IoTの普及や5Gへの移行など、テクノロジーは日々進歩しています。そのような時代の変化に合わせて、光回線も10Gbpsという超高速通信サービスが登場しました。
今後は車の自動運転や4K動画の配信が普及されていくので、より速い通信が求められます。そこでこの記事では、10Gbpsでインターネットができる光回線や、その選び方についてお伝えします。
※記事内の料金は全て消費税込みです。
10Gbpsでインターネット通信する前に知っておきたいこと
10Gbpsの光回線を紹介する前に、知っておきたいポイントが3つあります。
- 光回線以外に環境の構築が必要
- 無線LANでは10Gbpsの通信ができない
- マンションやアパートでは10Gbpsの光回線が導入できない可能性がある
光回線以外に環境の構築が必要

まず、10Gbps対応の光回線だけでは10Gbpsの通信はできず、光回線以外の環境構築が必要です。
具体的には、次のものを用意する必要があります。
- 「10GBASE-T」または「Wi-Fi 6」対応のルーター
- 「カテゴリ6A」「カテゴリ7」「カテゴリ8」のどれかに対応したLANケーブル
- 10GBASE-TまたはWi-Fi 6対応の機器
光回線と接続するためにはルーターが必要なのですが、ルーター自体も10Gbpsに対応している必要があります。また有線接続するためのLANケーブルや、実際に通信を行うパソコンやスマホなどの機器も10Gbpsに対応したものでないといけないのです。
光回線が10Gbpsの通信速度を出せるものであっても、ルーターやLANケーブル、機器のどれか一つでも対応していなければ、10Gbpsの速度は出せません。例えばパソコンが1Gbpsまでしか対応していないと、通信はできるものの1Gbpsまでの通信しかできないのです。
通信環境は、無線の場合「Wi-Fi 6」、有線の場合「10GBASE-T」に対応している必要があります。またLANケーブルの場合はカテゴリ6A以上に対応していれば、10Gbps回線の速度を体感できます。
マンションやアパートでは10Gbpsの光回線を導入できない可能性がある

10Gbpsの光回線は、基本的に戸建て住宅のみに導入できます。そのため、ほとんどの場合はマンションやアパートには戸建てタイプの光回線を導入できません。ですが、例外的に階数が少ないマンションに戸建てタイプを導入できることもあります。
しかし、マンションに戸建てタイプの光回線を技術的に設置可能だとしても、多くの場合は実際に設置するには大家さんの許可が必要です。そこで大家さんの許可が降りなければ、10Gbpsの光回線導入は見送るしかありません。
10Gbpsでインターネットができる光回線
2023年現在、10Gbpsの通信ができるのは次の光回線です。
ひとつずつ解説します。
NURO光

料金(税込) | ホーム:5,200円 マンション:2,090円 |
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速度 | 下り速度459Mbps 上り速度436Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 3年 |
違約金 | ■NURO 光 2ギガ(3年契約)の場合 ・契約解除料:3,850円 ■NURO 光 2ギガ(2年契約)の場合 ・契約解除料:3,740円 ※NURO 光 2ギガ(契約期間なし)は契約解除料なし |
キャッシュバック | 45,000円 |
NURO光は高速の光回線で、ソフトバンク利用者はセット割でよりお得に使えます。
ソフトバンク光より月額料金が安く、ソフトバンク利用者ならNURO光の方がおすすめ。
公式サイトから申込めば、45,000円の現金キャッシュバックがもらえるため非常にお得です。
速度が仕事や動画視聴はもちろん、オンラインゲームも問題なく楽しめる光回線なので、通信速度に悩んでいる方におすすめです。
- 45,000円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金を上限60,000円まで負担
- ソニー製WiFi6対応ルーター貸し出し
- オプション申し込みで最大24,000円キャッシュバック
- 契約解除料が無料(条件あり)
※なお、安定感に関する口コミが不安な方は、ソフトバンク光も安定感がありおすすめです。

