ドコモ光は携帯ショップや家電量販店、テレビCMなどでも宣伝されているため、現在もっとも知名度が高く、人気のある光回線の一つとなっています。
その契約者数は2018年現在、300万件以上とされています。すごい人気ですね。
現在フレッツ光を利用していたり、ソフトバンク光やauひかりなど他社の光回線を利用していて、
「ドコモ光に乗り換えようかな…」
と検討している人は多いと思います。
本ページではドコモ光に乗り換えると本当にお得なのか?
出来る限りわかりやすく、簡潔に解説していきます。

ドコモ光の料金プラン 単体ではお得とは言えない
ドコモ光の月額料金から見ていきましょう。
わかりやすくするために他社と比較した表を作成しました。
回線名 | ホームタイプ(税込) | マンションタイプ(税込) |
---|---|---|
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
フレッツ光 | 5,500円~7,150円程度 | 3,850円~5,500円程度 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
auひかり | 5,610円 | 4,180円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
OCN光 | 5,610円 | 3,960円 |
ぷらら光 | 5,280円 | 3,960円 |
※フレッツ光は加入した時期や地域、プロバイダによって月額料金が大きく変わります
月額料金はどの回線も大きく違いはない
ご覧の通りですが、単純に光回線の月額料金だけ見るとどれもほとんど違いはありません。
上記表ではぷらら光がもっとも安いですが、それでも月額400円程度なのでわざわざ回線工事をして乗り換える必要性は薄いです。
ドコモ光は一戸建て向けプランで5,720円(税込み)、集合住宅向けプランで4,400円(税込み)なのでやはり安いとは言えません。
つまり現在光回線を利用している人がドコモ光に乗り換えても単純に安くならないという結論になります。
ドコモ光に乗り換えるメリット

単純に月額料金だけ見るとドコモ光に乗り換えるメリットはほとんどありません。手間が掛かるだけです。
しかしドコモ光には他社にはない以下のメリットがあります。
ドコモ携帯、スマホとセットで割引が出来る
ドコモ光はドコモのスマホ、携帯とセットで割引が出来る唯一の光回線です。
ドコモ光はauのauスマートバリューやソフトバンクのおうち割と同じようにドコモのスマホ、携帯とセットで値引きがされます。
割引月額は利用しているプランによって違いがあり、パケットパック、シェアパックの容量の大きさに応じて割引額が変わってきます。
「ギガホ」「ギガライト」をご契約の場合
プラン名 | 割引額(税込) |
---|---|
ギガライト (~1GB) | 550円 |
ギガライト (~3GB) | 1,100円 |
ギガライト (~5GB) | 1,100円 |
ギガライト (~7GB) | 1,100円 |
ギガホ | 1,100円 |
「カケホーダイ&パケあえる」をご契約の場合
プラン名 | ドコモ光セット割(税込) |
---|---|
ベーシックパック (~3GB) | 220円 |
ベーシックパック (~5GB) | 880円 |
ベーシックパック (~20GB) | 880円 |
ウルトラデータLパック | 1,540円 |
ウルトラデータLLパック | 1,760円 |
ベーシックシェアパック (~5GB) | 880円 |
ベーシックシェアパック (~10GB) | 1,320円 |
ベーシックシェアパック (~15GB) | 1,980円 |
ベーシックシェアパック (~20GB) | 1,980円 |
ウルトラシェアパック30 | 2,750円 |
ウルトラシェアパック50 | 3,190円 |
ウルトラシェアパック100 | 3,850円 |
以前はシェアパックからのみの値引きでしたが今は単体(ベーシックシェアパック)でも値引きがされます。
例えば家族で分け合えるベーシックシェアパック(10GB)というプランを利用している場合は月額料金が1,320円(税込み)割引されます。
つまりベーシックシェアパック(10GB)を使っている家庭で、ドコモ光(ホームタイプ)を契約すれば光回線の月額は実質4,400円(税込み)となります。
ホームタイプで月額4,400円(税込み)はかなり安いです。
ソフトバンク光(5,720円)より1,320円安いので1年で15,840円(税込み)、2年で31,680円(税込み)の差が出てきます。
さらにギガホ、ギガライトはもっとお得になっており、いずれも台数に応じて割引がされるからです。シェアパック10の割引額は1,200円ですが、ギガライト×3台の場合は1,100円(税込み)×3台で、合計3,300円(税込み)の割引がされます。
もう少し大きいプランだと更に割引額が大きくなるのでそれ以上の差が出てきます。そうなった場合ドコモ光を利用した方が圧倒的にお得になるでしょう。
フレッツ光からの転用なら工事が不要
現在フレッツ光を利用している人は原則派遣工事が必要ないので以下の手順で簡単にドコモ光への移行(転用と言います)ができます。
1.フレッツ光から転用承認番号を受け取る
2.新たに契約したい光コラボに申し込む
3.コンサル(打ち合わせ)を行う
4.転用手続き完了後、利用開始
工事不要なのでキャンペーンの有無に関わらず初期工事費が発生しません。
※事務手数料3,300円(税込み)は初月に発生します
※フレッツ光の設備が古い場合は工事が必要なケースもあります
ソフトバンク光やOCN光なども工事不要
ドコモ光以外でもソフトバンク光やOCN光でも工事不要で乗り換えることができます。
工事不要となるので初期工事費用が発生しません。初期工事が必要となる場合にはソフトバンク光で工事費26,400円(税込み)、OCN光で最大19,800円(税込み)かかる場合があるので非常にお得となっています。
ただソフトバンク光やOCN光へ乗り換える場合も事務手数料3,300円(税込み)は初月に発生するので注意が必要です。
IPv6プラスと専用ルーターで回線速度が速くなる

