auひかりは原則2年、または3年の自動更新で、解約月以外で解約しようとすると違約金が発生します。
違約金はいずれもホームタイプ(一戸建てタイプ)の場合のみです。マンションプランは違約金が発生しません。
違約金の金額はプランによって変わってきます。
- ずっとギガ得プラン(3年縛り)=15,000円(税込16,500円)
- ギガ得プラン(2年縛り)=9,500円(税込10,450円)
これに加えて、2018年3月1日以降に契約した方は解約時に撤去工事費31,680円(税込)がかかることになりました。
さらに、60か月以内に解約すると工事費の分割代金が残っているのでその分も支払う必要が出てきます。
更にプロバイダによっては上記以外にも違約金が掛かる場合があり、例えばビッグローブならマンションタイプで2,000円(税込2,200円)の違約金が発生します。
例を挙げると、auひかりのずっとギガ得プラン(ホームタイプ)を1年間利用して解約した場合以下の違約金が発生します。
種別 | 発生条件 | 解除に掛かる費用 |
---|---|---|
ずっとギガ得プラン (ホームタイプ) | 3年ごとに訪れる解約月以外に解約 | 15,000円 |
工事費分割残金 (625×60回)の残り | 60か月以内に解約 | 30,000円 (625円×48回分) |
撤去工事費 | 2018年3月以降に申し込みをした方が対象 | 28,800円 |
合計(一例) | 73,800円 |
これはキツイですよね。
光回線を解約しただけで7万円近く取られるのはどう考えてもキツイです。
マンションプランの場合、プロバイダによっては違約金が発生しますが、それでも数千円程度で済みます。
が、やはり工事費はどちらも625円(税込687.5円)の60回払いなのでその分の残金は発生します。
これを何とかできないか?
というのが本ページの本題ですが、結論から言うと、
「他社の乗り換えサポート以外で違約金を免れることはできない」
と考えます。
違約金、解除料金に例外はほとんどない
auひかりの注意事項や利用規約を注意深く読んでも、友人のauショップの店員さんに聞いてもやはり上記解除料金を回避することはほぼ不可能であるという結論でした。もちろん踏み倒すなどの悪いことをしなければ…の話です。
auひかりの場合、唯一の違約金が免除される条件は、
「引っ越し後も継続利用する場合」
となっています。
引っ越しでauひかりの利用が出来なくなった場合、新しい引っ越し先でauひかりを利用するなら違約金及び工事費残額を免除されるということです。
これ以外違約金を解除する方法はありません。
例えば引っ越しにてauひかりが利用できなくなり、引っ越し先でも利用できない場合は継続利用とはならないので違約金が免除されることはありません。
フレッツ光の場合は引っ越し先で継続利用が出来なければ免除されていたんですが、auひかりの場合はもっと厳しいようです。
他社乗換サポート、キャッシュバックしかない

先述した通り、例外が「継続利用」しかないわけですから違約金が発生する状況でauひかりを解約する場合は他の回線の新規申込特典などで補てんするしかありません。
現在auひかり以外で高額キャッシュバックを行っている光回線は少ないですが、NURO光やソフトバンク光等であれば大部分を補てんすることが出来るでしょう。
NURO光の高額キャッシュバック
auひかりから別の光回線に乗り換える場合は関東・関西・東海であればNURO光が最有力候補となるでしょう。
現在フレッツ光やドコモ光等、フレッツ系の回線は新規申込キャンペーンをほとんど行っていないため、auひかりを除いて高額キャッシュバックを行っているのはNURO光だけです。
- 高額キャッシュバックが魅力
- 月額料金も他社に比べて割安
- 通信速度が速い(業界最速の2Gbps)
以上の理由から関東地方で光回線を利用する場合、NURO光がお勧めです。
ネットのみの申し込みでも必ず4.5万円のキャッシュバックを得ることが出来るので違約金の大部分を補うことが出来るでしょう。
他社乗換サポート最大10万円のソフトバンク光
ソフトバンクは現在「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」という乗り換えサポートを行っており、解約時に掛かる費用を最大10万円まで還元してくれます。
違約金などを証明できる書類の提出が必要ですが、最大10万円までなので条件さえ満たせばほぼ完全に違約金を補てんすることが出来るでしょう。
現在乗換サポートとは別に最大37,000円のキャッシュバックや24,000円分の普通為替のキャンペーンも行っているので乗り換えの場合は真っ先に検討すべき回線と言えます。
ソフトバンク光については、月額料金も割安なのでお勧めの光回線の一つと言えるでしょう。
特にソフトバンクのスマホを利用している人はセット割引があるので、その場合は早々にauひかりから乗り換えた方が逆にお得であると言えます。
光回線が不要な場合
そもそもひかり回線が不要だからauひかりを解約したいと考える人も多いでしょう。
その場合は、
- WiMAXを契約してキャッシュバックを得る
- Softbank airを契約して乗り換えサポートを受ける
という2つの手段で違約金を補てんすることが出来ます。
WiMAXは最大6万円のキャッシュバックがある
自宅でほとんどネットをしなくなったという理由でauひかりの解約を検討している場合はWiMAXを検討してみてはどうでしょうか。
WiMAXは持ち運びが出来るインターネットなので外でも家でも利用することが可能です。
Wi-Fiを常時持ち運ぶことが出来るのでスマホのプランを落として最適化することもできます。
現在5GBプランのスマホを利用している人はネット接続をWiMAXにして、プランを1GBに落とせばスマホの月額料金を2千円前後落とすことも可能です。
現在WiMAXは最大6万円のキャッシュバックキャンペーンを行っているプロバイダもあるので解除料金のほとんどを賄うことが出来るでしょう。

まとめ
auひかりの違約金、解除料金は回避することが出来ません。
なので解約後に光回線を含め、インターネットそのものの利用を辞めたいという場合は違約金が掛からない更新月に辞めることをおすすめします。
ずっとギガ得プランの場合、3年目なので36カ月目の解約月に解約すれば問題ありません。
が、通常のギガ得プラン(ホームタイプ)の場合は24か月で解約月となるのでそのタイミングで解約すると60か月で分割払いの工事費36か月分が残ってしまいます。
よってなるべく解除料金を回避したければ2年契約のギガ得プランの場合は6年間利用する必要があります。
これまで紹介してきたように現在ネット回線を新規で申し込みをすれば違約金を補てんすることが出来るものも多いので新たにネット回線を利用したい場合はそれらを検討しましょう。
※2018年3月1日以降に契約した方のみホームタイプの工事費が625円(税込687.5円)×60回となっています。それ以前に契約した方は1,250円(税込1,375円)×30回です。
※2018年3月1日以降に契約した方は、撤去工事費が必要となり、28,800円(税込31,680円)かかります。それ以前の方は任意で、10,000円(税込11,000円)です。
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