auひかりはプロバイダもauのオールインワンのサービスのイメージが強いですが、実はプロバイダをau以外に選択することも出来ます。
ちなみにプロバイダとはインターネットを接続するサービスを行っている業者のことで正式にはISP(インターネットサービスプロバイダ)と言います。
auひかりのプロバイダは基本的に申込窓口という役割になっているため、エリアや速度といった回線そのもののスペックはどこも同じです。

auひかりで選べるプロバイダは、
- so-net(ソネット)
- BIGLOOBE(ビッグローブ)
- @nifty(ニフティ)
- au one net(KDDI)
- GMOとくとくBB
- @Tcom(アットティーコム)
- ASAHIネット
- DTI(ディーティーアイ)
などです。
auひかりの公式サイトにはそれぞれ比較した一覧表があります。
※画像はホームタイプのものです。

ご覧の通り、様々な項目がありそれぞれ微妙に違いますね。
auひかりはプロバイダによって料金が変わるわけではありませんが、それでもサービスに微妙な違いがあるため自分に適したプロバイダを選ぶことをお勧めします。
本ページではauひかりのプロバイダについて、その違いやお勧めプロバイダを解説します。

月額料金は同じ。サービスの差はほとんどない?
auひかりの代表的なプロバイダの機能比較表を作成しました。サービス自体にプロバイダ間の大きな差はほとんどありません。
- 月額料金(プロバイダによってキャンペーン価格あり)
- 契約期間
- 解約時の違約金
- auの基本オプション(ひかり電話、テレビサービス)
- 回線速度
工事費や回線自体を提供しているauの公式キャンペーン(工事費割引及び他社乗り換え還元等)も基本的に差があるわけでもありません。
現在申込者数の多い上位4社プロバイダを比較しました。
新規申込特典が魅力的なビッグローブとSo-netが圧倒的に人気で、ついで知名度の高い@nifty、au oneが人気です。
※1マンション・ギガは1Gbpsの高速通信対応のマンションタイプ、マンションタイプFは100Mbpsの回線で建物内を光ケーブルで配線したタイプのことです。
※2ホームページとはauひかり固有のホームページ作成サービスです。
大きく変わってくるのは以下の4点です。
- プロバイダのキャンペーン
- オプション
- 回線速度
キャンペーン(キャッシュバック)に大きな差がある
一番大きく差がついてくるのは、プロバイダによるキャンペーンです。
例えば販売代理店、NNコミュニケーションズが提供するauひかりは、キャッシュバックが45,000円もらえますが、対象プロバイダは「ビッグローブ」または「So-net」となっています。

auとセットで安い!
・auとセットで割引
・キャッシュバック4.5万円
・初期工事費実質無料
・プロバイダはSo-net、またはビッグローブ
などのメリットが多いauひかりは特にauを利用している方にとってお得な光回線となっています。
利用出来るエリアも比較的広いのでauを利用している方は検討すると良いですよ。
auひかりは新規申し込みキャンペーンを実施している販売代理店が多数あります。

初期設定出張サポートに違いがある
例えばSo-netとBIGLOBEは初期設定出張サポートが無料で出来るので、インターネットの初期設定をお願いしたい場合はこの2つがお勧めです。
他のプロバイダは2,000円~料金が発生するようです。
セキュリティソフトも大きく違う
オプションで付けることが出来るセキュリティの種類も月額費用も微妙に違っているので重要視するところがあればそれを決め手に選んでもいいと思います。
ただしセキュリティソフトはプロバイダごとにサービス内容が変わってくるので、月額料金が安いからといって良いわけではありません。
例えばau oneのセキュリティは月額300円と一番安くなっていますが、対応出来る台数はライセンスにつき3台までです。
So-netのセキュリティ(カスペルスキー)は月額500円となっていますが、対応台数はスマホ、PCを入れて5台までです。
回線速度に違いはあるのか
プロバイダによって回線速度の違いがあるのかというと確かにあることがあります。
特にフレッツ光のプロバイダの評判等を見ていると月額500円程度の安価なプロバイダは「回線速度が安定しない」、「回線速度が遅い」という意見も多く目にします。
しかしフレッツ光の場合プロバイダによって月額500円~1,100円の価格差があるものの、auひかりはプロバイダによって月額料金が大きく変わったり、極端に回線速度が遅いというような評判が悪いプロバイダは特にありません。
そのためどのプロバイダが回線速度が速いとは一概には言えず、地域や環境によって違いが出てくることもあるかもしれませんが基本的に気にする必要はないと思います。というよりも機密保持のため内情を知ることが出来ないので実際使ってみないと(回線速度は)分からないというのが現状です。
「プロバイダによって速度が変わることはない。」
とKDDI(及び各プロバイダ)は公表しています。
ネット上ではso-netやビッグローブの悪評判が若干目立ちますが契約者数が圧倒的に多いのでそれに比例して批判意見も上がっているだけというのが現状です。
それ以外のプロバイダは全体的にシェアが小さく、特にau oneを使っている人は自分がどのプロバイダを利用しているかさえも把握しているケースが少ないです。
オススメのプロバイダを強いて上げるなら契約者数の多い「so-net」、「BIGLOBE」、「@nifty」、auひかりの純正とも言えるプロバイダの「au one」のいずれかにしておけば安心かと思います。極端に遅いということはほとんどないかと思います。
auひかりの回線速度の評判等はこちらをご参考ください。
解約違約金や契約期間は基本的に同じ
上述した通りですが、プロバイダによって基本的なプラン、契約期間、解約違約金は原則同じです。※ただしマンションプランの解約違約金が一部変わってきます。
また、auひかりはフレッツ光と違い、プロバイダのみ解約することが出来ません。プロバイダを変更したい場合はauひかりごと解約する必要があります。

