auはauひかりを始めとするインターネット回線とauのスマホ・ケータイ(ガラケー)をセットで利用すると割引される、auスマートバリューと呼ばれるサービスを行っています。
ネットの広告やテレビCM、家電量販店等で耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
本ページでは現在auを利用していて、
「スマートバリューって何?お得なの?」
と考えている人や、現在他社のスマホを利用していて、
「auに統一してスマートバリューを適用した方が良いの?」
と考えている人を対象にauスマートバリューについて解説します。
auスマートバリューとは?

auスマートバリュー(以下単にスマートバリューと呼ぶことも)は先述した通り、「インターネットとスマホ・ケータイをセットで利用すると値引きがされる」というサービスです。
ここで言うインターネットとは、主にauひかりを始めとする光回線のことです。
対応する光回線
スマートバリューの対象となる固定回線はauひかりのイメージが強いですが、実は下の表の通り光回線だけで現在7種類もあります。
名称 (会社名) | 説明 |
---|---|
auひかり | KDDI(au)が全国に展開する光回線。 |
auひかりちゅら | KDDIグループの沖縄セルラー電話が提供する沖縄限定の光回線。 |
so-net光プラス | so-netが提供する光コラボレーション。 |
BIGLOBE光 | BIGLOBEが提供する光コラボレーション。 |
コミュファ光 | KDDIグループの中部テレコミュニケーションが提供する中部地方(静岡、愛知、岐阜、三重)向けの光回線。 |
eo光 | 関西電力グループのケイ・オプティコムが関西地方で提供する光回線 |
Pikara | 四国電力のグループ会社、STnetが提供する四国地方向けの光回線 |
MEGAEGG | 中国電力のグループ会社、エネコムが提供する中国地方向けの光回線。 |
BBIQ | 九州電力のグループ会社、QTnetが提供する九州地方向けの光回線。 |
So-net光とBIGLOBE光はフレッツ光の回線を使った光コラボ回線です。auを覗くそれ以外は地域限定型の光回線です。
四国地方の「Pikara」や中国地方の「MEGAEGG」、九州の「BBIQ」等はauひかりもエリア対応していてどちらの光回線を利用するか選ぶことが可能です。
沖縄の「auひかりちゅら」、中部地方の「コミュファ光」、関西の「eo光(のうちの一部地域や世帯)」の利用エリアではauひかりはエリア対象外となっています。
いずれの場合でも対象エリアとなっていれば、全国どこでも光回線とauスマホのセット割、auスマートバリューを適用させることが可能です。
また、光回線だけでなくJCOMを始めとする全国数十種類のCATV(ケーブルテレビ)も対象となっているので余程の過疎地でもなければほぼ適用させることは可能です。
対象となるスマホ・ケータイのプランと割引額

上記固定回線と下記のスマホ・ケータイのプランを家族内で利用すれば割引が適用されます。
モバイルプラン | 割引額 (税込) |
---|---|
ピタッとプラン5G ピタットプラン4G LTE(新auピタットプランN) ※受付終了 | 1Gまで 割引対象外 |
1G超〜7GBまで 550円 / 月割引(翌月から) | |
データMAX 5G データMAX 5G Netflixパック データMAX 4G LTE データMAX 4G LTE Netflixパック auデータMAXプランPro auデータMAXプラン Netflixパック auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン20N auフラットプラン7プラスN | 1,100円 / 月割引(翌月から) |
auピタットプランN(s) ※受付終了プラン | 2GBまで 550円 / 月割引(翌月から) 2GB超〜20GBまで 1,100円 / 月割引(翌月から) ※auピタットプラン(シンプル)の場合、1GBまで割引対象外 |
ほとんどのプランが対象となっているのでauのスマホ・ケータイと対象となる光回線を利用すれば、少なくとも月額1台当たり500円~割引されます。
家族にデータMAX 4G LTEプランを4人使っている人がいればそれぞれ4つのスマホ代が1,100円(税込)、合計4,000円の割引が適用されます。
こうなるともうほとんどタダ同然で光回線が契約出来る計算になりますね(auひかりの月額は税込5,610円)。
auスマートバリューの適用期間は申込から永年となっています。
対象となる範囲と最大台数
スマートバリューの対象となる範囲は原則同居している家族です。
同居していれば子どもでも両親でも祖父母でも対象となりますが、同居していることが条件です。
ただし50歳以上の家族の場合は別住所でも対象となります。
主契約と別姓であっても家族であると証明出来る書類(戸籍謄本等)を提出することで対象となります。
適用できる最大回線数は10回線までです。
スマートバリューの適用条件
スマートバリューの適用は上記固定回線とモバイルのプランに合わせて以下の条件が必要です。
- 原則同居している家族が対象
- 光電話(月額税込550円)の契約
- 別途スマートバリューの申し込み
「家族が対象」については先述した通りです。
スマートバリューの適用条件には「光電話の契約」というものがあります。
光電話とは光回線を利用した固定電話です。月額500円(税込550円)で利用出来るのでこれを惜しんでスマートバリューが適用されないのは逆に損です。