ドコモ光を提供している人気プロバイダ、GMOとくとくBBでは次世代通信方式、IPv6プラスに対応しているため、通信速度の向上が期待できます。
ドコモ光の回線速度は下り最大1Gbpsですが、現在光回線は全般的に利用過多によって「遅い」という口コミが目立ちます。
次世代通信方式(IPv6)によって回線の品質がかなり改善されたという声も多いのでおすすめできます。
やっとまともな速度になった(*´∀`)
一枚目:ドコモのモバイル通信
二枚目:WiMAX2+(高速モード)
三枚目:ドコモ光(GMO)(集合住宅) pic.twitter.com/TReGYaLXRW— もぐ@冬眠中 (@AndCyd) September 4, 2019
【ドコモ光】
夜の10時でこの速さは流石です。
マンションタイプですからね。やっぱIPv6は強いです。
ご相談お気軽にどうぞ。 pic.twitter.com/x0IXVz7bdI
— ネット回線の情報サイト「Wi-Fiの森」管理人@ネット回線のプロ (@wifinomori) August 29, 2019
IPv6プラスを利用するには対応するルーターが必要ですが、下記ページからの申込みであれば無料でレンタル出来るので費用一切無しでIPv6プラスの高速通信に切り替えることができます。設定も不要。
キャッシュバックなどの特典がもらえることも
ドコモ光は現在新規申し込みによってキャッシュバックとdポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。
金額はそれほど大きくありませんが、月額料金が安くなっておまけにキャッシュバックやポイントがあるのでかなり魅力的ですね。
キャンペーンについては下記ページをご参考ください。
ドコモ光に乗り換えるデメリット

ドコモ光への乗り換えはメリットだけではなく、デメリットもあります。
以下のデメリットを考慮して乗り換えを検討するようにしましょう。
ドコモスマホ、携帯を利用していない人は全然お得じゃない
上述した通り、ドコモ光の月額料金は他社と比べて決して安いわけではありません。
ドコモスマホ、携帯とセットで月額料金を下げることが可能です。
そのため他社のスマホ、例えばauやソフトバンクを利用している人はドコモ光に乗り換えても安くならず、逆に高く付いてしまう可能性が高いです。
au、ソフトバンクともにスマホ割引が出来る光回線があるのでドコモ以外を利用している人は別の光回線を利用しましょう。

乗り換え前の回線の解約で違約金が発生することがある
乗り換え時に注意したいのは今使っている光回線の違約金です。
現在ソフトバンク光やauひかりなどの光回線は2~3年ごとの自動更新となっているため、解約月以外で解約すると違約金が発生する可能性があります。
違約金そのものは早期解約でなければ1万円前後で済むので、ドコモに乗り換えることで月額料金を大幅に安くすることができれば検討するべきです。
今使っているプロバイダに解約時に掛かる費用を事前に確認しておきましょう。
フレッツ光からの転用の場合は違約金は発生しないのでご安心ください。
回線の撤去工事や開通工事など手間が掛かる
光回線乗り換えの最大のデメリットは回線の撤去工事や新規回線の開通工事など手間が掛かることです。
利用しているプロバイダなどによっても変わってくるのですが、光回線は原則解約時に撤去工事を行います。
撤去工事には原則費用は掛かりませんが立ち会いが必要なので日程を決めてその場にいなくてはなりません。
また、新規開通工事も同様に立ち会いが必要なケースが多く、日程調整をしてその場にいる必要があります。
どちらも1時間も掛からない程度の簡単な工事ですが面倒ですよね。
インターネットの初期設定が必要
光回線を乗り換えてプロバイダが変わると原則インターネットの初期設定が必要になってきます。
ただこちらに関してはGMOとくとくBBの初期設定サポート、または初期設定不要のルーターレンタル(レンタル料は無料)によって自分で設定する必要がないのであまりデメリットとは言えないかも。
まとめ
他社との比較、メリット、デメリットをまとめると以下の通りとなります。
- 月額料金は他社とそれほど変わらない
- ドコモ携帯、スマホとセットで安くなる
- IPv6プラスで高速通信が期待出来る
- 今利用している光回線を解約すると違約金が発生することがある
- 回線の撤去工事、新規開通工事が必要なので手間は掛かる
- 手間以上に月額料金が安くなるなら乗り換えよう!
月額1,100円(税込み)変わってくると1年間で13,200円(税込み)、3年間で39,600円(税込み)も変わってきます。
光回線は一度契約すると少なくとも3年くらいは使うことになるのでめんどくさがらず乗り換えることをおすすめしますよ。