auひかりのプランについて(全プロバイダ共通)
auひかりは現在大きくわけて以下の4つのプランを提供しています。
- ホーム ずっとギガ得プラン(3年ごとの自動更新)
- ホーム ギガ得プラン(2年ごとの自動更新)
- ホーム 標準プラン(自動更新なし)
- マンションプラン(自動更新なし)
- マンション お得プラン(2年ごとの自動更新)
自動更新のプランは後述する解約違約金が発生します。マンションプランは自動更新ではないため、原則違約金が発生しませんが、一部のプロバイダでは違約金が発生します。
解約に掛かる費用について
auひかりは原則自動更新となるプラン、
- 「ホーム ギガ得(2年契約)」で9,500円
- 「ホーム ずっとギガ得(3年契約)」で15,000円
- 「マンション お得プラン(3年契約)」で7,000円
では、解約月以外で解約すると表記の違約金が発生します。
自動更新ではない標準プラン(割高)とマンションタイプはいつ解約いても原則違約金が発生しません。
マンションタイプの違約金はプロバイダによって変わってきます。
まとめると以下の通りとなります。
プロバイダ名 | ずっとギガ得 (3年更新) | ギガ得 (2年更新) | マンション | マンション (お得プラン) |
---|---|---|---|---|
au one | 9,500円 | 15,000円 | なし | 7,000円 |
so-net | ||||
@nifty | ||||
ビッグローブ | ||||
@Tcom | 最低利用期間 6カ月分の残額 | |||
DTI | 最低利用期間 6カ月分の残額 | |||
ASAHIネット | なし |
@TcomとDTIのみマンションプランでも最低利用期間が設定されており、6カ月以内に解約しようとすると6カ月に満たない分の月額料金(3カ月での解約なら3カ月分)の違約金が発生します。
それ以外は掛かりません。
おすすめプロバイダはSo-net

auひかりのプロバイダでもっともおすすめなのはSo-netです。
キャッシュバック45,000円を得られますし、オプションのセキュリティサービスを契約時に同時申し込みをすると12ヶ月無料になる特典があります。
so-netのセキュリティソフトはWindows、Mac、Androidに対応し、自由な組み合わせで最大5台までの機器にインストールので単体商品としても非常に人気があります。
次いでビッグローブが人気

その次に契約者数の多いプロバイダはビッグローブです。
その理由としてはso-netもそうですが、新規申し込み時にプロバイダがキャンペーンを行っているからです。
下記リンクの代理店の場合、代理店キャッシュバックに加え、最新のWi-Fiルーターがもらえるキャンペーンをおこなっています。
さらにBIGLOBEの特徴は、初期出張サービスが初回訪問月の翌月末まで何度でも無料という点です。
光回線は何かとわからないことが多いので、出張サービスはかなり助かります。通常だと1回の訪問あたり数千円かかるので何回も呼ぶと気づいたら1万以上かかってしまう、なんてこともありますが、BIGLOBEの場合期間内なら何度でも無料です。

まとめ
上記をまとめるとauひかりのプロバイダは、
- 金額やサービスに大きな違いはない
- オプションに若干違いがある
- so-netはセキュリティソフトが秀逸
- 大きな違いは新規申込キャンペーンにあり
といった感じです。
結局どれがいいのか?
という結論を出すと、
「高額のキャッシュバックがある」
「セキュリティソフトが優れている」
「違約金が発生しない」
「割引キャンペーンがある」
の3つの理由からauひかりは圧倒的に「so-net」が選ばれているのが現状です。
次いで知名度が高くキャンペーンもある「ビッグローブ」、auショップからの申し込みが多い「au one」等が利用者が多いようです。
キャンペーンに関しては販売店等によって大きく変わってくるので下記比較ページをご一読ください。
auひかりの新規申し込みキャンペーン比較と損しない契約方法について解説します
auひかりのプロバイダについてよくある質問と回答
auひかりのプロバイダは変更できますか?
auひかりはプロバイダのみの変更ができません。プロバイダを解約する際はauひかりまるごと解約になります。
プロバイダによって支払い方法は変わってきますか?
変わってきます。クレジットカード払いはどのプロバイダも対応していますが、口座振替は一部対応していないプロバイダもあります。本ページで紹介したSo-net、ビッグローブは口座振替対応です。
ひかり電話はどのプロバイダでも利用できますか?
ひかり電話はauひかりのすべてのプロバイダにて利用できます。
プロバイダの開通工事はどれくらいの日数が掛かりますか?
時期や地域、工事業者の混雑状況によって変わってきますが、おおよそ2週間~2カ月掛からないくらいです。注文が殺到する3~4月はそれ以上かかる可能性があります。