ドコモから新しい料金プラン「ベーシックパック/ベーシックシェアパック」の提供が開始されました。
現在ドコモを利用している人、もしくはドコモを検討している人は
- 「どんなプランなのか?」
- 「前と比べてお得なのか?」
この2点が気になるところですよね。
この記事では、ベーシックパックとはどんなプランか?お得なのか?注意点は何か?を解説しています。
結論から伝えると「ネットをあまり使わない人はベーシックパック、たくさん使う人は従来プランがお得」です。
ベーシックパックは従量課金型のプラン
ベーシックパックは、月間1GB~20GBの間で使った分だけの料金がかかる従量課金型のプランです。

引用元:ドコモ公式ページ
1GBまでは3,190円、1GBを越えると4,400円、3GBを越えると5,500円…。と、使った分だけ料金が上がっていく仕組みになっています。
でも1ギガとか3ギガとかの水準を超えたら自動で料金が上がっちゃうってこと?
家族で利用する場合は5GB~30GBの従量課金プラン「ベーシックシェアパック」も選べます。

引用元:ドコモ公式ページ
旧プランは新規申し込み終了に
このプランは2018年5月25日から提供が開始されています。
同時に一部の旧プラン(以下参照)の新規申し込みが終了しました。
【新規申し込み終了プラン】
- データSパック(2GB)
- データMパック(5GB)
- シェアパック5/10/15
現在上記のプランを契約中の場合でも自動的にプランが変更されることはなく、機種変更や自らプラン変更をしない限りは継続可能です。
そして現在選べるプランは以下の通り。
【現在選べるプラン】
- ベーシックパック(1~20GB)
- ウルトラデータL(20GB)/LLパック(30GB)
- ベーシックシェアパック(5~30GB)
- ウルトラシェアパック30/50/100
個人利用の場合、1~20GBまで利用の人はベーシックパック、それ以上の人はウルトラデータL/LLパックを契約する形になります。
従来のプランとの比較
ベーシックパックと従来のプランの料金を比べて表にまとめました。
旧プラン(税込) | ベーシックパック(税込) | |
---|---|---|
~1GB | (3,850円) | 3,190円 |
~2GB | 3,850円 | 4,400円 |
~3GB | (5,500円) | 4,400円 |
~4GB | (5,500円) | 5,500円 |
~5GB | 5,500円 | 5,500円 |
5~20GB | 6,600円 | 7,700円 |
30GB | 8,800円 | – |
※()は該当プランがないため1つ上のプランを適用した料金
赤字になっているところが比較して安い部分です。
ベーシックパックの大きな特徴はデータ利用が1GB未満のライトユーザーは最安値で使えるようになった点です。
従来のプランでは1GBのプランはなく、2GB(3,850円)を選ぶ必要がありましたがベーシックプランでは1GB未満であれば3,190円で660円/月安くなります。
しかし、5GB以上利用する場合はベーシックパックは7,700円/月かかり、割高になります。
ベーシックプランと旧プランの比較をまとめると以下のことが言えます。
- 1GB・3GBなどの低容量ユーザーはベーシックパックがお得
- 5~20GBの大容量ユーザーは旧プランがお得
- それ以外はケースバイケース
ベーシックパックの注意点
ベーシックパックの注意点を紹介します。
旧プランの新規申し込みが終了しているため、ベーシックパックから旧プランへのプラン変更はできません。
しっかりとデメリットを理解して、申し込みをしましょう。
データが少しでも超えたら次のプランになる
従来のプランだと、契約したプランの上限まで達すると速度制限がかかりました。
つまりスピードは遅くなりますが追加で料金がかかることはありませんでした。
しかし、ベーシックパックの場合は少しでもデータ量が超えた瞬間に次の料金プランになります。
例えば、1GB利用している場合は3,190円ですが、1GBを1Mでも超えた場合一気に4,400円の料金に変わるのです。
「従来のように毎月固定の金額を払う」わけではないので注意が必要です。
容量のコントロールが難しい
データ容量のコントロールが難しいこともデメリットの1つです。
データ容量は意図しないタイミングにも加算される恐れがあります。
例えば、大容量の画像を受信した場合、SNSで流れてきた動画が自動再生された場合、アプリが自動でアップロードした場合など…受動的にデータ量が加算されるケースも多いのです。
コントロールが難しいのにも関わらず、上述の通り1MBでも超えたら料金は追加されてしまいます。
アラートがギリギリ
使いすぎを防止するため「データ量到達通知サービス」という、あらかじめ指定したデータ量に近づくとメールでアラートをくれるサービスもあります。
しかし、このサービスはベーシックパックの場合「ステップ変動の200MB前」と「ステップ変動後」にしかアラートをくれません。
200MB前にメールでアラートをもらっても、すぐに確認できるかはわかりませんよね。
例えば動画を見ている最中だった場合、200MBはすぐに消費されます。
気づかずに超えてしまうケースも容易に起こり得るでしょう。
繰越ができない
ベーシックパックは従量課金制で使った分だけ料金がかかる仕組みなので、データ量の繰越ができません。
1~5GBまでは刻みが少ないのでまだ損している感覚は少ないですが、5GB~20GBは幅も大きくなるため損する量も多くなります。
例えば、6GB利用した場合、20GB分と同様の料金(7,700円)を支払っているのにも関わらず、余ったデータ(14GB)は繰り越しされません。
ボーナスパケットがほぼ無意味になる
U25や学割などで適用されたデータ容量追加のボーナスパケットは、ベーシックパックではほとんど無意味になります。
というのも、「ボーナスパケット」「1GB追加オプション」「スピードモード」などの追加データ系は全て利用データ量がマックスになった時のみ適用されるためです。
つまり、ベーシックパックの場合20GBを超えた場合のみボーナスパケットが消費されます。
大容量を使う人であれば良いですが、そうでない場合はボーナスパケットの恩恵は受けられません。
月額2,480円では使えない

引用元:ドコモ公式ページ
ドコモではベーシックパックを「おひとりで2,480円〜」と銘打ち宣伝していますが、実際のところ2,728円(税込み)で利用できるケースはかなり限られています。
- シンプルプラン
- ベーシックパック(1GB未満)
- docomo with
- プラチナステージ
従量課金型通話プランのシンプルプランを契約し、ベーシックパックで1GB未満の利用で、docomo with対象機種を使い続け、プラチナステージ(15年以上利用)でないと条件を満たせません。
誰しもが2,728円(税込み)で利用できるわけではないので注意しましょう。
まとめ
ベーシックパックは、冒頭でも紹介したように「データ利用量が少ない人はお得になり、多い人は損する」プランです。
自動的にステージが移行することもあり、注意点の多いプランなので、変更する際にはデメリット・注意点を理解して、損しないように気をつけましょう。
ちゃんと検討したうえで変更しましょう。
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