格安スマホ

LTE使い放題、データ通信無制限の格安SIMはオススメできない?

本サイトでは「OCNモバイルONE」や「so-net LTE」等をオススメしていますがいずれも使い放題のプランはなくデータ通信に制限がある格安SIMです。

格安SIMの中にはぷららの「ぷららモバイルLTE」、日本通信の「b-mobile」、スマモバ等データ通信が無制限に出来るものも数多くあります。

しかし今のところ(2018年5月現在)これらデータ通信が無制限で使用出来るSIM(以下無制限SIM)をオススメしていません。

というのも格安SIMの仕組みを知ってしまうと無制限SIMの質の劣化は否めないからです。

ようするに無制限SIMはその性質上、通信速度が安定しないということです。

※ぷららモバイルLTEとb-mobileの無制限プランはサービス終了になりました。

格安SIMの仕組みを理解する

そもそも格安SIMとは何か?

格安SIMとはMVNO(仮想移動体通信業者)が提供する通信サービスです。

移動体通信業者とはようするに携帯電話やPHS等の無線通信網を扱う業者で、日本では主にドコモ、au、ソフトバンクを指します。MNOと呼ばれています。

格安SIM、格安スマホと呼ばれている物はMVNOが提供する一般顧客向けの通信サービスです。

ドコモやソフトバンク等のMNOは自社で無線通信網を保持していて、それぞれが自社で電波塔をどんどん建てています。

一方仮想とつく格安SIMは無線通信網を自社で保有しているわけでなく、MNOから一部回線を借りて再販することによって利用者に提供しています。

格安SIMの多くは仕入れ価格が圧倒的に安いドコモから回線の一部を買い取り再販しています。格安SIMのほとんどがドコモのモノのなのはそのためです。

電波は有限である

電波は目に見えないので容量と言われてもイマイチ実感しにくいんですが無線通信も有線通信同様データの送受信が出来る量に限界があります。

ケーブルで繋いでいる有線だとイメージしやすいと思いますが、例えば1本のLANケーブルからハブで大量に分岐させてパソコンを接続し、そのパソコンから一気に大量のデータを同時にダウンロードするとどうなるか?

1本のLANケーブルで通信出来る容量には限りがあるので当然混雑し通信速度が遅くなります。

それと同じで電波も通信出来る容量に限りがあり、許容範囲を超えると通信速度が低下します。

毎年大晦日の31日から1日にかけてメール一つさえ送りづらくなるのは日本中のユーザーが一斉に「あけおめ」メールを送るため、通信が混雑しパンクしてしまうからです。

災害時にも同様の現象が起こるのはそのためです。

許容範囲を超えて通信が行われるとデータの通り道がパンクしてしまうため、それを防ぐために大手携帯電話キャリアが月5GB等の通信制限を設けているわけです。

格安SIMも例外ではない

格安SIMは大手携帯電話キャリア、主にドコモから電波を一部買い取って再販しています。

例えばドコモの電波100のうち10%に当たる10を格安SIMが買い取って再販するとした場合、ドコモと同じレベルのパフォーマンス(通信速度)を保つにはドコモの10分の1以下の通信量でなければなりません。

数式で表すとこんな感じ。

ドコモから買い取った電波(10)一人一人のデータ通信量×ユーザー数

ドコモのプランの場合、現在のユーザー数だと5GBや3GBの通信制限ありきで現在の通信速度が保たれているわけで、これ以上極端にユーザー数が増えたり、ユーザーのデータ通信容量が増えるとパンクしてしまいます。

同様に10%しか容量がない格安SIMはユーザー数やユーザーのデータ通信量が増えすぎるとパンクしてしまいます。

無制限だとパフォーマンスを落とさざるを得ない

格安SIMがドコモと同レベルの通信速度を保つには少なくともドコモと同じ割合のユーザー数とデータ通信量である必要があります。

通信容量無制限プランにしてりまうと一人当たりの通信量が増えるので同水準を保つにはユーザー数もしくは一人当たりのデータ通信量を減らすかドコモから電波を買い取る必要があります。

そうしないとこの式が成り立たなくなりますからね。

ドコモから買い取った電波一人一人のデータ通信量×ユーザー数

例えば一人一人のデータ通信量が増えてしまった場合はユーザー数を減らすかドコモから電波を買足さないと品質が保たれません。

ユーザー数が増えた場合は一人一人のデータ通信量を減らすかドコモから電波を買足さないと品質が保たれません。

無制限SIMが制限付きSIMと同水準となるか

ここまで読んで頂けた方はもうお気づきだと思いますが無制限SIMが制限のあるSIMと同水準のパフォーマンスを維持するのには無理があると言えます。

制限のあるSIMのOCNやso-net等と無制限SIMのb-mobileやぷらら等共々、ドコモから仕入れる単価は同じです。

同じ仕入れ価格で一方は制限あり、もう一方は制限なし。提供価格を高額にしない限り同水準を保つのには無理がありますよね。

ぷららは月額約3000円で他の格安SIMの制限付きSIMよりやや高め(OCNの場合7GBで1,800円)、そして無制限プランは最大速度が3MBと普通のLTEに比べて遅いためまだ理解出来ます。速度に制限を設けることでデータ通信量が瞬間的に増えることを防いでいます。

現にぷららは無制限SIMの中では結構評判良いみたいです。安定して2MB出ていれば結構快適に使えます。

Bluetoothテザリングがボトルネックになるぐらい最近のぷらら無制限SIMがイケてる件

だけど日本通信のb-mobileはOCNの7GBと月額料金がほとんど変わらないので「どうなってんのかなあ」と疑ってしまいますね。

私は制限付きSIMがほとんどである現段階では無制限SIMはかなりリスキーだと思っています。

ユーザーが増えれば増えるほど重くなりそうだし、無制限希望者の多くは多分固定回線も引いてないだろうからね。

というわけでこのブログでは実際使ってみて快適なso-netの格安SIMやネットでも最も評判の良いIIJmioをオススメしています。

どんなに安くても回線遅すぎるんじゃあしんどいですからねえ。

ただそれでも通信制限なしの格安SIMが良いと思う人にはぷららの無制限SIMが好評なのでこちらはオススメ出来るかと思います。

詳細を書きましたのでこちらも是非ご一読ください。

通信容量無制限が良いという方にぷららモバイルLTEという選択

ABOUT ME
itaru
元フレッツ光販売員で現在中小企業のネットワーク構築とかやっています。 最近はもっぱら格安SIMに夢中です。 よろしくお願いします。

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