フレッツ光

料金(税込) | 東日本 ホーム:5,940円 マンション:3,250円 西日本 ホーム:5,740円 マンション:3,685円 (プロバイダ利用料550~2,200円) |
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速度 | 上り:1Gbps 下り:1Gbps |
契約手数料 | 880円 |
契約年数 | 2年 |
違約金 | 無料 |
フレッツ光はNTT東日本・西日本が運営している国内最大級の光回線サービスです。
日本全国どこでも利用できることに加え、プロバイダを自由に選べるという特徴があります。
利用予定の地域によって運営会社が変わり、月額料金が少し変わるので、契約する際は注意が必要です。
プロバイダによって受けられる特典が異なるので、プロバイダにこだわりたい方におすすめです。

auひかり

料金(税込) | ホーム:5,610円 マンション:3,800円 |
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速度 | 下り速度369Mbps 上り速度315Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 2年 |
違約金 | 16,500円 |
auひかりは、auユーザーやUQモバイルユーザーが毎月最大1,100円(税込)の割引が受けられるお得な光回線です。
独自回線で、混雑しやすい夕方〜夜でも速度が落ちにくいのも特徴。
優良代理店のGMOとくとくBB公式で申し込めば最大82,000円キャッシュバック。お得にauひかり使えます。
- 82,000円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金をさらに上限30,000円まで負担
- 高性能Wi-Fiルーター無料プレゼント
- auユーザーならauスマートバリューで「1台あたり」毎月月額最大1,100円もおトクに
※2023/11/8 更新

hi-hoひかりwith games

料金(税込) | ホーム:6,160円 マンション:4,840円 |
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速度 | 下り速度750Mbps 上り速度510Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 2年 |
違約金 | ファミリータイプ:5,600円 マンションタイプ:4,400円 |
hi-hoひかりwith gamesは、オンラインゲーム向けの光回線です。速さを重視している方におすすめです。
hi-hoひかりwith gamesには、2種類のプランがあります。「hi-hoひかりwith games」と「hi-hoNET with games」です。
「hi-hoひかりwith games」は、光回線とプロバイダサービスをセットにした光回線です。フレッツ回線を使うため、フレッツ光導入済みマンションなら工事費なしで使えます。
また最大10Gbpsの「フレッツ 光クロス」が利用可能エリア内だと、「hi-hoひかりクロスwith games」も利用することができます。通常1Gbpsの約10倍の超高速通信できるプランも契約することができます。
「hi-hoNET with games」は、プロバイダサービスのみ提供するプランです。フレッツ光を契約している人が、プロバイダのみをhi-hoに切り変える方法で利用できます。
また各プランには最上級のゲーミングルーターがセットになったルーターパックも用意されています。
hi-hoひかりwith gamesは、通常の光回線と違い専用帯域を利用できるため、混雑時間帯であってもラグが少なく快適に利用できます。
ソフトバンク光
ソフトバンク光は、ソフトバンクユーザーにおすすめの光回線。
フレッツ回線を使うため、フレッツ光導入済みマンションなら工事費なしで使えるのも特徴です。
また、工事完了まで無料でWi-Fiレンタルもできるため、引っ越し直後のインターネットにも困りません。
- 最大63,400円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金を上限100,000円まで負担
- ネット開通までの期間Wi-Fiルーターを無料レンタル
- ソフトバンクまたはY!mobileユーザーならおうち割 光セットで「1台あたり」毎月月額最大1,100円もおトクに
※2023/11/8更新

ドコモ光

料金(税込) | ホーム:5,720円 マンション:4,400円 |
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速度 | 下り速度217Mbps 上り速度182Mbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 2年 |
違約金 | 14,300円 |
ドコモ光は、ドコモユーザーにおすすめの光回線。毎月最大1,100円(税込)の割引が受けることができます。
フレッツ回線を使うため、フレッツ光導入済みマンションなら工事費なしで使えます。
新規回線工事費用は無料です。
またdポイント2,000ptがプレゼント。
- 最大65,000円現金キャッシュバック
- 乗り換えなら違約金15,000円まで負担
- 10ギガプラン申し込み場合20,000円のキャッシュバック
- 「ドコモ光セット割」で毎月月額最大1,100円もおトクに
- dポイント2,000ptがプレゼント
※2023/11/8更新

