「auひかりから他社の光回線に乗り換えたくなった」
「そもそも光回線が不要になった」
「引っ越しにより解約せざるを得なくなった」
等の理由からauひかりの解約を検討する人は多いと思います。
しかし、auひかりは解約時に違約金が発生したり、機器の返却が必要だったり、撤去工事が必要だったりと、注意すべきことがいくつかあります。
本ページではauひかりの解約の手順と解約時に注意すべき点について解説します。
<auひかり解約注意点一覧表>
解約違約金 | 自動更新プランの場合、解約時に違約金が発生するケースがある |
工事費の残額 | 工事費を分割で支払っている場合、残額があれば解約時にまとめて請求される |
機器の返却、撤去工事 | 撤去工事は原則任意。 機器の返却は必須。返却しない場合機器代金を請求される。 |
auスマートバリュー | auスマートバリューを利用している場合は同時に解約され割引がなくなる。 |
光電話・メールアドレス | 引き継ぐことが出来ないケースがある。 |
テレビなどのオプション | auひかり解約時に自動解約 |
目次
auひかりの解約方法
auひかりの解約はau(KDDI)ではなく、プロバイダの解約手続きをする必要があります。
なのでauショップ等へ行っても解約はできません。auショップで契約した人もできないようです。解約の仕方くらいは教えてくれると思いますが。
プロバイダへの連絡方法(電話番号)はいつも届く請求書やメールなどを確認してみてください。
またその際、ID(プロバイダのメールアドレス)とパスワードが必要になる場合があるので、わかる場合は手元に置いておきましょう。
回線の解約~撤去まで
解約手続き後は「機器の返却」→「撤去工事(原則任意)」の流れとなります。
機器の返却については解約時に返却する機器や宛先等を教えてくれるので必ず返却しましょう。放っておくと機器代が請求されます(詳細は後述)。
壁面に取り付けられている光コンセントとそこまで敷設されたケーブルの撤去に関しては、auひかりの場合任意での撤去となります。
撤去を依頼すると撤去工事料金(10,000円(税込11,000円))が発生します。
費用が発生するので撤去が不要な場合はそのまま残しておいても問題ありませんが、借家や賃貸アパート等の場合は修繕しなければならないので依頼する必要があります。
※ホームタイプの撤去費用は2018年3月1日以降に新規受付、変更申込みをした人の場合撤去工事が任意でなくなり、撤去工事費用が28,800円(税込31,680円)かかります。
マンションタイプ利用者の方も、そのまま残して良いケースの方が多いですが見た目が悪いなどの理由で、管理会社や光回線事業者から撤去をお願いされる場合もあります。
しかしマンションタイプの場合は撤去工事費の対象外の為、新たに費用がかかる事はありません。
更新期間以外の違約金に注意
ここからは解約時の注意点について解説します。
auひかりは多くのプランで2年、または3年ごとの自動更新となっており、更新月(解約月)以外に解約しようとすると違約金が発生してしまいます。
違約金が発生するプランと違約金の金額は以下の通り。
タイプ | プラン | 違約金(税込) |
---|---|---|
ホーム | ずっとギガ得 (3年契約) | 16,500円 |
ギガ得プラン (2年契約) | 10,450円 | |
マンション | 全プラン | 違約金不要 ただしプロバイダによって発生する場合もある。 |
マンションタイプの場合原則違約金は発生しません。
しかしプロバイダによっては違約金が発生する場合があります。
プロバイダがDTI及び@Tcomの場合は最低利用期間が定められており、6か月以内に解約するとホームタイプ、マンションプラン問わず、「月額料金+〇か月分(最低利用期間の残り月数)」が違約金として請求されます。

