WiMAXの通信速度が遅くなる原因とその対策

WiMAXを使っていると、通信速度が遅くなってしまうことがあります。
たびたび速度が遅くなると使いづらいですし、ついイライラしてしまう…という方も多いのではないでしょうか。
速度が遅くなってしまっても、その原因を把握して対策すれば大丈夫です。
意外と単純な原因で、すぐに改善できるケースもあります。
今回はWiMAXの通信速度が遅くなる4つの原因と、その対策をご紹介します。
目次
通信制限がかかっていないか
まず最初に確認するべきなのが、通信制限。
WiMAXには通常プランとギガプランがあります。それぞれの通信制限は以下のように設定されています。
- 通常プラン…月7GBまで
- ギガ放題プラン…3日で10GB まで
この容量をオーバーしてしまうと、通信制限がかかって速度1Mbps程度に遅くなってしまいます。
1Mbpsというのは、Youtube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度ですね。
ネットを通常使用する分には問題ありませんが、制限前と比較するとかなり遅くなります。
この状態で少しでも電波環境が悪いとかなり低速になってしまいます。
制限が解除されるまで待つ or 容量の追加購入
通信制限がかかっている場合の対処法には制限が解除されるまで待つ・容量の追加購入をするの2つの方法があります。
それぞれのプランで通信制限がかかった場合、その制限が解除されるのは以下の通りです。
- 通常プラン:月の途中で7Gを超えた場合→翌月に解除
- ギガ放題プラン:3日で10GBを超えた場合→2日後の2時以降に解除
上記の期間が過ぎると、自動的に速度制限が解除されます。
その他に、追加容量を購入するという方法もあります。
容量あたりの料金は下記のようになっています。
- 100MB…200円(税抜)
- 500MB…500円(税抜)
速度制限が解除されるまで、待てないという人は追加購入をオススメします。
500MBはYoutubeの動画を236分再生できる程度です。
ウェブページの表示なら、2,454回もできるので十分な容量ですね。
旧回線を拾っていないか
WiMAXには新回線である(WiMAX2+)と旧回線の(WiMAX)の2種類があります。
新しい回線であるWIMAX2+なら問題なく使えます。
WX03などのWiMAX2+の回線にしか対応していないルーター端末なら、旧回線であるWiMAXを拾うということはまずありません。
しかし旧回線にも対応しているルーター端末の場合は、旧回線を拾って速度が遅くなっている可能性があります。
回線を切り替えよう
旧回線であるWiMAXを拾っているのであれば、新回線であるWiMAX2+に切り替えれば速度の遅さは改善されます。
回線はルーター端末のタッチパネルから切り替えが可能です。
手順は各端末によって異なります。主に「通信モード設定」のタブから変更が可能です。
他の電波の干渉を受けていないか
WiMAXは他の無線機器や電子レンジ、Blutoothなどのノイズ、Wi-Fiなどが出している電波の干渉を受けることがあります。
自宅で速度が遅くなる場合や、カフェやWi-Fiスポットのある場所で速度が遅くなる場合はこれらの電波干渉が原因となっている可能性があります。
干渉元の機器を避ける
周囲に干渉を受けそうな機器がある場合は、以下の方法で対処してみましょう。
- 電子レンジや無線機器などの電源をOFFする
- 干渉を受けそうな機器から離れる
- カフェやWi-Fiスポットのある場所から移動する
この方法を行って改善されなければ、別の原因によって速度が遅くなっていると考えましょう。
電波が不調ではないか
通信エリア外に出てしまっていれば、そもそも通信はできなくなります。
また電波の入りにくい屋内・地下は、速度が遅くなることがあります。
もし屋内や地下に居るのであれば屋外・地上に出てみましょう。
それ以外の場合は以下の方法で対処しましょう。
WiMAX対応エリア確認しよう
速度が遅くなっている場所が、WiMAXのエリア外である可能性があります。
都市部ならほとんどがカバーされていますが、地方や山間部などではエリア外となって使用できないこともあります。
WiMAXの対応エリア内に入っているかどうか確認をしてみましょう。
マップはもちろん、住所を入力してピンポイントでエリア内かどうかを判定するツールもあります。
また、都市部でも大型のショッピングモールや公共施設の中にいると電波が届かないことが多いです。電車や地下鉄は届くのですが、近くに基地局がない場所では電波を拾いません。
プラスエリアモードを使う
もしWiMAX・WiMAX2+の対象外エリアとなっていても、auLTEが繋がれば通信可能です。
auLTEは基地局の数が圧倒的に多く、WiMAXの電波が届かないエリアでも利用できることが多いです。
ただし、追加料金がかかるので注意ましょう。
- プラスエリアモード:月1,005円
- 使用可能となる回線:au4GLTE(800MHz)
LTE対応のルーター端末であれば、プラスエリアモードを使用することができます。
切り替えも端末から簡単に行えます。
プラスエリアモードを使えば、WiMAX2+と4GLTEの両方の回線を同時に使用することが可能です。
ただしプラスエリアモードは月7Gまでの容量制限がかかります。
これはギガ放題でもかかってしまうので、気をつけておきましょう。
まとめ
WiMAXの通信速度が遅くなっている際に考えられる主な原因と対処法をまとめると、以下の通りになります。
- 通信制限がかかっている→解除まで待つ・容量を追加購入する
- 旧回線を拾っている→端末から回線を切り替える
- 電波干渉を受けている→干渉を受けていそうな機器の電源を切る・機器から離れる
- エリア外にいる→エリア内に入る・プラスエリアモードにする
速度が遅いと違和感を感じたら以上の点をチェックして適切に対処するようにしましょう。
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