別に光電話を使わなくても問題はないのでスマートバリューのためだけに契約している人も多いです。
スマートバリューはauひかりとauスマホを使えば自動的に適用されるわけではありません。
別途申し込みが必要です。申し込みはネットや電話、近くのauショップで手続きが可能です。
5回線までであればauの公式サイトから手続きが可能です。
契約期間、違約金はない
スマートバリュー自体に契約期間の定めや解約に違約金が掛かるということはありません。
ただし、auひかりやauのスマホ契約はいずれも2年、または3年の自動更新となっているためいずれも解約月以外で解約しようとすると違約金が発生します。
スマートバリューそのものにデメリットはないのですがスマートバリューを解約する時は光回線、またはモバイルのいずれかを解約する時となると思うのでそれら(回線及びモバイル)の違約金には注意が必要です。
auスマホ利用者は適用させないともったいない

ここまでauスマートバリューの割引額や対象回線、適用条件等について解説してきました。
スマートバリューの割引額は大きいため、たとえ1台であってもauを利用していて光回線を利用するならば適用させないと勿体ないです。
auひかり(その他対応する光回線)は他社回線(フレッツ光)と比べても別段高額なわけではありません。

そのためスマートバリューによって割引された分だけ他社に比べて安く利用できます。
【auスマホ+フレッツ光の場合】
- au8,000円(税込8,800円)+フレッツ光5,100円(税込5,610円)
=13,100円(税込14,410円)
【auスマホ+auひかりの場合】
- au8,000円(税込8,800円) + auひかり5,600円(税込6,160円) – 税込1,100円
=12,600円(税込13,860円)
auひかりはキャッシュバック、乗り換えサポートもある
スマートバリューの適用によって月額料金が安くなるだけでなくauひかりには新規申込特典によって3万円以上のキャッシュバックがあったり、他社乗換の違約金還元サポートもあります。
もし現在auスマホを利用していて固定回線は他社(フレッツ光等)を利用している場合は、auひかりに乗り換えるメリットが大きいので検討しましょう。