auひかりの更新月(更新期間)について
auひかりのホームタイプは自動更新となっているため、更新月(更新期間)以外に解約しようとすると違約金が発生します。
契約期間は、
- ずっとギガ得プラン:3年
- ギガ得プラン:2年
となっています。
更新のタイミングは少しわかりにくいですが、利用開始月(工事完了により回線が開通した月)を1か月目とし、37か月目及び38か月目(ギガ得の場合は25カ月目及び26か月目)の2か月間が更新期間となります。
例えば2015年1月に利用開始していればずっとギガ得の場合36カ月目の2018年1月と2月が更新期間となります。
この間に解約手続きを行えば違約金は発生しません。
利用開始がいつか分からないという人は電話やプロバイダのマイページ等で更新期間を確認することが可能なので確認してみてください。
マンションプランについて
マンションプランは自動更新のプランではないため、違約金は発生しません。しかし2年くらい前から新しく開始された「お得プラン」は2年間の自動更新となっています。
工事費の残額に注意
auひかりは初期工事費が他社に比べて高く、分割払いで契約している人がほとんどだと思います。
分割払いにしている人はホームタイプの場合は30か月、マンションタイプの場合は24か月以内に解約すると工事費分割代金の残額を支払う義務が生じます。
それぞれのプランの工事費は下記の通りとなっています。
- ホーム:1,250円(税込1,375)×30カ月払い
(合計37,500円(税込41,250円)) - マンション:1,250円(税込1,375円)×24カ月払い
(合計30,000円(税込33,000円))
※マンションの場合導入タイプによっては無料~1万円程度の場合があります。
※2018年3月以降の契約のホームタイプは625円(税込687.5円)×60回払いとなっています。
実質無料キャンペーンに注意
工事費はキャンペーンによって”実質無料”となることがありますが、工事費相当月額料金割引となっているので、上記期間前に途中で解約すると工事費の残額を支払う義務が生じます。
ホームタイプの場合これに合わせて違約金が発生するので、例えば「ずっとギガ得」を契約から1年で解約すると、
工事費残金22,500円(税込24,750円)(1250(税込1,375円)×18回)+15,000円(税込16,500円)(違約金)
=37,500円(税込41,250円)
の支払いが必要になります。かなり痛い出費ですね…
乗り換え、新規申込によって違約金を還元する他社光回線もあるので合わせてこちらもご一読ください。

機器返却、撤去工事費に注意
auひかりを利用する際に必要な機器(ONU及びホームゲートウェイ)はauからのレンタル機器なので解約時に返却する義務が生じます。

返却する機器は利用しているプランやプロバイダによって変わってきます。
解約の連絡を入れる際に返却が必要なものを必ず教えてくれます。
いずれの場合でも返却しなければならない機器を返却しないと下記の違約金が発生する恐れがあります。
機器の種別 | 利用期間 | 違約金 |
---|---|---|
ホームゲートウェイ | ~13カ月未満 | 8,000円(税込8,800円) |
13カ月~25カ月未満 | 4,000円(税込4,400円) | |
25カ月~37カ月未満 | 2,000円(税込2,200円) | |
37カ月以上 | 1,000円(税込1,100円) | |
VDSLモデム内蔵 ホームゲートウェイ (マンションV) | ~13カ月未満 | 18,200円(税込20,020円) |
13カ月~25カ月未満 | 12,000円(税込13,200円) | |
25カ月~37カ月未満 | 5,700円(税込6,270円) | |
37カ月以上 | 2,000円(税込2,200円) | |
ONU (マンションタイプF) | ~13カ月未満 | 14,000円(税込15,400円) |
13カ月~25カ月未満 | 11,900円(税込13,090円) | |
25カ月~37カ月未満 | 9,700円(税込10,670円) | |
37カ月以上 | 7,500円(税込8,250円) |
※参考資料:「So-net 光 (auひかり)」コース お申し込み時の注意事項
回線撤去には工事費が発生する(ホームタイプのみ)

auひかりは初期費用は実質無料となっていますが、回線撤去には別途工事費28,800円(税込31,680円)が発生します。
ホームタイプの場合撤去工事は強制となっています。
マンションタイプは義務ではなく任意です。依頼しない場合はそのままにしておくか、自分で撤去することになります。
賃貸アパート等でホームタイプを利用した場合は強制的に撤去工事が必要になってきます。
注意しましょう。
マンションタイプの場合は一般的に撤去工事をする必要はありません。
※2018年3月1日以降のお申込みは回線撤去工事は任意ではなく必須に、撤去工事費は10,000円(税込11,000円)から28,800円(税込31,680円)になりました。
auスマートバリューに注意

auひかりはスマートフォンとセットで割引がされるauスマートバリューという割引サービスがありますが、これが適用されていてauひかりを解約すると当然auスマートバリューも解約となります。
auスマートバリューはスマホ1回線に付き最大2,000円、データ定額5GB等多くの人が利用しているプランでも1,100円(税込)値引きされるのでauを家族で使っていてスマートバリューが適用されている場合、値引き額はかなり大きなものになります。
その割引が解除されると場合によってはauひかりの月額基本料以上の割引額がなくなり、逆に高く付く可能性もあります。
auスマートバリューが適用されていないか解約前に必ず確認しましょう。
auスマートバリューが適用される他の回線
auひかりエリア外に引っ越しするなどの理由でauひかりを解約せざるを得なくなった場合、引っ越し先では他のauスマートバリューが適用される光回線を検討すると良いです。
利用できるエリアはそれほど広くありませんが、現状でauひかりのスマートバリューが適用される光回線は下記の通りです。
名称 (会社名) | 説明 |
---|---|
auひかり | KDDI(au)が全国に展開する光回線。 |
auひかりちゅら | KDDIグループの沖縄セルラー電話が提供する沖縄限定の光回線。 |
so-net光プラス | so-netが提供する光コラボレーション。 |
BIGLOBE光 | BIGLOBEが提供する光コラボレーション。 |
コミュファ光 | KDDIグループの中部テレコミュニケーションが提供する中部地方(静岡、愛知、岐阜、三重)向けの光回線。 |
eo光 | 関西電力グループのケイ・オプティコムが関西地方で提供する光回線 |
Pikara | 四国電力のグループ会社、STnetが提供する四国地方向けの光回線 |
MEGAEGG | 中国電力のグループ会社、エネコムが提供する中国地方向けの光回線。 |
BBIQ | 九州電力のグループ会社、QTnetが提供する九州地方向けの光回線。 |
またJCOMを始め、多くのケーブルテレビ系でもauスマートバリューが適用されるので、auひかりが利用できないエリアで、auスマートバリューを適用させたい場合は検討ください。