eo光

料金(税込) | マンション ・1年目~2年目 3,326円(税込) ・3年目以降 3,876円(税込) 戸建て ・1年目のみ3,248円(税込) ・2年目以降5,448円(税込) |
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速度 | 下り:1Gbps 上り:1Gbps |
契約手数料 | 3,300円 |
契約年数 | 1年 |
違約金 | 13,200円 |
関西を中心に人気なのが「eo光」です。eo光は代理店窓口を経由しても、キャンペーン内容が変わらないため、公式サイトから申し込みを行うのがおすすめ。
キャッシュバックの内容は、マンションと戸建てで異なります。
- マンションタイプ:商品券3,000円分+他社解約費用を最大1.5万円まで負担
- 戸建てタイプ:商品券1万円分+他社の解約費用を上限5万円まで負担
現金ではなく商品券でのキャッシュバックとなりますが、他社解約費用を負担してくれるのは非常に嬉しいポイント。
現在他のネット回線を契約しており、そろそろ乗り換えを検討している方におすすめです。

コミュファ光

料金(税込) | ホーム:2,980円~ マンション:2,450円~ |
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速度 | 上り:1Gbps 下り:1Gbps |
契約手数料 | 770円 |
契約期間 | 3年 |
違約金 | 11,000円(2年以内の解約) |
ミュファ光の特徴として、キャンペーンが手厚いという点が挙げられます。トップレベルの高額キャッシュバックや月額料金の割引など、特典には魅力があります。
月額料金の割引が適用されると、1Gbp+光電話+テレビが月額5,049円(税込)で利用できます。この価格は、テレビサービス付の価格としては最安値クラスです。
テレビサービスについては、もともと中部テレコミュニケーションはケーブルテレビの会社なので、サービス体制が整っている点も強みです。
サービス提供エリアが東海地方のみなのが、残念ですが、提供エリアの人であれば、豊富な特典を加味しても、申込みを検討する余地は多いにあるといえるでしょう。

10Gbps光回線の選び方
ここまで10Gbpsで通信できる光回線を紹介してきましたが、どのような基準で光回線を選べばいいのか分からない方もいると思います。
そんな方は、次の3つを基準に光回線を選びましょう。
- 対応エリア
- 料金
- プロバイダ
まず、お住まいの地域に10Gbps回線が対応しているかが重要です。10Gbps回線はエリア限定で展開されていることが多く、お住まいの地域が対応エリア外の可能性があります。
2021年現在、最も対応エリアが広い10Gbps回線はNURO光です。またどの光回線も今後エリア拡大することが考えられるので、そのときまで待つという選択肢もありでしょう。
また光回線選びに重要なポイントは、なんと言っても料金です。ここで、各10Gbps対応光回線を2年間使った場合の利用料金を比較してみました。
光回線 | 2年間の料金 (税込) *手数料・工事費込み |
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NURO光(10Gs) | 133,757円 |
フレッツ光 | 181,970円※1 |
auひかり※2 | 184,920円 |
SoftBank光 | 147,720円※2 |
ドコモ光(10ギガ タイプA) | 186,120円※3 |
eo光 | 214,011円 |
J:COM NET | 298,254円 |
コミュファ光 | 144,122円 |
※1:別途プロバイダ料が必要
※2:au携帯とセットで契約した場合
※3:工事費を24分割した場合
こうして見ると、NURO光 10Gsが一番安く見えます。しかし、auひかりやSoftBank光、ドコモ光はスマホとのセット割があります。
まとめ
この記事では、10Gbpsでインターネットができる光回線や、その選び方についてお伝えしました。
今後、5GやWi-Fi 6の普及につれて10Gbpsの光回線を提供する事業者は増え、対象エリアも拡大していくと考えられます。
ゲームや動画を見る程度であれば1Gbpsでも問題ありませんが、これからの新しい技術を先取りしたいという人は10Gbps回線の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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