auひかりが利用出来ない場合はSo-net光・BIGLOBE光を検討する
auひかりはキャッシュバックが魅力的ですが、対象エリアがフレッツに比べて狭く、またマンション等の集合住宅に導入されていないことも多いです。
なのでauひかりを利用したくても、エリア外やマンション未対応で利用出来ないことが多々あります。
その際はSo-net光かビッグローブ光がお勧めです。
どちらもフレッツ系の回線で、フレッツ光が対応していれば利用することが可能です。
フレッツ光のエリアは圧倒的に広く、また導入されている集合住宅も圧倒的に多いです。
auスマホに乗り換えてでも契約すべきか
スマートバリューは1台に付き最大1,100円(税込)割引がされるお得なサービスとなっています。
例えばドコモのスマホを利用していて、自宅でフレッツ光を使っている人と比べると非常に安く利用できる計算となります。
【ドコモスマホ+フレッツ光の場合】
- ドコモ8,000円(税込8,800円)+フレッツ光5,100円(税込5,610円)
=13,100円(税込14,410円)
【auスマホ+auひかりの場合】
- au8,000円(税込8,800円)+auひかり5,600円(税込6,171円)-税込1,100円
=12,600円(税込13,860円)
※概算です。
以前はこの状況でも「auに全部乗り換えた方がお得」でしたが、現在はドコモはドコモ光、ソフトバンクはソフトバンク光でスマホセット割が適用されるので、光回線の方を今使っているスマホに合わせた方が良いと考えます。
スマホ乗り換えはメリットが薄い
2019年現在、大手3キャリアのスマホの優劣はほとんどないと考えます。
月額料金、利用できるエリア、使える端末(スマホ本体)等いずれもほぼ横ばいで、どこのキャリアが優れているというのがほとんどない状態です。
そのため、余程のキャンペーンでもない限り、他社に乗り換えるメリットはありません。
ドコモ光、ソフトバンク光がなかった2015年以前であればauスマートバリューを適用させるために他社→auへの乗り換えはメリットがありました。
しかし現在はドコモを使っていても、ソフトバンクを使っていても光回線とのセット割引があるのでわざわざスマホを乗り換える必要はありません。
現在「自宅でauひかりを使っていてスマホをドコモにしている」という場合はauに乗り換えるべきといえます。
WiMAXが対象となるスマートバリューmine

auスマートバリューの類似サービスに「auスマートバリューmine」という割引サービスがあります。
これはKDDIのグループ会社UQコミュニケーションズが提供するWiMAXとのセット割引がされるサービスです。
スマートバリューという名称が付けられていますが、auスマートバリューmineはauスマホ・ケータイとのセット割引であることを除けば全くの別物です。
※WiMAXのことをあまり知らないという方はこちらの記事も合わせてご一読ください。
対象プランと割引額
主な対象のスマホ・ケータイのプランは下表の通りです。
割引額は最大で1,100円(税込)となっています。
モバイルプラン | 割引額 (税込) |
---|---|
ピタッとプラン5G ピタットプラン4G LTE(新auピタットプランN) ※受付終了 | 1Gまで 割引対象外 |
1G超〜7GBまで 550円 / 月割引(翌月から) | |
データMAX 5G データMAX 5G Netflixパック データMAX 4G LTE データMAX 4G LTE Netflixパック auデータMAXプランPro auデータMAXプラン Netflixパック auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン20N auフラットプラン7プラスN | 1,100円 / 月割引(翌月から) |
auピタットプランN(s) ※受付終了プラン | 2GBまで 550円 / 月割引(翌月から) 2GB超〜20GBまで 1,100円 / 月割引(翌月から) ※auピタットプラン(シンプル)の場合、1GBまで割引対象外 |
auスマートバリューと決定的に違うのはWiMAX1契約に付きモバイル1回線のみの適用となっていることです。
ちなみに「mine」は「私の物」を意味しています。
auスマートバリューmineは「自分だけ」が対象となっているわけです。
WiMAXのプロバイダは問わず適用される
auスマートバリューmineはauで提供されているモバイルWi-Fiルーター(WiMAX)でのみ適用されると思われがちですが、WiMAXであれば原則どこのプロバイダでも適用されます。
WiMAXギガ放題の新規申込キャンペーン比較と注意すべきことまとめでは、たくさんのWiMAX提供会社(プロバイダ、販売店)を紹介していますが、いずれもauスマートバリューmineは適用されます。
auショップよりもプロバイダから申し込みをした方がキャッシュバックキャンペーン等の恩恵を受けられるのでご参考ください。
まとめ
今回はauひかりの割引プランであるauスマートバリューについて解説しました。
auスマートバリューは割引金額も大きく、家族で利用すると更にお得になるプランなので登録して損はありません。
お住まいの地域によってはauひかりが使えない場合もありますが、auスマートバリューはauひかり以外の回線でも申し込める場合があるので、auスマホ利用者の方は一度確認するべきといえます。
2019年現在ではau、ドコモ、ソフトバンクどこの回線を利用していても、スマホとのセット割引プランがそれぞれあります。
確かにauスマートバリューの割引は優れていますが、それを受ける為だけにスマホを乗り換えるより、現在利用しているスマホと相性の良い回線を選ぶと良いでしょう。


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