光電話の番号、メールアドレスに注意

auひかりの光電話を利用している人は光電話の電話番号に注意が必要です。
光電話は他社の回線に乗り換える時、電話番号を移行出来る場合と出来ない場合があります。
移行出来るかどうかは番号の取得の仕方で決まります。
基本的にNTTの加入電話で取得した電話番号なら移行が可能ですが、au光電話で新番号を発行した場合は移行が出来ません。
一例を挙げると、
- NTTアナログ電話→au光電話→他社光電話はOK
- au光電話→他社光電話はNG
という感じです。
プロバイダのメールアドレスは使えなくなる
auひかりに限ったことではありませんが、回線を解約するとプロバイダのメールアドレスが利用できなくなるので注意が必要です。
例えばso-netの場合は「so-net.ne.jp」、ビッグローブの場合は「biglobe.ne.jp」等、プロバイダメールが利用できなくなります。
同一プロバイダ別回線(例えばso-net auひかり→so-net光コラボ等)の場合はコース変更という形でそのまま利用できます。マイページ等もそのまま利用することが可能です。
PC用のメールでプロバイダメールを利用している人は注意が必要です。
テレビサービスなどオプションに注意
auひかりテレビなどのオプションに加入している場合にも注意が必要です。
原則としてすべてのオプションがauひかり解約と同時に自動で解約されます。
そのため、解約後はそれまで見ていたauひかりテレビが見れなくなるということになります。
毎週見ていたチャンネルが見れなくなるということが起こりえますので、回線の乗り換える際は乗り換え先でも同じチャンネルが見れるのか確認しましょう。
auひかりの解約についてよくある質問と回答
auひかりの解約を検討している方のよくある質問とその回答をまとめました。
解約する際の解約窓口を教えて下さい。
auひかりは契約したプロバイダに電話して解約となります。auショップなどでは解約できないので注意してください。契約しているプロバイダの種類で電話番号は契約書や請求書などをご確認ください。
解約時に掛かる費用を教えてください。
ネットの月額料金の日割り(または1カ月分)及び電話などオプション料金の日割り(または1カ月分)、初期工事費の残額、契約解除料(解約月以外での解約の場合のみ)、回線撤去工事費(ホームタイプのみ)、宅内機器未返却違約金(返却しなかった場合のみ)となります。
引っ越しするので解約したいです。どうなりますか?
auひかりは引っ越し時の解約でも通常の解約と同じ扱いになります。移転する場合は初期工事費不要などの特典があります。
マンションタイプの撤去工事はどれくらい掛かりますか?退去しなければならないのですが。
auひかりのマンションタイプは撤去工事がありません。機器の返却のみ行ってください。ただしアパートでホームタイプを利用している場合は撤去工事が必要です。早めに解約手続きをおこなってください。
当サイトおすすめの光回線
ソフトバンクユーザーならソフトバンク光がおすすめ!キャッシュバック金額も63,400円と多く、すぐ受け取りができる数少ない光回線!
今なら55,500円分のキャッシュバックつき。さらに、ドコモユーザーは割引があり、dポイントも溜まるので、ドコモヘビーユーザーに非常にお得な光回線!
auユーザーは割引が適用され、キャッシュバック金額も多く、スマートバリュー適応の方にはおすすめな光回線!
格安で光回線を利用したい方はとくとくBB光がおすすめ!月額3,773円〜利用でき、Wi-Fiルーターも利用できるなどの特典付き!
自宅のインターネット診断ツール 現在家庭用のインターネットは光回線だけでも数百種類あります。
自分の環境にどれが適しているか、どれがお得なのかはケースバイケースです。
4つの質問に答えて自分の環境に適したインターネットを診断してみましょう!
自宅でインターネットを利用する人数は?
あなた(及び家族の方)はインターネットの動画やゲームを利用しますか?
利用しているスマホの台数を教えて下さい(家族含む)
お住まいの自宅はどのタイプ?