フレッツ光を使っていて速度や料金に不満を感じていませんか?
現在は様々な企業がフレッツ光の回線を利用した「光コラボレーション」という光回線を提供しています。
その中でも人気なのがビッグローブ。実際にフレッツ光から転用している人もたくさんいます。
ですが「本当に乗りかえて速くなるの?」「料金が安くなるってどれくらい?」「デメリットは?」と気になっている方も多いでしょう。
そこで今回はビッグローブへの転用を検討しているフレッツ光ユーザーに転用する際のメリットとデメリットを詳しく解説します。
【30秒でわかる結論】
ビッグローブ光はフレッツ光に比べて、
- 月額料金が安い(ケースが多い)
- auとセットで割引がされる
- IPv6プラスで回線速度の向上が期待できる
などメリットが多いため、フレッツを使い続けるよりはビッグローブ光に乗り換えた方が良いです。
乗り換える際も工事不要なので、初期費用もあまり掛かりません。
毎月の支払いを減らしたいなら早めに検討しておきたいところです。
ただしauスマホを利用していない人は他にもおすすめの回線があるのでその際はこちらのページも合わせてご参考ください。
フレッツ光とビッグローブ光を比較してみる
フレッツ光からビッグローブ光にした場合に月額料金が安くなるのか、回線速度やサービスに違いはあるのか比較していきましょう。
月額料金を比較
フレッツ光とビッグローブ光の料金は以下の通りです。
回線名 | ファミリー(税込) | マンション(税込) | プロバイダ料(税込) |
---|---|---|---|
フレッツ光 (東日本) | 5,610円 | 3,795円 ~4,895円 | 550円~ |
フレッツ光 (西日本) | 4,741円 | 3,333円 ~4,312円 | |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 | 無料(基本料に含む) |
フレッツ光西日本からの転用だと高くなることがある
プロバイダ料を含むとフレッツ西日本のファミリータイプは5,267円(税込み)。
一方ビッグローブ光のファミリータイプは5,478円(税込み)なので、月額料金はビッグローブ光の方が200円ちょっとですが高くなってしまいます。
ですがフレッツ東日本からの転用だと、100円ほど安くなります。
このように月額料金はほとんど変わらないのですが、auユーザーならビッグローブ光でスマートバリューというスマホ料金が安くなるサービスが使えます。
そのためフレッツ西日本からの転用でも光回線+スマホ代で考えると安くなります。
スマートバリューについては後述しますのでauユーザーの方はチェックしておきましょう。
基本的に回線速度に差はない
「通信速度が速くなる」という意見もありますが、フレッツ光もビッグローブ光も使っている回線は同じものです。
そのため基本的に速度に差が出ることはありません。
フレッツ光からビッグローブ光に転用する際のメリット
ご紹介したようにフレッツ東日本からの転用なら料金が安くなり、auユーザーならauスマートバリューが使えるのでスマホ代が安くなるというメリットがあります。
その他にフレッツ光からビッグローブ光に転用する際のメリットを解説します。
- ビッグローブ光への転用でキャッシュバックがもらえる
- auスマートバリューが割引として大きい
- ひかり電話やひかりTVがそのまま使える
- 工事は原則不要、数日で自動的に切り替わる
- フレッツ光の違約金は完全に免除される
ビッグローブ光への転用でキャッシュバックがもらえる
ビッグローブ光に転用すると最大55,000円のキャッシュバックがもらえます。
オプションに加入しなければならないといった条件はありません。
マイページからの申請手続きが必要ですが、日常的に利用しているメールアドレスから手続き出来るので簡単に手続きが可能です。
ただし、キャッシュバックは開通後約12ヶ月後の受け取りとなります。それまでに解約したりするとキャッシュバックを受け取る権利がなくなってしまいます。
詳しくはビッグローブ光公式ページをご確認ください。
auスマートバリューが割引として大きい
前述したようにビッグローブ光ではauユーザーならスマートバリューが使えます。
2年間で最大1,100円(税込み)の割引が毎月適用されます。
家族も割引の対象内ですので、家族4人でauを使っている場合は最大毎月4,400円(税込み)も割引されます。
auスマートバリューは年間で数万円以上の割引になるケースが多く、とてもお得なのでauユーザーなら転用するメリットは非常に大きいです。

