてもよいので、導入コストが低いというメリットがあります。
インターネットFAXを提供する会社はいくつかありますが、その中でもおすすめなのが「eFAX」です。eFAXは、毎月150枚までFAXの送受信が無料で、初月30日間は初期費用なしで利用できます。
この記事では、インターネットFAXの「eFAX」について、そのメリットや導入方法についてお伝えします。
- インターネットFAXをお試しで使ってみたい人
- 毎月100通ほどFAXを送受信する機会がある人
- 所在地の市外局番をFAX番号にしたい人
eFAXの概要
まず、eFAXの概要をまとめてみました。
初期費用 | 1,100円 |
月額料金 | 1,650円(初月30日間無料) |
送信料金 | 11円/枚(毎月150枚までは無料) |
受信料金 | 11円/枚(毎月150枚までは無料) |
FAX番号 | 63の市外局番から選択可能 |
対応デバイス | PC・スマホ・タブレット |
このように、初期費用は1,100円(税込)と安価です。解約金や違約金もないため、手軽に始めやすいのがeFAXをはじめとするインターネットFAXのメリットです。
またeFAXは送受信が毎月150枚まで無料で使えます。そのため、送受信がそれぞれ150枚を超えなければ、月額料金の1,650円(税込)で毎月利用可能です。
eFAXのメリット4つ
数あるインターネットFAXサービスの中でも、「eFAX」をおすすめできる理由があります。それは次の4つです。
順番に見ていきましょう。
全国63都市の市外局番が使える
インターネットFAXを契約すると、FAX用の電話番号を付与されます。しかしインターネットFAXサービスは、大阪や東京などの大都市で使われる市外局番からしか選択できないものが多いです。
そのため、所在地と市外局番が異なってしまう可能性があり、会社の信頼度に関わるかもしれません。
一方、eFAXは全国63都市の市外局番の中からFAX用の電話番号を選択できます。
送受信が月150枚まで無料
前の章でもお伝えしたように、eFAXは毎月150枚まで送受信が無料です。
FAXの場合、受信は無料ですが送信に料金がかかります。一方インターネットFAXの場合、送受信ともに料金がかかるのです。
ここで、eFAXを含めたインターネットFAXサービスの料金体系について見てみましょう。
eFAX | jFax | 03FAX | |
料金 | 1,650円/月 | 1,089円/月 | 1,078円 |
送信 | 11円/枚 (毎月150枚無料) | 11円/枚 (毎月50枚無料) | 22円/30秒 (1枚あたり約6.6円) |
受信 | 11円/枚 (毎月150枚無料 | 11円/枚 (毎月50枚無料) | 無料 |
このように、他社サービスと比較するとeFAXは無料送受信枠が大きいということが分かります。
月額料金はeFAXのほうが他社サービスよりも少し高めです。しかしeFAXは無料送受信枠が他社サービスより大きい分、FAXの枚数が多い人にはおすすめなのです。
初月は月額料金が無料
またeFAXは初月30日間の月額料金が無料です。初月は初期費用の1,100円(税込)が、2ヶ月目から月額料金の1,650円(税込)がかかります。
ここでeFAXと他社サービスの初期費用・月額料金と比べてみましょう。
eFAX | jFax | 03FAX | |
初期費用 | 1,100円 | 1,100円 | 5,500円※ |
月額料金 | 1,650円 (30日間無料) | 1,089円 (30日間無料) | 1,078円 |
※1年分の月額料金を一括で払うと初期費用は無料
eFAXと同様に、「jFax」というサービスも初月の月額料金は無料です。しかし、初月の料金が無料になるインターネットFAXサービスはそこまで多くありません。
eFAXは初月30日の間に解約しても、150枚の無料送受信枠を超えなければ料金は発生しません。
アプリでスマホから簡単に送受信できる
eFAXはスマホアプリが用意されており、アプリを使ってFAXの送受信ができます。
インターネットFAXはメールを使ってFAXの送受信ができるのですが、受信したFAXのメールが他のメールに埋もれてしまい見逃してしまう可能性があります。
しかしeFAXはアプリでもFAXの管理ができるため、そのような見逃しをすることがありません。
eFAXのデメリット
ここまではeFAXのメリットについてお伝えしましたが、次はeFAXのデメリットについて見てみましょう。
eFAXのデメリット、それは既存のFAX番号が引き継げないことです。
既にFAX番号があり、インターネットFAXへ移行を考えている場合、同じFAX番号を使えればスムーズに移行ができます。
しかしインターネットFAXへ移行するときに「ナンバーポータビリティ」というFAX番号をそのまま引き継ぐ機能がないと、同じFAX番号を使えないのです。
eFAXはこのナンバーポータビリティの機能はないので、既存のFAX番号は引き継げません。
eFAXはどういう人におすすめ?
ここまでお伝えした内容を踏まえて、eFAXはどのような人におすすめなのかをまとめました。
- インターネットFAXをお試しで使ってみたい人
- 毎月100通ほどFAXを送受信する機会がある人
- 所在地の市外局番をFAX番号にしたい人
eFAXは30日間無料で使えるため、インターネットFAXを初めて使う人にはおすすめです。
また毎月150通までの無料送受信枠があるため、100通ほど送受信する機会があっても月額料金の1,650円(税込)で利用できます。
さらにほとんどのインターネットFAXは選べる市外局番が少ないのに対し、eFAXは全国63都市の市外局番からFAX番号を選択できます。
法人の場合、会社の所在地と市外局番が違うと信頼度に関わるため、特にeFAXは法人におすすめです。
eFAXの導入方法
では最後に、eFAXの導入方法について見てみましょう。
まず、eFAXのトップページにアクセスします。
参照:インターネット ファックスの e Fax ホームページ|eFAX
トップページを開いたら、「30日無料トライアル」をクリックしてください。

次の画面で、各種情報を入力します。
まずはプランを選択しましょう。年払いと月払いはどちらも1年間分の料金は同じです。

次にFAX番号を決めます。国は「日本」しか選択できません。市外局番は全国共通の「050」か、全国62都市の市外局番から選択可能です。

市外局番を選択すると、次の画像のようにFAX番号の候補が表示されます。この中から希望のFAX番号を選択してください。

その次はご自身の各種情報を入力します。

申し込み後に確認書類との照合があるため、次の書類を用意しておきましょう。
個人の場合:運転免許証、パスポートなど
法人の場合:登記簿、印鑑証明、法人名の入った保険証
支払い方法はクレジットカードか口座振替から選択できます。デビットカードから支払いたい場合は「クレジットカード」を選択してください。
全ての情報を記入したら、最下部の「規約に同意して、登録する」をクリックしましょう。

すると、このような画面が表示されます。

これで申し込みが完了し、先ほど選択したFAX番号が使えるようになりました。
また申し込みが完了すると、このようなメールが届きます。

確認書類の提出方法が書かれているので、申し込み完了後30日以内に提出しましょう。
まとめ
この記事では、インターネットFAXの「eFAX」について、そのメリットや導入方法についてお伝えしました。
eFAXは30日の無料トライアルがあるため、初めてインターネットFAXを使う人におすすめです。また63都市の市外局番から選択できるので、特に法人にはおすすめのサービスだと言えます。
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