ひかり電話やひかりTVがそのまま使える
フレッツ光からビッグローブ光含む光コラボに転用した場合、ひかり電話もひかりTVもそのまま使うことができます。
他社の光回線に乗り換えると変更しなければならない可能性もあるので、そのまま使えるというのは便利ですね。
ひかり電話の電話番号もそのまま使えるので電話番号を変える必要もありません。
工事は原則不要、数日で自動的に切り替わる
ビッグローブ光はフレッツ光の回線を利用してサービスを提供しています。
そのためフレッツ光からビッグローブ光への転用は原則工事不要です。
工事費も必要ありませんし、業者さんに来てもらう必要もありません。
数日で自動的に切り替わるので手間いらずで簡単に乗り換えることができます。
フレッツ光の違約金は完全に免除される
フレッツ光からの転用(乗り換え)は違約金がかかりません。
通常光回線の乗り換えでは数万円以上の高額な違約金がかかりますが、転用なら違約金も不要です。
現在使っているフレッツ光の契約時にかかった工事費を分割で支払っている場合は残額がある可能性もあります。
ですがこの工事費残額も一括で支払う必要はなく、転用と同時にそのまま引き継がれます。
フレッツ光からビッグローブ光に転用する際のデメリット
転用する際に考えられるデメリットもチェックしておきましょう。
- プロバイダを変更すると再設定(ルーターの設定)が必要
- プロバイダを変更するとメールアドレスが変わる
- プロバイダを変更すると違約金がかかる場合がある
プロバイダを変更すると再設定(ルーターの設定)が必要
プロバイダをビッグローブに変更することになるので、ルーターの設定の変更が必要になります。
ビッグローブ訪問サポートで11,000円(税込み)でお願いすることもできます。
ですがルーターの設定は自分でも簡単に行えます。
以下の記事を参考にして設定してみましょう。

ただしIPv6プラスを利用し、対応するルーターを利用すれば設定が不要になります。
現在ルーター1年間無料レンタルキャンペーンがあるので、合わせてご利用ください。
プロバイダを変更するとメールアドレスが変わる
プロバイダを変更すると、今まで使っていたプロバイダのメールアドレスが使えなくなってしまいます。
プロバイダによっては有料でメールアドレスだけを使用し続けられるオプションが用意されていることもあります。
有料で使い続けるのがイヤ、という場合はメールマガジンやウェブサイトにそのアドレスを登録している場合は要注意。
プロバイダのメールアドレス情報を変更してから転用するようにしておきましょう。
これを機にプロバイダに関係なく使えるGmailやYahoo!メールなどを使うことをオススメします。
プロバイダを変更すると違約金がかかる場合がある
フレッツ光からビッグローブ光に転用してもフレッツ光では違約金はかかりません。
ですが、プロバイダによっては違約金がかかるケースもあります。
例えばOCNからビッグローブ光にプロバイダを変更すると、契約期間が2年以下の場合は5,000円(不課税)の違約金がかかってしまいます。
ほとんどのプロバイダは2年以上契約していれば違約金はかかりません。
契約から2年以内に転用する場合は注意しておきましょう。
転用手続きは簡単にできる
フレッツ光から、ビッグローブ光などへ乗り換える場合は工事せずに簡単な手続きで乗り換えることが出来ます。
具体的な手順は以下の通り。
- フレッツから転用承認番号を取得
- 申込みしたい回線のホームページで転用承認番号を入力して申込み
- 回線会社と電話で切り替えの打ち合わせ
- 数日後に切り替えがされる
というイメージです。
転用承認番号はフレッツ光に電話やWeb申込みから取得することが可能です。
東日本でご利用の方はこちらから。
西日本の場合はこちらからそれぞれ転用番号を受け取ることが出来ます。
転用承認番号を取得すれば後は申込みしたい回線のホームページで入力します。
下の画像はビッグローブ光の申込み画面。
フレッツ光からの移行は申込みの際に「転用」を選択します。

申込みが完了すればプロバイダから連絡があるので、そのまま工事(宅内工事はありません)の日程を決定します。
完了後、回線が切り替わります。
まとめ
ただ単にフレッツ光からビッグローブ光に転用するだけでは料金が安くならないこともありますし、安くなっても100円程度であまりお得とはいえません。
ですが、auユーザーであればスマホ代と併せて考えると大幅に安く使用できます。
その他、フレッツ光からビッグローブ光に転用する際のポイントをまとめると以下の通りになります。
- auユーザーならスマバリュでお得になる
- 回線の速さは基本的に変わらない
- プロバイダを変えるとアドレスが使えなくなる
- キャッシュバックで最大55,000円がもらえる
転用手続きも簡単なので、毎月の通信費を節約したいと考えている方は乗り換えてみましょう!
特にauユーザーなら大きな節約になる可能性があるのでオススメです。
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